生産者ビオンディ サンティBiondi Santiワイン名ブルネッロ ディ モンタルチーノBrunello di Montalcinoヴィンテージ2005容量750ml解説パーカーポイント: 94+点予想される飲み頃:2015 - 2030The 2005 Brunello di Montalcino opens with a fabulous, expressive bouquet of freshly cut roses, spices and raspberries, all of which carry through to the palate, where the wine reveals impeccable class and elegance, with just enough fruit to balance its angular, lean structure. Still, the 2005 is surprisingly round and harmonious for a young vintage of Biondi-Santi, in fact, I had a hard time putting the glass down! Though medium in body, the wine offers gorgeous persistence and a long, exceptionally pure finish. I expect the 2005 Brunello to shut down in bottle, but readers who have an opportunity to taste the wine should not hesitate. Biondi-Santi did not produce a Riserva in 2005; instead the best of the fruit that is normally destined for the Riserva plus a selection of old vines near the heart of the estate were used for the 2005 Brunello. This is one of the unqualified successes of the vintage.(The Wine Advocate, Apr 27, 2010)
生産者シャトー ド ボーカステルChateau de Beaucastelワイン名オマージュ ア ジャック ペランHommage a Jacques Perrinヴィンテージ2007容量750ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2015 - 2055The star of the show was the 2007 Châteauneuf du Pape Hommage À Jacques Perrin, which in this vintage is a classic blend of 60% Mourvedre, 20% Syrah, and the rest Counoise and Grenache. Inky colored and insanely perfumed, with to-die-for notes of lavender, Provencal herbs, roasted meats, black cherries, truffle, crème de cassis and licorice, it flows onto the palate with massive concentration, a stunning mid-palate and a thick, rich texture that never gets heavy or cumbersome. This is blockbuster stuff that just could not get any better. Drink it anytime over the coming 3-4 decades.(217, The Wine Advocate, 28th Feb 2015) シャトー・ヌフ・デュ・パプの中でも際立つ存在感 シャトー ド ボーカステル Chateau de Beaucastel 抜群の安定した品質と知名度シャトー・ヌフ・デュ・パプには、ラヤスやボノーら優れた生産者が大勢いますが、安定した品質と知名度で1つ選ぶとすればシャトー・ド・ボーカステルです。 ペラン家が1909年に購入して、50年代ごろから自家元詰を始めました。 そして、2014年にデカンターのマン・オブ・ザ・イヤーを受賞したジャン・ピエールとフランソワのペラン兄弟が、78年に亡くなった父ジャックに捧げたのが偉大なる「オマージュ・ア・ジャック・ペラン」です。 70年代にビオディナミを導入ジャックは先見の明があり、70年代にビオディナミを導入しました。 シャトー・ヌフ・デュ・パプに認められた13品種の中で、晩熟のムールヴェードルの可能性に目を付けて、シャトー・ヌフ・デュ・パプの品質を高めました。 オマージュ・ア・ジャック・ペランは78年に亡くなったそのジャックに敬意を捧げて、89年に初めて生産されました。 50年代のムールヴェードルの古木を核に栽培しこだわりぬいた製造過程オマージュ・ア・ジャック・ペランは1989年に初めて世に出されました。 3ヘクタールの畑に、ジャックがバンドールのタンピエからのカッティング(新しい苗木を作るのに畑から取ってくる挿し木用の切り枝)を植えた50年代のムールヴェードルの古木を核に栽培しています。 基本的なセパージュは、ムールヴェードル60%、グルナッシュ20%、シラー10%、クノワーズ10%。 酸化しにくいムールヴェードル、シラー、クノワーズは開放式発酵桶で、酸化しやすいグルナッシュはコンクリートタンクで発酵しています。 家族メンバー全員で試飲してアッサンブラージュされ、ヴィンテージによっては全房発酵を導入。 ムールヴェードルのストラクチャーとアロマが爆発する最も偉大なシャトー・ヌフ・デュ・パプの一つです。 年間の製造本数は ロマネコンティと同じ6000本優良ヴィンテージにリリースされ、生産量は6000本。 ロマネ・コンティ並みの生産量しかない、世界で最も偉大な赤ワインの1つに君臨する逸品です。 圧巻なパーカーにおける成績 今までに23ヴィンテージが生産され、2007、1998、1990、1989でパーカーポイント100点を獲得。 2018と2017も暫定的な100点を獲得しています。 シャトー ド ボーカステル 一覧へ
生産者シャプティエChapoutierワイン名エルミタージュ ルージュ ル パヴィヨンErmitage Rouge Le Pavillonヴィンテージ2002容量750ml解説パーカーポイント: 91点予想される飲み頃:N/AAs extraordinary as the 2003s are, I was also blown away by the 2002s produced by Chapoutier, some of which are among the top wines of this challenging vintage. As I have said so many times over the last 15 years, the top Chapoutier wines are meant for very long term drinking, and are not designed for immediate gratification. Everything Chapoutier is doing, from his bio-dynamically farmed vineyard to tiny yields, extended fermentations, indigenous yeasts, and no fining or filtration, is done to produce the essence of a vineyard and a vintage. His track record since 1989 and 1990 admirably proves that these are indeed remarkable wines made by a young genius who refuses to compromise. Michel Chapoutier has been misunderstood by some of his peers, and there is a lot of jealousy when someone this young is so incredibly talented, but it is an irrefutable fact that these are wines of singular greatness as well as longevity.(The Wine Advocate, Dec 27, 2004)
生産者シャトー マルゴーChateau Margauxヴィンテージ2002容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2010 - 2030Performing better from bottle than at any time in cask (which of course is the objective of great winemaking, isn’t it?), this wine reveals a dense ruby/purple color in a style somewhat reminiscent of the 1988 but with more power, concentration, and volume. It has a beautifully elegant nose of black fruits intermixed with truffle, flower, and oak. The wine is medium to full-bodied, dense, with wonderful precision, freshness, and a long, full-bodied finish with impressive levels of concentration. Anticipated maturity: 2010-2030.(The Wine Advocate, Apr 29, 2005) ボルドーの宝石 シャトー マルゴー Chateau Margaux 香りから口当たり、味わい、そのすべてがエレガントで繊細です。 19世紀後半のベト病や世界恐慌などにより、一時品質を落としてしまいますが、1977年にアンドレ・メンツェロプロスが所有してからは、醸造学者エミール・ペイノーをコンサルタントとして招き、ブドウの栽培方法や樽による熟成の見直しを行うなどの改革を行いました。 そうして再び名声を取り戻し、コリーヌが引き継いだ後もさらなる成長を遂げています。 シャトーでは有機栽培が採用されており、2012年からグランヴァンの畑はすべてビオロジックで栽培をしています。 シャトー マルゴー 一覧へ
