イラスト授業シリーズ 川口 茂雄 夏井 幸子 創元社ヒトメデワカル テツガクノシクミトハタラキズカン カワグチ シゲオ ナツイ サチコ 発行年月:2022年10月27日 予約締切日:2022年07月20日 ページ数:256p サイズ:全集・双書 ISBN:9784422130071 ウィークス,マーカス(Weeks,Marcus) 顧問編集者。シェフィールド大学で音楽と哲学を専攻。教師、ピアノ修復士、トロンボーン奏者などの経歴を経て作家となる。ドーリング・キンダースリー社発行の『Big Idea』(教養大図鑑)シリーズのはじめ、哲学・心理学・音楽・芸術関連の書籍の執筆に多数携わる バイアス,ロクサーナ(Baiasu,Roxana) オックスフォードやウィーン、バーミンガムなどの各大学で世界中から集まった学生たちに哲学を教えている。ヨーロッパ哲学、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの哲学、フェミニスト哲学、宗教哲学など、さまざまな哲学分野の書籍に寄稿 フレッチャー,ロバート(Fletcher,Robert) 政治の発展について、ポッドキャストの『Talking Politics』や学術誌の『Politics Review』などに寄稿。オックスフォード大学で教鞭を執りながら、現在は博士号取得を目指して心の哲学を専攻中 スーデク,アンドリュー(Szudek,Andrew) 作家・編集者。ケンブリッジ大学でウィトゲンシュタインと心の哲学を中心に哲学を学ぶ。旅行ガイドブックから軍事史に至るまで、多数のノンフィクション作品に従事 タルボット,マリアン(Talbot,Marianne) 32年間、オックスフォード大学で哲学を教えている。彼女が配信している哲学のポッドキャストはダウンロード回数800万回を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 哲学の創設/第2章 分析哲学/第3章 大陸哲学/第4章 心の哲学/第5章 倫理学/第6章 政治哲学/第7章 論理学 他分野の学習にも活きる。見開きでまとまった簡潔な構成と、概念をわかりやすく図解したイラストで、西洋哲学を基礎から学べる、今までにないビジュアル図鑑。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ひと目でわかる 哲学のしくみとはたらき図鑑 (イラスト授業シリーズ) [ 川口 茂雄 ] 3,300 ~
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滝沢 克己 法藏館テツガクハナンノタメニアルカ タキザワ カツミ 発行年月:2022年08月10日 予約締切日:2022年06月23日 ページ数:224p サイズ:単行本 ISBN:9784831865830 『法蔵選書 哲学は何のためにあるか』改題書 滝沢克己(タキザワカツミ) 1909年3月、栃木県に生まれる。1931年、九州帝国大学哲学科卒。ドイツに留学しカール・バルトに師事、帰国後に山口高等商業学校教授、九州帝国大学哲学科哲学専任講師、助教授を経て教授となる。専門は哲学、神学。1984年6月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 哲学は何のためにあるかー一学生の手紙によせて/2 倫理学は可能かーこの問と現代の精神的状況/3 現代における人間の問題/4 自己、結婚および親子/5 こころの問題と政治的イデオロギー/6 現代教育の盲点ー宮沢賢治晩年の手紙によせて/7 人間的存在を含めて存在とは一般に何を意味するか 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 哲学は何のためにあるか [ 滝沢 克己 ] 1,980 ~
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ただ生きることの歓待の哲学 小野 文生 東京大学出版会ヒザイノエティカ オノ フミオ 発行年月:2022年09月29日 予約締切日:2022年06月09日 ページ数:408p サイズ:単行本 ISBN:9784130513630 小野文生(オノフミオ) 1974年、滋賀県生まれ。同志社大学グローバル地域文化学部教授。教育学・哲学・社会思想史・ユダヤ思想研究を専門とする。名古屋大学教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了、ベルリン・フンボルト大学留学を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学博士(教育学)。京都大学助手、京都大学特定助教、同志社大学グローバル地域文化学部准教授等を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 思考のはじまりの痕跡/第1部 人間的なるものの在り処ー“非在”の思想的水脈(コモン・センスとしての応答的理性ーアーレントにおけるパトスと人間のもろさをめぐる省察/ただ生きること、あるいは“非在”の歓待ーアガンベンにおける「剥き出しの生」をめぐる批判/ホショウ科学時代におけるパテイ・マトスーアガンベンにおける経験と思想と“非の潜勢力”/審問されるコナトゥス、エティカの行方ーレヴィナスとアガンベンのスピノザ)/第2部 “かなしみの知”と“知のかなしみ”のほとりからー弱さとともに生きること(“非在”のエティカの生起する場所ー石牟礼道子とパトスの記憶誌/悲しみの器と煩悩のケアー近づくことの不可能性と遠ざかることの不可能性について/“ひずみの底の未来イメージ”、あるいは弱さの倫理ー鶴見俊輔のプラグマティズムと科学技術の政治性/「方法としてのアナキズム」考ー鶴見俊輔におけるユートピアとしての漫画的精神/“知のひと”から“受苦するひと”へー石牟礼道子と鶴見俊輔の出遭いから)/“非在”のエティカーただ生きることの歓待のために 「存在か無か」の図式のかげにとり残されてきた“非在”の居場所をまなざし、「ともにある」ために、哲学にはなにが必要で、なにが可能なのか。アウシュヴィッツ、水俣病、戦争、市民運動、教育、ケアといったフィールドを縦横に行き来しつつ、人間であることの歓びとかなしみを根源的に問う。アーレント、アガンベン、レヴィナス、石牟礼道子、鶴見俊輔らの思索の糸をたぐりよせ、「ただ生きること」の歓待を呼び覚ます倫理と哲学を織りあげる新しい試み。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 〈非在〉のエティカ ただ生きることの歓待の哲学 [ 小野 文生 ] 7,260 ~
