アヴィズの3本指に入る単一畑「シャン・カン」 シャン・カンはアヴィーズの真南向きの斜面下部にあるリューディで、1962年に植樹されたシャルドネを使用して造られる。 単一リューディ、低収量、わずかなドザージュなど、テロワールの個性と大地のエネルギーを引出し、芸術の域にまで高めた「シングル・ヴィンヤード・コレクション」。 ヴィンテージシャンパーニュの傑作といえる逸品。 2008ヴィンテージ 冷涼な夏の後に、収穫直前の好天が訪れて、清涼感、正確さ、純粋さを備える2008年の緊張感と畑の個性が調和している。 淡いレモンイエロー、香り高く、レモンカード、熟した青りんご、マジパン、丸い石、クリーミィなテクスチャー、清涼感ある酸の奥に凝縮した果実を秘めている。 スモーキーで、ほのかなフェノリックスと塩気、ほろ苦み、ミッドパレットからぐんぐんと広がる。 エネルギーが詰まっている。 透明感に包まれたフィニッシュは、肩幅が広いが、焦点が合っている。 生産者ジャクソンJacquessonワイン名アヴィズ シャン カンAvize Champ Cainヴィンテージ2008容量750ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2020 - 2040Disgorged in April 2018 with 2.5 grams per liter dosage, Jacquesson's 2008 Extra Brut Grand Cru Avize - Champ Caïn is showing brilliantly, soaring from the glass with a lively bouquet of waxy lemon rind, green apple, walnuts, marzipan and subtle hints of drawn butter and honey. On the palate, it's full-bodied, layered and multidimensional, with terrific concentration, mid-palate volume and structural tension, with a deeper, broader profile than the 2008 Core Bautray tasted alongside. The finish is long, saline and chalky. While Hervé Chiquet observes that Jacquesson has made considerable progress - especially in the vineyards - in the last decade that the 2008 necessarily doesn't reflect, this is nonetheless a brilliant Champagne.(Issue 244 End of August 2019, The Wine Advocate, 31st Aug 2019) 高品質のシャンパン造りの王道をいく老舗 ジャクソン Jacquesson 200年以上の長い歴史と伝統を誇り、グラン・クリュ アイ村、本拠地のあるディジー村などに自社畑を中心とした52haの畑から類稀なるシャンパーニュを生み出すジャクソン。 ナポレオン皇帝が愛し皇帝自身の結婚式にも振舞われたという逸話も。 また、その最高の栄誉を賞されメダイユ・ドールを授かり、急速に躍進したハウスは皇帝の肩入れもありたちまちトップメゾンの仲間入りを果たしました。 さらに、2代目アドルフが会社を継ぐと、数多くの新技術を開発。 その一つがミュズレです。 1844年、アドルフによって関鋼線を使用したミュズレの原型が出来上がり、その後の改善を経て150年以上たった現代でも世界中のスパークリングワインに使用されています。 また、高級シャンパーニュメゾンのクリュッグの創始者であるジョセフ・クリュッグは創業前、ジャクソンのセラーで修行。 しかし1843年クリュッグが独立、1875年にはアドルフが亡くなるとジャクソンは徐々に衰退。 その後、ジャクソンがその名声を取り戻すのは1974年にシケ家によって買収されてからの事でした。 ジャン・シケの指導の元、ジャクソンの品質は向上。 1988年から、現当主ローランとジャン=エルヴェ・シケ兄弟が更なる品質向上を目指して除草剤の不使用やテロワールに基づく哲学も導入。 1990年代に入ると一貫性のあるシャンパーニュを目指したスタンダード・キュヴェの生産を止め、ヴィンテージの特徴を活かしたシャンパーニュの生産を決意しました。 700シリーズの誕生秀逸な品質に重点を置き、ヴィンテージの特徴を反映させた独特な個性を持ったワインを造ることに決定し、生まれたのがキュヴェ700シリーズ。 