生産者シャトー ラトゥールChateau Latourヴィンテージ1997容量750ml解説パーカーポイント: 89点予想される飲み頃:2000 - 2014A flavorful, savory Latour, without a great deal of density or power, the 1997 exhibits sweet, walnut-tinged, black currant fruit intertwined with minerals and subtle wood. Nicely-textured, with adequate acidity, ripe tannin, and a medium-bodied finish, this smooth effort should drink well for 12-14 years.(The Wine Advocate, Apr 21, 2000) 荘厳かつ力強いスタイル シャトー ラトゥール Chateau Latour 5大シャトーの中でも常に最高の品質と評価されるシャトー・ラトゥール。 ラトゥールのシンボルでもある塔は、中世ヨーロッパに建設された要塞です。 ラトゥールもラフィットと同じく、18世紀にニコラ・アレキサンドル・セギュール侯爵に所有され、評判を高めていった歴史があります。 ラトゥールの大きな特徴のひとつが、畑の半分以上を占める「ランクロ」と呼ばれるエリアです。 このエリアは水はけのよい砂利質の土壌で、ジロンド川から温かい風が流れることにより、過度な温度変化を防止し、上質なカベルネ・ソーヴィニヨンを収穫することができます。 醸造方法にもこだわり、昔ながらの手法と最先端の技術の両方を採り入れることで、安定した品質のワインを生み出し続けています。 シャトー ラトゥール 一覧へ
生産者クロード デュガClaude Dugatワイン名グリオット シャンベルタン グラン クリュGriotte Chambertin Grand Cruヴィンテージ2011容量750ml解説パーカーポイント: 92+点予想される飲み頃:2010 - 2025Resin, talcum, and dark fresh berries scent the Claude Dugat 2008 Griotte-Chambertin, which displays a formidable concentration of cassis and boysenberry on a palate supported by fine tannins. Cherry pit bitterness, peat, and licorice lend dark diversity to this grand cru’s long finish, while a sense of chalkiness pulls it in a slightly austere direction, accentuated I suspect by its recent bottling. This long, strong Griotte should have at least 15 years’ potential.(The Wine Advocate, Jun 29, 2010) 生産量が極めて少なくカルト的な人気を誇るドメーヌ クロード デュガ Claude Dugat ジュヴレ・シャンベルタンの傑出したワイン生産者であるクロード・デュガを抜きにして、このアペラシオンを語ることはできません。 生産者というよりも、彼はジュヴレ・シャンベルタンのワインの品質とスタイルの真の保護者といっても過言ではありません。 彼のフルーティーで肉質的で濃密なスタイルは、ドメーヌの評価を高めています。 彼のワインは、ピノ・ノワールの鮮やかな果実味とジュヴレ・シャンベルタンの力強いテロワールがうまくリンクした素晴らしいワインで、カルト的な地位に見合う品質を持っています。 ジュヴレ・シャンベルタンで何世代にもわたって確固たる地位を築いてきたデュガ家は、現在では村全体で6ヘクタールの土地を所有しています。 クロード・デュガの祖父はかつて12樽を生産していましたが、現在は年間100樽を生産しています。 1988年、クロードは肥料と除草剤をやめ、現在では環境(空気、気候、水、土壌、生物多様性、景観)に対する負荷を最小限に抑える『持続可能なぶどう栽培』を行っています。 彼が打ち出した栽培哲学は今日でもなお生きています。 ・低利回り・均質な成熟度・樹勢をコントロール(最適な集中力)彼の栽培哲学により収穫したブドウは完全に除梗され、すぐに発酵を始めることができますが、酸素の侵入を制限し、乱暴な発酵を避けるために、ポンピングオーバーは事実上行われていません。 その代わりに、1日に2回、先が平らな棒を使って果帽を突き崩したり、ワインをかき混ぜたりする方法を実施します。 トータルの樽詰め期間は約2週間で、その後樽詰め前の2日間は果汁が落ち着くまで放置されます。 「ブルゴーニュ ルージュ」は全て1年物、「ヴィラージュ」ワインは60%が新樽、40%が1年物、1erクリュ、グランクリュは全て新樽で造られています。 樽は全てフランソワ・フレールが提供しています。 1990年代に入り、自らワインを瓶詰めして販売するようになってから、評論家の間ですぐに噂になり、高い評価を得るようになりました。 現在は彼の3人の子供たちがその役割を担っており、彼らが育ったジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールを昇華させようと意欲的に取り組んでいます。 2000年代に入ると、彼の子供たちもドメーヌに加わり、現在では、息子のベルトラン・デュガが中心となり、2人の姉妹に支えられて事業を引き継いでいます。 デュガは、ブドウの木に最大限の敬意を払い、テロワールを重んじ畑での仕事を重視しています。 石灰岩のテロワールに植えられたピノ・ノワールの樹は、驚くほどのミネラルとフィネスを持ったフレッシュでエレガントなワインを生み出します。 ブドウは、肥料や除草剤を一切使用しないサステイナブルな方法で栽培されています。 2013年からは有機農法に重点を置き、さらにビオディナミ農法も取り入れています。 ブドウは手摘みで収穫され、果実が熟成して、糖分が極端に濃縮されないよう、早い時期に収穫されます。 幸運なことに、彼らはこの地域で最も古いブドウの木をいくつか所有しており、それがメゾンのスタイルに反映されています。 クロードは低収量と小粒な果実を好み、隣人と同じ数の房を持ちながら、果実の大きさは隣人の半分になることを望んでいます。 これがデュガのワインを支える凝縮感と力強さの決定的な要因となっています。 クロード デュガ 一覧へ
生産量の少ないコルトン最良のワイン DRCが2009年から生産を始めた最も歴史の若いワインです。 ドメーヌ・プランス・フローラン・ド・メロードから借りたコルトンのグランクリュのル・クロ・デュ・ロワ、レ・ルナルド、レ・ブレッサンドの3区画をブレンドします。 コート・ド・ボーヌで造る唯一の赤ワインです。 ル・クロ・デュ・ロワ0.57ヘクタール、レ・ルナルド0.5ヘクタール、レ・ブレッサンド1.2ヘクタールの計2.27ヘクタール。 東向き斜面中腹の恵まれた場所にあるコルトンの丘で最良のクリマです。 平均樹齢は46年。 3つの区画をブレンドしたコルトン最良のワインの一つです。 当初は別々のキュヴェとして生産する計画があるという話でしたが、いまだにブレンドしています。 ブレッサンドは濃厚で引き締まっていて、クロ・デュ・ロワは濃厚で力強い。 ルナルドは両者に接してながら、少し趣が異なり、肉厚で、野性味を帯びています。 プランス・フローラン・ド・メロードはアロース・コルトン、ラドワ・セリニ、ポマールに畑を所有する老舗ドメーヌです。 DRCの栽培責任者ニコラ・ジェイコブが2008年からビオディナミを導入しましたが、大きな手入れが不要なほど、よい状態でした。 ロマネ・コンティよりわずかに広い程度の面積ですから、生産量は500から600ケースと希少です。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名コルトンCortonヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: (92-94)点予想される飲み頃:2023 - 2043The 2018 Corton Grand Cru contains fruit from plots of replanted vines for the first time this year, and also 80% whole bunches. Bertrand de Villaine told me that the blending was done a little later than their other crus. Matured in 100% new oak, it has an attractive bouquet of brambly red fruit, blueberry and scents of crushed stone, all nicely detailed. The palate is taut on the entry with an almost chalky texture and notes of bitter cherries and black currants. Fine symmetry toward the finish. Excellent.(Vinous, Jan 2020) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
