商品の紹介 "イタリアワインの帝王"が探し求めた理想の地、カ・マルカンダ イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。 1859年、ピエモンテ州で初代ジョヴァンニ・ガヤ氏によって創設されて以来、家族経営による徹底した品質主義を貫き、常に最高品質のワインを生み出しています。 中でも4代目当主、アンジェロ・ガヤ氏(写真)はガヤを語る上で最も欠かせない存在です。 ピエモンテの伝統あるワイン造りの中でアンジェロ氏は、バリック(小樽)、単一畑の概念、国際品種の栽培を導入し、歴史的な革新を次々と成功させてきました。 その結果、イタリアワインの評価において最も権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいて、ガヤは最高評価を歴代最多で獲得。 そして、醸造の分野で傑出した業績を挙げた人物に与えられる「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を2019年に受賞し、「帝王」の名をほしいままにしています。 そんな、アンジェロ氏が1996年に手に入れたワイナリーが、こちらのカ・マルカンダ。 ワイナリーは数々のスーパータスカンが産出されるトスカーナ州の沿岸部、ボルゲリ地区に位置しています。 カ・マルカンダとは、ピエモンテの方言で「望みのない交渉」という意味。 アンジェロ氏が幾重にも及ぶ交渉の末、念願叶って手に入れたこの土地に対する熱い想いが込められています。 カ・マルカンダの土地は、一部のトップワイナリーにしか見られない、テッレ・ブルーネ(ロームと粘土を含む黒い土)とテッレ・ビアンケ(石灰質が豊富で石や砂利を多く含む白い土)が入り混じる個性的なテロワールが特徴です。 この特異な土壌は、国際品種を栽培するのに最適な土壌であり、アンジェロ氏がボルゲリの地でワインを造るために研究に研究を重ね、ようやく発見した理想の地。 そのため、何としてでも手に入れるべくなかなか首を縦に振らない土地の所有者と18回にも及ぶ交渉を重ね、ようやく手に入れることができたのです。 ボルゲリの新たなスタイルを確立し、ガヤの真髄を次なる世代へ ワイナリー創設後、3銘柄が2000年をファーストヴィンテージとして誕生しました。 フラッグシップとなる「カマルカンダ」、イタリア人の口癖「〇〇だったらいいのにな?。 」が由来の「マガーリ」、"約束された品質"を意味する「プロミス」の3銘柄は、ガヤのボルゲリでの挑戦を象徴するワインです。 リリース当時、いずれのキュヴェも上質なメルロを主体としており、当時カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンドが主流であったボルゲリにおいて、このカ・マルカンダの存在は、「偉大な成功」と評価され、新しいボルゲリワインのスタイルを確立させました。 ワイン評論家のロバート・パーカー氏は、「アンジェロ・ガヤ氏は、自身のワインに関して常に意欲的な姿勢をみせるが、ボルゲリで手掛けている『カ・マルカンダ』のことになると、特別な愛着と情熱をうかがわせる。 この『カ・マルカンダ』は、ガヤ単体で実現・完成させた『究極のワイン造り』を表現していると言っても過言ではない。 」と高く評しています。 長い交渉の末、念願叶って手に入れたカ・マルカンダのワイナリーには、ガヤの真髄を次の世代に伝え「更なる繁栄を期待したい」というアンジェロ氏の想いが込められています。 その想いを象徴するのが、カ・マルカンダのワインに共通する糸杉の並木道を表現したラベルデザインです。 糸杉の並木道は遥か昔、今後数百年かけて成長し、素晴らしい景観になることを計算した当時の人々が植えたもの。 植樹をした本人はこの素晴らしい風景を見ることができませんが、未来の世代のために植樹をしたのです。 このストーリーのように、カ・マルカンダは4代目であるアンジェロ氏にとって、次の世代への投資でもあり、初代から続く徹底したガヤの品質管理と革新的な考え方、つまりはガヤの真髄を継承する願いが託されています。 ガヤの最前線、ボルゲリで挑む挑戦的なワイン造り 1996年のワイナリー設立から25年以上を経て、現在カ・マルカンダを取り仕切るのは、アンジェロ・ガヤ氏の右腕として活躍する娘のガヤ・ガヤ氏。 彼女は毎週のようにワイナリーに足を運び、畑やブドウの状況を細かくチェックし、「ブドウの樹齢も20年を超え、すばらしい品質のワインを生み出すことができている。 」とその品質向上に自信を見せています。 常に最高のワインを追い求めるガヤのワイン造り。 そこにはテクニックに頼らず常に変動する環境の中で、先を見据えてアクションを起こすガヤの革新的なワイン造りが深く関係しているのです。 近年ガヤでは、世界的にも問題となっている気温上昇や干ばつ、大雨や激しい雹など気候変動や環境の変化に対して、「新しいバランス」に取り組む必要があると考えています。 そのため、カ・マルカンダのワイナリーではブドウ栽培を越えた環境そのものに取り組むために、植物、昆虫、土壌、遺伝子など様々な専門家をコンサルタントに招聘。 化学的な方法ではなくより有機的に、様々な変動からのリスクにどのように対応していくのか試行錯誤を重ねています。 特に土壌には細心の注意を払い、できる限り人の手を介さずに栽培環境を保つという考えのもと ブドウ畑に花を植え、寄ってくる鳥や花粉媒介者を引き寄せることで無農薬で除草剤を使わずにブドウ栽培を行っているのです。 また、蛾などの害虫の繁殖防止用のフェロモンスティックの使用、スケールという害虫の天然の拮抗薬となるアンギルスやキルプトレムスの栽培、土壌の健康状態のバランスをとるための大麦や、穀類、ソラマメ、ブルータンジー、カラシ、クローブなどのカバークロップ(緑肥)の輪作、牛糞を原料にした独自の堆肥作り、ブドウ畑を囲む蜂の巣や木々の配置など、「新しいバランス」を目指し、ありとあらゆる取り組みを行っています。 