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近代日本の二つの顔 許 祐盛 小石 淑夫 岩波書店ニシダテツガクケンキュウ ホ ウソン コイシ トシオ 発行年月:2022年12月15日 ページ数:424p サイズ:単行本 ISBN:9784000615716 許祐盛(ホウソン) 1953年生まれ。1975年ソウル大学哲学科卒業。81年ソウル大学大学院哲学科修士課程修了。88年ハワイ大学大学院哲学専攻博士学位取得。88年以降、慶煕大学哲学科教授として在職。その間、ニューヨーク州立大学客員教授、カリフォルニア大学バークレー校客員教授、韓国日本思想史学会会長、国際日本文化研究センター海外研究員などを歴任。現在、慶煕大学名誉教授、慶煕大学附設非暴力研究所所長 小石淑夫(コイシトシオ) 1952年生まれ。東北大学文学部東洋史学科卒業。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。朝鮮史・朝鮮文化論専攻。元大邱カトリック大学校外国語大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 生命と論理(二つの生命と一つの論理)/第2部 内的生命の哲学(自覚主義と純粋経験ー本当の自己を求めて/芸術論と身体論 ほか)/第3部 歴史哲学とその批判(歴史哲学以前の「歴史」と転回/歴史哲学 ほか)/結論 二つの顔の西田、誰が彼に石を投げつけられようか なぜ西田幾多郎の哲学は、独創的な論理をもって生命の躍動を捉えた内的生命論と、戦争協力に結びついたとの批判がある歴史哲学、二つの顔を持つに至ったのか。西田哲学の前期から後期への「転回」の分析を通して、歴史哲学についての根源的な批判を試みた本書は、韓国の日本思想研究における記念碑的著作である。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 西田哲学研究 近代日本の二つの顔 [ 許 祐盛 ] 14,300 ~
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三好 由紀彦 晃洋書房シトテツガクノアイダ ミヨシユキヒコ 発行年月:2022年06月07日 予約締切日:2022年05月17日 ページ数:196p サイズ:単行本 ISBN:9784771036451 三好由紀彦(ミヨシユキヒコ) 詩人、哲学者。紀元アカデミア代表。1958年東京生まれ。元専修大学教授難波宏至氏(故人)に師事し、哲学、文学等を学ぶ。1999年に紀元アカデミアを設立。プラトンの学園「アカデメイア」に倣い、哲学や芸術の創造的拠点となることをめざす。また詩人としても閉塞的な現代詩の枠を超え、現代文明への批判精神に満ちたユニークな詩作を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) まなざし/カタツムリ/水平線/言葉/エポケー/渦巻き/遺跡/人工衛星/握手 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 詩と哲学のあいだ [ 三好 由紀彦 ] 1,980 ~
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ディスカヴァー・トゥエンティワンスマホジダイノテツガクウシナワレタコドクヲメグルボウケン 発行年月:2022年11月18日 予約締切日:2022年10月07日 サイズ:単行本 ISBN:9784799329139 谷川嘉浩(タニガワヨシヒロ) 1990年生まれ。哲学者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都市立芸術大学美術学部デザイン科特任講師。哲学者ではあるが、活動は哲学に限らない。個人的な資質や哲学的なスキルを横展開し、新たな知識や技能を身につけることで、メディア論や社会学といった他分野の研究やデザインの実技教育に携わるだけでなく、ビジネスとの協働も度々行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方/第2章 自分の頭で考えないための哲学ー天才たちの問題解決を踏まえて考える力/第3章 常時接続で失われた“孤独”ースマホ時代の哲学/第4章 孤独と趣味のつくりかたーネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話/第5章 ハイテイションと多忙で退屈を忘れようとする社会/第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル 「常時接続の世界」において、私たちはスマホから得られるわかりやすい刺激によって、自らを取り巻く不安や退屈、寂しさを埋めようとしている。そうして情報の濁流に身を置きながら、私たちが夢中になっているのは果たして、世界か、他者か、それとも自分自身か。そこで見えてくるのは、寂しさに振り回されて他者への関心を失い、自分の中に閉じこもる私たちの姿だ。常時接続の世界で失われた“孤独”と向き合うために。哲学という「未知の大地」をめぐる冒険を、ここから始めよう。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 スマホ時代の哲学失われた孤独をめぐる冒険 1,760 ~
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河村 克俊 晃洋書房カントトジュウハッセイキドイツコウダンテツガクノジユウガイネン カワムラカツトシ 発行年月:2022年04月05日 予約締切日:2022年03月18日 ページ数:272p サイズ:単行本 ISBN:9784771036222 河村克俊(カワムラカツトシ) 1958年京都市生まれ。1981年立命館大学文学部卒業。1983年関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了。その後ドイツ・トリーア大学留学、Ph.D。現在、関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科および法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 ヴォルフとドイツ講壇哲学の自由概念(ヴォルフとその学派の自由概念/自由概念の階層的解釈ーヴァーグナー、バウムガルテン、マイアー ほか)/第2章 前批判期カントの自由概念(『新解明』における「自発性」/一七六〇年代の「自発性」ならびに「選択意志」 ほか)/第3章 カントの二律背反論と「宇宙論的な自由」の前史(ノルベルト・ヒンスケによる「アンチノミー」解釈/第三アンチノミー「定立」と「反定立」の背景 ほか)/第4章 『純粋理性批判』での自由概念(第三アンチノミーと因果法則/自由のアンチノミーの解決) 本書は、カントと彼に先行する十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念を考察、ヴォルフ、クルージウス、バウムガルテンなどに加えて、忘却された神学者ヴァーグナーの自由概念に光をあてる。講壇哲学者の「宇宙論」にみられる世界の起始へ向けての事象連鎖の無限背進についての考察のうちに、カントの超越論的自由の起源を探ることで、哲学史に新たな頁を書き加える労作。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念 [ 河村 克俊 ] 3,740 ~