DRCの中で最もお買い得 ロバート・パーカーがかねてらから力説してきたように、DRCの中で最もお買い得なのがグラン・エシェゾーです。 熟成力という点では、ラ・ターシュをしのいで、ドメーヌの中で最長と、オベール・ド・ヴィレーヌが語っています。 力強く、しっかりしたストラクチャーがあり、深みのある男性的な味わいです。 栽培面積は3.52ヘクタール。 全体の40%を占める最大の所有者です。 グラン・エシェゾーには14の農家がいますが、ここでもDRCは独壇場です。 畑の東側はクロ・ド・ヴージョの最も高い区画に接し、西側はエシェゾーに接しています。 北にはミュジニーがあります。 ブルゴーニュの評論家アレン・メドウズは、平均的なグラン・エシェゾーは平均的なクロ・ド・ヴージョを上回ると評しています。 グラン・エシェゾーのトップに立つDRCのエシェゾーが、クロ・ド・ヴージョのトップクラスのドメーヌより優れているのは当然でしょう。 グラン・エシェゾーはラ・ターシュやロマネ・サン・ヴィヴァンと同じ香りの枠組みを持っていて、リシュブールともよく似ているが、アジアのスパイスの香りに欠けるというのが、メドウズの評価です。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名グラン エシェゾーGrands Echezeauxヴィンテージ2018容量750ml解説パーカーポイント: 94点予想される飲み頃:2028 - 2058The 2018 Grands Échézeaux Grand Cru is a rich, muscular wine, unfurling in the glass with aromas of cherries, sweet berries, red fruit compote and plums mingled with subtle hints of exotic spices and peonies. Full-bodied, fleshy and broad-shouldered, with an ample core of fruit, powdery tannins, ripe acids and a long, heady finish. Out of the gates, the 2018 is something of a fruit bomb, but with time it should metabolize that puppy fat to become something special.(The Wine Advocate, Nov 11, 2022) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
エレガントなミニ・ロマネ・コンティ ロマネ・サン・ヴィヴァンは少し地味なイメージがあるのですが、それは大きな間違いです。 ラ・ターシュの力強さやリシュブールの華やかさにはかないませんが、香り高さにおいてはロマネ・コンティに次ぐワインです。 DRCを何度も飲んだ経験のある目利きは、ミニ・ロマネ・コンティとして賛辞を惜しみません。 ルーツは12世紀にサン・ヴィヴァン・ド・ヴェルジィ修道院が植え付けたル・クルー・ド・サン・ヴィヴァンまでさかのぼります。 その一部は、後にロマネ・コンティと呼ばれるようになり、残りがラ・ロマネ・サン・ヴィヴァンとなったのです。 革命後に売却され、畑の半分以上はマレ・モンジュ家の持ち物になりました。 女性オーナーのジュヌヴィエーヴ・マレ・モンジュは、ロマネ・サン・ヴィヴァンの名声を高めようと、1966年から5.28ヘクタールの区画をDRCに貸し出しました。 最初のヴィンテージの収量は1万8700本です。 ワインは、ドメーヌ・マレ・モンジュの名前と紋章を印、ネックにはDRCが畑と醸造の責任者であることが記されていました。 未婚で子供のなかったジュヌヴィエーヴが亡くなった後の1988年、DRCは彼女の相続人から約1000万ドルで畑を購入しました。 資金調達のため、エシェゾー、グラン・エシェゾーのほかDRC所有のヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュが売却されました。 ロマネ・サン・ヴィヴァンは少し地味なイメージがあるのですが、それは大きな間違いです。 ラ・ターシュの力強さやリシュブールの華やかさにはかないませんが、香り高さにおいてはロマネ・コンティに次ぐワインです。 DRCを何度も飲んだ経験のある目利きは、ミニ・ロマネ・コンティとして賛辞を惜しみません。 ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑は、DRCのオフィスの西側の、ロマネ・コンティやリシュブールより低い位置に広がっています。 岩盤はウミユリ石灰岩が主体で、粘土や泥灰土が下層に広がっています。 傾斜は3度から5度で、やや緩やかです。 植え替えで品質がさらに向上中 マレ・モンジュ時代は、収量の多いクローンが植えられていたため、DRCは購入後に、植え替えに乗り出しました。 ロマネ・コンティの畑から選別して増やしたDRCクローンを接ぎ木する作業を2001年から始めて、作業を続けています。 その効果が明確に出てくるのは、2020年から2030年と見られ、さらに品質が上がるのは間違いありません。 ロマネ・サン・ヴィヴァンは優雅で、バランスがとれていて、かぐわしい。 スミレ、ラズベリー、バラの香水のアロマを放ち、セイバリーな味わい。 ミュジニーに比肩される女性的なワインです。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ロマネ サン ヴィヴァンRomanee St.Vivantヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2023 - 2055The 2017 Romanée-St-Vivant Grand Cru was also showing very well indeed, soaring from the glass with scents of cassis, violets, blood orange, cinnamon and espresso roast that are complemented by carnal nuances of smoked duck and musk. On the palate, it's full-bodied, multidimensional and enveloping, with terrific concentration, rich and powdery structuring tannins and a long, saline finish. This is a dramatic, head-turning Romanée-St-Vivant in the making, and it is showing even better in bottle than it did from barrel.(January 2020 Week 2, The Wine Advocate, 10th Jan 2020) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者シャトー カロン セギュールChateau Calon Segurヴィンテージ2003容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2014 - 2029This beautiful 2003 exhibits a dense ruby/purple color, a vigorous youthfulness, and plenty of mulberry, black currant and cherry fruit intermixed with notions of cedarwood, baking spices and roasted herbs. Ripe, medium to full-bodied, fresh and precise, this wine is just hitting full maturity where it should remain for another 10-15 years.(The Wine Advocate, Aug 28, 2014)
生産者テヌータ サン グイド(サッシカイア)Tenuta San Guido(Sassicaia)ワイン名サッシカイアSassicaiaヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2018 - 2030This is my official review of the 2014 Bolgheri Sassicaia after having been graciously invited to the estate for various barrel samples spanning back several years. I have watched the evolution of this wine with a close eye and am impressed by how its real quality is diametrically opposed to the poor expectations of this difficult vintage. The nose is redolent of bright fruit and blackberry. Spice, tar and leather appear subtly at the back. The wine took on considerable weight each year I came back to taste it and this vintage was bottled earlier than average, precisely to give it more time to unwind and relax in the small confines of the bottle. This is a solid effort for sure and the wine is a stunning example of what it takes to make great wine, even when weather conditions are not in your favor.(The Wine Advocate, Apr 28, 2017) 元祖スーパータスカン サッシカイア Sassicaia 元祖スーパータスカンとして名高いサッシカイア。 最初は自家用ワインとして造られていましたが、天才醸造家ジャコモ・タキスの手により、トスカーナを代表するワインへと生まれ変わりました。 土壌には石が多く、さらに、砂や粘土、石灰質が入り組んでいます。 ミネラル分も豊富で、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に最適です。 サッシカイア 一覧へ
