生産者エティエンヌ ソゼEtienne Sauzetワイン名ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ ペリエールPuligny Montrachet 1er Cru Les Perrieresヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (89-91)点予想される飲み頃:N/ARacy and electric, the 2021 Puligny-Montrachet 1er Cru Les Perrières delivers aromas of peach, pastry cream, orange oil and white flowers. Medium to full-bodied, with a satiny attack that segues into a chiseled, incisive mid-palate and a penetrating finish, it shows promise.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) 際立った個性、フィネス、エレガンスは、愛好家や評論家の間でも高く評価 エティエンヌ ソゼ Etienne Sauzet 創立者のエティエンヌ・ソゼは、相続したいくつかの畑をまとめて「ソゼ」を興し、ピュリニーでトップ3に入る名門に育て上げました。 1974年には、エティエンヌの孫娘の夫であるジェラール・ブドがドメーヌを引き継ぎ、ドメーヌを新たな高みへと押し上げるためにたゆまぬ努力と情熱を注ぎました。 ジェラールは、ネゴシアンとしての活動も行っており、昔から付き合いの深い農家からぶどうのマストを購入して、自分のキュヴェの品質に影響を与えることなく生産してきました。 現在、創業者の曾孫娘であるエミリーと夫のブノワ・リフォーがドメーヌを引き継いでいます。 前世代と同様、彼らは細心の注意を払って、純粋さとエレガンスの代名詞となっているソゼのシグネチャーワインを造っています。 彼らは、自分たちの優れたテロワールを熟知しています。 ブノワは、時間をかけてこのドメーヌの栽培方法を発展させてきました。 2006年以降、有機栽培を取り入れ、試行期間を経て2010年からビオディナミに全面移行しました。 そのため、収穫量は限られ、ブドウの収穫は遅くなります。 ぶどうは破砕せず全房発酵させ、新樽の使用量を減らし、テロワールの表現力を高め、この生産者らしい洗練されたワインを生み出しています。 ブノワ・リフォーのワイン作りは、ミネラル感、正確さ、並外れた長さを持つワインにはっきりと表れています。 ドメーヌ・エティエンヌ・ソゼの際立った個性、フィネス、エレガンスは、愛好家や評論家の間でも高く評価されています。 エティエンヌ ソゼ 一覧へ
ムルソーらしい柔らかくリッチな風味が心地よい一本 柑橘、黄色い花、蜜蝋のような香りが特徴的で、ミネラルのニュアンスもしっかりと感じられます。 味わいのバランスも良く、程よい重みと濃密な果実味や甘みといった、まるで蜂蜜のような美しいテクスチャーとなっています。 また、フィニッシュに向けてローストクルミやスパイスの効いたアーモンドを感じられるようになり、ワインの輪郭がよりはっきりとかたどられていくのを感じます。 生産者ピエール モレPierre Moreyワイン名ムルソーMeursaultヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2024 - 2038The 2021 Meursault Village is a blend of three climats as usual. It has a fragrant bouquet with wax resin and yellow flowers filtering through the citrus fruit. Fine mineralité here. The palate is beautifully balanced with a slightly honeyed texture, lightly spiced with grilled walnut and almond and very well defined on the finish. Excellent.(Vinous, November 2022) ルフレーヴの総管理者として20年の実績を持つ偉大なムルソーの造り手 ピエール モレ Pierre Morey モレ家の歴史 ブルゴーニュのモレ家の起源は16世紀に遡り、モレと名のつく他のドメーヌ同様、もともとはシャサーニュ・モンラッシェの出身でした。 一族がムルソーに移住したのは18世紀末で、それ以降、ムルソーでブドウ栽培を続けており、それぞれの世代がブドウ畑、そしてワインに携わってきました。 ピエール・モレの父、オーギュスト・モレが、1935年にコント・ラフォンの小作人の一人になったことで、ムルソーのモレ家の歴史は加速することになるのです。 オーギュストや1971年に加わったピエールは、数少ない自社のブドウ畑に加えて、ラフォンの素晴らしいムルソーのプルミエクリュの畑(ペリエール、ジュヌヴリエール、シャルム)、さらにはグランクリュのモンラッシェの区画で、ワインを造るという素晴らしい機会を得たのです。 ルフレーヴの栽培醸造責任者就任、そして、ビオディナミへの転換1984年、ドミニク・ラフォンがラフォン家で初めての栽培醸造家になると、折半耕作の契約期間を延長せず、ラフォン家のすべての畑を自ら耕作することになったため、ブドウ畑の撤収は徐々に進められ、1991年までに「ピエール・モレ」は多くの畑を失いました。 しかし、ドメーヌ・ルフレーヴのヴァンサン・ルフレーヴは、自身のドメーヌの栽培醸造責任者として1988年にピエールを採用しました。 