常に進化を続けるガヤを象徴する1本 こちらのマガーリは、これまでメルロ主体の柔らかで濃密な味わいで愛され続けてきましたが、2015年よりセパージュを一新。 カベルネ・フランを主体としたカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドのブレンドに変更しています。 ガヤ氏曰く、セパージュ変更の理由は、「過去に比べて暑い夏や秋が増え、早熟品種が夏の高温と格闘する一方、暖かい秋によってカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランなどの晩熟品種の品質が安定し完熟することができるようになったから。 」とのこと。 あくまでボルゲリのテロワールを忠実に表現するための変更であり、「特に大きな抵抗はなかった。 」と語っています。 ガヤ氏の考えるボルゲリの魅力とは、「歓迎的で色彩豊か、そしてリラックスできて野性的。 」であること。 一般的に、カベルネ・フランと言えば、フランス ボルドー地方ではブレンドとして使用される補助品種としての役割のイメージが強い品種であり、単一品種で造られるロワール地方では、スミレの花のような香りと程よい酸味を備えた上品な味わいが特徴です。 一方、ブドウがしっかりと熟さなかった寒い年に造られたワインでは、独特の青い草やピーマンの香が現れることから、ネガティヴなイメージを持たれることもあります。 しかし、元々、酸が強い品種であり、しっかりと熟すことでほどよいタンニンを備えたエレガントな味わいのワインを生み出します。 ガヤ氏は「完全に熟したタイミングで収穫することで、円みや瑞々しさを失うことなく、ブーケの複雑さや、特にアロマのフレッシュさを保つことができる。 またアタックに酸味を備えることで、複雑性が増し“ボルゲリらしさ”を高めることができる。 」と語ります。 マガーリのしなやかでエレガントな味わいは、カベルネ・フランの新たな一面を引き出すと同時に、ボルゲリの魅力を忠実に表現しているのです。 綺麗な酸を持ったエレガントな味わい 外観は、輝きのある深みのあるガーネットの色調。 グラスからは、熟したブラックチェリーやブラックベリ―などの黒系果実に、ブラッドオレンジのような酸味を伴う柑橘系果実のアロマが立ち上ります。 さらにハーブの若々しいニュアンスや、スミレの華やかな香り、上品なオーク由来のバニラやスパイスの風味が溶け込んでいます。 口に含むと、非常にジューシーで、綺麗な酸味と滑らかなタンニンが心地の良い仕上がり。 しっかりとしたストラクチャーと、驚くほどしなやかな飲み口が魅力の、エレガンス溢れる味わいです。 イタリア最高峰ワイナリーの名を揺るぎないものとした今も尚、情熱を持って次々と新たな革新に挑戦するガヤ。 留まることなく進化を続けるカ・マルカンダの魅力を、ぜひご堪能下さい。 2021 MAGARI / GAJA ※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。
【エノテカ公式直営】赤ワイン 2021年 マガーリ / カ・マルカンダ(ガヤ)イタリア トスカーナ ボルゲリ 750ml ワイン 11,000 円
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商品の紹介 "イタリアワインの帝王"が探し求めた理想の地、カ・マルカンダ イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。 1859年、ピエモンテ州で初代ジョヴァンニ・ガヤ氏によって創設されて以来、家族経営による徹底した品質主義を貫き、常に最高品質のワインを生み出しています。 中でも4代目当主、アンジェロ・ガヤ氏(写真)はガヤを語る上で最も欠かせない存在です。 ピエモンテの伝統あるワイン造りの中でアンジェロ氏は、バリック(小樽)、単一畑の概念、国際品種の栽培を導入し、歴史的な革新を次々と成功させてきました。 その結果、イタリアワインの評価において最も権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいて、ガヤは最高評価を歴代最多で獲得。 そして、醸造の分野で傑出した業績を挙げた人物に与えられる「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を2019年に受賞し、「帝王」の名をほしいままにしています。 そんな、アンジェロ氏が1996年に手に入れたワイナリーが、こちらのカ・マルカンダ。 ワイナリーは数々のスーパータスカンが産出されるトスカーナ州の沿岸部、ボルゲリ地区に位置しています。 カ・マルカンダとは、ピエモンテの方言で「望みのない交渉」という意味。 アンジェロ氏が幾重にも及ぶ交渉の末、念願叶って手に入れたこの土地に対する熱い想いが込められています。 カ・マルカンダの土地は、一部のトップワイナリーにしか見られない、テッレ・ブルーネ(ロームと粘土を含む黒い土)とテッレ・ビアンケ(石灰質が豊富で石や砂利を多く含む白い土)が入り混じる個性的なテロワールが特徴です。 この特異な土壌は、国際品種を栽培するのに最適な土壌であり、アンジェロ氏がボルゲリの地でワインを造るために研究に研究を重ね、ようやく発見した理想の地。 そのため、何としてでも手に入れるべくなかなか首を縦に振らない土地の所有者と18回にも及ぶ交渉を重ね、ようやく手に入れることができたのです。 ボルゲリの新たなスタイルを確立し、ガヤの真髄を次なる世代へ ワイナリー創設後、3銘柄が2000年をファーストヴィンテージとして誕生しました。 