スーパータスカンの代表格 オルネッライアに用いられるブドウは、全て手摘みで収穫。 除梗の前と後の2回、選果台の両側で職人が並び、健全なブドウを選別した後、独自の個性を表現できるよう区画ごとに醸造。 ステンレスタンクとコンクリートタンクで発酵し、その後15日間、果皮とマセラシオンを実施。 ワインはバリックに入れ、温度管理したセラーで12ヵ月熟成させた時点で、ブレンドしてから樽に戻し、さらに6ヵ月樽熟成を続けます。 収量を抑え、細心の注意を払われて生み出されたワインは、世界屈指のワインとして有名です。 2019ヴィンテージ 2019年は、例年に比べ天候が劇的に変化したヴィンテージ。 4月と5月は寒くて雨が続いたため、ブドウの成長が例年よりゆっくりと進み、開花は10日以上も遅くなりました。 6月は一転、最高気温が37度に達するほど、異常な猛暑と乾燥の月。 夏の間は日差しが強く、猛暑日が続きました。 9月の最終週には気温が下がり、フィネスと新鮮な果実味がしっかりと残った健全なブドウに成熟。 9月21日に雨が止んでから再び陽光に恵まれ、晩熟型のブドウが収穫できました。 カベルネ・ソーヴィニヨン62%、メルロー31%、プティ、ヴェルド4%、カベルネ・フラン3%。 このカベルネ・ソーヴィニヨンの比率の高さがワインの活力とアロマの存在感によく表れています。 ■味わい深いルビーの色調。 グラスから溢れる、ブラックベリーやプラム、ブラックカラントの濃密な果実のアロマが魅力。 加えて、リコリスなどのスパイスやモカ、革、タバコなどの重なる複雑な香り。 豊潤な果実味と生き生きとした、きめの細かいタンニンが織り成す深みのある味わいが広がります。 上質な酸味が果実味と見事に調和しており、豊かなで上品な質感を演出。 ハーブやスパイスの風味が漂う余韻を愉しめます。 Vinosの執筆者Antonio Galloniはこのワインを「私がこれまで味わった中で最もエレガントなワインのひとつだ。 」とまで言い、フィネスの見事な完成度をほめたたえています。 生産者オルネッライアOrnellaiaヴィンテージ2019容量6000ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2025 - 2048This is a beautiful expression of coastal Tuscany and the sunny Mediterranean. The Ornellaia 2019 Bolgheri Superiore Ornellaia (a blend of 62% Cabernet Sauvignon, 31% Merlot, 4% Cabernet Franc and 3% Petit Verdot) pours from the bottle with a specific darkness that has elements of both inky saturation and ruby highlights. The wine is saturated and rich - this is something you notice off the bat - but it also reveals a pleasing lightness or grace that is transmitted to both the bouquet and the palate. Dark fruit, pressed blackberry and plum mingle with more substantial aromas of spice, leather and sweetly cured tobacco. The tannins are beautifully managed, and the wine sports considerable heft and density on the palate that drives a very long and pleasurable mouthfeel.(The Wine Advocate, May 13, 2022) スーパータスカンの筆頭 オルネッライア Ornellaia サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。 スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。 当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。 偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。 2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。 こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。 妥協なきワイン造りの追求ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。 ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。 海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。 同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。 高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。 広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。 また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。 さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。 その後各品種・区画ごとに醸造。 アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。 熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。 ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。 「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。 世界トップクラスの評価恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。 オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。 同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。 2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。 さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。 今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。 オルネッライア 一覧へ
生産者アンヌ グロAnne Grosワイン名リシュブール グラン クリュRichebourg Grand Cruヴィンテージ1998容量750ml解説パーカーポイント: 86点予想される飲み頃:2005 - 2015The 1998 Richebourg Grand Cru likely made for quite dramatic drinking in its youth, but today, it comes across as rather stylized, its aromas of dark cassis fruit competing with lavish applications of toasty new oak that contribute prominent aromas of caramel, vanilla and spice. On the palate, the wine is full-bodied and ample but not terribly harmonious, with unresolved oak tannins poking out on the back end. This was a challenging vintage, of course, but the 1996 Richebourg has not aged especially gracefully.(The Wine Advocate, Jul 17, 2020)
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2011容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2017 - 2040The La Tache 2011, picked on 5 and 6 September at 27.49hl/ha, has a wonderful bouquet that is quintessential La Tache: very complete and harmonious, beautifully delineated, succinct at first then with aeration, blossoming with brambly red berries, apple blossom, minerals and a touch of sous-bois. The palate is medium-bodied with immense purity and delicacy on the entry. This La Tache is extremely focused, velvety smooth in the mouth and although not as complex as the 2010, it has a beguiling femininity that will seduce at ten paces. It is extremely long in the mouth but politely does not outstay its welcome. Divine. 1,514 cases produced. Drink 2017-2040.(The Wine Advocate, Feb 27, 2014) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