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1920年代 原典朝鮮近代思想史 第5巻 宮嶋 博史 吉野 誠 岩波書店ミンゾクノカイホウトシャカイヘンカク ミヤジマ ヒロシ ヨシノ マコト 発行年月:2022年08月11日 予約締切日:2022年07月10日 ページ数:434p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000268196 吉野誠(ヨシノマコト) 1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東海大学名誉教授。朝鮮近代史。日朝関係史 小川原宏幸(オガワラヒロユキ) 1971年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。同志社大学グローバル地域文化学部准教授。近代日朝関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 民族主義と社会主義(独立への道/「文化政治」下の実力養成運動/民族か階級か ほか)/2 植民地社会の現実と変革(近代都市と農村/身分解放と女性解放/生活改善運動)/3 植民地支配下の文化運動(民衆世界と宗教/植民地支配下の教育問題/文芸思潮と言語問題 ほか) 本巻では、一九一九年の三・一独立運動ののち一九二〇年代から一九三〇年代初頭までの時期を扱う。第一次世界大戦後の世界的な民族闘争の高揚と帝国主義体制の再編の中で、日本の朝鮮植民地支配は武断統治から文化政治への転換を余儀なくされた。『東亜日報』『朝鮮日報』をはじめ多くの新聞・雑誌が発刊され、検閲や弾圧を受けながらも活発な言論空間が開かれた。そこには、民族解放にかかわる民族主義者と社会主義者の論争をはじめ、都市と農村、身分制度と女性解放、生活改善運動などの社会問題、宗教・教育・文芸・言語などの文化問題に関して多様な議論があった。論争の時代ともいうべき時期の代表的な基本史料四八点を収録する。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 民族の解放と社会変革 1920年代 (原典朝鮮近代思想史 第5巻) [ 宮嶋 博史 ] 17,600 ~
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特集:M.ヴェーバー今 理想社リソウ 発行年月:2022年07月 予約締切日:2022年07月06日 ページ数:164p サイズ:単行本 ISBN:9784650007077 M.ヴェーバー研究の更なる発展にむけて/マックス・ヴェーバーの「社会学」概念の意義/グスタフ・シュモラーと資本主義の「精神」にかんするヴェーバー・テーゼ/日本社会学に対するヴェーバー研究の今日的意義と課題ー資料操作と意味理解のあいだ/ヴェーバーの「パーリア」概念と儀礼的遮断の関係性についてー『古代ユダヤ教』の新たな資料を導きとして/マリアンネ・ヴェーバーにおけるフィヒテの社会主義論ー労働権と生存権および人間の権利への関心/鈴木大拙とマックス・ヴェーバー/ハイデガーの覆蔵性をめぐってー1930年「真理の本質について」諸講演原稿をもとにして/ウィトゲンシュタインがドゥルーリーに語ったことー複数のテキストに「一つの論理を読む」/講演「大学の生き生きとした精神について」2 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 理想(第707号(2022)) 特集:M.ヴェーバー今 2,200 ~
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初期論稿;2 山口誠一 知泉書館ヘーゲルゼンシュウ ヤマグチセイイチ 発行年月:2022年11月18日 予約締切日:2022年11月08日 ページ数:720p サイズ:全集・双書 ISBN:9784862853745 山口誠一(ヤマグチセイイチ) 1953年生まれ。東京大学文学部哲学科を経て東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学、法政大学文学部教授(哲学)、Jahrbuch f¨ur Hegelforschung国際顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) A ベルン期原稿群ーフランクフルト期清書原稿群とともに/B フランクフルト期原稿群/C 翻訳/D 二次伝承資料/E 未確定資料/F 亡失資料報告/解説(総論/テキスト各論) 本全集第1巻と第2巻では、これまでのヘーゲル理解を主導してきたベルリン版『ヘーゲル著作集』に収録されず、その全貌を知ることができなかった初期論稿76編のテキストを収める。本巻ではフランクフルト期の原稿群を中心に37編のテキストを収録。当時の時代状況や聖書読解を背景に、カント的な道徳的宗教論への批判を通して「愛」の合一哲学を展開する宗教論『キリスト教の精神』(執筆1797ー1800)。これまでN.ノールにより『キリスト教の精神とその運命』という表題でまとめられてきた原稿群を本全集では各原稿ごとに編集・復元した。ヘーゲルの最初の刊行物、弁護士J.=J.カルによるベルン共和国の寡頭政治の実態を暴露した批判書の翻訳『カル親書訳』(1793)の初の全訳を収録した。これら宗教や政治関連のほか、文学や歴史、幾何学など多岐にわたる分野の原稿が収録され、これまでの「哲学者」ヘーゲルだけではない、幅広い「教養人」としての彼の姿を読み取ることができる。新たなヘーゲル像探究の必読文献。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ヘーゲル全集(第2巻) 初期論稿;2 [ 山口誠一 ] 11,000 ~
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近代的概念の受容と変容 姜 テユン 慶應義塾大学出版会フクザワユキチノショキシソウ カン テユン 発行年月:2022年08月18日 予約締切日:2022年07月05日 ページ数:208p サイズ:単行本 ISBN:9784766428384 姜兌〓(カンテユン) 1987年、韓国蔚山生まれ。2021年、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)(慶應義塾大学)。専門は近代日本政治思想史・政治史、近代朝鮮史。現在、慶應義塾大学法学部非常勤講師、慶應義塾福澤研究センター調査員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 人種観ーS.A.ミッチェル問題/第2章 人間観ー権利、義務、労働/第3章 中産層育成構想/第4章 民権認識と初期思想ー『学者安心論』を中心に/第5章 自然権主義と経験主義の受容ー「公理」と「功利」問題/第6章 西洋思想受容の方法論ー「分限」 翻訳者・福沢諭吉は、何を、どのように訳し、何を訳さなかったのか。幕末〜明治初年、福沢諭吉が西洋の近代知を自家薬籠中の物とする過程を丹念に辿る。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 福沢諭吉の初期思想 近代的概念の受容と変容 [ 姜 テユン ] 4,950 ~