フラッグシップとなる「カマルカンダ」、イタリア人の口癖「〇〇だったらいいのにな?。 」が由来の「マガーリ」、"約束された品質"を意味する「プロミス」の3銘柄は、ガヤのボルゲリでの挑戦を象徴するワインです。 リリース当時、いずれのキュヴェも上質なメルロを主体としており、当時カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンドが主流であったボルゲリにおいて、このカ・マルカンダの存在は、「偉大な成功」と評価され、新しいボルゲリワインのスタイルを確立させました。 ワイン評論家のロバート・パーカー氏は、「アンジェロ・ガヤ氏は、自身のワインに関して常に意欲的な姿勢をみせるが、ボルゲリで手掛けている『カ・マルカンダ』のことになると、特別な愛着と情熱をうかがわせる。 この『カ・マルカンダ』は、ガヤ単体で実現・完成させた『究極のワイン造り』を表現していると言っても過言ではない。 」と高く評しています。 長い交渉の末、念願叶って手に入れたカ・マルカンダのワイナリーには、ガヤの真髄を次の世代に伝え「更なる繁栄を期待したい」というアンジェロ氏の想いが込められています。 その想いを象徴するのが、カ・マルカンダのワインに共通する糸杉の並木道を表現したラベルデザインです。 糸杉の並木道は遥か昔、今後数百年かけて成長し、素晴らしい景観になることを計算した当時の人々が植えたもの。 植樹をした本人はこの素晴らしい風景を見ることができませんが、未来の世代のために植樹をしたのです。 このストーリーのように、カ・マルカンダは4代目であるアンジェロ氏にとって、次の世代への投資でもあり、初代から続く徹底したガヤの品質管理と革新的な考え方、つまりはガヤの真髄を継承する願いが託されています。 ガヤの最前線、ボルゲリで挑む挑戦的なワイン造り 1996年のワイナリー設立から25年以上を経て、現在カ・マルカンダを取り仕切るのは、アンジェロ・ガヤ氏の右腕として活躍する娘のガヤ・ガヤ氏。 彼女は毎週のようにワイナリーに足を運び、畑やブドウの状況を細かくチェックし、「ブドウの樹齢も20年を超え、すばらしい品質のワインを生み出すことができている。 」とその品質向上に自信を見せています。 常に最高のワインを追い求めるガヤのワイン造り。 そこにはテクニックに頼らず常に変動する環境の中で、先を見据えてアクションを起こすガヤの革新的なワイン造りが深く関係しているのです。 近年ガヤでは、世界的にも問題となっている気温上昇や干ばつ、大雨や激しい雹など気候変動や環境の変化に対して、「新しいバランス」に取り組む必要があると考えています。 そのため、カ・マルカンダのワイナリーではブドウ栽培を越えた環境そのものに取り組むために、植物、昆虫、土壌、遺伝子など様々な専門家をコンサルタントに招聘。 化学的な方法ではなくより有機的に、様々な変動からのリスクにどのように対応していくのか試行錯誤を重ねています。 特に土壌には細心の注意を払い、できる限り人の手を介さずに栽培環境を保つという考えのもと ブドウ畑に花を植え、寄ってくる鳥や花粉媒介者を引き寄せることで無農薬で除草剤を使わずにブドウ栽培を行っているのです。 また、蛾などの害虫の繁殖防止用のフェロモンスティックの使用、スケールという害虫の天然の拮抗薬となるアンギルスやキルプトレムスの栽培、土壌の健康状態のバランスをとるための大麦や、穀類、ソラマメ、ブルータンジー、カラシ、クローブなどのカバークロップ(緑肥)の輪作、牛糞を原料にした独自の堆肥作り、ブドウ畑を囲む蜂の巣や木々の配置など、「新しいバランス」を目指し、ありとあらゆる取り組みを行っています。 常に進化を続けるガヤを象徴する1本 こちらのマガーリは、これまでメルロ主体の柔らかで濃密な味わいで愛され続けてきましたが、2015年よりセパージュを一新。 カベルネ・フランを主体としたカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドのブレンドに変更しています。 ガヤ氏曰く、セパージュ変更の理由は、「過去に比べて暑い夏や秋が増え、早熟品種が夏の高温と格闘する一方、暖かい秋によってカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランなどの晩熟品種の品質が安定し完熟することができるようになったから。 」とのこと。 あくまでボルゲリのテロワールを忠実に表現するための変更であり、「特に大きな抵抗はなかった。 」と語っています。 ガヤ氏の考えるボルゲリの魅力とは、「歓迎的で色彩豊か、そしてリラックスできて野性的。 」であること。 一般的に、カベルネ・フランと言えば、フランス ボルドー地方ではブレンドとして使用される補助品種としての役割のイメージが強い品種であり、単一品種で造られるロワール地方では、スミレの花のような香りと程よい酸味を備えた上品な味わいが特徴です。 一方、ブドウがしっかりと熟さなかった寒い年に造られたワインでは、独特の青い草やピーマンの香が現れることから、ネガティヴなイメージを持たれることもあります。 しかし、元々、酸が強い品種であり、しっかりと熟すことでほどよいタンニンを備えたエレガントな味わいのワインを生み出します。 ガヤ氏は「完全に熟したタイミングで収穫することで、円みや瑞々しさを失うことなく、ブーケの複雑さや、特にアロマのフレッシュさを保つことができる。 またアタックに酸味を備えることで、複雑性が増し“ボルゲリらしさ”を高めることができる。 」と語ります。 マガーリのしなやかでエレガントな味わいは、カベルネ・フランの新たな一面を引き出すと同時に、ボルゲリの魅力を忠実に表現しているのです。 綺麗な酸を持ったエレガントな味わい 外観は、輝きのある深みのあるガーネットの色調。 