生産者シャトー オー ブリオンChateau Haut-Brionヴィンテージ1989容量750ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2009 - 2059A spectacular wine that only goes from strength to strength, and which ranks among the pinnacles of my birth year vintage, the 1989 Haut-Brion wafts from the glass with a rich bouquet of blackberries, blackcurrants, cigar wrapper, loamy soil, black truffle, burning embers and vine smoke. Medium to full-bodied, deep and concentrated, its sumptuous and dramatic, with huge reserves of fruit that are complemented by carnal, savory nuances and framed by melting tannins and ripe acids. Concluding with a long, resonant finish, the only criticism one can make is that a 750-milliliter bottle simply isnt enough.(Issue 259 End of February 2022, The Wine Advocate 1st Mar 2022) グラーヴ地区唯一の1級 シャトー オー ブリオン Chateau Haut-Brion 5大シャトーの中で唯一グラーヴ地区からメドック1級に格付けされているシャトー・オー・ブリオン。 シャトーには500年以上の歴史があり、創始者であるジャン・ドゥ・ポンタック以降、数々のオーナーの手に渡るなかで、シャトーは限りない発展を遂げてきました。 1934年にアメリカのディロン家が所有してからは、最先端の技術が採用され、より品質を高めています。 エレガントで香り高く、柔らかみがあるため、他の5大シャトーに比べて親しみやすいスタイルです。 シャトー オー ブリオン 一覧へ
生産者アキレ ボローリAchille Boroliワイン名バローロ ブルネッラBarolo Brunellaヴィンテージ2013容量750ml解説パーカーポイント: 91点予想される飲み頃:2018 - 2028This is the first vintage of this new wine from Boroli. The 2013 Barolo Brunella is an austere and dry expression of Nebbiolo. Dried fruit, spice and licorice emerge from the bouquet. In the mouth, the wine is balanced, fresh and elegant. This is a very pretty cru expression with a long and clean finish.(The Wine Advocate, Apr 27, 2018) 最高品質を追い求めるバローロの熱き生産者 アキレ ボローリ Achille Boroli アキレ・ボローリは、1534年と古くからピエモンテに根差す一族です。 父シルヴァーノ氏は90年代までグラフィック・出版業界で働いていましたが、かつてから情熱を注いでいたワインに人生を預ける決心をし、ワイン造りを始めました。 彼の息子、四人兄弟の三男で、経営学を修めたアキレは、ワインの栽培と生産に携わり、ピエモンテにあるロカンダ・デル・ピローネでミシュランの星を獲得した後、2012年のブドウ収穫を機に、アキレ自身の経験に基づき、畑や醸造でのアプローチを根本的に変更し最高級のバローロと同等の高品質を目指す改革が行われました。 その成果もあり、評論家からも高いスコアをたたき出し、価格、品質共に上昇しています。 今目が離せない、イタリアの注目すべき生産者です。 アキレ ボローリ 一覧へ
「ボルドーの宝石」と讃えられるシャトー・マルゴーのクオリティを受け継ぎ、同様のこだわりを持って造られているセカンドラべル。 カベルネ・ソーヴィニヨンの割合が時に9割を超え、エレガンスが際立つシャトー・マルゴーに比べてメルロの比率が若干高く、肉付きが良く柔らかなスタイルが特徴。 香り高く、きめ細かい滑らかなタンニンは、しっかりとシャトー・マルゴーのエッセンスを感じることができる。 評価も非常に高く、ロバート・パーカー氏も、『1980年代以降は連続して100点満点に近いワインを生み出している。 品質の面で言えば、このシャトーは過去20年間、その格付けに相応しくあり、パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーは消費者の注目を引くに値する』と、絶賛。 シャトー・マルゴーが新樽率100%であるのに対して、新樽率を50%に抑えており、シャトー・マルゴーよりも熟成期間は3、4ヵ月短く造られている。 ガーネットパープルの深みある色調。 凝縮したフルーツの風味が一気に広がり、抜群の飲み応えに圧倒される。 口当たりはシルクのような舌触りで、非常にまろやか。 タンニンは果実味に見事に溶け込んでいて、芳醇な果実味と上品で長い余韻に包まれ、深い味わいに引きこまれていくのが実感できるだろう。 生産者シャトー マルゴーChateau Margauxワイン名パヴィヨン ルージュ デュ シャトー マルゴーPavillon Rouge du Chateau Margauxヴィンテージ2005容量750ml解説パーカーポイント: 88点予想される飲み頃:2015 - 2025Stylish and pure, the 2005 Pavillon Rouge du Chateau Margaux is soft and round, with a deep ruby color, silky tannins, medium body and a lush, seductive mouthfeel. It is drinking well already and should continue to do so for another 8-10 years.(219, The Wine Advocate 29th Jun 2015) ボルドーの宝石 シャトー マルゴー Chateau Margaux 香りから口当たり、味わい、そのすべてがエレガントで繊細です。 19世紀後半のベト病や世界恐慌などにより、一時品質を落としてしまいますが、1977年にアンドレ・メンツェロプロスが所有してからは、醸造学者エミール・ペイノーをコンサルタントとして招き、ブドウの栽培方法や樽による熟成の見直しを行うなどの改革を行いました。 そうして再び名声を取り戻し、コリーヌが引き継いだ後もさらなる成長を遂げています。 シャトーでは有機栽培が採用されており、2012年からグランヴァンの畑はすべてビオロジックで栽培をしています。 シャトー マルゴー 一覧へ