「毎年1つだけ最高のものを」という哲学の下で生まれる700シリーズこそ、ジャクソンが目指すものであり、メゾンを代表するキュヴェです。 フィロソフィーシケ氏は”偉大なワインを造るための条件”に次の3つを掲げています。 『テロワールが素晴らしいこと』『一生懸命に働くこと』『満足しないワインは絶対に使わないこと』。 これらの条件を満たすために、契約畑を削減。 あえて規模を縮小してより1本のワインのクオリティにこだわっています。 その結果、自社畑の比率は80%。 大手メゾンがマスト(搾り果汁)を買い付けるのに対し、100%自社プレス。 自らがコントロールできる栽培農家からのみブドウを購入し、高品質を徹底するという強い意志がにじみでています。 また、収量もシャンパーニュ委員会によって定められているものは上限15t/haですが、現在ジャクソンでは10t/ha。 搾汁も規定で定められた4,000kgのブドウから得られる2,550Lの果汁のうち、ラ・キュヴェ(一番搾り)のみを使用。 その中でも埃などが多いと言う理由から、最初の50Lは捨ててしまいます。 他の地域より収量が多いシャンパーニュ地方において、ジャクソンではブルゴーニュのグランクリュ等で見られる平均的な収量まで抑えていました。 ことさら近年は、トップ・ドメーヌのモンラッシェなどに匹敵するまでの低収量。 RMのように細部まで重視した畑にこだわるジャクソンですが、ワイン造りにおいてもその特殊性が際立ちます。 プレスの段階で通常添加するSO2は僅かな量しか用いず、主にドライアイスで代用。 時間を短縮させる酵素による清澄ではなく、時間をかけてデブルバージュを行い、樽での発酵後にシュール・リー状態で長期間熟成。 どちらもシャンパーニュ地方では珍しい手法です。 「まずワインとして美味しいものを完成させる」とシケ氏が語るように、2次発酵前の熟成は異例の約12ヶ月。 温度が上がっても、ガスが抜けてからでも美味しく飲めるジャクソンの秘密はここにあります。 唯一無二のシャンパーニュ造りを貫くジャクソン。 最高品質を保つためにはメゾンの規模すら小さくする。 こだわりぬいて生産されるただ1つのシャンパンは、ぜひ使われているブドウの年のことを思いながら飲んでいただきたいです。 世界の頂点を極めたソムリエ達が選ぶ「世界No.1ソムリエが選ぶ2002年度ワイン・ガイド」において、No.1メゾンの座を射止めて以来、「ゴー・ミヨ」2005年版では、エグリ・ウーリエやジャック・セロスらと並んで2つ星を獲得するなど、数々の専門誌より高い評価を受けています。 ジャクソン 一覧へ
官能的でシャンボール・ミュジニーを連想させるゴージャスなワイン レゾナンスはピノ・ノワール100%のブラン ド ノワールです。 平均樹齢30年。 ドザージュはゼロ。 斜面上部の表土の薄い区画からステンレスタンクで醸造されます。 豊満で、まろやかなパレット、砕いたばかりのストロベリー、アプリコット、ピュアな果実はよく熟していますが、生き生きしていて、重厚さはありません。 官能的で、シャンボール・ミュジニーを連想させるゴージャスなワイン。 まるで高級白ワインのような深いコクがあります。 生産者マリー クルタンMarie Courtinワイン名レゾナンス エクストラ ブリュットResonance Extra Brutヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: 92点予想される飲み頃:2021 - 2028The 2018 Extra Brut Resonance is bright, articulate and focused. This is an especially nervy expression of Pinot Noir. Bright acids and veins of salinity lend energy to this sculpted, taut Pinot Noir. Citrus peel, crushed rocks, mint jasmine and white pepper lend energy. No dosage. Disgorged: April, 2021.(Vinous, November 2021) ローズ・ド・ジャンヌに続く新星 マリー クルタン Marie Courtin 現在のシャンパーニュ・シーンを考える時、コート・デ・バールは 避けて通れません。 ジャック・ラセーニュ、セドリック・ブシャール、ピエール・ジェルベら新星が活躍しています。 ポリゾ村に本拠を置くマリー・クルタンもその1人です。 厳格な自然派周辺産地と同じく、ピノ・ノワールが主体となります。 畑の面積は2.5ha。 女性当主ドミニク・モローが嫁いだピオロ・ペール・エ・フィスでは、1970年代からマッサール・セレクションを行っている。 