グラスからは、熟したブラックチェリーやブラックベリ―などの黒系果実に、ブラッドオレンジのような酸味を伴う柑橘系果実のアロマが立ち上ります。 さらにハーブの若々しいニュアンスや、スミレの華やかな香り、上品なオーク由来のバニラやスパイスの風味が溶け込んでいます。 口に含むと、非常にジューシーで、綺麗な酸味と滑らかなタンニンが心地の良い仕上がり。 しっかりとしたストラクチャーと、驚くほどしなやかな飲み口が魅力の、エレガンス溢れる味わいです。 イタリア最高峰ワイナリーの名を揺るぎないものとした今も尚、情熱を持って次々と新たな革新に挑戦するガヤ。 留まることなく進化を続けるカ・マルカンダの魅力を、ぜひご堪能下さい。 2021 MAGARI / GAJA ※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。
【エノテカ公式直営】赤ワイン 2020年 ロッソ・ディ・モンタルチーノ / ビオンディ・サンティ イタリア トスカーナ モンタルチーノ 750ml 11,000 円
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商品の紹介 "イタリアワインの帝王"が探し求めた理想の地、カ・マルカンダ イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。 1859年、ピエモンテ州で初代ジョヴァンニ・ガヤ氏によって創設されて以来、家族経営による徹底した品質主義を貫き、常に最高品質のワインを生み出しています。 中でも4代目当主、アンジェロ・ガヤ氏(写真)はガヤを語る上で最も欠かせない存在です。 ピエモンテの伝統あるワイン造りの中でアンジェロ氏は、バリック(小樽)、単一畑の概念、国際品種の栽培を導入し、歴史的な革新を次々と成功させてきました。 その結果、イタリアワインの評価において最も権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいて、ガヤは最高評価を歴代最多で獲得。 そして、醸造の分野で傑出した業績を挙げた人物に与えられる「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を2019年に受賞し、「帝王」の名をほしいままにしています。 そんな、アンジェロ氏が1996年に手に入れたワイナリーが、こちらのカ・マルカンダ。 ワイナリーは数々のスーパータスカンが産出されるトスカーナ州の沿岸部、ボルゲリ地区に位置しています。 カ・マルカンダとは、ピエモンテの方言で「望みのない交渉」という意味。 アンジェロ氏が幾重にも及ぶ交渉の末、念願叶って手に入れたこの土地に対する熱い想いが込められています。 カ・マルカンダの土地は、一部のトップワイナリーにしか見られない、テッレ・ブルーネ(ロームと粘土を含む黒い土)とテッレ・ビアンケ(石灰質が豊富で石や砂利を多く含む白い土)が入り混じる個性的なテロワールが特徴です。 この特異な土壌は、国際品種を栽培するのに最適な土壌であり、アンジェロ氏がボルゲリの地でワインを造るために研究に研究を重ね、ようやく発見した理想の地。 そのため、何としてでも手に入れるべくなかなか首を縦に振らない土地の所有者と18回にも及ぶ交渉を重ね、ようやく手に入れることができたのです。 ボルゲリの新たなスタイルを確立し、ガヤの真髄を次なる世代へ ワイナリー創設後、3銘柄が2000年をファーストヴィンテージとして誕生しました。 フラッグシップとなる「カマルカンダ」、イタリア人の口癖「〇〇だったらいいのにな?。 」が由来の「マガーリ」、"約束された品質"を意味する「プロミス」の3銘柄は、ガヤのボルゲリでの挑戦を象徴するワインです。 リリース当時、いずれのキュヴェも上質なメルロを主体としており、当時カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンドが主流であったボルゲリにおいて、このカ・マルカンダの存在は、「偉大な成功」と評価され、新しいボルゲリワインのスタイルを確立させました。 ワイン評論家のロバート・パーカー氏は、「アンジェロ・ガヤ氏は、自身のワインに関して常に意欲的な姿勢をみせるが、ボルゲリで手掛けている『カ・マルカンダ』のことになると、特別な愛着と情熱をうかがわせる。 この『カ・マルカンダ』は、ガヤ単体で実現・完成させた『究極のワイン造り』を表現していると言っても過言ではない。 」と高く評しています。 長い交渉の末、念願叶って手に入れたカ・マルカンダのワイナリーには、ガヤの真髄を次の世代に伝え「更なる繁栄を期待したい」というアンジェロ氏の想いが込められています。 その想いを象徴するのが、カ・マルカンダのワインに共通する糸杉の並木道を表現したラベルデザインです。 糸杉の並木道は遥か昔、今後数百年かけて成長し、素晴らしい景観になることを計算した当時の人々が植えたもの。 植樹をした本人はこの素晴らしい風景を見ることができませんが、未来の世代のために植樹をしたのです。 このストーリーのように、カ・マルカンダは4代目であるアンジェロ氏にとって、次の世代への投資でもあり、初代から続く徹底したガヤの品質管理と革新的な考え方、つまりはガヤの真髄を継承する願いが託されています。 ガヤの最前線、ボルゲリで挑む挑戦的なワイン造り 1996年のワイナリー設立から25年以上を経て、現在カ・マルカンダを取り仕切るのは、アンジェロ・ガヤ氏の右腕として活躍する娘のガヤ・ガヤ氏。 彼女は毎週のようにワイナリーに足を運び、畑やブドウの状況を細かくチェックし、「ブドウの樹齢も20年を超え、すばらしい品質のワインを生み出すことができている。 」とその品質向上に自信を見せています。 常に最高のワインを追い求めるガヤのワイン造り。 