Vosne Romanee Les Chaumes ラ・ターシュの南東、マルコンソールの下に位置する1級畑。 やや粘土が強くなり、リッチなボディのワインとなる。 豊かで肉付きの良い赤いベリー系果実の芳醇な香りとスパイシーな余韻を感じるワイン。 ヴォーヌのプルミエ・クリュの中でも下層に位置するショームは、非常に幅が広く、熟した、ふっくらとしたワインを生み出しています。 0.56haと極小な畑から造られる貴重な今飲んで美味しい赤ワイン 2021年のニコルのワインは全体的に2021年らしいエアリーでライトな印象となっています。 ミディアムボディ―にイチゴやチェリータルトに軽くシトラスの風味を感じ、タンニンは優しく、今飲んで美味しい早飲みできるワインです。 生産者ニコル ラマルシュNicole Lamarcheワイン名ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ レ ショームVosne Romanee 1er Cru Les Chaumesヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (86-88)点予想される飲み頃:2024 - 2030The 2021 Vosne-Romanée Les Chaumes 1er Cru comes from 0.56-hectares of vine. Again, this is light and airy on the nose, with faint red cherry and strawberry fruit that needs more terroir expression. The palate is mediumbodied with light tannins, tart red cherry and redcurrant, with a touch of citrus notes, though it comes a bit generic on the finish. Early-drinking.(Vinous, November 2022) 父の偉業を継ぐ才女による改革でますます評価が上がる名門ドメーヌ ニコル ラマルシュ Nicole Lamarche 先代のフランソワ・ラマルシュは1985年の彼の父の死去に伴い、ドメーヌを引き継ぎました。 彼の一番の功績は、北はロマネ・コンティとラ・ロマネの畑、南はラ・ターシュの畑に挟まれながら1級だった「ラ・グランド・リュ」のモノポール畑を1992年にグラン クリュに昇格させたことです。 ドメーヌはほかに「グラン・エシェゾー」「エシェゾー」「クロ・ド・ヴージョ」の3つのグランクリュを所有しています。 またその他一流のヴォーヌ ロマネの1級畑を所有しています。 ドメーヌを軌道に乗せるためには、何年にもわたって努力が必要でしたが、その努力は1999年ヴィンテージから顕著にあらわれるようになり、ニコルが醸造学の課程を修了して父親のドメーヌに加わってから2年後の2005年からはワインに正確さ、精緻さが加わるなど劇的に進歩していきました。 畑の栽培方法を有機栽培に変更し、樽の供給元を変更して新樽の使用量を減らすなどワイナリーの設備も変えていきました。 ラマルシュのワインは、2007年からすでにニコル主導で醸造されていました。 2013年のフランソワの死以降も、ドメーヌの名に父の名を残してきましたが、2018年のヴィンテージより自らの名を冠した「ドメーヌ・ニコル・ラマルシュ」としてリリースを始めました。 ニコルの目標は、それぞれのワインのテロワールを尊重し、伝統的なブドウ栽培を維持することです。 ワインは力強さよりもテロワールを最大限に尊重した醸造が行われています。 ニコル ラマルシュ 一覧へ
生産者ジャン グリヴォJean Grivotワイン名ヴォーヌ ロマネVosne Romaneeヴィンテージ2020容量750ml解説ヴィノス: (86-88)点予想される飲み頃:2025 - 2035The 2020 Vosne-Romanée Village is very well defined on the nose, the 30% new oak nicely integrated, redcurrant, cranberry and wild strawberry notes emerging in the glass. The palate is medium-bodied with a little toastiness on the entry, dark berry fruit with a touch of cedar towards the Morey-like finish. Fine, but it will need 2-3 years in bottle.(Vinous, November 2021)
歯ごたえのある果実味と滑らかなタンニンの秀逸なバランス ジェノ ブーランジェールが手掛けるシャンボール ミュジニーは、ヴージョの境近く、シャルムの下部にあたる"レ・ナゾワール"と 村の斜面下部に位置し、国道D974に面する"レ・モンビー"のブレンドで作られます。 土壌は石灰岩で構成されていますが、小石、砂利、礫岩も少し入り混じっています。 2021年は天候の影響を受け収量が大きく減少しましたが、造られたワインはどれも秀逸で、エレガントな様相を呈しています。 ■味わいストロベリー、レッドカラント、クランベリー、スグリのような果実のアロマと、スーボワ、そしてほんの少しのグラファイトを含む、官能的なブーケを持っています。 味わいはミディアムボディで、フレッシュ感が強く、カリカリとした果実味を強く感じる一方で、タンニンは控えめで滑らかな印象です。 程よく苦いエッジと胡椒のような少しスパイシーに感じる余韻も魅力的です。 生産者ジェノ ブーランジェールGenot Boulangerワイン名シャンボール ミュジニーChambolle Musignyヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (89-91)点予想される飲み頃:2024 - 2036The 2021 Chambolle-Musigny Village, which lost 50% of the crop (less than the Côte de Beaune), has a sensual and focused bouquet with crushed strawberry, redcurrant, sous-bois and just a touch of graphite. The palate is mediumbodied with crunchy red fruit; there's a nicely bitter edge to this Chambolle with a peppery finish that doesn't outstay its welcome.(Vinous, November 2022) パリの3つ星レストランにオンリスト ジェノ ブーランジェール Genot Boulanger 素晴らしいブルゴーニュワインの造り手が紹介しつくされたコートドールで、もはや高品質なワインを生産しているドメーヌを新しく見つけ出すことは、容易なことではありません。 しかし、驚くような品質のワインを造るドメーヌが発見されることもまれにあります。 白ワインも赤ワインも一貫した輝きを持つこの「ジェノ・ブーランジェール」は、まさにみんなが待ち望んでいた素晴らしいドメーヌなのです。 ムルソーに居を構える「ジェノ・ブーランジェール」の歴史はそれほど長くありません。 ドメーヌの歴史は、パリの薬剤師シャルル・アンリ・ジェノと妻マリーの2人の生涯の夢として始まり、1974年にムルソーに移り住み、メルキュリーに畑を購入したことで実現しました。 そしてムルソー、ヴォルネイ、シャサーニュなどコート・ドールの畑を購入し、徐々にドメーヌを築き上げていったのです。 その後コート・ド・ニュイ、コルトン、アロース・コルトン・クロ・デュ・シャピートルにも進出し、1998年までに、ブルゴーニュの30アペラシオン 22haの優良畑を所有するまでになりました。 義理の息子のギョーム・ラヴォレ氏が加わり、2008年にドメーヌの経営を引き継ぎ、現在はドメーヌの4代目となっています。 ワイン造りは、手を加えないアプローチギョーム・ラヴォレ氏は当初から、「偉大なブルゴーニュのテロワールの複雑さと繊細さを表現したワインを造る」という自分たちの使命を明確にしていました。 そこで彼らは、ブドウ栽培と土壌の健全性に注目し品質向上のために、有機農法への転換やビオディナミの実験を行いながら、丹精込めて取り組んでいます。 小規模な畑で馬による耕作を導入しており、かなりいい成果が表れているようです。 2018年にはAB(アグリキュルチュール・ビオロジック)の認証を取得しました。 彼らの哲学は「ブドウ畑で最大限の作業を行い、キュヴェへの介入を最小限に抑える」というもので、セラーでは、人間の介入はできるだけ抑えることを心がけています。 自分たちが手を加えるのではなく、比類のないテロワールを表現し、ブルゴーニュの素晴らしい気候のすべての資質を引き出す努力をしています。 彼らの努力で、バランスの取れたワインを造ることであり、若いうちから手に入りやすく、さらに4?5年の熟成期間を経て、別の次元のワインに生まれ変わる・・・そんなワインを造りだしているのです。 収穫はすべて手摘みで行われます。 収穫後、白ワインは房ごと圧搾し、軽く沈殿させた後、オーク樽に入れて発酵と熟成を行います。 土着酵母を使って発酵させています。 早期老化を防ぐために、攪拌はしていません。 12ヶ月間の熟成後、澱引きされた後、樽に移され、さらに6ヶ月間熟成が行われます。 シャルドネの豊かさとブルゴーニュのテロワールにより、丸みと緊張感を兼ね備えた白ワインが造られ、目の肥えたワイン愛好家を満足させています。 赤ワインはヴィンテージや収穫時のぶどう状態によって、全房発酵にするか除梗かを選択します。 3?4週間最小限の介入で発酵をさせます。 「ジェノ・ブーランジェール」のワインは、パリの3つ星「Kei」「ピエール・ガニェール」「ギィ・サヴォワ」、2つ星「アストランス」「ミシェル・ロスタン」などにオンリストされています。 「3つ星や2つ星の格付けのレストラン」というところがポイントです。 2020年のパリの3つ星は10軒、2つ星は15軒。 ちなみにミシュラン格付けの定義は下記のとおりです。 ★★★そのために旅行する価値のある卓越した料理★★遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理その格付けには料理だけでなくワインのセレクトも含まれますので、全てにおいて「最高」と認められたレストランにオンリストされているワインがいかに素晴らしいかお分かりいただけると思います。 これは、フランスでは既にトップドメーヌと見なされている証なのです。 ジェノ ブーランジェール 一覧へ