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オプティミズムぬきで語る テリー・イーグルトン 大橋 洋一 岩波書店キボウトハナニカ テリーイーグルトン オオハシ ヨウイチ 発行年月:2022年03月14日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:310p サイズ:単行本 ISBN:9784000615228 イーグルトン,テリー(Eagleton,Terry) 1943年生まれ。現代イギリスを代表する文学・文化理論家。オックスフォード大学教授、マンチェスター大学教授を経て、現在、ランカスター大学教授 大橋洋一(オオハシヨウイチ) 1953年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学名誉教授。英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 オプティミズムの陳腐さ/第2章 希望とは何か/第3章 希望の哲学者/第4章 希望なき時の希望 オプティミズムでもなく、社会の進歩を信じきるのでもなく、絶望の果ての、荒廃のあとに残される希望から考える。シェイクスピア、キェルケゴール、トマス・アクィナス、ヴィトゲンシュタイン、カント、ベンヤミン、エルンスト・ブロッホらのテクストを読み解きながら、『文学とは何か』の著者が語る希望論。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 希望とは何か オプティミズムぬきで語る [ テリー・イーグルトン ] 3,300 ~
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フィヒテ研究編集委員会 晃洋書房フィヒテケンキュウダイサンジュウゴウ フィヒテケンキュウヘンシュウイインカイ 発行年月:2022年11月02日 予約締切日:2022年10月12日 ページ数:96p サイズ:単行本 ISBN:9784771036918 特別寄稿 日本フィヒテ協会の設立とドイツとの交流/シンポジウム「構想力ーフィヒテとその前後」(シンポジウム「構想力ーフィヒテとその前後」から考える/批判期カントの構想力概念再考ー心理学、超越論、天才論の系譜から/「構想力の動揺」と「無限の接近」/超越論的「構想力」から美的「想像力」へーノヴァーリスとFr.シュレーゲルにおける「構想力」の「描出作用」について)/書評(田端信廣著『哲学的思惟と詩的思惟のインターフェイスーフィヒテvsヘルダーリン、ノヴァーリス、Fr.シュレーゲル』/太田匡洋著『もう一つの19世紀ドイツ哲学史ーポストカントにおける哲学方法論の系譜』)/独文要旨/報告 日本フィヒテ協会会務報告 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 フィヒテ研究 第30号 [ フィヒテ研究編集委員会 ] 1,870 ~
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植村 邦彦 新泉社カールマルクス ミライノプロジェクトヲヨム ウエムラクニヒコ 発行年月:2022年10月11日 予約締切日:2022年09月09日 ページ数:320p サイズ:単行本 ISBN:9784787722058 植村邦彦(ウエムラクニヒコ) 1952年生まれ。関西大学名誉教授。専門は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 マルクスの未来プロジェクト/1 労働・疎外・奴隷制(ロックとマルクスー労働が所有権を基礎づける?/初期社会主義と奴隷制 ほか)/2 未来社会の構想(アソシアシオン・個体的所有・貨幣/「ファーガスンとマルクス」再考 ほか)/3 資本主義の「終わりの始まり」(資本主義の終わり方ー『資本論』のポリフォニー/世界システム論とローザ・ルクセンブルク ほか)/4 マルクス思想のアクチュアリティ(戦後日本のマルクス研究) 格差と貧困の拡大、疎外労働の拡大…。「資本主義の矛盾」の深化は、改めてマルクスを歴史の表舞台に押し出した。現代的な視野からマルクスを再読することで、社会の現実を変革していくうえでの大きな沃野が開けてくる。私たち自身の未来のプロジェクトを読み取るためにー。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 カール・マルクス 未来のプロジェクトを読む [ 植村 邦彦 ] 2,970 ~
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堀 栄造 晃洋書房フッサールノジツゾンテキゲンショウガク ホリエイゾウ 発行年月:2022年06月08日 予約締切日:2022年05月16日 ページ数:322p サイズ:単行本 ISBN:9784771036338 堀栄造(ホリエイゾウ) 1956年熊本県阿蘇市生まれ。現在、大分工業高等専門学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 本書の概観/自律的な実践的生(一九一六年ー一九一八年)/真の自己実現へ向かう実存的生(一九二〇年)/革新的生ー倫理的生(一九二二/二三年)/革新的生ー文化的生(一九二二/二三年)/理性に基づく世界と生の一体化(一九二三年二月)/超越論的主観性の合理性と理性的信仰(一九二〇年代半ば)/“理性の生”ないし“愛の生”(一九二六/二七年)/理性的自律性に基づく普遍的目的論(一九三〇年夏)/真正な意味での愛(一九三一年)/フッサールの実存と実存的現象学(一九三三年)/人格における愛と理性の結合(一九三四年ー一九三五年)/フッサールの実存的現象学の展開の基軸 理論哲学から実存哲学へ。新たなフッサール像を見よ!フッサール後期遺稿の内に、実存哲学的論稿が豊富に残されていた。ー本書は、世界に先駆け、後期の実践論的実存哲学の展開を具体的・体系的に究明し、「フッサールの実存哲学」を明らかにする。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 フッサールの実存的現象学 [ 堀 栄造 ] 4,950 ~