そこにはテクニックに頼らず常に変動する環境の中で、先を見据えてアクションを起こすガヤの革新的なワイン造りが深く関係しているのです。 近年ガヤでは、世界的にも問題となっている気温上昇や干ばつ、大雨や激しい雹など気候変動や環境の変化に対して、「新しいバランス」に取り組む必要があると考えています。 そのため、カ・マルカンダのワイナリーではブドウ栽培を越えた環境そのものに取り組むために、植物、昆虫、土壌、遺伝子など様々な専門家をコンサルタントに招聘。 化学的な方法ではなくより有機的に、様々な変動からのリスクにどのように対応していくのか試行錯誤を重ねています。 特に土壌には細心の注意を払い、できる限り人の手を介さずに栽培環境を保つという考えのもと ブドウ畑に花を植え、寄ってくる鳥や花粉媒介者を引き寄せることで無農薬で除草剤を使わずにブドウ栽培を行っているのです。 また、蛾などの害虫の繁殖防止用のフェロモンスティックの使用、スケールという害虫の天然の拮抗薬となるアンギルスやキルプトレムスの栽培、土壌の健康状態のバランスをとるための大麦や、穀類、ソラマメ、ブルータンジー、カラシ、クローブなどのカバークロップ(緑肥)の輪作、牛糞を原料にした独自の堆肥作り、ブドウ畑を囲む蜂の巣や木々の配置など、「新しいバランス」を目指し、ありとあらゆる取り組みを行っています。 常に進化を続けるガヤを象徴する1本 こちらのマガーリは、これまでメルロ主体の柔らかで濃密な味わいで愛され続けてきましたが、2015年よりセパージュを一新。 カベルネ・フランを主体としたカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドのブレンドに変更しています。 ガヤ氏曰く、セパージュ変更の理由は、「過去に比べて暑い夏や秋が増え、早熟品種が夏の高温と格闘する一方、暖かい秋によってカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランなどの晩熟品種の品質が安定し完熟することができるようになったから。 」とのこと。 あくまでボルゲリのテロワールを忠実に表現するための変更であり、「特に大きな抵抗はなかった。 」と語っています。 ガヤ氏の考えるボルゲリの魅力とは、「歓迎的で色彩豊か、そしてリラックスできて野性的。 」であること。 一般的に、カベルネ・フランと言えば、フランス ボルドー地方ではブレンドとして使用される補助品種としての役割のイメージが強い品種であり、単一品種で造られるロワール地方では、スミレの花のような香りと程よい酸味を備えた上品な味わいが特徴です。 一方、ブドウがしっかりと熟さなかった寒い年に造られたワインでは、独特の青い草やピーマンの香が現れることから、ネガティヴなイメージを持たれることもあります。 しかし、元々、酸が強い品種であり、しっかりと熟すことでほどよいタンニンを備えたエレガントな味わいのワインを生み出します。 ガヤ氏は「完全に熟したタイミングで収穫することで、円みや瑞々しさを失うことなく、ブーケの複雑さや、特にアロマのフレッシュさを保つことができる。 またアタックに酸味を備えることで、複雑性が増し“ボルゲリらしさ”を高めることができる。 」と語ります。 マガーリのしなやかでエレガントな味わいは、カベルネ・フランの新たな一面を引き出すと同時に、ボルゲリの魅力を忠実に表現しているのです。 綺麗な酸を持ったエレガントな味わい 外観は、輝きのある深みのあるガーネットの色調。 グラスからは、熟したブラックチェリーやブラックベリ―などの黒系果実に、ブラッドオレンジのような酸味を伴う柑橘系果実のアロマが立ち上ります。 さらにハーブの若々しいニュアンスや、スミレの華やかな香り、上品なオーク由来のバニラやスパイスの風味が溶け込んでいます。 口に含むと、非常にジューシーで、綺麗な酸味と滑らかなタンニンが心地の良い仕上がり。 しっかりとしたストラクチャーと、驚くほどしなやかな飲み口が魅力の、エレガンス溢れる味わいです。 イタリア最高峰ワイナリーの名を揺るぎないものとした今も尚、情熱を持って次々と新たな革新に挑戦するガヤ。 留まることなく進化を続けるカ・マルカンダの魅力を、ぜひご堪能下さい。 2021 MAGARI / GAJA ※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。
【エノテカ公式直営】赤ワイン 2018年 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ [ハーフボトル] / ピエヴェ・サンタ・レスティトゥータ (ガヤ) イタリア トスカーナ モンタルチーノ 375ml 7,150 円
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商品の紹介 "イタリアワインの帝王"が探し求めた理想の地、カ・マルカンダ イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。 1859年、ピエモンテ州で初代ジョヴァンニ・ガヤ氏によって創設されて以来、家族経営による徹底した品質主義を貫き、常に最高品質のワインを生み出しています。 中でも4代目当主、アンジェロ・ガヤ氏(写真)はガヤを語る上で最も欠かせない存在です。 ピエモンテの伝統あるワイン造りの中でアンジェロ氏は、バリック(小樽)、単一畑の概念、国際品種の栽培を導入し、歴史的な革新を次々と成功させてきました。 その結果、イタリアワインの評価において最も権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいて、ガヤは最高評価を歴代最多で獲得。 