各評論家から賞賛された偉大な2020年ヴィンテージ ラックベリー、野イチゴ、甘草、スターアニスの香りを持つ非常に力強いブーケを保ち、その美しい香りとミディアムボディで、ジューシーで豊かなタンニンが特徴的です。 ジェームズ・サックリン氏を始め、世界の評論家が99点を与えた非常に出来の良いヴィンテージです。 生産者シャトー ヴァランドローChateau Valandraudヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:2025 - 2043If the 2019 vintage at this address was something of a guilty pleasure, the 2020 Valandraud is simply guilty as charged. Exhibiting aromas of jammy black fruits mingled with toasted coconut, spices and caricatural slatherings of new oak, it's full-bodied, rich and chewy, with generously extracted tannins that clamp down on the finish. All that oak and extract impedes access to the wine's generous fruit, rendering it less demonstrative and gourmand than its 2019 counterpart, and that's a pity, as recent vintages of Valandraud have been among the more successful of the few remaining hold-out "garagiste" wines of the Right Bank.(The Wine Advocate, Apr 07, 2023) トップワインに比肩する評価 シャトー ヴァランドロー Chateau Valandraud シャトー・ヴァランドローは1989年、ジャン・リュック・テュヌヴァン夫妻により、サン・テミリオンの谷に設立されました。 わずか0.6haの畑からスタートし現在は8.88haまで広げられています。 テュヌヴァン氏はワインビジネスにおける経験はあったもののワイン造りは素人であったため、 シャトー・オーゾンヌのアラン・ボーティエ氏やジル・パケ氏の助力、ミシェル・ロラン氏の協力を得て、初ヴィンテージ1991年以降、シャトーが生み出すワインは高い評価を受け、驚異的なスピードでグラン・クリュに匹敵するまでのシャトーとなりました。 2012年に第1特別級Bに昇格したヴァランドローは驚異的なスピードでトップワインに登りつめたシンデレラワインと呼ばれます。 凝縮度の高さと、果実味の豊富さが特徴です。 シャトー ヴァランドロー 一覧へ
品質、世界観、伝統全てにおいてボルドーの絶対的王者シャトー ラフィット 高いクオリティと圧倒的世界観に加え、長い歴史と伝統に裏打ちされた全ボルドーの頂点に立つとも言えるラフィット。 繊細でいて、この上なく素晴らしい芳香とやわらかさは、羽毛の上にふんわりと降り立つような飲み心地。 オールドヴィンテージだけではなく、最近のヴィンテージからも与えられる限り最上の味わいを経験させてくれる、大変貴重なワイン。 生産者シャトー ラフィット ロートシルトChateau Lafite Rothschildヴィンテージ1997容量750ml解説パーカーポイント: 89点予想される飲み頃:2017 - 2027Tasted blind as a vintage comparison at the Valandraud vertical, the 1997 Lafite-Rothschild appears to be a wine that sparkled in its youth, but is not maturing with the grace and style of other vintages after almost 20 years. It has a well-defined bouquet with crushed strawberry, wet sand and light tobacco notes that gradually unfurl. I appreciate the precision here - typical Lafite-Rothschild. The palate is medium-bodied with a gentle grip on the entry, a little foursquare with some dryness towards the attenuated finish. It feels bound together by the fine thread of acidity, yet the long and short of it is that while its descent will be gradual, it will not repay continued bottle ageing. Tasted December 2016.(229, The Wine Advocate 1st Mar 2017) 5大シャトーの筆頭 シャトー ラフィット ロートシルト Chateau Lafite Rothschild ボルドー5大シャトーの筆頭として名高いシャトー・ラフィット・ロートシルト。 13世紀にはラフィットは文献に登場していますが、ワインの評判を確立するのは、ニコラ・アレクサンドル・セギュール侯爵が所有していた18世紀になります。 ヴェルサイユ宮殿でも高く評価され、貴族たちのステータスシンボルとして愛されるようになります。 その後、何代ものオーナーを経て、歴史に翻弄されながらも、ボルドーの頂点にふさわしいワインへと成長していきます。 近代でも、テクニカル・ディレクターのエリック・コレールにより更なる改革が進められ、5大シャトー筆頭の地位を不動のものにしています。 シャトー ラフィット ロートシルト 一覧へ
生産者 シャトー・ル・パンChateau Le Pinヴィンテージ2012ワイン名シャトー・ル・パンChateau Le Pin容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2020 - 2045Tasted blind at the Southwold 2012 tasting, 2012 Le Pin put in a very strong performance. It has a strict, graphite-infused bouquet that is strangely Pauillac-like (not a trait I have noticed on other vintages; I wonder whether it is just a passing phase?). This is earthier than its peers, with hints of leather in the background and sous-bois aromas becoming more and more accentuated by time. The palate is medium-bodied with fine tannin, elegant and understated in style with a fine line of acidity, harmonious and thankfully not screaming and shouting towards the stylish finish. This is an outstanding wine from Jacques Thienpont that might well be unfairly over-shadowed by the 2009 and 2010. Tasted January 2016. (227, The Wine Advocate 29th Oct 2016)
Chateau Mouton Rothschild 1993 外観は濃い紫色。 甘いグリエ、ローストしたナッツ、カシスのブーケ。 口に含むと、より豊かな果実味、甘く熟した純粋さがあり、ミディアムボディで傑出したバランス。 適度なタンニンを持つ、焦点の定まった驚くほどリッチなムートンです。 生産者シャトー ムートン ロートシルトChateau Mouton Rothschildヴィンテージ1993容量750ml解説パーカーポイント: 90点予想される飲み頃:2004 - 2015After less than persuasive performances in two potentially great years, 1989 and 1990, Mouton-Rothschild appears to have settled down, producing fine efforts in recent vintages, culminating with the enormously promising, unquestionably profound 1995. The 1993 is a beautifully made wine which could be considered a sleeper of the vintage. The wine boasts a dark purple color, followed by a sweet, pain grillee, roasted nut, and cassis-scented bouquet that is just beginning to open. In the mouth, the wine may not possess the body and volume of a vintage such as 1990 or 1989, but there is more richness of fruit, a sweet, ripe, pureness to the wine, as well as medium body and outstanding balance. This moderately tannic, well-focused, surprisingly rich 1993 is capable of 15-20 years of evolution. Anticipated maturity: 2004-2015.