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ホワイトヘッドの形而上学 有村 直輝 晃洋書房セイセイノビトロンリ アリムラナオキ 発行年月:2022年03月11日 予約締切日:2022年02月21日 ページ数:232p サイズ:単行本 ISBN:9784771035775 有村直輝(アリムラナオキ) 1990年鹿児島県生まれ。2021年立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了、博士(文学)。現在、立命館大学人文科学研究所客員協力研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論/緒論ー『思考の諸様態』の「理解」の章/第1部 1924ー25年の過渡期形而上学と“論理学と美学”の問題(ハーヴァード講義における「思弁哲学」/過渡期形而上学と論理学/過渡期形而上学と美学)/第2部 1929年以降の形而上学と“論理学と美学”の問題(ホワイトヘッドの論理学史観と美学の関係/思弁哲学と有機体の哲学/有機体の哲学における二種類の両立不可能性(incompatibility)/ホメロスを聴くオデュッセウスーホワイトヘッドの芸術論と美の創造/「パターン」をめぐる考察ー論理学・形而上学・美学の関係についての再検討)/結論 1924年以降のホワイトヘッドは「有機体の哲学」と呼ばれる独自の形而上学体系を構築する。本書はこの形而上学の形成の背後に論理と美の問題系があったことを、彼の著作および近年刊行された講義録の読解から明らかにする。“論理学と美学”という観点を設定し、ホワイトヘッドの楕円的思考運動、そして「有機体の哲学」を論じる挑戦的試み! 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 生成の美と論理 ホワイトヘッドの形而上学 [ 有村 直輝 ] 3,740 ~
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反ー理性の星座たち 檜垣 立哉 岩波書店バロックノテツガク ヒガキ タツヤ 発行年月:2022年06月20日 予約締切日:2022年05月10日 ページ数:346p サイズ:単行本 ISBN:9784000615358 檜垣立哉(ヒガキタツヤ) 1964年埼玉県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。大阪大学にて博士号取得。埼玉大学助教授などを経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専攻は哲学、現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 ヨーロッパ・バロック(坂部恵とモデルニテ・バロック/ジル・ドゥルーズにおけるバロック/ベンヤミン アレゴリー論の拡がり/ホワイトヘッド 数理の彼方のバロック/オルテガ スペインバロックの光芒/補論 記憶の実在ーベルクソンとベンヤミン)/第2部 世界に拡がるバロック(ジェイムズの「モザイク」哲学ーアメリカ哲学のバロック(1)/パースという多面体ーアメリカ哲学のバロック(2)/西田幾多郎のバロックー自覚論をめぐって/九鬼周造の文学論ー時間と韻/レヴィ=ストロースー『神話論理』のバロック) 「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語“barocco”に由来する「バロック」は、ある種の均整からの逸脱、様式を意図的にずらすことを意味する言葉として、美術史を超えて広く共有されてきた。本書は、カント主義の後継者である現象学、論理的合理性を最重視する分析哲学という二〇世紀の二大潮流によって押しつぶされた思想の系譜を「バロック」の名のもとに繋げ、哲学の新たな星座を描きだす試みである。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 バロックの哲学 反ー理性の星座たち [ 檜垣 立哉 ] 3,960 ~
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1930年代から解放・分断まで 原典朝鮮近代思想史 第6巻 宮嶋 博史 吉野 誠 岩波書店ジュウゴネンセンソウカラカイホウヘ ミヤジマ ヒロシ ヨシノ マコト 発行年月:2022年06月16日 予約締切日:2022年05月10日 ページ数:426p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000268202 趙景達(チョキョンダル) 1954年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。歴史研究者。朝鮮近代史・近代日朝比較思想史 宋連玉(ソンヨノク) 1947年生まれ。ソウル大学校大学院碩士課程(国史学)修了。青山学院大学名誉教授。朝鮮近現代ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 民族と民衆の発見(朝鮮学運動/民衆啓蒙運動)/2 東亜協同体論と「内鮮一体」論(親日と転向の論理/皇民化と動員)/3 一五年戦争下の民衆(終末宗教の世界/「流言蜚語」「不穏言動」の世界 ほか)/4 解放の思想(中国革命と朝鮮/社会主義 ほか)/5 解放後の独立国家構想(さまざまな民族思想/社会主義者の国家構想 ほか) 本巻では、日本の植民地下にあった一九三〇年代から、一九四五年の解放を経て、南北単独政府が樹立される一九四八年までを扱う。一五年戦争期は言論統制が次第に厳しくなっていったが、対日協力的な東亜協同体論や「内鮮一体」論のみならず、抗日運動の精神的土台をめざした朝鮮学運動の思想(安在鴻・申采浩)をはじめ、民衆啓蒙思想、解放後へ向けての国家構想(趙素昂・金九)、あるいは民衆の自律的な解放願望等、国内外でさまざまな議論が噴出した。そして解放直後には、植民地下で始まっていた民族主義・社会主義の双方から独立国家構想がより一層、盛んに議論された。脱植民地化と脱冷戦という困難な課題に直面していた激動の時代の思想的軌跡を、女性解放思想、民衆世界の宗教・流言蜚語、在日朝鮮人の思想などを含め、基本史料七八点でたどる。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 15年戦争から解放へ 1930年代から解放・分断まで (原典朝鮮近代思想史 第6巻) [ 宮嶋 博史 ] 15,400 ~
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原典朝鮮近代思想史 第1巻 宮嶋 博史 吉野 誠 岩波書店デントウシソウトキンダイノレイメイ ミヤジマ ヒロシ ヨシノ マコト 発行年月:2021年11月19日 予約締切日:2021年10月10日 ページ数:494p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000268158 宮嶋博史(ミヤジマヒロシ) 1948年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学・成均館大学校名誉教授。朝鮮社会経済史 井上厚史(イノウエアツシ) 1958年生まれ。大阪大学大学院文学研究科日本学専攻博士後期課程満期退学。島根県立大学総合政策学部教授。日本思想史・韓国思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 朝鮮王朝の建国理念と性理学/2 士林政治と朝鮮性理学/3 新たな思想動向と実学思想/4 民衆への関心と救済思想/5 対外認識と周辺国への関心/6 民乱と東学の創教 1392年の朝鮮王朝成立から解放直後の1948年まで。約400点を収録した史料集成。大半が本邦初訳。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 伝統思想と近代の黎明 (原典朝鮮近代思想史 第1巻) [ 宮嶋 博史 ] 15,400 ~