生産者ジャン イヴ ビゾJean Yves Bizotワイン名ヴォーヌ ロマネVosne Romaneeヴィンテージ2019容量750ml解説ヴィノス: 90点予想される飲み頃:2022 - 2035The 2019 Vosne-Romanée Village is limpid crimson in hue. Vivacious scents of Morello cherries and blood orange mixed later with wild strawberry on the nose - very effervescent. The palate is quite structured, weighty for a Village Cru, gentle grip with a sorbet-like freshness on the finish. If you can ignore the stratospheric prices Bizot's wines fetch these days, this is undeniably absolutely delicious.(Vinous, March 2022) 入手困難生産者!カルト的な人気を誇るヴォーヌ・ロマネ自然派の傑人 ジャン イヴ ビゾ Jean Yves Bizot ボーヌでブドウ栽培と醸造学の教授をしているビゾは、、1993年にヴォーヌ・ロマネにドメーヌを開き、1995年が初ヴィンテージです。 ヴォーヌ・ロマネではアンリ・ジャイエの旧居の向かいに住んでおり、アンリ・ジャイエとはヴォーヌで隣り合った区画を所有していたことから、彼の生前、畑作業中にワイン造りについて話しをすることもあったそうです。 発酵前の温度を低くするなどジャイエの技術のいくつかを醸造に取り入れましたが、全房のみを使用し、畑では有機栽培を行い、醸造やエレヴァージュでSO2を使用しないなど、ジャイエとは多くの重要な違いがあります。 【ブドウ栽培】97年に有機栽培に切り替え、。 収穫量は1本の木に5房までに抑えられていますが、これはブルゴーニュの他の偉大なドメーヌの半分程度の量です。 ルロワと同じ哲学を持っており、ブドウの樹のエネルギーを引き出すことに力を注いでいます。 刈り込みはブドウの木に害を与え、垂直に伸びることで光合成が活発になると考えているため、夏季に伸びた新梢の先端を切る摘芯(ロニャージュ)を行わず、伸びた枝を上部で編み物のように束ねる方法を取っています。 これはルロワに感化されたシャルル・ラショーも行っています。 【発酵/熟成】100%全房発酵させています。 オープントップの木製発酵槽で5?6日間。 発酵中は亜硫酸塩を添加せず、二酸化炭素を注入して酸化を防ぎます。 オリ引きは、酸化を招くので行われません。 熟成は100%フランス産の新樽で行われます。 最小限の硫黄をボトリング時にのみ添加しています。 全房、新樽、最小限の硫黄という組み合わせは、ワインが最高の状態を示すためには、非常に正確に実行されなければならないアプローチです。 瓶詰めは100%手作業で、各樽から直接ボトルに詰めていきます。 ビゾは、ワインを動かさなければ動かさないほど、果実の表現力が高まると考えています。 2020年には、世界最優秀ソムリエらトップソムリエが選んだ世界最高のワインリスト「Star Wine List 2020」に最も多く掲載された生産者となりました。 純粋さ、繊細さ、エレガンスすべてが表現されているビゾのワインは見つけたら即購入をおすすめします。 ジャン イヴ ビゾ 一覧へ
生産者ドミニオ デ ピングスDominio De Pingusワイン名ピングスPingusヴィンテージ2006容量750ml解説パーカーポイント: 98点予想される飲み頃:2016 - 2036The 2006 Pingus is a spectacular effort. A glass-staining saturated opaque purple, it delivers an other-worldly perfume of smoke, lavender, mineral, scorched earth, and an amalgam of kinky black fruits. Voluptuous on the palate in a measured way, it has superb balance, layered, complex flavors, ripe tannin that is entirely covered by the fruit, and a decade of aging potential. This monumental wine will evolve effortlessly for 10-15 years and offer a drinking window extending from 2016 to 2036.(The Wine Advocate, Jun 29, 2010)
スーパータスカンの代表格 オルネッライアに用いられるブドウは、全て手摘みで収穫。 除梗の前と後の2回、選果台の両側で職人が並び、健全なブドウを選別した後、独自の個性を表現できるよう区画ごとに醸造。 ステンレスタンクとコンクリートタンクで発酵し、その後15日間、果皮とマセラシオンを実施。 ワインはバリックに入れ、温度管理したセラーで12ヵ月熟成させた時点で、ブレンドしてから樽に戻し、さらに6ヵ月樽熟成を続けます。 収量を抑え、細心の注意を払われて生み出されたワインは、世界屈指のワインとして有名です。 2019ヴィンテージ 2019年は、例年に比べ天候が劇的に変化したヴィンテージ。 4月と5月は寒くて雨が続いたため、ブドウの成長が例年よりゆっくりと進み、開花は10日以上も遅くなりました。 6月は一転、最高気温が37度に達するほど、異常な猛暑と乾燥の月。 夏の間は日差しが強く、猛暑日が続きました。 9月の最終週には気温が下がり、フィネスと新鮮な果実味がしっかりと残った健全なブドウに成熟。 9月21日に雨が止んでから再び陽光に恵まれ、晩熟型のブドウが収穫できました。 カベルネ・ソーヴィニヨン62%、メルロー31%、プティ、ヴェルド4%、カベルネ・フラン3%。 このカベルネ・ソーヴィニヨンの比率の高さがワインの活力とアロマの存在感によく表れています。 ■味わい深いルビーの色調。 グラスから溢れる、ブラックベリーやプラム、ブラックカラントの濃密な果実のアロマが魅力。 加えて、リコリスなどのスパイスやモカ、革、タバコなどの重なる複雑な香り。 豊潤な果実味と生き生きとした、きめの細かいタンニンが織り成す深みのある味わいが広がります。 上質な酸味が果実味と見事に調和しており、豊かなで上品な質感を演出。 ハーブやスパイスの風味が漂う余韻を愉しめます。 Vinosの執筆者Antonio Galloniはこのワインを「私がこれまで味わった中で最もエレガントなワインのひとつだ。 」とまで言い、フィネスの見事な完成度をほめたたえています。 生産者オルネッライアOrnellaiaヴィンテージ2019容量6000ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2025 - 2048This is a beautiful expression of coastal Tuscany and the sunny Mediterranean. The Ornellaia 2019 Bolgheri Superiore Ornellaia (a blend of 62% Cabernet Sauvignon, 31% Merlot, 4% Cabernet Franc and 3% Petit Verdot) pours from the bottle with a specific darkness that has elements of both inky saturation and ruby highlights. The wine is saturated and rich - this is something you notice off the bat - but it also reveals a pleasing lightness or grace that is transmitted to both the bouquet and the palate. Dark fruit, pressed blackberry and plum mingle with more substantial aromas of spice, leather and sweetly cured tobacco. The tannins are beautifully managed, and the wine sports considerable heft and density on the palate that drives a very long and pleasurable mouthfeel.(The Wine Advocate, May 13, 2022) スーパータスカンの筆頭 オルネッライア Ornellaia サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。 スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。 当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。 偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。 2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。 こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。 妥協なきワイン造りの追求ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。 ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。 