この間、彼は畑仕事とワイン醸造のすべての技術的な側面を担当していました。 ルフレーヴ在籍中、ピエールはブドウの木の病気を目の当たりにし、化学薬品の販売担当者が散布プログラムを決定し、事態を悪化させていることに気づきました。 アンヌ=クロード・ルフレーヴは、ビオディナミ農法の第一人者である二コラ・ジョリーのセミナーに参加し、ビオディナミ農法の素晴らしさを実感し、すぐに実験を始め、1997年には全ての畑で実践し、ブルゴーニュにおいてビオディナミのパイオニアとなりました。 ピエールは、彼の家族経営の小さなドメーヌと並行して、2008年7月までの20年間、アンヌ=クロード・ルフレーヴとともに過ごし、ビオディナミ農法を実践するなどピュリニー・モンラッシェの偉大なワインの歴史の中で重要な役割を果たしました。 彼は、ルフレーヴと同様に1992年にビオディナミの手法を取り入れた有機栽培(エコサート認証)を開始し、1998年からはビオディナミ農法(ビオディヴァン認証済)に完全に移行しました。 ピエールの娘アンヌがドメーヌで働き始めたのもこの頃です。 彼女は、深い情熱と魅力的なエネルギーを持っており、現在は共同経営者として活躍しています。 2020年の収穫からジャン=ヴィクトールが完全にドメーヌに加わり、3世代が一緒に働くことができるようになりました。 テロワールを余すところなく表現したワイン手摘みで収穫された白ワイン用のシャルドネは、選別され、軽く破砕された後、穏やかにプレスされ、圧搾終了後の果汁はほとんど清澄されません。 その後、樽(オーク樽)に入れられ、アルコール発酵が行われます。 発酵が終わると、クリスマス頃まで週2?3回、時にはマロラクティック発酵が始まるまでのバトナージュを行います。 ブレンドのための最初の澱引きは夏に行われ、その後、ワインは細かい澱とともに再び樽に入れて熟成させます。 多様性に富んだブルゴーニュのテロワールを余すところなく表現するために、熟成期間はヴィンテージによって異なりますが、アリゴテで12ヶ月から16ヶ月、シャルドネで16ヶ月から24ヶ月となっています。 熟成中のワインはオーク樽の中で目覚め、成長し、フィネス、エレガンス、純粋さ、調和が取れ、ミネラルに恵まれた最高のワインへと進化していきます。 ピエール モレ 一覧へ
生産者コシュ デュリCoche Duryワイン名ピュリニー モンラッシェ レ ザンセニエールPuligny Montrachet Les Enseigneresヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2027 - 2047The 2019 Puligny-Montrachet Les Enseignières wafts from the glass with notes of pear, green apple and white currants mingled with notions of fresh mint, toasted almonds and hazelnuts. Medium to full-bodied, deep and multidimensional, it's lively and concentrated, with a tightly wound core and an abundance of chalky, structuring dry extract. This is another cuvée that is performing especially well in 2019.(January 2022 Week 3, The Wine Advocate, 21st Jan 2022) ムルソーの双璧をなすブルゴーニュ屈指の生産者 コシュ デュリ Coche Dury ジャン・フランソワ・コシュ・デュリは、白ワインの醸造における世界的な第一人者です。 1920年代初頭にドメーヌを築き上げた父から、1972年にドメーヌを引き継ぎ、彼はムルソーの1級畑「ペリエール」など、近隣の小さな土地の買収によって所有地を拡大していきました。 ドメーヌの評判が高まるにつれ、ドメーヌで瓶詰めされるワインの量も増えていきました。 ジャン・フランソワの慎重で厳格な管理のもと、6つのアペラシオン(ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、オクセー デュレス、モンテリー、ヴォルネイ)に広がる9haの極小区画の畑で、世界的に有名なワインが造られるようになったのです。 彼は、テロワールを変えることなく、その自然な表情を強化する醸造法を用いています。 穏やかなプレス、定期的な澱の撹拌、オーク樽の50%は毎年交換されます。 ロバート・パーカーはかつて、彼のことを「地球上で最も偉大なワインメーカーの一人」と評しています。 彼のスタイルは独特で、ピュアでエレガントなワインを生み出し、そのフィネスと持続性は非常に注目に値するものです。 ジャン・フランソワは2010年に引退し、息子のラファエルが事業を引き継ぎました。 彼の指揮の下、ドメーヌのワインは、ブルゴーニュの白ワインの頂点を極めていきました。 コシュ・デュリのワインは、世界中の愛好家や投資家の間で常に探し求められています。 シャルドネ愛好家が、一度は味わいたいワインです。 コシュ デュリ 一覧へ