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間文化の視点から 廖欽彬 伊東 貴之 法政大学出版局ヒガシアジアニオケルテツガクノセイセイトハッテン リョウ キンヒン イトウ タカユキ 発行年月:2022年02月18日 予約締切日:2022年01月14日 ページ数:886p サイズ:単行本 ISBN:9784588151231 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 東アジアにおける哲学の生成と発展 間文化の視点から [ 廖欽彬 ] 9,900 ~
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ジェイムズ宇宙論への道程 大厩 諒 晃洋書房ケイケンノナガレトヨドミ オオマヤリョウ 発行年月:2022年03月11日 予約締切日:2022年02月19日 ページ数:152p サイズ:単行本 ISBN:9784771035812 大厩諒(オオマヤリョウ) 1983年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(哲学)。専門は世紀転換期のアメリカ哲学史。現在、三重大学人文学部特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 意識経験の統一性と複数性ー『心理学原理』における意識論と自己論の調停(意識の流れの統一性ー『原理』第九章を中心に/自己論における経験の複数性と『原理』に含まれる対立ー『原理』第一〇章を中心に ほか)/第2章 純粋経験の多様な見方ー統一的理解の試み(純粋経験に関する諸解釈の分類と本書の立場/世界の素材としての純粋経験ー存在論的な純粋さ ほか)/第3章 ジェイムズ哲学における関係の概念ーF.H.ブラッドリーとの論争をとおして(ブラッドリーによる関係批判/『徹底した経験論論集』における関係の擁護 ほか)/第4章 ジェイムズ哲学の方法論ー世界への多角的アプローチ(ジェイムズの哲学観ーヴィジョンとしての哲学/多角的パースペクティヴと調停的態度 ほか)/第5章 ジェイムズ宇宙論における信じる意志の合理性(気質と合理性の感情/気質によって選ばれるヴィジョンー哲学の系統図を巡って ほか)/結論 ジェイムズ哲学の多角的理解に向けて ジェイムズ研究の最前線。見落とされがちな方法論に着目し、錯綜するテクストを丹念に読み解くことで、ジェイムズ宇宙論の核心を明瞭に描き出す。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 経験の流れとよどみ ジェイムズ宇宙論への道程 [ 大厩 諒 ] 2,860 ~
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思想の限界と超克をヘーゲルの発展から考える 中井浩一 社会評論社ゲンダイニイキルマルクス ナカイコウイチ 発行年月:2022年02月07日 予約締切日:2022年01月12日 ページ数:292p サイズ:単行本 ISBN:9784784518876 中井浩一(ナカイコウイチ) 1954年東京生まれ。京都大学卒業後、現在国語専門塾鶏鳴学園塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 理想と現実の間 マルクスによるヘーゲル評価の二面性/第2章 存在は運動し、自らの本質を外に現わす。だから認識はそれを見ているだけで良い。/第3章 マルクスの人生ー『経済学批判』への序言から/第4章 若きマルクスの闘い 「フォイエルバッハ・テーゼ」/第5章 唯物史観/第5章 唯物史観/第6章 「経済学の方法」(「経済学批判序説」の第三章)/第7章 時代の限界と時代を超えること/付録 ヘーゲル哲学は本当に「観念論」だろう マルクスの思想は世界を変えた。だが社会主義体制は破綻して、資本主義が地球規模の環境破壊を加速する。マルクスの限界をその思想源泉であるヘーゲルから捉え直す、実践のための論考。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 現代に生きるマルクス 思想の限界と超克をヘーゲルの発展から考える [ 中井浩一 ] 2,970 ~
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アラン 神谷 幹夫 岩波書店ワガシサクノアト アラン カミヤ ミキオ 発行年月:2022年05月31日 予約締切日:2022年04月10日 ページ数:370p サイズ:単行本 ISBN:9784000615365 アラン(Alain) 1868ー1951。アランはペンネーム、本名エミール・シャルティエ(´EmileーAuguste Chartier)。エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)を卒業後、リセ(高等中学校)の教師となり、哲学教師として40年間、フランス各地で教鞭をとった。A.モーロワ、S.ヴェイユ、S.ペトルマンなど多くの哲学者を育てた 神谷幹夫(カミヤミキオ) 1948年生。早稲田大学理工学部卒業。パリ・ソルボンヌ大学卒業(哲学修士)。現在、日本赤十字北海道看護大学非常勤講師。Association des Amis d’AlainおよびInstitut Alain会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 子どもだった頃/若者だった頃/ラニョー/エコール・ノルマル/ロリアン/政治/抽象的思考/ルーアン/パリ/「プロポ」/プラトン/カント/コント/闇を彷徨う/信仰/自由/戦争/軍隊/芸術/帰還/詩人たち/聴講者/思想と年齢/ヘーゲル/ヘーゲルとアムラン/ヘーゲル再考/デカルト/唯物論/高邁/感情/人間ぎらいになるな/神々のほうへ/物語/様々な宗教 「全存在を賭して真理を選びとらねばならない」。それが現代のデカルトと呼ばれたアランの生であり思想である。本書は、『幸福論』で知られるアラン(一八六八ー一九五一)が、その思想経験や様々な出会いについて隠喩的に語った魂の寓話であるとともに、主著『神々』への長い「序」でもある。長年アラン観察に没頭してきた訳者による、手稿からの日本語訳。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 わが思索のあと [ アラン ] 3,520 ~