海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。 同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。 高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。 広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。 また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。 さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。 その後各品種・区画ごとに醸造。 アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。 熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。 ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。 「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。 世界トップクラスの評価恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。 オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。 同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。 2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。 さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。 今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。 オルネッライア 一覧へ
若いうちから親しみやすく、名前のとおりチャーミングなシャルム シプリアン・アルローが所有する1haのシャルムは、ラトリシエール・シャンベルタンに近いマゾイエールの上部に位置しています。 シャルム・シャンベルタンという言葉がぴったりのこのワインは、若いうちから親しみやすく、チャーミングです。 甘草、クローブ、甘いスパイスのアロマが感じられます。 チョーキーでスタイリッシュな味わい。 タンニンは軽く、デリケートです。 ワインはしなやかで、非常に素晴らしい進化の可能性を秘めています。 20%の新樽を巧みに使用することで、フィニッシュにストラクチャーを加えているのが特徴です。 豊満な果実味と芳醇な樽香が調和し、卓越した上品さを演出するグランクリュ 2020年は、熟度の高いベリー、甘みのあるスパイス、スミレのような、芳醇で華やかな印象のアロマがグラスいっぱいに広がりをみせます。 味わいはミディアムボディで、爽やかな果実味と上質な酸味が感じられ、凝縮感のあるリッチな印象のあるワインです。 熟成のポテンシャルは非常に高く、飲み頃まで瓶内熟成を行うことで、酸とタンニンが和らぎ、よりシルキーなタッチを体感することができます。 生産者アルローArlaudワイン名シャルム シャンベルタン グラン クリュCharmes Chambertin Grand Cruヴィンテージ2020容量750ml解説ヴィノス: (95-97)点予想される飲み頃:2028 - 2055The 2020 Charmes-Chambertin Grand Cru, matured in 15% new oak, showed just a tiny morsel of reduction on the nose, that the concentration here was still tangible. The palate is medium-bodied with sappy red fruit, fine acidity, taut and fresh and very precise. This has real class and verve, though it will benefit from several years in bottle.(Vinous, November 2021) モレ・サン・ドニで最初にビオディヴァンから認証、進化し続けるドメーヌ アルロー Arlaud モレ・サン・ドニのドメーヌ・アルローの現当主シプリアン・アルローは、この10年間で、フランス全土で最もエキサイティングな生産者の一人として頭角を現しています。 ドメーヌ・アルローは、シプリアンの祖父ジョセフが1942年に設立しました。 その後、シプリアンの父エルヴェが82年に継ぎ、シプリアンは77年にドメーヌに参画しています。 クロード・デュガやロベール・アルヌーで修行した弟と馬の調教訓練士の妹が加わり、オーガニックに転換し、2014年にビオディナミの認証を取得しています。 近年の霜や雹、ベト病などの被害にもかかわらず、ぶどう畑で最も熱心にビオディナミ農法を実践している一人です。 妹のベルティーユが特別なトレーニングを受け、オクソワ種の2頭の馬を使ってグランクリュと1erクリュのすべての畑を耕しています。 また畑の剪定も手作業で行っています。 この努力のおかげで、土壌は生き返り、その感触は素晴らしく、そこから生まれるワインは、それぞれのテロワールの特徴を十分に表現しています。 醸造では穏やかな抽出、控えめな新樽比率、上位キュヴェでは部分的に全房発酵を導入しています。 亜硫酸は最小限に抑え、清澄・ろ過なしで瓶詰めしています。 すべてのワインがピュアで洗練されているドメーヌ・アルローのワインですが、グランクリュは圧巻です。 「介入しすぎずに、するべきことをする」というシンプルな彼らのフィロソフィーによって品質はますます向上し続けています。 アルロー 一覧へ
村中心部に位置し、多くの一流生産者が高く評価する傑作プルミエ スパイスとオレンジピール、爽やかな赤い果実のアロマが感じられます。 味わいはミディアムボディで、余韻にほんの少しの噛み応えがありながら、長く続く余韻と心地よいひび割れた黒胡椒の後味が感じられます。 ポテンシャルを備え、長期熟成が楽しみな1本です。 生産者アルローArlaudワイン名モレ サン ドニ プルミエ クリュ レ ミランドMorey Saint Denis 1er Cru Les Millandesヴィンテージ2020容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2026 - 2042The 2020 Morey-Saint-Denis Les Millandes 1er Cru showed just a little reduction on the nose that made it difficult to read. The palate is mediumbodied with sappy red fruit laced with brown spices and orange rind. There is just a little chewiness on the finish, yet there is satisfying length and a pleasant cracked black pepper aftertaste.(Vinous, November 2021) モレ・サン・ドニで最初にビオディヴァンから認証、進化し続けるドメーヌ アルロー Arlaud モレ・サン・ドニのドメーヌ・アルローの現当主シプリアン・アルローは、この10年間で、フランス全土で最もエキサイティングな生産者の一人として頭角を現しています。 ドメーヌ・アルローは、シプリアンの祖父ジョセフが1942年に設立しました。 その後、シプリアンの父エルヴェが82年に継ぎ、シプリアンは77年にドメーヌに参画しています。 クロード・デュガやロベール・アルヌーで修行した弟と馬の調教訓練士の妹が加わり、オーガニックに転換し、2014年にビオディナミの認証を取得しています。 近年の霜や雹、ベト病などの被害にもかかわらず、ぶどう畑で最も熱心にビオディナミ農法を実践している一人です。 妹のベルティーユが特別なトレーニングを受け、オクソワ種の2頭の馬を使ってグランクリュと1erクリュのすべての畑を耕しています。 また畑の剪定も手作業で行っています。 この努力のおかげで、土壌は生き返り、その感触は素晴らしく、そこから生まれるワインは、それぞれのテロワールの特徴を十分に表現しています。 醸造では穏やかな抽出、控えめな新樽比率、上位キュヴェでは部分的に全房発酵を導入しています。 亜硫酸は最小限に抑え、清澄・ろ過なしで瓶詰めしています。 すべてのワインがピュアで洗練されているドメーヌ・アルローのワインですが、グランクリュは圧巻です。 「介入しすぎずに、するべきことをする」というシンプルな彼らのフィロソフィーによって品質はますます向上し続けています。 アルロー 一覧へ
生産者シェーファーShaferワイン名カベルネ ソーヴィニヨン ヒルサイド セレクトCabernet Sauvignon Hillside Selectヴィンテージ2011容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2014 - 2034Possibly the Cabernet Sauvignon of the vintage is Shafer’s 2011 Cabernet Sauvignon Hillside Select. Last year I thought it was a strong effort, but it’s even better now that it’s been bottled. With an opaque black/purple color and notes of subtle burning charcoal embers, blueberry, blackberry and graphite, the wine has a certain Bordelais minerality, but then the richness of Napa kicks in. It’s full-bodied (somewhat unusual for a 2011) with lighter tannins, and no doubt the wine will be on a faster evolutionary track than vintages such as 2010, 2012 and 2013. Nevertheless, the Shafers and Elias said this was the toughest vintage they’d ever experienced. To be able to produce a compelling wine like this is a testament to their extraordinary skills and craftsmanship. This wine can be drunk now or cellared for another 15-20 years.(The Wine Advocate, Dec 30, 2014)