(109, The Wine Advocate 28th Feb 1997) 人々を魅了するアートラベル シャトー ムートン ロートシルト Chateau Mouton Rothschild ムートンのアートラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がポスター画家ジャン・カルリュに依頼したのが始まりでした。 その後、1945年からはアートラベルが毎年企画されるようになり、シャガール、ピカソ、ダリといった巨匠アーティストを起用。 ムートンの卓越した品質もさることながら、そのラベルの優れた芸術性から、世界中のワイン愛好家に高い支持を受けています。 シャトー ムートン ロートシルト 一覧へ
生産者フェアチャイルドFairchildワイン名カベルネ ソーヴィニヨン ストーンズ No.2Cabernet Sauvignon Stones No.2ヴィンテージ2014容量1500ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2016 - 2036The 2014 Cabernet Sauvignon Stones No. 2 is from the Houyi Vineyard on Pritchard Hill at an elevation of 1,600+ feet. It is 100% Cabernet Sauvignon from clone 4, aged 20 months in 100% new French oak, and looked after by none other than Frenchman Philippe Melka. This is a gorgeous Cabernet Sauvignon. Black as a moonless night, with notes of blueberry liqueur interwoven with white flowers, crushed rock, blackberries, white chocolate and a touch of toast, it is opulent and fleshy, with fabulous fruit, thickness and juiciness that give it its succulent style. Drink it over the next 20 years.(227, The Wine Advocate 29th Oct 2016) フェアチャイルド一覧へ多様な芸術コレクターであるオーナーが手掛ける 最高プレミアムワイン&アート作品 フェアチャイルド Fairchild 最高級のブドウ畑から極めて限定的な生産量のワインを生産するプレミアムワイン創業者のローレンス・フェアチャイルド氏は、ネブラスカ州出身で、ネブラスカ大学で農学を専攻していました。 その後ワイナリーとワイナリー関連商品のサプライヤーとのニーズを結びつけるオンライン会社を設立するなど、起業や経営に長い経験を持っています。 1999年、ローレンスはレイク・ヘネシーの北側に位置するヴァカ山脈の丘陵地帯に、シガロ・ヴィンヤードという土地を購入しました。 ここは、BONDがブドウを調達している畑の一つです。 この場所は、ローレンスが長期リースでブドウを購入しているナパ・ヴァレーの一部であるプリチャード・ヒルからそう遠くないところにあります。 プリチャード・ヒルは、ナパ・バレーの「ロデオ・ドライブ」と呼ばれ、コルギン・エステートやブライアン・ファミリーなど、ナパ・バレーで最も高い評価を受けている生産者のプレミアムなブドウ畑とワイナリーがあります。 フェアチャイルドの初ヴィンテージは2001年。 現在は、Sigaro(エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン)、Beckstoffer Georges III Vineyard(G-IIIカベルネ・ソーヴィニヨン)、Stoneシリーズのコレクターワイン(2011年に初登場)など、いくつかの赤ワインを中心に生産しています。 フェアチャイルドのフラッグシップ・ヴィンヤードであるシガロは、ヘネシー湖の上に位置し、1エーカーあたり1.5トンしか収穫できません。 ブドウ栽培とワイン醸造フェアチャイルドでは、二人の優秀な人物がローレンスと密接に協力してこの秀逸なワインを造っています。 ジム・バーバーは、すべての手作業によるブドウ畑の管理を行い、フィリップ・メルカは優秀なワインメーカーです。 フィリップはボルドーで育ち、ボルドー大学で地質学の学位を取得した後、農学とワイン醸造学の修士号を取得しました。 彼の最初のワインの仕事は、ボルドーのシャトー・オー・ブリオンでした。 1991年、ペトリュスとドミナスのオーナーであるクリスチャン・ムエックスのもとでインターンとして働いたのが、ナパバレーとの最初の出会いでした。 ドミナスで土壌を学び、その後数年間ワインメーカーとして働き、1994年にナパ・ヴァレーに移住してきました。 その後、限定生産のプレミアムワインを専門とするワイン・コンサルティング会社を立ち上げ、多くの有名なワイナリーと仕事をしてきました。 収穫時にはすべて手作業でブドウを選別し、発酵時には自然の酵母を使用し、ポンプを使わずに重力で果汁を実際の発酵タンクに移動させます。 フェアチャイルドの哲学は、発酵中も熟成中も、ワインにできるだけ手を加えないことです。 手摘みのフレンチオーク樽を使用し、ワインを無清澄・無濾過でボトリングするなど、細部にまでこだわったワイン造りを行っています。 フェアチャイルドの希少性ワインメーカーのフィリップ・メルカが丹精込めて造った極上のコレクターズワインを、目の肥えた顧客のために数量を抑えて生産しています。 フェアチャイルドのワインはレストランや小売店では流通しておらず、メーリングリストを通じてメンバーに直接販売されています。
エレガントなミニ・ロマネ・コンティ ロマネ・サン・ヴィヴァンは少し地味なイメージがあるのですが、それは大きな間違いです。 ラ・ターシュの力強さやリシュブールの華やかさにはかないませんが、香り高さにおいてはロマネ・コンティに次ぐワインです。 DRCを何度も飲んだ経験のある目利きは、ミニ・ロマネ・コンティとして賛辞を惜しみません。 ルーツは12世紀にサン・ヴィヴァン・ド・ヴェルジィ修道院が植え付けたル・クルー・ド・サン・ヴィヴァンまでさかのぼります。 その一部は、後にロマネ・コンティと呼ばれるようになり、残りがラ・ロマネ・サン・ヴィヴァンとなったのです。 革命後に売却され、畑の半分以上はマレ・モンジュ家の持ち物になりました。 女性オーナーのジュヌヴィエーヴ・マレ・モンジュは、ロマネ・サン・ヴィヴァンの名声を高めようと、1966年から5.28ヘクタールの区画をDRCに貸し出しました。 最初のヴィンテージの収量は1万8700本です。 ワインは、ドメーヌ・マレ・モンジュの名前と紋章を印、ネックにはDRCが畑と醸造の責任者であることが記されていました。 未婚で子供のなかったジュヌヴィエーヴが亡くなった後の1988年、DRCは彼女の相続人から約1000万ドルで畑を購入しました。 資金調達のため、エシェゾー、グラン・エシェゾーのほかDRC所有のヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュが売却されました。 ロマネ・サン・ヴィヴァンは少し地味なイメージがあるのですが、それは大きな間違いです。 