Chateau Rieussec 2019 フレッシュなグレープフルーツやクローバーはちみつの繊細な香り。 果実の層と香ばしいアクセントがゆっくりと広がり、爽やかな酸味と魅惑的でオイリーなテクスチャーがあり、ハニーナッツの香りが漂う余韻へと続きます。 生産者シャトー リューセックChateau Rieussecヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: (94 - 96)点予想される飲み頃:2025 - 2055Pale lemon-gold in color, the 2019 Rieussec flaunts a delicately scented nose of fresh grapefruit, lemon curd, lime leaves and clover honey with wafts of jasmine, white truffles and nutmeg. The palate slowly builds, revealing layers of apple and citrus fruits with loads of savory accents, framed by refreshing acidity and a seductively oily texture, finishing on a lingering honey-nut note.(End of September 2020, The Wine Advocate, 1st Oct 2020) ラフィットが所有する偉大な貴腐ワイン シャトー リューセック Chateau Rieussec ドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド(ラフィット)が所有する、ソーテルヌ地区の第1級《シャトー・リューセック》。 ラフィットの若きオーナー、サスキア・ド・ロスチャイルドによって、2019年からはリューセックのボトルデザインが一新されました。 抽象的な黄色の王冠をシルクスクリーンのラベルであしらい、球形のコルク栓をセカンドコルクとして付けています。 シャトー リューセック 一覧へ
Chateau d'Yquem 2014 収穫は9月5日と非常に早く始まり、9週間続いた。 これにより、開花とヴェレゾンの両方が非常に分散した年の多様性をすべて反映させることができた。 2014年のイケムでは、特に早くから収穫が始まった。 収穫量の約25%が9月15日以前に持ち込まれ、非常に美しい酸をもたらした。 生産者シャトー ディケムChateau d'Yquemヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2023 - 2050The 2014 d'Yquem is showing very well today, offering a fruity, fresh bouquet that reveals an abundance of peaches, apricots and honey, overlaid by nuances of curry, fennel and spices. Precise and delicate, it’s perfectly balanced and moderately weighted, with bright acids and a racy "liqueur" note, concluding in a tense, fresh, penetrating finish. Residual sugar: 146 grams per liter.(The Wine Advocate, Nov 01, 2023) 頂点に君臨する偉大な貴腐ワイン シャトー ディケム Chateau d'Yquem シャトー・ディケムは、世界で最も有名な甘口ワインであり、間違いなく最高級のワインです。 完全に貴腐化した果実のみが収穫され、収量は非常に少なく、1本のブドウの木からはグラス1杯分のワインしか生産されません。 驚くほどの複雑さ、豊かさ、エキゾチックな風味があり、50年以上の熟成の可能性を持つグレートヴィンテージも存在します。 粘土、砂礫、石灰岩の交じる複雑な土壌、貴腐菌を生むシロン川からの湿度、地下に張り巡らした排水システムなどの恵まれた自然環境に加え、一切の妥協を許さない入念な収穫がシャトー・ディケムの品質を支えています。 150人もの摘み手が、完全に熟した最良のブドウのみを厳選して収穫を行うことで、非常に高い熟成ポテンシャルを持った、最高品質のワインを生み出し続けています。 シャトー ディケム 一覧へ
Chateau d'Yquem 2019 ソーヴィニヨン・ブランの比率が45%と高いことが特徴。 これによりワインにはフレッシュさがもたらされ、ジューシーで官能的な味わいと絶妙なバランスが取れた素晴らしい仕上がりになった。 7月下旬まで干ばつに見舞われた後、大雨が降り、地下の水が蓄えられたことで、ブドウの成熟が促進された。 9月中は乾燥した暖かい状態が続き、ボトリティス菌の感染の兆候は見られなかった。 9月21日?25日の間に38ミリの雨が降り、その後暖かい晴天が続いた。 10月7日にソーヴィニヨン・ブランの収穫を行った後、10月10日に本格的な収穫を開始。 その後、ピッキング・チームは10月17日?22日の間、雨の合間を縫って作業を行ったが、その頃には果実は劣化し始めていた。 このイケムの重要な点は、非常にタイトな摘み取り時期である。 最終的なブレンドの残糖は138g/Lで、前ヴィンテージよりわずかに少なく、総酸度は5.5g/L、アルコール度数は14.4%。 