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2005容量750ml解説パーカーポイント: (98-99)点予想される飲み頃:N/AThe 2005 La Tache epitomizes the unique mysteries of Pinot (not to mention the character of a great site), with its aromas of game, musk, iris, star anise, vanilla, allspice, and naturally also an abundance of sweet, ripe, implosively tiny-berried fruit. Imagine a black Riesling. On the palate, a vivid freshness of fruit, pungency of spice and flowers, and melting away of what in point of analytical fact are abundant tannins, all engender an almost white wine dynamic of fruit-mineral call-and-response and clear, incisive penetration of flavors to every recess of the mouth. This is a T.R. sort of wine - you just don’t feel the stick.(170, The Wine Advocate, 30th Apr 2007) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者オルネッライアOrnellaiaヴィンテージ2020容量3000ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2026 - 2045The 2020 Bolgheri Superiore Ornellaia is made with Cabernet Sauvignon and Merlot with small percentages of Cabernet Franc and Petit Verdot. It opens to an impenetrable, full-bodied approach with dark fruit, pencil shaving, toasted oak, Spanish cedar, campfire ash and iron ore. For sure, this is an especially concentrated and oak-driven vintage of this iconic wine. It absolutely requires more aging time. It feels quite tight and firm in its youth. The concentration is abundant.(The Wine Advocate, Jun 01, 2023)
生産者ガヤGajaワイン名バローロ スペルスBarolo Sperssヴィンテージ1996容量750ml解説パーカーポイント: (94-96)点予想される飲み頃:2005 - 2030The spectacular 1996 Barolo Sperss boasts an opaque ruby/purple color in addition to enormously ripe black cherries, tar, flowers, and white truffles. Extremely full-bodied, with compelling intensity and purity, this is a large-scaled, massive Barolo with plenty of tannin, and 2-3 decades of ageability. Anticipated maturity: 2005-2030.(The Wine Advocate, Aug 27, 1999)
生産者オルネッライアOrnellaiaワイン名レ ヴォルテ デル オルネッライアLe Volte dell Ornellaiaヴィンテージ2021容量1500ml解説パーカーポイント: 91点予想される飲み頃:2023 - 2026The Ornellaia 2021 Le Volte dell'Ornellaia offers bright and youthful fruit with dark cherry, cassis, spice and red rose. This wine is composed of Merlot, Sangiovese and Cabernet Sauvignon. You feel the acidity of the Italian grape and the rich fruit from the two French varietals. The wine is tonic and tight with mid-weight intensity. This is the entry-level red from one of Italy's most iconic estates.(The Wine Advocate, Jun 01, 2023)
TESTAMATTA イタリアにおける 「テスタ・マッタ」とは、強烈な個性、独特のスタイル、前向きな姿勢と創造性を持つ人物のことです。 前向きでクリエイティブ、そして情熱的なビービー氏を表現するのに最適な言葉です。 ビービー・グラーツのフラッグシップワイン、すなわち生産者の『顔』となるワインをこれ以上うまく表現できる名前は他にないでしょう。 彼自身、「テスタマッタ」を造ったときは、これ以上出来ないというところまで自分を追い込んだそうです。 ワイン造りはもちろん、ラベルデザインやネーミングに1年半以上の年月がかかったそうです。 初めはニューヨークのデザイン事務所に依頼し、何百もの案を検討したそうですが、納得できず、全身全霊をかけたワインを私の分身のように感じたとき、「テスタマッタ(“クレイジー”、もしくは“独自の姿勢で物事に取り組む人”、を意味する)」という表現が浮かんだそうです。 その途端「これだ」と思い、自分で絵を描かれました。 その後ワインの専門誌や品評会で高い評価を受賞し、「どんな魔法を使って、短期間でこんなに素晴らしいワインを造ったんだ?」と聞かれた際には「もちろん私は魔法使いではありません。 ただ、この世にない価値を生み、人々に感動を与えたかった。 そのために、まさにクレイジーになって「テスタマッタ」に取り組んだのです。 」と答えられていました。 ここに、彼のすべてが詰まっています。 ただ、がむしゃらにブドウとその土壌に向き合ったからこそ、世界中にファンができるよう古樹のサンジョヴェーゼ100%で造られるこのワインは、伝統と創造性の融合から生まれたもので、トスカーナのサンジョヴェーゼの概念を高め、"スーパータスカン"を次のレベルに引き上げるものとなりました。 ワイナリーで最も優れた5つの畑から収穫されたブドウを使用したこちらのワインは、世界中で高評価を獲得。 計り知れないテクスチャーとエレガンスを兼ね備えた出来栄えです。 醸造と熟成テスタマッタのブドウは、ワイナリーの最良の5つの畑から選び抜かれたものです。 (キャンティ・クラシコの中心に位置する標高600メートルと400メートルのラモーレとモンテフィーリ、フィレンツェ近郊の標高280メートルのヴィンチリアータ、フィレンツェの北部に位置するルフィーナ渓谷に向かうロンダ、トスカーナ南部の標高250メートルのシエナ。 )それぞれの畑は区画ごとに分けられ、ブドウを完璧な熟度を求めるため、最高8回、手摘みで収穫されます。 5つのブドウ畑はいずれもトスカーナの異なる地域に位置し、それぞれ樹齢が非常に高い(最長80年)ことが特徴です。 ブドウは除梗と圧搾が行われる前に、ワイナリーで2度目の選果が行われます。 発酵は、温度管理や "セニエ"は一切行わない開放式の樽(225L)で天然酵母と土着酵母によって行われ、1日に6回の手作業によるピジャージュが行われます。 そして7?10日間のマセラシオンを行った後、異なる区画ごとに分けて、樽で2年間熟成されます。 生産者ビービー グラーツBibi Graetzワイン名テスタマッタTestamattaヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2024 - 2045The 2021 Testamatta is Sangiovese sourced from various hilltop vineyards spanning different cool microclimates. The ideal is to underline the transparency and fragility of the variety. Fruit from the Olmo Vineyard plays a big role and “gives a strong imprint to this wine,” Bibi says. Testamatta offers fresh aromas of violet, rose, forest green and candied orange peel. Bibi says 2021 was generally warmer than 2020, but all three vintages - 2020, 2021 and 2022 - are considered hot. He is upbeat regarding 2023 thanks to all the rain. Testamatta shows an earthy note that gives this wine (with 120,000 bottles made) a slightly more accessible personality. The tannins are lightly managed and the oak framing is down to an elegant minimum. Bibi buys 1% new oak each year, and his oldest barrels date back to 2003. He does not pull leaves, and he employs methods that do not concentrate his fruit so he can safeguard the typicity of Sangiovese. Winemaking is as natural as possible. The beautiful results are classic and bright. He strives to keep alcohol contents below 13%.(The Wine Advocate, Jun 01, 2023) 地域のテロワールを見事に反映した、唯一無二の芸術作品 ビービー グラーツ Bibi Graetz アーティスティックなラベルとイタリアトップクラスの品質で非常に人気の高いビービー・グラーツ。 