ラ・ターシュの力強さやリシュブールの華やかさにはかないませんが、香り高さにおいてはロマネ・コンティに次ぐワインです。 DRCを何度も飲んだ経験のある目利きは、ミニ・ロマネ・コンティとして賛辞を惜しみません。 ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑は、DRCのオフィスの西側の、ロマネ・コンティやリシュブールより低い位置に広がっています。 岩盤はウミユリ石灰岩が主体で、粘土や泥灰土が下層に広がっています。 傾斜は3度から5度で、やや緩やかです。 植え替えで品質がさらに向上中 マレ・モンジュ時代は、収量の多いクローンが植えられていたため、DRCは購入後に、植え替えに乗り出しました。 ロマネ・コンティの畑から選別して増やしたDRCクローンを接ぎ木する作業を2001年から始めて、作業を続けています。 その効果が明確に出てくるのは、2020年から2030年と見られ、さらに品質が上がるのは間違いありません。 ロマネ・サン・ヴィヴァンは優雅で、バランスがとれていて、かぐわしい。 スミレ、ラズベリー、バラの香水のアロマを放ち、セイバリーな味わい。 ミュジニーに比肩される女性的なワインです。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ロマネ サン ヴィヴァンRomanee St.Vivantヴィンテージ2011容量750ml解説パーカーポイント: 94点予想される飲み頃:2016 - 2035The Romanee-Saint-Vivant was picked on 8 and 9 September at 24.7hl/ha. Now this has a very interesting bouquet, quite distinct from the Richebourg and the Grands Echezeaux. It is much more exuberant and lifted, very perfumed with fresh strawberry, red cherries, dried rose petals and a touch of quince. This is so lively and vivacious, as if it borrowed some of the succulence from the 2009 vintage. The palate is quite precocious on the entry, the mouth instantaneously tingling with glee. There is a beautiful crescendo before fanning out towards its silky caressing finish. There is something playful and joyous about this Romanee-Saint-Vivant, carefree and alluring, a wine to be enjoyed as much as respected. 1,164 cases produced. Drink 2016-2035.(211, The Wine Advocate 27th Feb 2014) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者ペトリュスPetrusヴィンテージ1996容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:2010 - 2035Proprietor Christian Moueix's 1996s have turned out well in the bottle. The 1996 Petrus is a big, monolithic, foursquare wine with an impressively opaque purple color, and sweet berry fruit intermixed with earth, pain grille, and coffee scents. Full-bodied and muscular, with high levels of tannin, and a backward style, this wine (less than 50% of the production was bottled as Petrus) will require patience. It is a mammoth example. Anticipated maturity: 2010-2035(The Wine Advocate, Apr 23, 1999) 世界最高のメルロ ペトリュス Petrus ポムロール地区を代表する最高級ワイン「ペトリュス」。 全くの無名の状態から、1889年のパリ博覧会で金賞を獲得し、その名声を高めていきました。 青い粘土を含む特別な土壌の小さな11.5haの畑から、ほぼメルロ100%で、厳格な管理のもと極限まで丁寧に仕上げられることにより、卓越した品質を誇るグラン・ヴァンが生み出されます。 ペトリュス 一覧へ
多くのイタリアワイン愛好家を魅了する、アイコンワイン シエピは、1435年からマッツェイ家が所有する単一畑から生まれる象徴的なワインで、1992年の初リリース以来、多くのイタリアワイン愛好家を魅了してきたキュヴェです。 畑は平均標高260mで、ワイナリーの畑の中で最も低い場所に位置しています。 その中でも最良の区画で育つサンジョヴェーゼとメルローのみを使用して造られています。 柔らかな口当たりを持つ、完璧なバランスのフルボディワイン 煮詰めたチェリーやブラックベリーのジャム、シナモン、ナツメグといった甘い果実のニュアンスから始まります。 このフルボディのワインは、しなやかで非常に柔らかな口当たりを持ち、その風味は広がりがあり、すべてを包み込むようです。 バランスが取れていて隙がなく、エレガントで洗練されています。 2021年ヴィンテージは、これまで見てきたシエピの中でも最高のエディションのひとつと言っていいでしょう。 生産者マッツェイ フォンテルートリMazzei Fonterutoliワイン名シエピSiepiヴィンテージ2021容量1500ml解説パーカーポイント: 96+点予想される飲み頃:2024 - 2040This top-shelf wine from Mazzei is a blend of 50-50 Merlot and Sangiovese. The Sangiovese goes into tonneaux and the Merlot ages in 70% new barrique for 18 months. The 2021 Siepi (in a heavy glass bottle) opens to sweet fruit nuances of cooked cherry, blackberry preserves, cinnamon and nutmeg. This full-bodied wine is supple and very soft in terms of mouthfeel, and its flavor profile is expansive and all-encompassing. This wine is balanced and seamless, and the 2021 vintage is certainly one of the best editions of Siepi we've seen so far. This exciting 30,000-bottle production will go to market in September 2023.(The Wine Advocate, Sep 22, 2023) 地域のワインに「キャンティ」の名を与えたことで有名な、14世紀からワイン造りを行う歴史ある名門 マッツェイ Mazzei マッツェイ家は14世紀からワイン造りを行う歴史ある家系で、現在フィリッポ・マッツェイ氏とフランチェスコ・マッツェイ氏の兄弟が24代目として継承しています。 また、彼らの父ラポ・マッツェイは、20年にわたりキャンティ・クラシコ協会の会長を務めた人物で、キャンティ・クラシコの品質向上、イメージ改善に多大な貢献をしたことで知られています。 マッツェイ家が15世紀に取得した「カステッロ・ディ・フォンテルートリ」も、テロワールに合わせたクローン選別や栽培を進めて、伝統的なキアンティ・クラッシコを洗練させました。 フォンテルートリが造るワインは世界的に高く評価され、2011年には「フォンテルートリ・キャンティ・クラシコ」がワインスペクテーター誌のTOP100に選出。 その他ガンベロ・ロッソなど数々の評論誌や評論家から高評価を獲得しています。 フォンテルートリに加え、1997年にはトスカーナのマレンマに「テヌータ ディ ベルグァルド」、2003年にはシチリアの南東部に「ジゾラ」と、2つの新しいワイナリーを設立し、それぞれのテロワールとミクロクリマに適した土着品種の特徴を表現した魅力的なワインを生産しています。 マッツェイ 一覧へ