生産者シャトー ディケムChateau d'Yquemヴィンテージ2019容量750ml解説ヴィノス: 98点予想される飲み頃:2032 - 2080Owners LVMH took the decision to delay the release of the 2019 Yquem until spring 2022. It was tasted with winemaker Sandrine Garbay in London. After the summer drought when Sauternes received just 2.5mm of rain until 26 July, that day saw a 112mm deluge that replenished underground reserves and gave ripening the push it needed. Dry and warm conditions prevailed throughout September when there was no sign of botrytis infection. That was finally provoked by 38mm of rain between 21 and 25 of September, followed by warm clement weather. After minor picking of Sauvignon Blanc on 7 of October, the main harvest began in earnest on 10 October. Pickers worked over the following five days, including Sunday. Time was of the essence because, as forecasts predicted, the weather suddenly changed on 14 of October with 40mm or rain. After that, the picking teams skirted between showers between 17 and 22 of October, though by now the fruit had begun to deteriorate. Therefore, the key aspect of this Yquem is the extremely tight picking window. The final blend contains 138g/L residual sugar, which is slightly less than the previous vintage, with 5.5g/L total acidity and 14.4% alcohol. Tasting the 2019, I noticed that it has a slightly paler hue compared to recent vintages (though I never read too much into the colour of young Sauternes.) For certain, it has a highly-aromatic bouquet that is beguiling in purity, enticing aromas of honeysuckle and saffron, soon joined by camomile, white flowers and orange blossom. It has wonderful delineation and gains intensity with aeration. The palate is supremely well-balanced with fine bead of acidity. Very harmonious and armed with just the right amount of viscosity, this Yquem is surprisingly understated at first but gains presence, offering irresistible flavours of layers of honey, lemongrass, lemon thyme and orange pith. Yquem is so tempting in its youth, but I feel that this vintage will repay those with the nous to cellar for at least a decade.(Vinous, February 2022) 頂点に君臨する偉大な貴腐ワイン シャトー ディケム Chateau d'Yquem シャトー・ディケムは、世界で最も有名な甘口ワインであり、間違いなく最高級のワインです。 完全に貴腐化した果実のみが収穫され、収量は非常に少なく、1本のブドウの木からはグラス1杯分のワインしか生産されません。 驚くほどの複雑さ、豊かさ、エキゾチックな風味があり、50年以上の熟成の可能性を持つグレートヴィンテージも存在します。 粘土、砂礫、石灰岩の交じる複雑な土壌、貴腐菌を生むシロン川からの湿度、地下に張り巡らした排水システムなどの恵まれた自然環境に加え、一切の妥協を許さない入念な収穫がシャトー・ディケムの品質を支えています。 150人もの摘み手が、完全に熟した最良のブドウのみを厳選して収穫を行うことで、非常に高い熟成ポテンシャルを持った、最高品質のワインを生み出し続けています。 シャトー ディケム 一覧へ