フィレンツェの芸術一家に生まれたビービー・グラーツは、自家消費用のワイン造りを手伝い始めたことがきっかけで、芸術作品としてワインを手掛けるようになりました。 彼の故郷への強い思いとその独創性によって、地域のテロワールを見事に反映した、唯一無二のワインを生み出し続けています。 そのために取り入れているのが、225Lの樽を縦置きにし、そのまま発酵させる製法です。 こうすることで、ブドウの果皮についた野生酵母を使うため、土地そのものをワインに表現することが出来るのです。 この一風変わった樽発酵の方法が大きな成功を収め、ビービー・グラーツのワイナリーを象徴する手法となっています。 型破りな方法で生み出されるワインは、イタリアのワインガイド、ヴェロネッリにおいてイタリア全土で3位という快挙。 また世界最大のワイン見本市「ヴィネクスポ」において、ブラインドテイスティングを行った約3万本のワインの中からNO.1に選ばれるなど、世界各国で高い評価を得続けています。 ビービー氏の古木への愛情により、主に栽培するのはトスカーナの土着品種であるサンジョヴェーゼ、カナイオーロ、コロリーノ。 畑は、キャンティ・クラシコの中心部にある標高600mと400mのラモーレとモンテフィーリ、フィレンツェ近郊の標高280mに位置するヴィンチリアータ、フィレンツェの北側、ルフィナ渓谷に面するロンダ、そしてトスカーナ南部、標高250mのシエナなど、トスカーナの様々な地域に位置しています。 ビービー氏は古いブドウ畑に魅了され、その繊細さ、エレガンス、そしてそこから生まれる果実の純粋さに惹かれました。 今では、ビービー・グラーツが、トスカーナで最大の古木のブドウ畑のコレクションのひとつを所有し、今も、ぶどう畑の手入れを自ら行いながら、新しいワインを生み出しています。 雄大な景色を持つ美しい畑で栽培された、‘アーティスト‘ビービー・グラーツが造り出す楽園の世界をお楽しみください。 ビービー グラーツ 一覧へ
生産者アルマヴィーヴァAlmavivaワイン名エプEpuヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 94+点予想される飲み頃:2024 - 2030Their second wine, the 2021 Epu is from the same terroir and vineyard in Puente Alto as Almaviva but comes from the younger vines, around 12 years on average. In 2021, the blend is 80% Cabernet Sauvignon, 15% Carmenere and 5% Merlot (no Cabernet Franc this year). It has a ripe and heady nose, with 14.68% alcohol (15% on the label), mellow acidity and intense notes of red peppers, ripe blackberries and cassis and some spiciness from the oak. It matured for one year in French barriques, only 10% new and 90% second use. It has a little less structure and softer tannins, making it more approachable than previous years, a profile that seems to be the signature of the year. It's medium to full-bodied with velvety, more polished tannins, and it is more delicate and less concentrated, with more finesse. But I find these quite homogeneous and regular, this year with no raisins or dehydrated grapes, and in this vintage, it feels open and expressive. 80,000 bottles produced. It was bottled in January 2023.(The Wine Advocate, Sep 01, 2023)
生産者アルマヴィーヴァAlmavivaヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 96+点予想される飲み頃:2025 - 20352021 was an overall cooler year than 2020, with more elegant wines with more finesse and less angular tannins. The sleek 2021 Almaviva is a good example of that, still very young and still marked by the élevage in oak after spending 20 months in French oak barrels, 71% of them new and the rest only second use. The final blend was 71% Cabernet Sauvignon, 22% Carmenere (from Peumo), 5% Cabernet Franc and 2% Petit Verdot, a variety that might gain in percentage, as they have even planted some more with the idea to possibly replace Merlot in the medium or long term. It's not a shy wine, hitting the scale at 15% alcohol and with mellow acidity, 4.65 grams (tartaric) and a pH of 3.81 The fruit is dark, ripe and spicy, nothing green about it; it's a little shy, less expressive than the warmer years are early on and a little more discreet but with potential to develop in bottle. The tannins are still present, and it should benefit from some more time in bottle. The 2019 had more volume than the 2018, and the 2020 is closer to the 2019 than the 2018. 200,000 bottles produced. It was bottled between late January and early February 2023. I tasted it next to the 2020 and 2018, and it's closer to the latter; but this 2021 is more elegant, and 2018 is a little more austere and herbal.(The Wine Advocate, Sep 01, 2023)
生産者ペトリュスPetrusヴィンテージ2006容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2017 - 2040Tasted at Bordeaux Index's annual 10-Year On tasting in London. The 2006 Petrus now seems to be evolving more slowly than the 2006 Le Pin: the fruit darker with raspberry coulis, mulberry, hints of marmalade and crushed rose petals coming forth. The palate is medium-bodied with fine tannin, gently gripping the mouth and demonstrating admirable weight and complexity. You might almost think there was some Cabernet Franc towards the finish thanks to the subtle peppery notes coming through. It is probably ready to drink now, but the substance here suggests that it will age for another decade and continue to offer pleasure long after. Tasted January 2016.(The Wine Advocate, May 30, 2016)