そして、醸造の分野で傑出した業績を挙げた人物に与えられる「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を2019年に受賞し、「帝王」の名をほしいままにしています。 そんな、アンジェロ氏が1996年に手に入れたワイナリーが、こちらのカ・マルカンダ。 ワイナリーは数々のスーパータスカンが産出されるトスカーナ州の沿岸部、ボルゲリ地区に位置しています。 カ・マルカンダとは、ピエモンテの方言で「望みのない交渉」という意味。 アンジェロ氏が幾重にも及ぶ交渉の末、念願叶って手に入れたこの土地に対する熱い想いが込められています。 カ・マルカンダの土地は、一部のトップワイナリーにしか見られない、テッレ・ブルーネ(ロームと粘土を含む黒い土)とテッレ・ビアンケ(石灰質が豊富で石や砂利を多く含む白い土)が入り混じる個性的なテロワールが特徴です。 この特異な土壌は、国際品種を栽培するのに最適な土壌であり、アンジェロ氏がボルゲリの地でワインを造るために研究に研究を重ね、ようやく発見した理想の地。 そのため、何としてでも手に入れるべくなかなか首を縦に振らない土地の所有者と18回にも及ぶ交渉を重ね、ようやく手に入れることができたのです。 ボルゲリの新たなスタイルを確立し、ガヤの真髄を次なる世代へ ワイナリー創設後、3銘柄が2000年をファーストヴィンテージとして誕生しました。 フラッグシップとなる「カマルカンダ」、イタリア人の口癖「〇〇だったらいいのにな?。 」が由来の「マガーリ」、"約束された品質"を意味する「プロミス」の3銘柄は、ガヤのボルゲリでの挑戦を象徴するワインです。 リリース当時、いずれのキュヴェも上質なメルロを主体としており、当時カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンドが主流であったボルゲリにおいて、このカ・マルカンダの存在は、「偉大な成功」と評価され、新しいボルゲリワインのスタイルを確立させました。 ワイン評論家のロバート・パーカー氏は、「アンジェロ・ガヤ氏は、自身のワインに関して常に意欲的な姿勢をみせるが、ボルゲリで手掛けている『カ・マルカンダ』のことになると、特別な愛着と情熱をうかがわせる。 この『カ・マルカンダ』は、ガヤ単体で実現・完成させた『究極のワイン造り』を表現していると言っても過言ではない。 」と高く評しています。 長い交渉の末、念願叶って手に入れたカ・マルカンダのワイナリーには、ガヤの真髄を次の世代に伝え「更なる繁栄を期待したい」というアンジェロ氏の想いが込められています。 その想いを象徴するのが、カ・マルカンダのワインに共通する糸杉の並木道を表現したラベルデザインです。 糸杉の並木道は遥か昔、今後数百年かけて成長し、素晴らしい景観になることを計算した当時の人々が植えたもの。 植樹をした本人はこの素晴らしい風景を見ることができませんが、未来の世代のために植樹をしたのです。 このストーリーのように、カ・マルカンダは4代目であるアンジェロ氏にとって、次の世代への投資でもあり、初代から続く徹底したガヤの品質管理と革新的な考え方、つまりはガヤの真髄を継承する願いが託されています。 ガヤの最前線、ボルゲリで挑む挑戦的なワイン造り 1996年のワイナリー設立から25年以上を経て、現在カ・マルカンダを取り仕切るのは、アンジェロ・ガヤ氏の右腕として活躍する娘のガヤ・ガヤ氏。 彼女は毎週のようにワイナリーに足を運び、畑やブドウの状況を細かくチェックし、「ブドウの樹齢も20年を超え、すばらしい品質のワインを生み出すことができている。 」とその品質向上に自信を見せています。 常に最高のワインを追い求めるガヤのワイン造り。 そこにはテクニックに頼らず常に変動する環境の中で、先を見据えてアクションを起こすガヤの革新的なワイン造りが深く関係しているのです。 近年ガヤでは、世界的にも問題となっている気温上昇や干ばつ、大雨や激しい雹など気候変動や環境の変化に対して、「新しいバランス」に取り組む必要があると考えています。 そのため、カ・マルカンダのワイナリーではブドウ栽培を越えた環境そのものに取り組むために、植物、昆虫、土壌、遺伝子など様々な専門家をコンサルタントに招聘。 化学的な方法ではなくより有機的に、様々な変動からのリスクにどのように対応していくのか試行錯誤を重ねています。 特に土壌には細心の注意を払い、できる限り人の手を介さずに栽培環境を保つという考えのもと ブドウ畑に花を植え、寄ってくる鳥や花粉媒介者を引き寄せることで無農薬で除草剤を使わずにブドウ栽培を行っているのです。 また、蛾などの害虫の繁殖防止用のフェロモンスティックの使用、スケールという害虫の天然の拮抗薬となるアンギルスやキルプトレムスの栽培、土壌の健康状態のバランスをとるための大麦や、穀類、ソラマメ、ブルータンジー、カラシ、クローブなどのカバークロップ(緑肥)の輪作、牛糞を原料にした独自の堆肥作り、ブドウ畑を囲む蜂の巣や木々の配置など、「新しいバランス」を目指し、ありとあらゆる取り組みを行っています。 常に進化を続けるガヤを象徴する1本 こちらのマガーリは、これまでメルロ主体の柔らかで濃密な味わいで愛され続けてきましたが、2015年よりセパージュを一新。 カベルネ・フランを主体としたカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドのブレンドに変更しています。 ガヤ氏曰く、セパージュ変更の理由は、「過去に比べて暑い夏や秋が増え、早熟品種が夏の高温と格闘する一方、暖かい秋によってカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランなどの晩熟品種の品質が安定し完熟することができるようになったから。 」とのこと。 