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キケロ ジェイムズ・M・メイ 文響社コダイローマサイキョウノベンゴシキケロガオシエルココロヲウゴカスハナシカタ キケロ ジェイムズ エム メイ 発行年月:2022年04月08日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:248p サイズ:単行本 ISBN:9784866514963 キケロ,マルクス・トゥッリウス(Cicero,Marcus Tullius)(キケロ,マルクストゥッリウス) 紀元前106年〜紀元前43年。古代ローマの政治家・哲学者・弁論家。ローマ帝国の南に位置する街アルピヌムで騎士階級の家に生まれる。シチリア属州判事時代に政治の腐敗を雄弁に、かつ鋭く指敵、その後、数々の官職を経験し、紀元前63年に執政官(コンスル)に選ばれる。その後、暴力的手段で政権奪取を計画したカティリナの陰謀を暴き、混乱を未然に防いだことから「祖国の父」の称号が与えられた。存命中は卓越した弁舌と文筆の才で活躍し、「最も偉大な弁論家の一人」といわれる メイ,ジェイムズ・M.(May,James M.)(メイ,ジェイムズM.) 西洋古典学教授。ケネス・O・ビョーク記念教授。聖オラフ大学元学部長・元副学長。優れた教育者として受賞歴を持つ。キケロをはじめとする古代修辞学の研究者としても知られ、関連の書籍を多数執筆・編集している。ミネソタ州ノースフィールド在住 天瀬いちか(アマガセイチカ) 国際基督教大学卒業。広告業界に勤務の後、パリ第8大学にて哲学を学び、現在はフリーの翻訳者として映像・出版翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 「言葉」がもたらすもの/第2章 「言葉」で人を納得させる/第3章 話の「主題」を見きわめる/第4章 話の「構成」を組み立てる/第5章 最も伝わる「表現」を選ぶ/第6章 「記憶」して自分の言葉にする/第7章 心を動かす「仕草」と「表情」/第8章 伝える力を高める「訓練法」/キケロ流 説得力のある話し手になるための10原則 古代ローマの弁論術は中世やルネサンス時代には教養人を育てるための必須教育とされ、2000年の時を超えて現代にまで伝えられている。気軽に読めて、一生役に立つ。2000年読み継がれる「伝え方」の本質。「論理」「人柄」「感情」が人の心を動かす。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 古代ローマ最強の弁護士キケロが教える 心を動かす話し方 [ キケロ ] 1,408 ~
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思想史の虚軸 加藤 泰史 岩波書店スピノザトキンダイドイツ カトウ ヤスシ 発行年月:2022年03月18日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:430p サイズ:単行本 ISBN:9784000010894 加藤泰史(カトウヤスシ) 1956年生。椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授・一橋大学名誉教授。哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序 「スピノザと」読み解く近代ドイツ哲学史/第1部 ドイツ啓蒙主義とスピノザ(主義)(ピエール・ベールと『歴史批評辞典』の「スピノザ」/ライプニッツの神学政治論ー合理主義の系譜/凡庸さの問題、あるいは、誰がスピノザを殺したか?ークリスチャン・ヴォルフのスピノザ批判 ほか)/第2部 汎神論論争とその周辺(レッシングとスピノザ/スピノザとメンデルスゾーンー汎神論論争が抱える「神学・政治問題」/ヤコービとスピノザ論争 ほか)/第3部 カントとドイツ観念論のスピノザ受容(カントとスピノザ/スピノザ主義/フィヒテ知識学の展開におけるスピノザ批判の重要性/若きシェリングのスピノザ主義 ほか) 啓蒙主義から観念論にいたる思想史上の黄金期に、哲学者・文学者が注視したのはスピノザであった。危険視されていたその哲学への接近と反発、そして摩擦的読解の連鎖が豊饒な哲学革命を生み出してゆく。「スピノザ・コネクション」が切り拓く新たな哲学史の地平。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 スピノザと近代ドイツ 思想史の虚軸 [ 加藤 泰史 ] 6,160 ~
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ロック・ヒューム・ベンサム 土屋 恵一郎 新曜社ドクシンシャノシソウシ ゾウホバン ツチヤ ケイイチロウ 発行年月:2022年02月08日 予約締切日:2021年12月27日 ページ数:264p サイズ:単行本 ISBN:9784788517530 土屋恵一郎(ツチヤケイイチロウ) 1946年生まれ。明治大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。明治大学法学部教授、明治大学学長を経て、同大学名誉教授、千葉工業大学特別教授。専門は法哲学。法学者、演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 二人の独身者たちーロックとヒューム(近代の起源ー独身者ロックのタブラ・ラサ/独身者の熱烈な友情/ジェイムズ・ビーティーによるヒュームへの注釈ー幸福な独身者と不幸な妻帯者/レイノルズのアトリエから)/第2部 ベンサム(ベンサム・ロマン主義・ミル/ベンサムの同性愛論への注釈ーホックニーとベンサム/独身者の仮面劇ーチャールズ・オグデンの言語理論) 「近代」を準備したロック、ヒューム、ベンサムなどの社会理論の背後にはホモ・エロティクスの感情がうごめいていた。彼らの思想を「独身者」の系譜のなかで捉え直し、ベンサムの同性愛擁護論などの禁断の書を掘り起こす。思想史に新しい風景をきり拓いた画期的著作の大幅増補版。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 独身者の思想史 増補版 ロック・ヒューム・ベンサム [ 土屋 恵一郎 ] 3,300 ~