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2006容量750ml解説パーカーポイント: 94点予想される飲み頃:2009 - 2029Domaine de La Romanee-Conti's 2006 La Tache possesses a sense of sheer density and a viscosity - by no means precluding energy - that go beyond the other wines in the Domaine's current collection. Scents of bitter-sweet floral perfume, citrus oils, white pepper, peat, and black fruit distillates pungently, almost aggressively fill the nose. The marrow and beef gelatin aspect of this Pinot is salient, but is allied on a palpably tannic palate with similarly impressive concentrated cooked black fruits, dark mushroom stock, forest floor, smoky Lapsang tea, and licorice. For grip and power, too, this surpasses its stable mates. But a glance back at the Romanee-St.-Vivant suggests that you can't have it all, and that this La Tache cannot approach that wine's finesse or quite equal its mystery. Still, I suspect this will be worth following for at least two decades.(The Wine Advocate, Dec 22, 2009) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者オーパス ワンOpus Oneヴィンテージ2001容量750ml解説パーカーポイント: 90点予想される飲み頃:2011 - 2021Performing better than it did eight years ago, the 2001 Opus One reveals a classic, French-like style with notes of cedar wood, melted licorice, black currants, roasted herbs and tobacco leaf. While not one of the stars of the vintage, it is a medium to full-bodied, outstanding effort that has reached full maturity. It should continue to drink well for another decade or more. This was a reassuring showing, although vintages over the last five years have been stronger and more powerful, with greater aging potential than the 2001.(The Wine Advocate, May 02, 2011) 唯一無二のボルドー・ブレンド オーパス ワン Opus One 日本で最も知名度の高い赤ワインの1つナパのパワーとボルドーのエレガンスを備える唯一無二のボルドー・ブレンドの赤ワイン。 カリフォルニアのナパヴァレーから生まれるオーパスワンは、日本で最も知名度の高い赤ワインの1つです。 フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵の率いるボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと、ナパヴァレーのロバート・モンダヴィのジョイント・ヴェンチャーが1978年に生まれました。 フィリップ男爵は、ボルドーに元詰めを広め、シャトー・ムートン・ロートシルトを1級に昇格させた伝説的な人物です。 ロバート・モンダヴィは1966年にワイナリーを創設した「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるワインメーカーです。 2人がナパヴァレーの風土とボルドーの技術を合わせて、世界クラスのボルドータイプのワインを造ろうとして始まりました。 ナパヴァレーの聖地とも言えるオークヴィルの畑から、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られます。 カリフォルニアのカルトワインの元祖的な存在でもあります。 世界的な名声を一気に確立ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズが1981年に開いたプレミア・ナパヴァレー・オークションで、1ケースが2万4000ドルの記録的な高値で落札されました。 フランスとアメリカを代表する生産者が手を組んだワインのニュースが駆け巡り、世界的な名声を一気に確立しました。 2001年以降マイケル・シラーチの下でさらに品質向上したオーパスワンは、日本国内はもちろん、アメリカ、イギリス、香港など各国の星付きレストランにオンリストされています。 世界中のファンを魅了し続けるオーパスワンオーパスワンは当初、モンダヴィ側のティム・モンダヴィとムートン側のパトリック・レオンが手を組んで造っていました。 ロバート・モンダヴィがコンステレーション・ブランズに買収された2004年から、オーパスワンは独立した形で経営されています。 ムートン・ロートシルトの意見も参考にしますが、現在はチーフワインメーカーのマイケル・シラーチが最終決断をします。 着実に品質を向上させています。 グラヴィティ・フローや光学式選果機を導入し、ナパヴァレーの力強い果実味と、ボルドー的な繊細さの両方を持ち合わせるワインとして、世界中のファンを魅了し続けています。 オーパス ワン 一覧へ
生産者オーパス ワンOpus Oneヴィンテージ2009容量750ml解説ヴィノス: 92点予想される飲み頃:2019 - 2031Bright, dark red with ruby highlights. Very dark aromas of black cherry, cassis, blueberry and licorice. Then rather plush, sweet and full for Opus One, conveying a chocolatey ripeness to its dark berry flavors. Finishes with smooth tannins that build without going dry. This wine was broad and smooth from the outset. Today it's a generous mouthful but a bit clunky compared to some more recent vintages. This was reportedly the first vintage to include a significant percentage of Petit Verdot, and that may explain the wine's emphasis on black and blue fruits. (14.5% alcohol)(Vinous, Jul 2019) 唯一無二のボルドー・ブレンド オーパス ワン Opus One 日本で最も知名度の高い赤ワインの1つナパのパワーとボルドーのエレガンスを備える唯一無二のボルドー・ブレンドの赤ワイン。 カリフォルニアのナパヴァレーから生まれるオーパスワンは、日本で最も知名度の高い赤ワインの1つです。 フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵の率いるボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと、ナパヴァレーのロバート・モンダヴィのジョイント・ヴェンチャーが1978年に生まれました。 フィリップ男爵は、ボルドーに元詰めを広め、シャトー・ムートン・ロートシルトを1級に昇格させた伝説的な人物です。 ロバート・モンダヴィは1966年にワイナリーを創設した「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるワインメーカーです。 2人がナパヴァレーの風土とボルドーの技術を合わせて、世界クラスのボルドータイプのワインを造ろうとして始まりました。 ナパヴァレーの聖地とも言えるオークヴィルの畑から、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られます。 カリフォルニアのカルトワインの元祖的な存在でもあります。 世界的な名声を一気に確立ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズが1981年に開いたプレミア・ナパヴァレー・オークションで、1ケースが2万4000ドルの記録的な高値で落札されました。 フランスとアメリカを代表する生産者が手を組んだワインのニュースが駆け巡り、世界的な名声を一気に確立しました。 2001年以降マイケル・シラーチの下でさらに品質向上したオーパスワンは、日本国内はもちろん、アメリカ、イギリス、香港など各国の星付きレストランにオンリストされています。 世界中のファンを魅了し続けるオーパスワンオーパスワンは当初、モンダヴィ側のティム・モンダヴィとムートン側のパトリック・レオンが手を組んで造っていました。 ロバート・モンダヴィがコンステレーション・ブランズに買収された2004年から、オーパスワンは独立した形で経営されています。 ムートン・ロートシルトの意見も参考にしますが、現在はチーフワインメーカーのマイケル・シラーチが最終決断をします。 着実に品質を向上させています。 グラヴィティ・フローや光学式選果機を導入し、ナパヴァレーの力強い果実味と、ボルドー的な繊細さの両方を持ち合わせるワインとして、世界中のファンを魅了し続けています。 オーパス ワン 一覧へ