生産者スケアクロウScarecrowワイン名カベルネ ソーヴィニヨンCabernet Sauvignonヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2016 - 2048The utterly perfect 2014 Scarecrow Cabernet Sauvignon (1,500 cases) has everything one could possibly want in a Cabernet. Inky purple-colored to the rim, with a glorious nose of white flowers, crème de cassis, hints of blackberry and boysenberry, some licorice and forest floor are followed by an enormously concentrated wine with fabulous purity, a skyscraper-like mid-palate and texture, a length of nearly a minute, and stunning flavors, with flawless integration of acidity, tannin, wood and alcohol. This is a great, great wine and certainly one of the Cabernet Sauvignons of this vintage. Drink it over the next 25-30 or more years.(The Wine Advocate, Dec 31, 2016) ラザフォードで生まれた伝説のワイン スケアクロウ Scarecrow スケアクロウはラザフォード最上級のワイナリーが醸し出す、愛好家垂涎のカルトワインです。 評価誌では度々100点満点を獲得しており伝説的な傑作キュヴェとなっています。 スケアクロウが生まれたJ.J.コーン・エステートは、19世紀末にナパ・ヴァレーの1,000エーカー以上の土地に植えられていたイングルヌックのワインメーカー、グスタフ・ニーバウムの伝説的な葡萄畑に隣接しています。 スケアクロウ 一覧へ
生産者シン クア ノンSine Qua Nonワイン名ディステンタ ワン シラーDistenta I Syrahヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: 98+点予想される飲み頃:2025 - 2040The 2019 Syrah Distenta I comes entirely from the Krankls' estate vineyards: 35% from The Third Twin, 33% from Eleven Confessions, 31% from Cumulus and 1% from Molly Aïda. It is a blend of 83.6% Syrah, 6.2% Grenache, 5.2% Petite Sirah, 3% Mourvèdre and 2% white grapes (1.4% Muskat and 0.6% Petit Manseng). Fermented with 33% whole clusters and matured for 23 months in 43% new French oak, it has an opaque purple-black color and takes plenty of time in the glass to reveal a core of cassis and accents of sage, lavender, tar and coffee beans. The full-bodied palate is concentrated and still youthfully coiled. It has a fine, grainy texture, fresh acidity and a long, floral finish. Bottled on July 29, 2021, and tasted on May 24, 2022, 1,999 cases and 600 magnums are set to be released in the spring of 2022.(The Wine Advocate, Jun 01, 2022)
生産者パルメイヤーPahlmeyerワイン名プロプライエタリー レッドProprietary Redヴィンテージ2010容量750ml解説パーカーポイント: 95+点予想される飲み頃:2015 - 2030Mocha, espresso, cloves and blackberry jam are some of many nuances that emerge from the 2010 Red Blend. A deep, rich wine, the 2010 boasts stunning aromatics, beautifully chiseled fruit and fabulous overall balance. I sense a slightly less sweet, overt style than in previous years, yet at the same time, there is plenty of richness in the glass. I suspect the 2010 will still be going strong at age 20. Today, it is flat-out gorgeous. The 2010 is 82% Cabernet Sauvignon, 9% Merlot, 6% Cabernet Franc, 2% Petit Verdot and 1% Malbec. Anticipated maturity: 2015-2030.(The Wine Advocate, Dec 27, 2012)
生産者ハンドレッド エーカーHundred Acreワイン名カベルネ ソーヴィニヨン フュー アンド ファー ビトウィーン ヴィンヤードCabernet Sauvignon Few and Far Between Vineyardヴィンテージ2013容量750ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2018 - 2055The medium to deep garnet-purple colored 2013 Cabernet Sauvignon Few and Far Between comes charging out of the gate with intense notes of crushed red and black currants, black cherries and mulberries over a crème de cassis and mincemeat core plus suggestions of baking spices and fragrant earth. Full-bodied, bold and oh-so-decadent, the palate features a very firm, velvety frame with layer upon layer of spiced black berries and a compelling earthy undercurrent, finishing with fantastic length and perfume.(The Wine Advocate, Dec 08, 2018)
生産者アルファ オメガAlpha Omegaワイン名エラEraヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 95+点予想される飲み頃:2020 - 2040The 2014 ERA, which is put in a special, heavy glass bottle, is a beauty. Opulent, with a voluptuous texture and an opaque purple color, with notes of pen ink, graphite, blackberry and blueberry, this is a big, deep, structured and intense wine that comes across atypically tannic and backward for a 2014 - it tastes more like what one expects of the massive 2013s. Nonetheless, it is an impressive wine and I’m sure that in 4 to 5 years, any purchaser will be thrilled with what is present in the bottle.(The Wine Advocate, Oct 29, 2016)
生産者セリタスCeritasワイン名ピノ ノワール トラウト ガルチ ヴィンヤードPinot Noir Trout Gulch Vineyardヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: 96点予想される飲み頃:2025 - 2033The 2021 Pinot Noir Trout Gulch is a gorgeous, vibrant wine. Chalk, white pepper, mint, crushed rocks and bright, red-toned fruit are all finely delineated. Readers will find a brisk, taut Pinot that sizzles with tension. This is classic Trout Gulch Pinot.(Vinous, July 2023)