あくまでボルゲリのテロワールを忠実に表現するための変更であり、「特に大きな抵抗はなかった。 」と語っています。 ガヤ氏の考えるボルゲリの魅力とは、「歓迎的で色彩豊か、そしてリラックスできて野性的。 」であること。 一般的に、カベルネ・フランと言えば、フランス ボルドー地方ではブレンドとして使用される補助品種としての役割のイメージが強い品種であり、単一品種で造られるロワール地方では、スミレの花のような香りと程よい酸味を備えた上品な味わいが特徴です。 一方、ブドウがしっかりと熟さなかった寒い年に造られたワインでは、独特の青い草やピーマンの香が現れることから、ネガティヴなイメージを持たれることもあります。 しかし、元々、酸が強い品種であり、しっかりと熟すことでほどよいタンニンを備えたエレガントな味わいのワインを生み出します。 ガヤ氏は「完全に熟したタイミングで収穫することで、円みや瑞々しさを失うことなく、ブーケの複雑さや、特にアロマのフレッシュさを保つことができる。 またアタックに酸味を備えることで、複雑性が増し“ボルゲリらしさ”を高めることができる。 」と語ります。 マガーリのしなやかでエレガントな味わいは、カベルネ・フランの新たな一面を引き出すと同時に、ボルゲリの魅力を忠実に表現しているのです。 綺麗な酸を持ったエレガントな味わい 外観は、輝きのある深みのあるガーネットの色調。 グラスからは、熟したブラックチェリーやブラックベリ―などの黒系果実に、ブラッドオレンジのような酸味を伴う柑橘系果実のアロマが立ち上ります。 さらにハーブの若々しいニュアンスや、スミレの華やかな香り、上品なオーク由来のバニラやスパイスの風味が溶け込んでいます。 口に含むと、非常にジューシーで、綺麗な酸味と滑らかなタンニンが心地の良い仕上がり。 しっかりとしたストラクチャーと、驚くほどしなやかな飲み口が魅力の、エレガンス溢れる味わいです。 イタリア最高峰ワイナリーの名を揺るぎないものとした今も尚、情熱を持って次々と新たな革新に挑戦するガヤ。 留まることなく進化を続けるカ・マルカンダの魅力を、ぜひご堪能下さい。 2021 MAGARI / GAJA ※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。
【エノテカ公式直営】赤ワイン 2021年 片丘メルロ フレンチオーク 日本 長野県 750ml 4,730 円
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商品の紹介 "イタリアワインの帝王"が探し求めた理想の地、カ・マルカンダ イタリアワイン界の帝王として、最高峰の地位を不動のものとしているガヤ。 1859年、ピエモンテ州で初代ジョヴァンニ・ガヤ氏によって創設されて以来、家族経営による徹底した品質主義を貫き、常に最高品質のワインを生み出しています。 中でも4代目当主、アンジェロ・ガヤ氏(写真)はガヤを語る上で最も欠かせない存在です。 ピエモンテの伝統あるワイン造りの中でアンジェロ氏は、バリック(小樽)、単一畑の概念、国際品種の栽培を導入し、歴史的な革新を次々と成功させてきました。 その結果、イタリアワインの評価において最も権威ある評価誌ガンベロ・ロッソにおいて、ガヤは最高評価を歴代最多で獲得。 そして、醸造の分野で傑出した業績を挙げた人物に与えられる「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を2019年に受賞し、「帝王」の名をほしいままにしています。 そんな、アンジェロ氏が1996年に手に入れたワイナリーが、こちらのカ・マルカンダ。 ワイナリーは数々のスーパータスカンが産出されるトスカーナ州の沿岸部、ボルゲリ地区に位置しています。 カ・マルカンダとは、ピエモンテの方言で「望みのない交渉」という意味。 アンジェロ氏が幾重にも及ぶ交渉の末、念願叶って手に入れたこの土地に対する熱い想いが込められています。 カ・マルカンダの土地は、一部のトップワイナリーにしか見られない、テッレ・ブルーネ(ロームと粘土を含む黒い土)とテッレ・ビアンケ(石灰質が豊富で石や砂利を多く含む白い土)が入り混じる個性的なテロワールが特徴です。 この特異な土壌は、国際品種を栽培するのに最適な土壌であり、アンジェロ氏がボルゲリの地でワインを造るために研究に研究を重ね、ようやく発見した理想の地。 そのため、何としてでも手に入れるべくなかなか首を縦に振らない土地の所有者と18回にも及ぶ交渉を重ね、ようやく手に入れることができたのです。 ボルゲリの新たなスタイルを確立し、ガヤの真髄を次なる世代へ ワイナリー創設後、3銘柄が2000年をファーストヴィンテージとして誕生しました。 フラッグシップとなる「カマルカンダ」、イタリア人の口癖「〇〇だったらいいのにな?。 」が由来の「マガーリ」、"約束された品質"を意味する「プロミス」の3銘柄は、ガヤのボルゲリでの挑戦を象徴するワインです。 リリース当時、いずれのキュヴェも上質なメルロを主体としており、当時カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンドが主流であったボルゲリにおいて、このカ・マルカンダの存在は、「偉大な成功」と評価され、新しいボルゲリワインのスタイルを確立させました。 ワイン評論家のロバート・パーカー氏は、「アンジェロ・ガヤ氏は、自身のワインに関して常に意欲的な姿勢をみせるが、ボルゲリで手掛けている『カ・マルカンダ』のことになると、特別な愛着と情熱をうかがわせる。 この『カ・マルカンダ』は、ガヤ単体で実現・完成させた『究極のワイン造り』を表現していると言っても過言ではない。 」と高く評しています。 長い交渉の末、念願叶って手に入れたカ・マルカンダのワイナリーには、ガヤの真髄を次の世代に伝え「更なる繁栄を期待したい」というアンジェロ氏の想いが込められています。 