生産者クィンテッサQuintessaヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2023 - 2033According to General Manager Rodrigo Soto, while a couple blocks of the estate vineyard were picked after September 26, none of those post-Glass Fire picks made it into the final blend of the 2020 Proprietary Red Wine. A blend of 87% Cabernet Sauvignon, 7% Cabernet Franc, 4% Carmenère and 2% Petit Verdot, it offers up hints of dusty earth, cedar and ripe cherries on the nose, while the medium to full-bodied palate is soft and silky, almost delicate in feel, with a lingering finish.(The Wine Advocate, Feb 01, 2024) チリとカリフォルニアの融合 クィンテッサ Quintessa トップの人材を集結!バイオダイナミックスで造るナパのボルドー・ブレンドチリのコンチャ・イ・トロを躍進させたアガスティン・ヒュネイアス、チリのバイオダイナミックスの先駆者ロドリゴ・ソト、コンサルタントはミシェル・ロラン、セーニャやアルマヴィーヴァのジェネラル・マネージャーを務め、ボルドーを含む世界のワイン業界に通じている輸出担当ディレクターのディエゴ・ギャレイなどトップの人材が集結して造られているのがナパのボルドー・ブレンドの「クィンテッサ」です。 コンチャ・イ・トロを国際的に躍進させた実業家アガスティンとヴァレリアはともにチリ生まれで、ワイン業界のベテランです。 ヴァレリアは微生物学者であると同時にブドウ栽培者でもあり、現在クィンテッサの本拠地となっている土地を最初に発見した人物です。 アガスティンは20代の頃、父親から漁業を受け継いでいましたが、すぐにヴィーニャ・コンチャ・イ・トロに投資する機会を得ました。 当時はまだ小さなワイナリーでしたが、最終的にはチリ最大の生産者に育て上げました。 1960年、27歳のときには、アガスティンはコンチャ・イ・トロのCEOになっていました。 1970年代初頭、彼はシーグラム社に勤務し、シーグラム・アルゼンチーナを皮切りに、数年後にはニューヨークから全世界の事業を統括していました。 その後、数多くのワインベンチャーに関わり、1999年にはHuneeus Vintners(クィンテッサなどを所有)を設立しました。 26の独立した区画に細分化されたブドウ畑クィンテッサ・ワイナリーは、シルバラード・トレイルの西側、ラザフォード・クロス・ロードのすぐ北側に位置する、魅力的なワイナリーです。 敷地面積は280エーカーで、そのうち約170エーカーにブドウが植えられています。 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、そしてオーナーのルーツに敬意を表してチリの特産品種カルメネールが植えられています。 また、ソーヴィニヨン・ブランが2エーカーの畑に植えられています。 ワイナリーは、1989年にチリの著名な醸造家であるアガスティン・ヒュネイアス氏とその妻ヴァレリア氏によって設立されました。 1990年と1991年には、30%以上の傾斜地での栽培を禁止する斜面条例が制定される直前に、段々畑の急斜面も含めてブドウの木が植えられました。 敷地の広さと地理的な特徴により、様々な斜面、土壌の種類があります。 ブドウ畑は26の独立した区画に細分化されています。 セラーでは、ワインは26の異なるタンクで醸造されています。 このタンクには、ステンレススチール製のものと、大きなオーク材を使用したタンクがあります。 これにより、区画ごとの醸造が可能になりました。 クィンテッサでは3種類のワインを造っています。 ボルドーの主要品種をすべてブレンドしたクィンテッサ・カベルネ・ソーヴィニヨンはフラッグシップワインとして1994年にリリースされています。 2002年にリリースされた「ファウスト」はクィンテッサのセカンドワインで、若木のぶどう、クィンテッサの規格から外れたロットのぶどう、購入したブドウの組み合わせで作られています。 クィンテッサ・ソーヴィニヨン・ブラン・イルミネーションは、ナパ・ヴァレーとソノマに植えられた自社畑のぶどうと購入したブドウをブレンドしたものです。 クィンテッサ 一覧へ
生産者オーパス ワンOpus Oneヴィンテージ1997容量750ml解説パーカーポイント: 88点予想される飲み頃:2000 - 2010Now don't get me wrong, 88 points signifies a very good to excellent wine. But in the context of the vintage, not to mention what this wine should be, this is a disappointment. The 1997 tastes as if it were made from yields that were too high. They may tell you it is elegant and complex, but, truthfully, there is not much depth, and the wine will have a relatively short lifeline of 10-12 years. A dark ruby color is accompanied by a complex nose of plums, black cherries, currants, smoke, and leather. The wine reveals more new oak than normal for Opus, as well as medium body, good depth, dry, hard tannins in the finish, and little weight or length. Drink this over the next 8-10 years. P.S. By the way, the price went up $20 and the quality has gone down.(The Wine Advocate, Dec 23, 2000) 唯一無二のボルドー・ブレンド オーパス ワン Opus One 日本で最も知名度の高い赤ワインの1つナパのパワーとボルドーのエレガンスを備える唯一無二のボルドー・ブレンドの赤ワイン。 カリフォルニアのナパヴァレーから生まれるオーパスワンは、日本で最も知名度の高い赤ワインの1つです。 フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵の率いるボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドと、ナパヴァレーのロバート・モンダヴィのジョイント・ヴェンチャーが1978年に生まれました。 フィリップ男爵は、ボルドーに元詰めを広め、シャトー・ムートン・ロートシルトを1級に昇格させた伝説的な人物です。 ロバート・モンダヴィは1966年にワイナリーを創設した「カリフォルニアワインの父」と呼ばれるワインメーカーです。 2人がナパヴァレーの風土とボルドーの技術を合わせて、世界クラスのボルドータイプのワインを造ろうとして始まりました。 ナパヴァレーの聖地とも言えるオークヴィルの畑から、カベルネ・ソーヴィニヨン主体で造られます。 