生産者オーベールAubertワイン名ピノ ノワール UV-SL ヴィンヤードPinot Noir UV-SL Vineyardヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 96+点予想される飲み頃:2025 - 2045From a site close to Occidental, just five miles from the ocean, the 2021 Pinot Noir UV-SL comes from what is presently Aubert's coolest site for Pinot Noir, and it's the one with the most volcanic soil influence. There are a substantial 1,200 cases of this beauty, which kicks off with notes of alpine strawberries and lovely, almost garrigue-like notions. It's delicate yet also the most generous and full-bodied of the three Pinot Noirs, with voluminous, silky tannins and terrific length and elegance married to a tense, wiry structure and intense fruit. Wow.(The Wine Advocate, Dec 31, 2022) 数々の有名ブランドを手掛けてきた、シャルドネの名手 オーベール Aubert カリフォルニアで5本指に入るシャルドネの名手マーク・オーベール氏は25年以上にわたり、カルトワインメーカーとして活躍し、ピーターマイケル、コルギン、スローン、ブライアント・ファミリーなど名実ともに有名ブランドを手掛けていました。 マーカッシンを夫妻で手掛ける気難しいワインの女神ヘレン・ターリーの弟子で、彼女とコンタクトできる数少ないワインメーカーです。 1999年にオーベールワインを設立し、2010年には長年の夢であった自身の醸造所を持ち、ナパヴァレー、カーネロス、ソノマコーストの単一畑からシャルドネとピノノワールを作っており、2000年のファーストヴィンテージから僅か数年でロバート・パーカーにより「カリフォルニア・シャルドネの頂点」と言われ、10年の熟成の可能性があるワインと評されるまでになりました。 マーカッシン、キスラー、ピーター・マイケル、コングスガードと並んでカリフォルニア・シャルドネ5本指の一つに入ります。 パーカーの後継のリサ・ペロッティ・ブラウンからも常に高得点を得ています。 現地でもプレミア価格のつく入手困難なワインワインの95%はアメリカ国内のメーリングリストでさばき、残りはカリフォルニア、ニューヨークのレストランと日本への輸出に回ります。 シャルドネ、ピノともに生産量が極めて少なく、現地でもプレミア価格のつく、入手困難なワインとなっています。 ピノノワールもシャルドネに負けるとも劣らないシャルドネの次に彼の手がけたワインで有名なものといえば、2003年より生産開始したとても力強く、フルボディーなピノノワールです。 2005年にはエイブリューより購入したカベルネソーヴィニヨンの生産を開始したものの、シャルドネとピノノワールほどのレベルにはまだ達していません。 徹底した品質管理収穫に関しては、ブドウの品質を保持する為にナイトハーベストを実施。 夜間に手摘みをする事で、日中に蓄えた高い糖度を保っている、最高の状態のブドウを収穫しています。 ワイナリーに保冷車で移動後、 46か月以上かけてフランス産の新樽80%と一年使用済みの樽20%にて別々に発酵。 その後10か月間熟成してからタンクに移し、 4か月間落ち着かせた後にボトリングの際にブレンドしています。 オーベール 一覧へ
生産者ハンドレッド エーカーHundred Acreワイン名カベルネ ソーヴィニヨン カイリー モーガン ヴィンヤードCabernet Sauvignon Kayli Morgan Vineyardヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2024 - 2048"The cool clay at Kayli Morgan vineyard really weathered well the 2017 heat wave," said proprietor Jayson Woodbridge. Featuring a deep garnet-black color, the 2017 Cabernet Sauvignon Kayli Morgan Vineyard has a profound nose of fruitcake, crème de cassis, baked plums and forest floor, with touches of hoisin, charcuterie and clove oil. The full-on, full-bodied palate is rich and seductive, offering a sturdy frame of chewy tannins and a lively backbone, finishing very spicy and long.(The Wine Advocate, Dec 17, 2021)
生産者ダラ ヴァレDalla Valleワイン名マヤMayaヴィンテージ2011容量750ml解説パーカーポイント: (89-91)点予想される飲み頃:2013 - 2028The 2011 Maya is charming, open-knit and fruity with hints of black raspberries, black currants, licorice and a touch of leaf tobacco. Although much lighter than the 2009 and 2010, it is medium-bodied, richly fruity and attractive. It has the potential to last for 10-15 years.(The Wine Advocate, Oct 31, 2013)
生産者ミシェル グロMichel Grosワイン名ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ クロ デ レア(モノポール)Vosne Romanee 1er Cru Clos des Reas (Monopole)ヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (92-94)点予想される飲み頃:2025 - 2040The 2021 Vosne-Romanée Clos des Réas 1er Cru, the monopole belonging to Michel Gros, has a fragrant bouquet with sensual wild strawberry and raspberry notes, orange blossom and crushed rock. The palate is mediumbodied with fine tannins, lovely balance, very stylish with a lot of panache towards the finish. This might be one of the most nuanced and desirable Clos des Réas that I have encountered from this address. Bravo.(Vinous, November 2022)
スーパータスカンの代表格 オルネッライアに用いられるブドウは、全て手摘みで収穫。 除梗の前と後の2回、選果台の両側で職人が並び、健全なブドウを選別した後、独自の個性を表現できるよう区画ごとに醸造。 ステンレスタンクとコンクリートタンクで発酵し、その後15日間、果皮とマセラシオンを実施。 ワインはバリックに入れ、温度管理したセラーで12ヵ月熟成させた時点で、ブレンドしてから樽に戻し、さらに6ヵ月樽熟成を続けます。 収量を抑え、細心の注意を払われて生み出されたワインは、世界屈指のワインとして有名です。 2020ヴィンテージ 2020年は天候の移り変わりが激しい年でした。 冬は温暖で雨に恵まれましたが、3月には一時的に気温が下がり、発芽が始まった同月の最終週、夜間の温度が零下になることもありました。 しかし発芽した新芽は芽の中の綿毛状の組織に守られ、霜害には遭いませんでした。 以降、春の天候は概ね温暖であり、降雨量も平年並みであったため、5月20日頃から均一に開花し、順調に成長していきました。 6月に入ると中頃まで非常に激しい雨が続き、その後、一転して8月末までほとんど雨が降らず高温が続き、極めて長い期間、乾燥した天候が続きました。 7月20日頃からブドウの実が色づくヴェレゾンが均一かつ急速に表れ、炎天下でのブドウの成熟が進みました。 8月末に雨が降って気温が大きく下がり、夜間は13℃まで低下したことで、メルローが完熟するために理想的な条件が揃いました。 オルネッライア2020は、カベルネ・ソーヴィニヨン 50%、メルロー32%、カベルネ・フラン 13%、プティ・ヴェルド5%から造られています。 例年通りの深いルビー色で、ブラックベリー、ブラックカラント、アニス、スギ、バニラ、タバコ、鉄分の魅力的な香りを持ち、樽由来の熟成香も程よく感じられます。 口に含むと、ビロードのような舌触りがあり、非常に心地よく、もっと味わいたいという気分にさせます。 タンニンは、凝縮感があると 同時に非常にエレガントで、香り高い余韻がいつまでも続きます。 果実の風味がフィニッシュで際立ち、塩味と火打ち石のような長い余韻も非常に魅力的です。 オルネッライアのワインは、長期熟成させると大きく開花して真価を発揮し、時間とともに豊潤で 細やかなフィネスが表れます。 