その想いを象徴するのが、カ・マルカンダのワインに共通する糸杉の並木道を表現したラベルデザインです。 糸杉の並木道は遥か昔、今後数百年かけて成長し、素晴らしい景観になることを計算した当時の人々が植えたもの。 植樹をした本人はこの素晴らしい風景を見ることができませんが、未来の世代のために植樹をしたのです。 このストーリーのように、カ・マルカンダは4代目であるアンジェロ氏にとって、次の世代への投資でもあり、初代から続く徹底したガヤの品質管理と革新的な考え方、つまりはガヤの真髄を継承する願いが託されています。 ガヤの最前線、ボルゲリで挑む挑戦的なワイン造り 1996年のワイナリー設立から25年以上を経て、現在カ・マルカンダを取り仕切るのは、アンジェロ・ガヤ氏の右腕として活躍する娘のガヤ・ガヤ氏。 彼女は毎週のようにワイナリーに足を運び、畑やブドウの状況を細かくチェックし、「ブドウの樹齢も20年を超え、すばらしい品質のワインを生み出すことができている。 」とその品質向上に自信を見せています。 常に最高のワインを追い求めるガヤのワイン造り。 そこにはテクニックに頼らず常に変動する環境の中で、先を見据えてアクションを起こすガヤの革新的なワイン造りが深く関係しているのです。 近年ガヤでは、世界的にも問題となっている気温上昇や干ばつ、大雨や激しい雹など気候変動や環境の変化に対して、「新しいバランス」に取り組む必要があると考えています。 そのため、カ・マルカンダのワイナリーではブドウ栽培を越えた環境そのものに取り組むために、植物、昆虫、土壌、遺伝子など様々な専門家をコンサルタントに招聘。 化学的な方法ではなくより有機的に、様々な変動からのリスクにどのように対応していくのか試行錯誤を重ねています。 特に土壌には細心の注意を払い、できる限り人の手を介さずに栽培環境を保つという考えのもと ブドウ畑に花を植え、寄ってくる鳥や花粉媒介者を引き寄せることで無農薬で除草剤を使わずにブドウ栽培を行っているのです。 また、蛾などの害虫の繁殖防止用のフェロモンスティックの使用、スケールという害虫の天然の拮抗薬となるアンギルスやキルプトレムスの栽培、土壌の健康状態のバランスをとるための大麦や、穀類、ソラマメ、ブルータンジー、カラシ、クローブなどのカバークロップ(緑肥)の輪作、牛糞を原料にした独自の堆肥作り、ブドウ畑を囲む蜂の巣や木々の配置など、「新しいバランス」を目指し、ありとあらゆる取り組みを行っています。 常に進化を続けるガヤを象徴する1本 こちらのマガーリは、これまでメルロ主体の柔らかで濃密な味わいで愛され続けてきましたが、2015年よりセパージュを一新。 カベルネ・フランを主体としたカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドのブレンドに変更しています。 ガヤ氏曰く、セパージュ変更の理由は、「過去に比べて暑い夏や秋が増え、早熟品種が夏の高温と格闘する一方、暖かい秋によってカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランなどの晩熟品種の品質が安定し完熟することができるようになったから。 」とのこと。 あくまでボルゲリのテロワールを忠実に表現するための変更であり、「特に大きな抵抗はなかった。 」と語っています。 ガヤ氏の考えるボルゲリの魅力とは、「歓迎的で色彩豊か、そしてリラックスできて野性的。 」であること。 一般的に、カベルネ・フランと言えば、フランス ボルドー地方ではブレンドとして使用される補助品種としての役割のイメージが強い品種であり、単一品種で造られるロワール地方では、スミレの花のような香りと程よい酸味を備えた上品な味わいが特徴です。 一方、ブドウがしっかりと熟さなかった寒い年に造られたワインでは、独特の青い草やピーマンの香が現れることから、ネガティヴなイメージを持たれることもあります。 しかし、元々、酸が強い品種であり、しっかりと熟すことでほどよいタンニンを備えたエレガントな味わいのワインを生み出します。 ガヤ氏は「完全に熟したタイミングで収穫することで、円みや瑞々しさを失うことなく、ブーケの複雑さや、特にアロマのフレッシュさを保つことができる。 またアタックに酸味を備えることで、複雑性が増し“ボルゲリらしさ”を高めることができる。 」と語ります。 マガーリのしなやかでエレガントな味わいは、カベルネ・フランの新たな一面を引き出すと同時に、ボルゲリの魅力を忠実に表現しているのです。 綺麗な酸を持ったエレガントな味わい 外観は、輝きのある深みのあるガーネットの色調。 グラスからは、熟したブラックチェリーやブラックベリ―などの黒系果実に、ブラッドオレンジのような酸味を伴う柑橘系果実のアロマが立ち上ります。 さらにハーブの若々しいニュアンスや、スミレの華やかな香り、上品なオーク由来のバニラやスパイスの風味が溶け込んでいます。 口に含むと、非常にジューシーで、綺麗な酸味と滑らかなタンニンが心地の良い仕上がり。 しっかりとしたストラクチャーと、驚くほどしなやかな飲み口が魅力の、エレガンス溢れる味わいです。 イタリア最高峰ワイナリーの名を揺るぎないものとした今も尚、情熱を持って次々と新たな革新に挑戦するガヤ。 留まることなく進化を続けるカ・マルカンダの魅力を、ぜひご堪能下さい。 2021 MAGARI / GAJA ※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。
【エノテカ公式直営】赤ワイン 2021年 片丘メルロ フレンチオーク 日本 長野県 750ml 4,730 円
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