生産者シャトー ラ ミッション オー ブリオンChateau la Mission Haut-Brionワイン名シャトー ラ ミッション オー ブリオン ブランChateau la Mission Haut-Brion Blancヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: (94 - 96)+点予想される飲み頃:NAThe La Mission Haut-Brion 2019 Blanc is composed of 69.9% Semillon and 30.1% Sauvignon Blanc, harvested from the 30th of August until the 10th of September. The estimated label alcohol degree is 14%. Notions of freshly squeezed limes, grapefruit juice and white peaches come wafting out of the glass followed by suggestions of yuzu zest, coriander seed, underripe pineapple, wet pebbles and green mango with a touch of fennel. The medium to full-bodied palate offers layer upon layer of citrus fruits and mineral accents wrapped in a beautiful satiny texture and featuring seamless freshness, finishing long and chalky.(2019 Bordeaux Primeurs Flash Review 5, The Wine Advocate, 11th Jun 2020) オー・ブリオンと双璧を成すグラーヴの名門 シャトー ラ ミッション オー ブリオン Chateau la Mission Haut-Brion ラ・ミッション・オーブリオンは、道を1本挟んでオー・ブリオンと向かい合って位置しています。 1983年にオー・ブリオンのオーナーであるディロン社が買収してからは、醸造スタッフの入れ替えや最先端機器の導入などの改革が行われ、その品質を大幅に高めました。 オー・ブリオン最大のライバルとされ、その力強く、豪快なスタイルは世界のワイン通から愛されています。 シャトー ラ ミッション オー ブリオン 一覧へ
フラッグシップと呼ぶにふさわしいワイン ドメーヌが「モンラッシェ」を1991年に手に入れるまで、ドメーヌのフラッグシップでしたが、今なお、その実力はフラッグシップと呼ぶにふさわしいワインです。 パワフルさではモンラッシェには劣りますが、香りや味わいに張りがあり、絹のように滑らかで魅惑的でミネラルの凝縮感があり、最後にはしっかりとコントロールされた酸味と最高の余韻が感じられます。 モンラッシェが事実上ほぼ手に入らない事を考えると、このシュヴァリエが、飲むことが出来るルフレーヴ最高のワインと言えるでしょう。 畑はモンラッシェよりもいくらか高地に位置し、グラン・クリュ7.4haのうち、ルフレーヴは2haを所有。 これは一つのドメーヌとしてはブシャールに次ぐ2番目の所有面積です。 土壌は表土が薄く石灰質を多く含むため、鋭い洗練された酸と強いミネラル感、豊かに立ち昇る芳香が特徴で、ルフレーヴが信条としている、ありのままのテロワールを余すところなく表現しています。 パワフルさでは劣るものの、モンラッシェよりも一層ミネラルが強く、エレガントなグラン・クリュ。 生産者ルフレーヴLeflaiveワイン名シュヴァリエ モンラッシェ グラン クリュChevalier Montrachet Grand Cruヴィンテージ2008容量750ml解説パーカーポイント: 94点予想される飲み頃:2018 - 2025This magnum of the 2008 Chevalier-Montrachet Grand Cru is an original release, and it is a little more developed than the "reconditioned" 750-milliliter bottle I reviewed last year. Offering up aromas of mandarin orange, marmalade, honeycomb, fresh pastry, white flowers and vanilla pod, it's medium to full-bodied, ample and penetrating, with lively acids and a long, exotic finish. While this is drinking well, it's a little open-knit for a 12-year-old Chevalier-Montrachet, especially in magnum, and - as with most Leflaive white Burgundies from this era of endemic premature oxidation - I wouldn't bet on it making old bones. In that respect, it was interesting to see what a difference the domaine's reconditioning had made to the last example of this wine that I encountered.(The Wine Advocate, May 01, 2021) ブルゴーニュ最高峰の白ワインを醸す大御所ドメーヌ ルフレーヴ Leflaive 全ブルゴーニュの白ワインにおいて最高の造り手といっても過言ではない、ピュリニー・モンラッシェの至宝、ドメーヌ・ルフレーヴ。 ワインを造っている歴史だけを辿れば500年の歴史を持ち、設立からおよそ200年の歴史を持つ名門ドメーヌです。 100年前から、既に優良生産者として認められており、イギリスで最も権威のあるワイン評価雑誌『デキャンタ』(2006年7月号)にて、「白ワインの世界10大生産者」の栄えある第1位に輝くなど、その実力は世界中で認められています。 