生産者オルネッライアOrnellaiaヴィンテージ2020容量6000ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2026 - 2045The 2020 Bolgheri Superiore Ornellaia is made with Cabernet Sauvignon and Merlot with small percentages of Cabernet Franc and Petit Verdot. It opens to an impenetrable, full-bodied approach with dark fruit, pencil shaving, toasted oak, Spanish cedar, campfire ash and iron ore. For sure, this is an especially concentrated and oak-driven vintage of this iconic wine. It absolutely requires more aging time. It feels quite tight and firm in its youth. The concentration is abundant.(The Wine Advocate, Jun 01, 2023) スーパータスカンの筆頭 オルネッライア Ornellaia サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。 スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。 当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。 偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。 2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。 こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。 妥協なきワイン造りの追求ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。 ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。 海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。 同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。 高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。 広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。 また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。 さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。 その後各品種・区画ごとに醸造。 アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。 熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。 ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。 「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。 世界トップクラスの評価恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。 オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。 同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。 2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。 さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。 今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。 オルネッライア 一覧へ
ラ・ターシュから500m。 ベルナール・グロが自ら更地を開墾して植樹した、ピュアで柔らかい質感のワインを生み出す畑。 ラ・ターシュから約500メートルほど斜面の道を上った場所に広がるこの畑は、ベルナール・グロが約25年前に入手した3.8haの更地を開墾しピノ・ノワールを2014年に密植度を高めて植樹したものです。 この脇の小道が約10キロ程離れたヴェルジィ村のサン・ヴィヴァン修道院跡まで続き、かつて修道僧がヴォーヌとの行き来に利用していた通り道であった事が名の由来。 味わいは、生き生きとしたピュアな果実味と柔らかく美しい質感が特徴で、土地の個性や気候が反映された独自の魅力を放っています。 生産者グロ フレール エ スールGros F&Sワイン名シュマン デ モワンヌ ド ヴェルジィ(ヴァン ド フランス)Chemin des Moines de Vergy (Vin de France)ヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (84-86)点予想される飲み頃:2024 - 2029The 2021 Chemin Des Moines de Vergy is pure Pinot Noir from a three-hectare parcel. The nose is a little stoic at the moment - dark berry fruit, just a touch of brown spices. The palate is medium-bodied with silky tannins, nothing complex, the one-third new oak is neatly integrated on the slightly one-dimensional finish.(Vinous, November 2022) ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌに新風!世代交替でナチュラルに進化 グロ フレール エ スール Gros F&S ブルゴーニュでは、「父親の財産は子の性別を問わず全員で均等に分配する」という『ナポレオン法典』の制定によって、家族が所有する畑は分割されて、同族ドメーヌが多数あります。 160年以上にわたってヴォーヌ・ロマネでワインを生産してきたグロ家もその一つです。 グロ家は、グラン・クリュであるリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーなど素晴らしい畑を所有しています。 ドメーヌの礎を築いた4代目ルイ・グロが、1951年に亡くなった後、彼の4人の子どもたち(ギュスターヴ、ジャン、フランソワ、コレット)でドメーヌ「Gros-Renaudot」を運営していましたが、フランソワが1963年に結婚した際に、ドメーヌは分割されました。 「ドメーヌ・ジャン・グロ」を設立したジャンが、1995年に引退した際、ドメーヌを解散し、畑はさらに分割されました。 現在は4つの系列ドメーヌがあり、父ジャンの下で75年からワインを造ってきた長男ミシェルは、自身の「ミシェル・グロ」を興しました。 次男ベルナールは、子供のいなかったギュスターヴとコレットが設立した「グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎ、長女アンヌ・フランソワーズは、相続した畑を持ってポマールのフランソワ・パランと結婚し、「AF-グロ」を88年に設立しています。 フランソワの娘のアンヌ(3兄弟のいとこ)は、96年に「アンヌ・グロ」を設立しました。 「グロ・フレール・エ・スール」は、7世代に続く老舗の強みを生かした素晴らしい畑を所有しています。 リシュブール、グランエシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、エシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・ショーム、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイの白と赤を造っています。 栽培はリュットレゾネを採用し、収穫量を制限することでブドウの最適な熟成を促しています。 ベルナールの息子のヴァンサンが加わり、彼が若い仲間と交流することで、ドメーヌのワインは少しずつ変化しています。 ヴァンサンは、ラルー・ビーズ・ルロワから、全房発酵やトリコタージュを教わっているアルヌー・ラショーのシャルルから技術を学んだり、ジョルジュ・ノエラのマキシムらと交流し、将来のために情報を蓄積しています。 ヴァンサンの加入以降、抽出が1900年代、2000年代と比較すると優しくなりました。 新樽比率が少なくなり、樽の焼き加減も控えめになっています。 醸造過程で亜硫酸の使用も抑え(2016と2017ヴィンテージは亜硫酸未使用)、ピュアで、ナチュラルなワインに進化しています。 グロ フレール エ スール 一覧へ