カリフォルニアのカルトワインの元祖的な存在でもあります。 世界的な名声を一気に確立ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズが1981年に開いたプレミア・ナパヴァレー・オークションで、1ケースが2万4000ドルの記録的な高値で落札されました。 フランスとアメリカを代表する生産者が手を組んだワインのニュースが駆け巡り、世界的な名声を一気に確立しました。 2001年以降マイケル・シラーチの下でさらに品質向上したオーパスワンは、日本国内はもちろん、アメリカ、イギリス、香港など各国の星付きレストランにオンリストされています。 世界中のファンを魅了し続けるオーパスワンオーパスワンは当初、モンダヴィ側のティム・モンダヴィとムートン側のパトリック・レオンが手を組んで造っていました。 ロバート・モンダヴィがコンステレーション・ブランズに買収された2004年から、オーパスワンは独立した形で経営されています。 ムートン・ロートシルトの意見も参考にしますが、現在はチーフワインメーカーのマイケル・シラーチが最終決断をします。 着実に品質を向上させています。 グラヴィティ・フローや光学式選果機を導入し、ナパヴァレーの力強い果実味と、ボルドー的な繊細さの両方を持ち合わせるワインとして、世界中のファンを魅了し続けています。 オーパス ワン 一覧へ
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: (95-97)点予想される飲み頃:2028 - 2055The 2018 La Tâche Grand Cru exhibits quite a strong whole-bunch influence on the nose, perhaps a little too much when juxtaposed against the more seamless Richebourg. Scents of black truffle, pressed rose petal and decayed autumn leaves/undergrowth infuse the mainly dark fruit. There is something a little introspective about this nascent La Tâche. The palate is very well balanced with filigreed tannins. A multifaceted wine that leans more to the red side of the fruit spectrum. The silky, saline finish shows wonderful sapidity. Once the aromatics open for business, I have little doubt that this will be an awesome yet quite cerebral La Tâche.(Vinous, Jan 2020) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
クロ・ド・ヴージョ ブルゴーニュ・ワインの産地として印象的な場所でもある。 ヴージョ。 石垣(クロ) に添って50ヘクタールの葡萄畑がある。 ルロワの所有はわずか1.9ヘクタール。 ルロワの畑の3分の2は斜面下部の、排水もよくない沖積土壌であるが、そんな環境下で秀逸なワインを造り出す。 ビオディナミ農法による技術と収穫量に関する厳しい自己規制によって、悪環境を克服した結果だ。 年間わずか約4千本の生産量。 通常ワインの3分の1の生産量である。 1995年産はヴェルヴェットの肌合い、ミディアムからフルボディの重厚さを有し、素晴らしいスパイス香に濃密な黒苺系の果実味がこのワインの特徴を一層引立てる。 飲みごろとしては2004年から2017年までがおいしく味わえる時期といえる。 「マダム・ルロワの愛からワイン」 星谷ひとみ著 文園社 生産者ドメーヌ ルロワDomaine Leroyワイン名クロ ド ヴージョClos de Vougeotヴィンテージ1997容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2006 - 2010I was surprised to see a hint of amber on the edge of the otherwise medium-to-dark ruby-colored 1997 Clos de Vougeot. Its opulent full-bodied personality is crammed with sweet red cherries, tar, blackberry jam, juniper berries, and cloves. Its extraordinarily long finish displays copious round, ripe, and supple tannins. Projected maturity: 2006-2010+.(131, The Wine Advocate, 28th Oct 2000) ドメーヌ ルロワ一覧へ
生産者アルローArlaudワイン名クロ ド ラ ロッシュ グラン クリュClos de la Roche Grand Cruヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (92-94)点予想される飲み頃:N/AAnother charming, sensual wine from Arlaud, the 2021 Clos de la Roche Grand Cru delivers aromas of orange rind, rose petals, sweet spices and plums. Medium to full-bodied, supple and fleshy, with melting tannins, bright acids and a saline finish, it's a pure, elegant rendition of this site.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023)
生産者シャトー オーゾンヌChateau Ausoneヴィンテージ2007容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:2015 - 2028Tasted blind at Farr Vintners 2007 Bordeaux tasting. The 2007 Ausone has a high-toned bouquet, a little flashy in style compared to its peers with touches of salted licorice coming through with aeration. The palate is medium-bodied with supple tannins and fine acidity. This is more cohesive and mild-mannered than the feisty aromatics, with good depth and a caressing, quite plush finish. It is a fine Saint Emilion, though it does not quite possess the breeding of the Cheval Blanc 2007 that was tasted alongside. Tasted March 2015.(231, The Wine Advocate, 1st Jul 2017)