ドメーヌ・ルフレーヴは、1717年にジョゼフ・ルフレーヴが設立。 名声を不動のものとしたのは息子のヴァンサン氏とジョー氏です。 ジョー氏の死後は、彼の息子であるオリヴィエ氏が代わりを務めました。 1990年からヴァンサン氏の娘アンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が参画。 現在は、オリヴィエ氏とアンヌ・クロード氏の甥にあたるブリス・ド・ラ・モランディエール氏が、ドメーヌの発展を牽引しています。 ブドウの可能性を最大限に引き出すビオディナミルフレーヴで特筆すべきことはビオディナミによるブドウ栽培です。 今でこそ、農薬の使用を控えたりブドウの生産量を抑えるなどテロワールを重視する生産者がほとんどですが、ルフレーヴが有機農法でブドウ栽培を始めた頃は、ブドウの生産量を抑えるという方法が全く良しとされない時代。 そんな中、前当主のアンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が1990年にビオディナミ農法を採用。 1997年には全ての畑で実践し、ブルゴーニュの地においてビオディナミの先駆的存在となりました。 ビオディナミ農法を採用することで微生物が畑の土を柔らかくし、ブドウ樹が地中深くまで根を下せることによって、その土地ならではの味わい、テロワールを表現できるようになりました。 ブルゴーニュ愛飲家に愛される極上白ワインルフレーヴのワインはいずれのクリマもテロワールをありのままに表現したもので、過熟感や過剰な樽香とは無縁なスタイルをとります。 ムルソー・スー・ル・ド・ダーヌやピュリニィ・モンラッシェのクラヴォワィヨンのように比較的若いうちから楽しめるクリマもありますが、ピュセルやシュヴァリエ・モンラッシェは、鋼のように強靭なミネラルが落ち着くまでに長い年月を要します。 しかしながら待てば待った分だけいざ開けた時の感動は大きく、この感動が世のルフレーヴ・マニアを虜にして離さないのです。 ルフレーヴのラインナップルフレーヴはピュリニー・モンラッシェに約25haものブドウ畑を所要する大ドメーヌです。 その大部分を占めるのがグラン・クリュ、プルミエ・クリュ。 プルミエクリュのクラヴォワィヨンにおいては、クリマの総面積5.6ha中じつに約4.8haを所有する半ば独占状態です。 グランクリュのシュヴァリエ・モンラッシェにおいても1ドメーヌの所有面積としては2番目に大きい、7.4haのうち2haを所有。 このシュヴァリエ・モンラッシェの評価があまりに高いため、「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」と言われていましたが、1991年、ついにモンラッシェを入手。 面積は約0.08haに過ぎず、毎年1樽造るのがやっとの希少さです。 また2004年にはコート・ド・ボーヌの南に位置するマコネ地区に9.33haの畑を取得し、マコン・ヴェルゼとして醸造をスタート。 入手の難しいルフレーヴのラインナップの中でも比較的生産量が多く価格も手頃なため、人気のアイテムとなっています。 2020年にはオート・コート・ド・ボーヌの区画を取得。 新たな植栽を行うなど今後の注目も高まります。 ルフレーヴ 一覧へ
生産者コシュ デュリCoche Duryワイン名ムルソー プルミエ クリュ ジュヌヴリエールMeursault 1er Cru Genevrieresヴィンテージ2009容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2016 - 2026The 2009 Meursault Genevrières is well-defined on the nose and seems quite rich vis-à-vis other vintages. But that does not obstruct the minerality and detail, which hints of brioche and popcorn that enhance its extravagance. The palate is well-balanced with very good weight: candied orange peel, citrus lemon, touches of hazelnut with a dense, almost introspective finish that will surely come out from under its shell with time. Give this another 3-4 years in bottle.(215, The Wine Advocate, 31st Oct 2014) ムルソーの双璧をなすブルゴーニュ屈指の生産者 コシュ デュリ Coche Dury ジャン・フランソワ・コシュ・デュリは、白ワインの醸造における世界的な第一人者です。 1920年代初頭にドメーヌを築き上げた父から、1972年にドメーヌを引き継ぎ、彼はムルソーの1級畑「ペリエール」など、近隣の小さな土地の買収によって所有地を拡大していきました。 ドメーヌの評判が高まるにつれ、ドメーヌで瓶詰めされるワインの量も増えていきました。 ジャン・フランソワの慎重で厳格な管理のもと、6つのアペラシオン(ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、オクセー デュレス、モンテリー、ヴォルネイ)に広がる9haの極小区画の畑で、世界的に有名なワインが造られるようになったのです。 彼は、テロワールを変えることなく、その自然な表情を強化する醸造法を用いています。 穏やかなプレス、定期的な澱の撹拌、オーク樽の50%は毎年交換されます。 ロバート・パーカーはかつて、彼のことを「地球上で最も偉大なワインメーカーの一人」と評しています。 彼のスタイルは独特で、ピュアでエレガントなワインを生み出し、そのフィネスと持続性は非常に注目に値するものです。 ジャン・フランソワは2010年に引退し、息子のラファエルが事業を引き継ぎました。 彼の指揮の下、ドメーヌのワインは、ブルゴーニュの白ワインの頂点を極めていきました。 コシュ・デュリのワインは、世界中の愛好家や投資家の間で常に探し求められています。 シャルドネ愛好家が、一度は味わいたいワインです。 コシュ デュリ 一覧へ