土の香りが豊かで、ボリューム感のあるフルボディのパワフルな味わい ワイルドなレッドベリーの熟した香り、控えめなスパイスと土の香り、アーシーでピュアで素晴らしく複雑なノーズです。 土の香りが豊かで、熟した果実の豊かさと、鮮やかな酸味、ボリューム感のあるフルボディのパワフルな味わいです。 支えとなるタンニンが際立っており、素晴らしい余韻を楽しめますがさらに熟成させるとさらによくなるクラシックなクロ・ド・ヴージョです。 生産者ジャン グリヴォJean Grivotワイン名クロ ド ヴージョClos de Vougeotヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: 91点予想される飲み頃:2024 - 2038The 2018 Clos de Vougeot Grand Cru is showing a little reduction on the nose, which presently keeps the fruit hemmed in. Difficult to read at the moment. The palate is quite sweet and candied on the entry, fleshy and slightly savoury in style, dried blood and black pepper. The finish feels a little dry compared to its peers but there is grip and it seems to develop energy in the glass. Tasted blind at the Burgfest 2018 red tasting.(Vinous, November 2022) 5世代に渡る情熱的な家族ドメーヌ ジャン グリヴォ Jean Grivot ドメーヌ・ジャン・グリヴォは、ブルゴーニュワインの名門中の名門です。 1987年にエティエンヌ・グリヴォと妻のマリエル(シモンビーズ 4代目パトリック・ビーズの妹)が、エティエンヌの父ジャン・グリヴォから引き継ぎました。 数年前からエティエンヌとマリエルの娘、マチルド・グリヴォが家族ドメーヌに参画しました。 マチルドは、英デカンターのジェニ・チョ・リーMWが紹介した、2020年の最高品質の最もエキサイティングなワインを造る10人に選出され、ピエール イヴ コラン モレ、シャルル・ラショーなど人気の生産者と肩を並べています。 最近改装されたワイナリーとセラーは、グリヴォのぶどう畑のほとんどがあるヴォーヌ・ロマネにあります。 ドメーヌは何世代にもわたって、現在の15.5ヘクタールの広さになり、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、リシュブールの3つのグラン・クリュを所有しています。 環境・土壌に配慮したブドウ栽培環境への影響を最小限に抑えた栽培をモットーとしており、畑では化学薬品の使用をできるだけ避けています。 そしてリシュブール、エシェゾー、ボー・モン、スショの各地区の畑では、馬で耕し土壌への影響を最小限に抑えるようにしています。 グリーン・ハーベストを行い果実の質を高めるなど、畑やセラーで最善の方法を実践しています。 この努力の結果、健康で熟した(フェノール値と糖度の両方が高い)、深みのある凝縮感と味わいのある果実を得ることができました。 ワインが奏でるハーモニーセラーでは、マチルドがバランスとテロワールの明確な表現を目指し、父の経験豊かで賢明な指導のもと、シルキーで洗練されたタンニンのワイン造りを行っています。 ぶどうは完全に除梗され、12?15度で5?7日間の発酵前マセラシオンを施します。 発酵は自然に始まり、この発酵が始まる前に少しパンチングダウンを行います。 発酵後、1日1回のポンピングオーバーを経て、15ヵ月間の樽熟成を行います。 ヴィンテージにもよりますが、新樽の割合は、村名のアペラシオンでは25%前後、プルミエ・クリュでは30-40%、グラン・クリュでは40-45%となっています。 ここ数年、ジャン・グリヴォは、ヴォーヌ・ロマネのトップかつ最も安定したドメーヌの1つとして高く評価されています。 ジャン グリヴォ 一覧へ
卓越した熟成能力を秘めたワイン レ リュショットは、ビオディナミ農法によるブドウ栽培と伝統的な醸造法で造られた素晴らしい熟成能力を持つワインです。 ミネラルが濃く、力強く、複雑な味わいで、しっかり寝かせて熟成させて飲みたい1本です。 華やかさとジューシーさを兼ね備える2021年のハイライトキュヴェ ワイン評論家のウィリアム・ケリーがこの年のアルローのハイライトであると評価した優良キュヴェです。 赤色の甘いベリー、ポプリ、甘草、スパイス、ベーキングチョコレートの香りを示し、背景にグラファイトのニュアンスを感じます。 味わいはミディアムボディ?フルボディで、芳醇な果実味と骨の細かいタンニン、イキイキとした酸が感じられ、モレ中でも最もジューシーなもののひとつであるといえます。 フィニッシュには砂糖漬けのオレンジピールとスパイスが感じられます。 生産者アルローArlaudワイン名モレ サン ドニ プルミエ クリュ レ リュショットMorey Saint Denis 1er Cru les Ruchotsヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (91-93)点予想される飲み頃:N/AFrom a parcel below the Clos de Tart, the 2021 Morey-Saint-Denis 1er Cru Les Ruchots is one of the highlights of the Arlaud portfolio. Exhibiting notes of sweet red berries, licorice, potpourri, spices and baking chocolate, it's medium to full-bodied, with good depth at the core, lively acids and powdery tannins, concluding with a sapid finish.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) モレ・サン・ドニで最初にビオディヴァンから認証、進化し続けるドメーヌ アルロー Arlaud モレ・サン・ドニのドメーヌ・アルローの現当主シプリアン・アルローは、この10年間で、フランス全土で最もエキサイティングな生産者の一人として頭角を現しています。 ドメーヌ・アルローは、シプリアンの祖父ジョセフが1942年に設立しました。 その後、シプリアンの父エルヴェが82年に継ぎ、シプリアンは77年にドメーヌに参画しています。 クロード・デュガやロベール・アルヌーで修行した弟と馬の調教訓練士の妹が加わり、オーガニックに転換し、2014年にビオディナミの認証を取得しています。 近年の霜や雹、ベト病などの被害にもかかわらず、ぶどう畑で最も熱心にビオディナミ農法を実践している一人です。 妹のベルティーユが特別なトレーニングを受け、オクソワ種の2頭の馬を使ってグランクリュと1erクリュのすべての畑を耕しています。 また畑の剪定も手作業で行っています。 この努力のおかげで、土壌は生き返り、その感触は素晴らしく、そこから生まれるワインは、それぞれのテロワールの特徴を十分に表現しています。 醸造では穏やかな抽出、控えめな新樽比率、上位キュヴェでは部分的に全房発酵を導入しています。 亜硫酸は最小限に抑え、清澄・ろ過なしで瓶詰めしています。 すべてのワインがピュアで洗練されているドメーヌ・アルローのワインですが、グランクリュは圧巻です。 「介入しすぎずに、するべきことをする」というシンプルな彼らのフィロソフィーによって品質はますます向上し続けています。 アルロー 一覧へ
卓越した熟成能力を秘めたワイン レ リュショットは、ビオディナミ農法によるブドウ栽培と伝統的な醸造法で造られた素晴らしい熟成能力を持つワインです。 ミネラルが濃く、力強く、複雑な味わいで、しっかり寝かせて熟成させて飲みたい1本です。 華やかさとジューシーさを兼ね備える2021年のハイライトキュヴェ ワイン評論家のウィリアム・ケリーがこの年のアルローのハイライトであると評価した優良キュヴェです。 赤色の甘いベリー、ポプリ、甘草、スパイス、ベーキングチョコレートの香りを示し、背景にグラファイトのニュアンスを感じます。 味わいはミディアムボディ?フルボディで、芳醇な果実味と骨の細かいタンニン、イキイキとした酸が感じられ、モレ中でも最もジューシーなもののひとつであるといえます。 フィニッシュには砂糖漬けのオレンジピールとスパイスが感じられます。 生産者アルローArlaudワイン名モレ サン ドニ プルミエ クリュ レ リュショットMorey Saint Denis 1er Cru les Ruchotsヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (91-93)点予想される飲み頃:N/AFrom a parcel below the Clos de Tart, the 2021 Morey-Saint-Denis 1er Cru Les Ruchots is one of the highlights of the Arlaud portfolio. Exhibiting notes of sweet red berries, licorice, potpourri, spices and baking chocolate, it's medium to full-bodied, with good depth at the core, lively acids and powdery tannins, concluding with a sapid finish.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) モレ・サン・ドニで最初にビオディヴァンから認証、進化し続けるドメーヌ アルロー Arlaud モレ・サン・ドニのドメーヌ・アルローの現当主シプリアン・アルローは、この10年間で、フランス全土で最もエキサイティングな生産者の一人として頭角を現しています。 ドメーヌ・アルローは、シプリアンの祖父ジョセフが1942年に設立しました。 その後、シプリアンの父エルヴェが82年に継ぎ、シプリアンは77年にドメーヌに参画しています。 クロード・デュガやロベール・アルヌーで修行した弟と馬の調教訓練士の妹が加わり、オーガニックに転換し、2014年にビオディナミの認証を取得しています。 近年の霜や雹、ベト病などの被害にもかかわらず、ぶどう畑で最も熱心にビオディナミ農法を実践している一人です。 妹のベルティーユが特別なトレーニングを受け、オクソワ種の2頭の馬を使ってグランクリュと1erクリュのすべての畑を耕しています。 また畑の剪定も手作業で行っています。 この努力のおかげで、土壌は生き返り、その感触は素晴らしく、そこから生まれるワインは、それぞれのテロワールの特徴を十分に表現しています。 醸造では穏やかな抽出、控えめな新樽比率、上位キュヴェでは部分的に全房発酵を導入しています。 亜硫酸は最小限に抑え、清澄・ろ過なしで瓶詰めしています。 すべてのワインがピュアで洗練されているドメーヌ・アルローのワインですが、グランクリュは圧巻です。 「介入しすぎずに、するべきことをする」というシンプルな彼らのフィロソフィーによって品質はますます向上し続けています。 アルロー 一覧へ