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2008容量750ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2028 - 2048The 2008 La Tache is another huge, powerful wine. Deep layers of perfumed fruit flow from this gorgeous wine. Mint, crushed flowers, orange peel and spices are just some of the notes that emerge from the wonderfully textured fruit. Darker hints of earthiness, tar and minerals frame the sweeping, eternal finish. This is simply dazzling. Anticipated maturity: 2028-2048.(The Wine Advocate, Sep 30, 2011) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
Chateau Mouton Rothschild 1984 カベルネ・ソーヴィニヨンをほぼ100%使用。 フルボディでタンニンが強く、凝縮感があり、リッチな味わい。 生産者シャトー ムートン ロートシルトChateau Mouton Rothschildヴィンテージ1984容量750ml解説パーカーポイント: 80点予想される飲み頃:1990 - 2005During the decade of the eighties, Mouton was the hottest first-growth in Pauillac. The 1984, which is almost 100% Cabernet Sauvignon, will be one of the longest-lived wines of this vintage. The wine is full bodied, tannic, concentrated, and rich in extract. It should have a surprisingly long life. This is a considerable surprise in a generally poor vintage. Anticipated maturity: Now-2005. Last tasted, 3/90.(The Wine Advocate, Jan 01, 1998) 人々を魅了するアートラベル シャトー ムートン ロートシルト Chateau Mouton Rothschild ムートンのアートラベルは、1924年にフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵がポスター画家ジャン・カルリュに依頼したのが始まりでした。 その後、1945年からはアートラベルが毎年企画されるようになり、シャガール、ピカソ、ダリといった巨匠アーティストを起用。 ムートンの卓越した品質もさることながら、そのラベルの優れた芸術性から、世界中のワイン愛好家に高い支持を受けています。 シャトー ムートン ロートシルト 一覧へ
生産者ブリュノ クレールBruno Clairワイン名シャンボル ミュジニー レ ヴェロワイユChambolle Musigny Les Veroillesヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (89-91)点予想される飲み頃:N/AAnother bright, fragrant wine from Clair is the 2021 Chambolle-Musigny Les Veroilles, a medium-bodied, pure and elegant red evocative of raspberries, rose petals, orange zest and potpourri. Delicate and mineral, it reflects its stony, hillside site.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023)
土の香りが豊かで、ボリューム感のあるフルボディのパワフルな味わい ワイルドなレッドベリーの熟した香り、控えめなスパイスと土の香り、アーシーでピュアで素晴らしく複雑なノーズです。 土の香りが豊かで、熟した果実の豊かさと、鮮やかな酸味、ボリューム感のあるフルボディのパワフルな味わいです。 支えとなるタンニンが際立っており、素晴らしい余韻を楽しめますがさらに熟成させるとさらによくなるクラシックなクロ・ド・ヴージョです。 生産者ジャン グリヴォJean Grivotワイン名クロ ド ヴージョClos de Vougeotヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: 91点予想される飲み頃:2024 - 2038The 2018 Clos de Vougeot Grand Cru is showing a little reduction on the nose, which presently keeps the fruit hemmed in. Difficult to read at the moment. The palate is quite sweet and candied on the entry, fleshy and slightly savoury in style, dried blood and black pepper. The finish feels a little dry compared to its peers but there is grip and it seems to develop energy in the glass. Tasted blind at the Burgfest 2018 red tasting.(Vinous, November 2022) 5世代に渡る情熱的な家族ドメーヌ ジャン グリヴォ Jean Grivot ドメーヌ・ジャン・グリヴォは、ブルゴーニュワインの名門中の名門です。 1987年にエティエンヌ・グリヴォと妻のマリエル(シモンビーズ 4代目パトリック・ビーズの妹)が、エティエンヌの父ジャン・グリヴォから引き継ぎました。 数年前からエティエンヌとマリエルの娘、マチルド・グリヴォが家族ドメーヌに参画しました。 マチルドは、英デカンターのジェニ・チョ・リーMWが紹介した、2020年の最高品質の最もエキサイティングなワインを造る10人に選出され、ピエール イヴ コラン モレ、シャルル・ラショーなど人気の生産者と肩を並べています。 最近改装されたワイナリーとセラーは、グリヴォのぶどう畑のほとんどがあるヴォーヌ・ロマネにあります。 ドメーヌは何世代にもわたって、現在の15.5ヘクタールの広さになり、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、リシュブールの3つのグラン・クリュを所有しています。 環境・土壌に配慮したブドウ栽培環境への影響を最小限に抑えた栽培をモットーとしており、畑では化学薬品の使用をできるだけ避けています。 そしてリシュブール、エシェゾー、ボー・モン、スショの各地区の畑では、馬で耕し土壌への影響を最小限に抑えるようにしています。 グリーン・ハーベストを行い果実の質を高めるなど、畑やセラーで最善の方法を実践しています。 この努力の結果、健康で熟した(フェノール値と糖度の両方が高い)、深みのある凝縮感と味わいのある果実を得ることができました。 ワインが奏でるハーモニーセラーでは、マチルドがバランスとテロワールの明確な表現を目指し、父の経験豊かで賢明な指導のもと、シルキーで洗練されたタンニンのワイン造りを行っています。 ぶどうは完全に除梗され、12?15度で5?7日間の発酵前マセラシオンを施します。 発酵は自然に始まり、この発酵が始まる前に少しパンチングダウンを行います。 発酵後、1日1回のポンピングオーバーを経て、15ヵ月間の樽熟成を行います。 ヴィンテージにもよりますが、新樽の割合は、村名のアペラシオンでは25%前後、プルミエ・クリュでは30-40%、グラン・クリュでは40-45%となっています。 ここ数年、ジャン・グリヴォは、ヴォーヌ・ロマネのトップかつ最も安定したドメーヌの1つとして高く評価されています。 ジャン グリヴォ 一覧へ