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甲午農民戦争から大韓帝国まで 原典朝鮮近代思想史 第3巻 宮嶋 博史 吉野 誠 岩波書店キンダイカイカクヲメグルコウソウ ミヤジマ ヒロシ ヨシノ マコト 発行年月:2022年01月20日 予約締切日:2021年12月10日 ページ数:428p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000268172 趙景達(チョキョンダル) 1954年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。歴史研究者。朝鮮近代史・近代日朝比較思想史 愼蒼宇(シンチャンウ) 1970年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程退学。法政大学社会学部教授。朝鮮近現代史・在日朝鮮人史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 甲午農民戦争の思想(東学と教祖伸冤運動/甲午農民戦争の理想と現実 ほか)/2 日清戦争下の改革ー甲午改革の思想(甲午改革と日本/甲午改革の論理)/3 近代改革と伝統的知識人(甲午改革への反対/初期(前期)義兵の思想)/4 大韓帝国期の改革(高宗皇帝の政治思想/大韓帝国期の国家構想)/5 国民化構想と民衆(独立協会の政治思想/世紀末の啓蒙思想 ほか) 甲午農民戦争、甲午改革から1905年の大韓帝国期まで。国民国家形成をめぐる開化派、衛生斥邪派、民衆間の対立と葛藤ー基本史料108点を収録。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 近代改革をめぐる抗争 甲午農民戦争から大韓帝国まで (原典朝鮮近代思想史 第3巻) [ 宮嶋 博史 ] 14,300 ~
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行為と実践知の哲学 G.E.M.アンスコム 柏端 達也 岩波書店インテンション ジーイーエムアンスコム カシワバタ タツヤ 発行年月:2022年03月28日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:292p サイズ:単行本 ISBN:9784000615273 インテンション/トルーマン氏の学位/生の事実について ウィトゲンシュタインの著作の英訳者にして、行為論を現代哲学に復活させたアンスコムの主著。原爆投下とともに、戦争を終結させた米元大統領へ名誉学位授与に反対する「トルーマン氏の学位」、「生の事実について」を収載する 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 インテンション 行為と実践知の哲学 [ G.E.M.アンスコム ] 3,740 ~
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1860年代から日清戦争まで 原典朝鮮近代思想史 第2巻 宮嶋 博史 吉野 誠 岩波書店ジョウイトカイカ ミヤジマ ヒロシ ヨシノ マコト 発行年月:2022年03月15日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:430p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000268165 吉野誠(ヨシノマコト) 1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東海大学名誉教授。朝鮮近代史・日朝関係史 林雄介(ハヤシユウスケ) 1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。明星大学教育学部教授。朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 鎖国攘夷と開国(欧米艦隊の侵攻と衛正斥邪思想/江華島事件と日朝修好条規の締結/黄遵憲『朝鮮策略』と対欧米開国問題)/2 開化思想の形成と分化(日本視察団の報告と開化上疏/欧米諸国との条約締結と対清関係/壬午軍乱と日清の出兵 ほか)/3 日清の対立と改革の構想(外交の模索/小国の自立/富強の道 ほか) 本巻は、欧米列強の侵攻が現実のものとなった一八六〇年代から九四年の日清戦争開始までを扱う。伝統的な東アジアの国際秩序が変容を迫られるなか、清が朝鮮との宗属関係の再編を図る一方、日本は朝鮮侵略の一歩をふみだした。朝鮮では、鎖国攘夷政策と開国・開化政策がせめぎ合う中で、壬午軍乱、甲申政変が起こり、内政・外交のあり方をめぐって模索がつづけられた。また、民乱が続発し、東学が勢力を拡大、甲午農民戦争への動きが醸成されていった。このような模索の時代を代表する衛正斥邪思想、開化思想の史料など七〇点を収録。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 攘夷と開化 1860年代から日清戦争まで (原典朝鮮近代思想史 第2巻) [ 宮嶋 博史 ] 15,400 ~
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1860年代から日清戦争まで 原典朝鮮近代思想史 第2巻 宮嶋 博史 吉野 誠 岩波書店ジョウイトカイカ ミヤジマ ヒロシ ヨシノ マコト 発行年月:2022年03月15日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:430p サイズ:全集・双書 ISBN:9784000268165 吉野誠(ヨシノマコト) 1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。東海大学名誉教授。朝鮮近代史・日朝関係史 林雄介(ハヤシユウスケ) 1962年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。明星大学教育学部教授。朝鮮近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 鎖国攘夷と開国(欧米艦隊の侵攻と衛正斥邪思想/江華島事件と日朝修好条規の締結/黄遵憲『朝鮮策略』と対欧米開国問題)/2 開化思想の形成と分化(日本視察団の報告と開化上疏/欧米諸国との条約締結と対清関係/壬午軍乱と日清の出兵 ほか)/3 日清の対立と改革の構想(外交の模索/小国の自立/富強の道 ほか) 本巻は、欧米列強の侵攻が現実のものとなった一八六〇年代から九四年の日清戦争開始までを扱う。伝統的な東アジアの国際秩序が変容を迫られるなか、清が朝鮮との宗属関係の再編を図る一方、日本は朝鮮侵略の一歩をふみだした。朝鮮では、鎖国攘夷政策と開国・開化政策がせめぎ合う中で、壬午軍乱、甲申政変が起こり、内政・外交のあり方をめぐって模索がつづけられた。また、民乱が続発し、東学が勢力を拡大、甲午農民戦争への動きが醸成されていった。このような模索の時代を代表する衛正斥邪思想、開化思想の史料など七〇点を収録。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 攘夷と開化 1860年代から日清戦争まで (原典朝鮮近代思想史 第2巻) [ 宮嶋 博史 ] 15,400 ~
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