シャルドネ モン プレジール 1987年以降毎年生産されているワインです。 標高518?548mの日当たりのよい高いところに畑があります。 絹のような口当たり、赤いレモンカスタードの香り、ほのかなブリオッシュのアクセントが特徴で、4つのシングルヴィンヤードのシャルドネの中で最も豊潤なワインです。 生産者ピーター マイケルPeter Michaelワイン名シャルドネ モン プレジールChardonnay Mon Plaisirヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2020 - 2031The 2017 Chardonnay Mon Plaisir bursts with fragrant notions of lemongrass, lime leaves and shaved ginger plus floral wafts of jasmine and honeysuckle over a core of nectarines, ripe grapefruit and spice cake. Full-bodied, rich and oh-so-spicy in the mouth, the palate is packed with tropical and stone fruits with tons of freshness and a fantastically savory finish. 1,350 cases were made.(February 2020 Week 2, The Wine Advocate, 14th Feb 2020) ソノマワインの頂点の一角 ピーター マイケル Peter Michael 異色の経歴を持つカリスマ生産者IT実業家として40代半ばで成功したピーターマイケル氏は、カリフォルニアに通ううちに、ワインの魅力にとりつかれました。 ワイン造りの夢をかなえるため、ナパとソノマを走り回り、当時はだれも見向きしていなかったソノマ・カウンティのナイツヴァレーの元牧場の土地を購入。 ボルドー・ブレンドの赤ワインと、ブルゴーニュ・スタイルのシャルドネを生産し始めました。 今まさに入荷困難を極める希少ワインピーター・マイケルはカルトワインの元祖です。 ワイン・スペクテーター誌恒例の2015年のトップ100では、カベルネ・ソーヴィニヨン・オークヴィル・オー・パラディ2012がトップに立ちました。 日本への輸出は少量で、今もカリフォルニアワインの頂点の一角として、光り輝いている存在です。 ピーター マイケル 一覧へ
シャルドネ モン プレジール 1987年以降毎年生産されているワインです。 標高518?548mの日当たりのよい高いところに畑があります。 絹のような口当たり、赤いレモンカスタードの香り、ほのかなブリオッシュのアクセントが特徴で、4つのシングルヴィンヤードのシャルドネの中で最も豊潤なワインです。 生産者ピーター マイケルPeter Michaelワイン名シャルドネ モン プレジールChardonnay Mon Plaisirヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2020 - 2031The 2017 Chardonnay Mon Plaisir bursts with fragrant notions of lemongrass, lime leaves and shaved ginger plus floral wafts of jasmine and honeysuckle over a core of nectarines, ripe grapefruit and spice cake. Full-bodied, rich and oh-so-spicy in the mouth, the palate is packed with tropical and stone fruits with tons of freshness and a fantastically savory finish. 1,350 cases were made.(February 2020 Week 2, The Wine Advocate, 14th Feb 2020) ソノマワインの頂点の一角 ピーター マイケル Peter Michael 異色の経歴を持つカリスマ生産者IT実業家として40代半ばで成功したピーターマイケル氏は、カリフォルニアに通ううちに、ワインの魅力にとりつかれました。 ワイン造りの夢をかなえるため、ナパとソノマを走り回り、当時はだれも見向きしていなかったソノマ・カウンティのナイツヴァレーの元牧場の土地を購入。 ボルドー・ブレンドの赤ワインと、ブルゴーニュ・スタイルのシャルドネを生産し始めました。 今まさに入荷困難を極める希少ワインピーター・マイケルはカルトワインの元祖です。 ワイン・スペクテーター誌恒例の2015年のトップ100では、カベルネ・ソーヴィニヨン・オークヴィル・オー・パラディ2012がトップに立ちました。 日本への輸出は少量で、今もカリフォルニアワインの頂点の一角として、光り輝いている存在です。 ピーター マイケル 一覧へ