Gevrey Chambertin Vieilles Vignes デレ、シルヴィー、ジュスティス、ジュヌ・ロワからなる村名ジュヴレ・シャンベルタン。 このワインも樹齢80年になるヴィエイユ・ヴィーニュである。 房も実も小さく、自然に凝縮したワインが生まれる。 これぞジュヴレというがっしりしたストラクチャーだが、完熟した果実味がタンニンをオブラートのように包み込み、喉越しは滑らか。 古樹のブドウが生みだす緻密なストラクチャーと凝縮感が魅力の洗練キュヴェ チェリー、ラズベリー、スパイス、甘草のアロマが特徴で、ミディアムからフルボディで深みと凝縮感があります。 ヴェルヴェットのようなタンニンと生き生きとした酸、エレガントで滑らかな輪郭を持ちます。 生産者ドゥニ バシュレDenis Bacheletワイン名ジュヴレ シャンベルタン ヴィエイユ ヴィーニュGevrey Chambertin Vieilles Vignesヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (90-91)点予想される飲み頃:N/AIncorporating the domaine's holdings in Les Evocelles once again due to low yields, Bachelet's 2021 Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes bursts with scents of raspberries, peonies, plums, orange zest and sweet spices. Medium to full-bodied, fleshy and vibrant, with melting tannins and an enveloping core of fruit, it's a pretty classic in the making.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) 稀少性も相まってカルト的な支持を得ている生産者 ドゥニ バシュレ Denis Bachelet ドゥニ バシュレの畑は4ヘクタール強の小さな畑です。 ぶどうの樹齢が高く、収量も多くありません。 畑での剪定は厳しく、完璧ではない果実を排除することを徹底しています。 この古木から造られるぶどうを除梗し、穏やかな抽出後、木樽に入れて熟成させます。 新樽比率はグランクリュでは30-50%、村名クラスでは30-40%ほどです。 また、果実の甘みをより効果的に引き出すことができると考え新たな樽会社のものを導入するなど樽の選別も厳密に行っています。 さらに、彼らは2014年ヴィンテージから発酵中のパンチダウンの回数を減らすことで、タンニンの抽出をより穏やかにする努力をしています。 最近ではビオディナミ農法に転換しました。 また、1つの区画において、優良クローンだけで栽培するのではなく異なる遺伝子を持つぶどうを栽培することによって、収穫時に少し柔軟性を持たせる工夫なども行っています。 フィネスと構造的なしなやかさを持つエレガントなスタイルへと、ますます進化し続ける「ドゥニ バシュレ」は稀少性も相まってカルト的な支持を得ています。 ドゥニ バシュレ 一覧へ
歯ごたえのある果実味と滑らかなタンニンの秀逸なバランス ジェノ ブーランジェールが手掛けるシャンボール ミュジニーは、ヴージョの境近く、シャルムの下部にあたる"レ・ナゾワール"と 村の斜面下部に位置し、国道D974に面する"レ・モンビー"のブレンドで作られます。 土壌は石灰岩で構成されていますが、小石、砂利、礫岩も少し入り混じっています。 2021年は天候の影響を受け収量が大きく減少しましたが、造られたワインはどれも秀逸で、エレガントな様相を呈しています。 ■味わいストロベリー、レッドカラント、クランベリー、スグリのような果実のアロマと、スーボワ、そしてほんの少しのグラファイトを含む、官能的なブーケを持っています。 味わいはミディアムボディで、フレッシュ感が強く、カリカリとした果実味を強く感じる一方で、タンニンは控えめで滑らかな印象です。 程よく苦いエッジと胡椒のような少しスパイシーに感じる余韻も魅力的です。 生産者ジェノ ブーランジェールGenot Boulangerワイン名シャンボール ミュジニーChambolle Musignyヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (89-91)点予想される飲み頃:2024 - 2036The 2021 Chambolle-Musigny Village, which lost 50% of the crop (less than the Côte de Beaune), has a sensual and focused bouquet with crushed strawberry, redcurrant, sous-bois and just a touch of graphite. The palate is mediumbodied with crunchy red fruit; there's a nicely bitter edge to this Chambolle with a peppery finish that doesn't outstay its welcome.(Vinous, November 2022) パリの3つ星レストランにオンリスト ジェノ ブーランジェール Genot Boulanger 素晴らしいブルゴーニュワインの造り手が紹介しつくされたコートドールで、もはや高品質なワインを生産しているドメーヌを新しく見つけ出すことは、容易なことではありません。 しかし、驚くような品質のワインを造るドメーヌが発見されることもまれにあります。 白ワインも赤ワインも一貫した輝きを持つこの「ジェノ・ブーランジェール」は、まさにみんなが待ち望んでいた素晴らしいドメーヌなのです。 ムルソーに居を構える「ジェノ・ブーランジェール」の歴史はそれほど長くありません。 ドメーヌの歴史は、パリの薬剤師シャルル・アンリ・ジェノと妻マリーの2人の生涯の夢として始まり、1974年にムルソーに移り住み、メルキュリーに畑を購入したことで実現しました。 そしてムルソー、ヴォルネイ、シャサーニュなどコート・ドールの畑を購入し、徐々にドメーヌを築き上げていったのです。 その後コート・ド・ニュイ、コルトン、アロース・コルトン・クロ・デュ・シャピートルにも進出し、1998年までに、ブルゴーニュの30アペラシオン 22haの優良畑を所有するまでになりました。 義理の息子のギョーム・ラヴォレ氏が加わり、2008年にドメーヌの経営を引き継ぎ、現在はドメーヌの4代目となっています。 ワイン造りは、手を加えないアプローチギョーム・ラヴォレ氏は当初から、「偉大なブルゴーニュのテロワールの複雑さと繊細さを表現したワインを造る」という自分たちの使命を明確にしていました。 そこで彼らは、ブドウ栽培と土壌の健全性に注目し品質向上のために、有機農法への転換やビオディナミの実験を行いながら、丹精込めて取り組んでいます。 小規模な畑で馬による耕作を導入しており、かなりいい成果が表れているようです。 2018年にはAB(アグリキュルチュール・ビオロジック)の認証を取得しました。 彼らの哲学は「ブドウ畑で最大限の作業を行い、キュヴェへの介入を最小限に抑える」というもので、セラーでは、人間の介入はできるだけ抑えることを心がけています。 自分たちが手を加えるのではなく、比類のないテロワールを表現し、ブルゴーニュの素晴らしい気候のすべての資質を引き出す努力をしています。 彼らの努力で、バランスの取れたワインを造ることであり、若いうちから手に入りやすく、さらに4?5年の熟成期間を経て、別の次元のワインに生まれ変わる・・・そんなワインを造りだしているのです。 収穫はすべて手摘みで行われます。 収穫後、白ワインは房ごと圧搾し、軽く沈殿させた後、オーク樽に入れて発酵と熟成を行います。 土着酵母を使って発酵させています。 早期老化を防ぐために、攪拌はしていません。 12ヶ月間の熟成後、澱引きされた後、樽に移され、さらに6ヶ月間熟成が行われます。 シャルドネの豊かさとブルゴーニュのテロワールにより、丸みと緊張感を兼ね備えた白ワインが造られ、目の肥えたワイン愛好家を満足させています。 赤ワインはヴィンテージや収穫時のぶどう状態によって、全房発酵にするか除梗かを選択します。 3?4週間最小限の介入で発酵をさせます。 「ジェノ・ブーランジェール」のワインは、パリの3つ星「Kei」「ピエール・ガニェール」「ギィ・サヴォワ」、2つ星「アストランス」「ミシェル・ロスタン」などにオンリストされています。 「3つ星や2つ星の格付けのレストラン」というところがポイントです。 2020年のパリの3つ星は10軒、2つ星は15軒。 ちなみにミシュラン格付けの定義は下記のとおりです。 ★★★そのために旅行する価値のある卓越した料理★★遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理その格付けには料理だけでなくワインのセレクトも含まれますので、全てにおいて「最高」と認められたレストランにオンリストされているワインがいかに素晴らしいかお分かりいただけると思います。 これは、フランスでは既にトップドメーヌと見なされている証なのです。 ジェノ ブーランジェール 一覧へ
生産者テヌータ サン グイド(サッシカイア)Tenuta San Guido(Sassicaia)ワイン名サッシカイアSassicaiaヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2024 - 2042The Tenuta San Guido 2020 Bolgheri Sassicaia speaks to those who seek a more voluptuous, opulent and, ultimately, more accessible wine. This vintage is a precise reflection of Coastal Tuscany, as opposed to a more generic "Tuscan" wine from elsewhere in this large central Italian region. You taste the ripeness and soft fruit weight that comes from a coastal appellation with especially bright luminosity and warm Mediterranean offshore breezes. Sassicaia from the cool vintages is a famously reticent or withholding wine in its earliest years, requiring a long lead time before it eases into an ideal drinking window. That's definitely not the case here. This wine is beautiful and compelling straight out of the gate, showing a lovely mix of dark fruit, oak spice, balanced freshness, textural richness, soft tannins and an expertly contained 14% alcohol content. The wine's immediate character is what distinguishes this vintage, and I wouldn't get too fussed by exaggerated cellar-aging ambitions. The wine awards sheer pleasure in its current form, with dazzling primary fruit and soaring intensity over the near and medium term.(The Wine Advocate, Jan 06, 2023)