生産者シャトー マルゴーChateau Margauxヴィンテージ2005容量750ml解説パーカーポイント: 98+点予想される飲み頃:2020 - 2050The first-growth 2005 Château Margaux (85% Cabernet Sauvignon, 15% Merlot), a lavish fragrance of blackcurrants, velvety new saddle leather, spring flowers and spice soars from the glass. The wood is already totally concealed beneath the cascade of fruit in this medium to full-bodied, pure and majestic wine. This concentrated, dense, but nevertheless strikingly elegant, multi-layered wine has a finish of 45+ seconds. It builds incrementally to a crescendo and finale. This is a stunner that can be approached already, but promises to be better in another 5-10 years and last at least 25 or more years.(219, The Wine Advocate, 29th Jun 2015) ボルドーの宝石 シャトー マルゴー Chateau Margaux 香りから口当たり、味わい、そのすべてがエレガントで繊細です。 19世紀後半のベト病や世界恐慌などにより、一時品質を落としてしまいますが、1977年にアンドレ・メンツェロプロスが所有してからは、醸造学者エミール・ペイノーをコンサルタントとして招き、ブドウの栽培方法や樽による熟成の見直しを行うなどの改革を行いました。 そうして再び名声を取り戻し、コリーヌが引き継いだ後もさらなる成長を遂げています。 シャトーでは有機栽培が採用されており、2012年からグランヴァンの畑はすべてビオロジックで栽培をしています。 シャトー マルゴー 一覧へ
Le Pin 2016 保存されたプラム、ブラックベリーパイ、ラズベリーコンポートに加え、ポプリ、スターアニス、タバコ、フェヌグリーク、ロイヤルミルクティー、海鮮醤のニュアンス。 ミディアムボディで、赤と黒の果実のジャムとエキゾチックなスパイスのアクセント、長く退廃的な余韻。 生産者ル パンLe Pinヴィンテージ2016容量750ml解説パーカーポイント: 98+点予想される飲み頃:2022 - 2070The medium to deep garnet-purple colored 2016 Le Pin is still very closed, revealing glimpses of preserved plums, blackberry pie and raspberry compote plus suggestions of potpourri, star anise, tobacco, fenugreek and stewed tea plus a waft of hoisin. The medium-bodied palate is opulent, rich and plush with layers of black and red fruit preserves and loads of exotic spice accents, finishing very long and very decadent.(Interim End of November 2018, The Wine Advocate, 1st Dec 2018) ル・パン一覧へメルロの頂点 ル・パン Le Pin 1980年代初めにポムロールに誕生し、約10年間で伝説となった「ル・パン」。 ガレージワインのパイオニア的存在であり、その圧倒的な品質は世界中のワイン愛好家を魅了しています。 所有している畑はわずか2haほどで、年間生産量は500?600ケースと極少量です。 エキゾチックで華やかなブーケを放つ、メルローの最高傑作ともいえるワインです。
L'if 2017 2017ヴィンテージは、深みのあるガーネット・パープル色。 美しいレッドチェリーとブラックラズベリーの香り、ブラックプラム、ベーキングスパイス、バラのノートに加え、四川唐辛子のニュアンス。 ミディアムボディで、素晴らしくエレガントなタンニンと美しいフレッシュさが感じられます。 中盤の果実味がしっかりと持続し、フィニッシュは長くアーシーです。 生産者リフL'ifヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: (90 - 92)点予想される飲み頃:NABlended of 91% Merlot with 9% Cabernet Franc, the 2017 L'If is deep garnet-purple in color, featuring beautiful crushed red cherries and black raspberries on the nose with underlying black plums, baking spices and roses notes plus a waft of Sichuan pepper. Medium-bodied with wonderfully elegant tannins and beautiful freshness, it has well-sustained mid-palate fruit and a long, earth-laced finish.(236, The Wine Advocate, 27th Apr 2018) リフ一覧へ少量のみ生産される幻のワイン リフ L'if ポムロールを代表する偉大な存在ル・パンのオーナーを務めるジャック・ティエンポン氏が「サンテミリオンのル・パン」を目指して手掛ける大変稀少なカルトワイン、それがリフです。 ワイナリー正面に立っている大きなイチイの樹が名前の由来になっています。 初リリースは2011年。 サンテミリオンのトロロン・モンドやラ・モンドットといった名立たるシャトーの近くに位置する僅か8ha程の小さな畑から、年間1000ケースにも満たない少量のみ生産されています。 全体的なバランスが良く、滑らかな口当たりとジューシーな果実味が特徴です。
L'if 2017 2017ヴィンテージは、深みのあるガーネット・パープル色。 美しいレッドチェリーとブラックラズベリーの香り、ブラックプラム、ベーキングスパイス、バラのノートに加え、四川唐辛子のニュアンス。 ミディアムボディで、素晴らしくエレガントなタンニンと美しいフレッシュさが感じられます。 中盤の果実味がしっかりと持続し、フィニッシュは長くアーシーです。 生産者リフL'ifヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: (90 - 92)点予想される飲み頃:NABlended of 91% Merlot with 9% Cabernet Franc, the 2017 L'If is deep garnet-purple in color, featuring beautiful crushed red cherries and black raspberries on the nose with underlying black plums, baking spices and roses notes plus a waft of Sichuan pepper. Medium-bodied with wonderfully elegant tannins and beautiful freshness, it has well-sustained mid-palate fruit and a long, earth-laced finish.(236, The Wine Advocate, 27th Apr 2018) リフ一覧へ少量のみ生産される幻のワイン リフ L'if ポムロールを代表する偉大な存在ル・パンのオーナーを務めるジャック・ティエンポン氏が「サンテミリオンのル・パン」を目指して手掛ける大変稀少なカルトワイン、それがリフです。 ワイナリー正面に立っている大きなイチイの樹が名前の由来になっています。 初リリースは2011年。 サンテミリオンのトロロン・モンドやラ・モンドットといった名立たるシャトーの近くに位置する僅か8ha程の小さな畑から、年間1000ケースにも満たない少量のみ生産されています。 全体的なバランスが良く、滑らかな口当たりとジューシーな果実味が特徴です。