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ1990容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2015 - 2030Tasted at the La Tâche vertical at The Square. The La Tâche 1990 sports a deep garnet core with brick rim. The palate is obviously from a relatively warm Burgundy vintage and delivers a surfeit of ripe, juicy and powerful red fruit infused with black truffle, leather and mint, with time a touch of rose petals. It gains more and more delineation with time, though never quite achieves the clinical precision of the 1991. The palate is full-bodied and for La Tâche, quite sinewy with layers of intense, rounded, svelte red berry fruit with just a touch of piquancy. It has an enormous structure and undeniable presence, yet this bottle could not hold a torch to either the 1991 or the 1999 La Tâche. Aubert de Villaine himself commented that he prefers the 1991 La Tâche to the 1990 and I concur. This is a great La Tâche but now with 25-years on the clock, one wonders whether it is past its peak?(The Wine Advocate, Apr 30, 2015) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者シャトー ランゴア バルトンChateau Langoa Bartonヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2025 - 2045The 2021 Langoa Barton offers up attractive aromas of dark berries and plums mingled with sweet spices and cigar box. Medium to full-bodied, fleshy and seamless, it's polished and fleshy, with an enveloping core of fruit, beautifully refined tannins and well-integrated acids.(The Wine Advocate, Feb 09, 2024)
生産者シャトー オー ブリオンChateau Haut-Brionヴィンテージ1992容量750ml解説パーカーポイント: 89点予想される飲み頃:2003 - 2008This wine is an immensely successful effort for the vintage, with elegance, sweetness, and a medium plum/garnet color already beginning to show some lightening at the edge. It has developed quickly, although the wine has surprising fruit and personality for such a dreadful vintage. The wine shows good cedary, spice box, cigar, and tobacco notes intermixed with minerals, sweet plum, and cherry. The finish is a bit short and attenuated, but the aromatics, attack, and mid-palate are delicious. Anticipated maturity: Now-2008.(The Wine Advocate, Jan 01, 2003) グラーヴ地区唯一の1級 シャトー オー ブリオン Chateau Haut-Brion 5大シャトーの中で唯一グラーヴ地区からメドック1級に格付けされているシャトー・オー・ブリオン。 シャトーには500年以上の歴史があり、創始者であるジャン・ドゥ・ポンタック以降、数々のオーナーの手に渡るなかで、シャトーは限りない発展を遂げてきました。 1934年にアメリカのディロン家が所有してからは、最先端の技術が採用され、より品質を高めています。 エレガントで香り高く、柔らかみがあるため、他の5大シャトーに比べて親しみやすいスタイルです。 シャトー オー ブリオン 一覧へ
生産者シャトー ムートン ロートシルトChateau Mouton Rothschildヴィンテージ2008容量375ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2021 - 2045Tasted at the Mouton-Rothschild vertical in London, the 2008 Mouton Rothschild has always been in the shadow of the ensuing couple of vintages, but I was not the only person at this tasting that commented upon the class in show here. It replicated previous showings: cedar and graphite present and correct, though accompanied by something a little more exotic - eucalyptus maybe? The palate is beautifully balanced, very detailed and extremely fresh. This conveys so much energy and animation before reverting towards a more classic and structured, pencil lead finish. Those in the know will stash up on the 2008 Mouton Rothschild because it is destined to turn into one of the "dark horses" of the decade. Tasted May 2016.(The Wine Advocate, Feb 01, 2017) 人々を魅了するアートラベル シャトー ムートン ロートシルト Chateau Mouton Rothschild ムートンのアートラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がポスター画家ジャン・カルリュに依頼したのが始まりでした。 その後、1945年からはアートラベルが毎年企画されるようになり、シャガール、ピカソ、ダリといった巨匠アーティストを起用。 ムートンの卓越した品質もさることながら、そのラベルの優れた芸術性から、世界中のワイン愛好家に高い支持を受けています。 シャトー ムートン ロートシルト 一覧へ
生産者シャトー ムートン ロートシルトChateau Mouton Rothschildヴィンテージ2008容量375ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2021 - 2045Tasted at the Mouton-Rothschild vertical in London, the 2008 Mouton Rothschild has always been in the shadow of the ensuing couple of vintages, but I was not the only person at this tasting that commented upon the class in show here. It replicated previous showings: cedar and graphite present and correct, though accompanied by something a little more exotic - eucalyptus maybe? The palate is beautifully balanced, very detailed and extremely fresh. This conveys so much energy and animation before reverting towards a more classic and structured, pencil lead finish. Those in the know will stash up on the 2008 Mouton Rothschild because it is destined to turn into one of the "dark horses" of the decade. Tasted May 2016.(The Wine Advocate, Feb 01, 2017) 人々を魅了するアートラベル シャトー ムートン ロートシルト Chateau Mouton Rothschild ムートンのアートラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がポスター画家ジャン・カルリュに依頼したのが始まりでした。 その後、1945年からはアートラベルが毎年企画されるようになり、シャガール、ピカソ、ダリといった巨匠アーティストを起用。 ムートンの卓越した品質もさることながら、そのラベルの優れた芸術性から、世界中のワイン愛好家に高い支持を受けています。 シャトー ムートン ロートシルト 一覧へ