彼女が2005年にドメーヌを興し、コンサルタントのピエール・マッソンに師事し、ビオディナミに取り組み、エコセールの認証を受けています。 ランスよりシャブリに近いこの地は、キンメリジャン土壌が主体となります。 厳格な自然派で、単一品種、単一畑、単一ヴィンテージ、ノンドゼを基本とします。 2つの亜硫酸無添加(サンスフル)以外のキュヴェも、総亜硫酸量はリットル当たり35-40ミリグラムと極少量で仕上げられます。 パリのソムリエやカビストの間では、かなり前から高い人気を誇っている彼女の造るシャンパンはすべてのキュヴェの純粋さが際立っていて、正確さがあり、セドリック・ブシャールのローズ・ド・ジャンヌを生真面目にしたようなスタイルです。 いずれもワインらしさとエネルギーの詰まったシャンパーニュです。 マリー クルタン 一覧へ
石垣に囲まれたブドウ畑でシャルドネの魅力を最大限に引き出した別格のシャンパーニュ シャンパーニュでクロの畑の中で最も有名な「クリュッグ・クロ・デュ・メニル」。 多くのクリュッギストがいる中でも、ロマネ・コンティとほぼ同じ面積の畑から生まれるクロ・デュ・メニルは特別な存在です。 メニル・シュール・オジェ村の中心に位置する石垣に囲まれたブドウ畑でシャルドネの魅力を最大限に引き出した別格のシャンパーニュです。 生産者クリュッグKrugワイン名クロ デュ メニルClos du Mesnilヴィンテージ1992容量750ml解説ヴィノス: 96点予想される飲み頃:NAThe 1992 Clos du Mesnil require quite a bit of air to open up. It is an unusual Clos du Mesnil marked by elements of botrytis that lend it an exotic air. There is plenty of power and the reserve to age well for many more years.(Vinous, July 2011) 「シャンパンの帝王」飲むたびにある発見ときらめく感動 クリュッグ Krug 1843年にヨハン=ヨゼフ・クリュッグによって設立された由緒あるメゾンです。 クリュッグはその年の250区画のワインと膨大なリザーブワインライブラリーにある、異なる14年分の150区画のワインとブレンドの技術を組み合わせ、クリュッグ グランド・キュヴェの生産と、すべてのクリュッグ シャンパーニュの美、表現、エレガンスを実現するのに必要な時間を絶対的に尊重し、毎年最高のシャンパーニュを造りあげています。 クリュッグ 一覧へ
祝宴の乾杯に欠かせない1本 シャルドネはコート・デ・ブランのグラン・クリュ、ピノ・ノワールはモンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ、そしてふたつをつなぐ仲人役に、エベルネ周辺のピノ・ムニエをアッサンブラージュした、きわめてバランスのよいブリュットNV。 50パーセントにおよぶ高い比率のシャルドネが、メゾンのアイデンティティである“フィネス”を表現しています。 祝宴の乾杯に、欠かせない1本です 生産者ドゥラモットDelamotteワイン名ブリュットBrutヴィンテージNV容量750ml解説パーカーポイント: 90点予想される飲み頃:2021 - 2029Pillowy and charming, the latest rendition of Delamotte's NV Brut offers up attractive aromas of orchard fruit, fresh bread and citrus oil. Medium to full-bodied, seamless and elegant, with a pretty pinpoint mousse and lively balancing acids, it's drinking well out of the gates but will also develop gracefully for a few years in the cellar.(September 2021 Week 4, The Wine Advocate, 24th Sep 2021) 幻のシャンパーニュ「サロン」の妹的メゾン ドゥラモット Delamotte 「サロン」の妹的メゾンで優雅な時間を楽しむシャンパーニュシャルドネの聖地 コート・デ・ブランにこだわって造られるドゥラモット。 数多あるシャンパーニュの中で、そのスタイルを一言で表すなら“フィネス”。 食前はもちろん、素材を重視したフレンチや伝統的な和食とともに、エレガンスとハーモニーを楽しめるシャンパーニュです。 気取らずにワンランク上のシャンパーニュをご堪能いただけます。 コート・デ・ブランのグラン・クリュで収穫されたシャルドネの、ピュアな風味がメゾンのアイデンティティラインナップは、ノンヴィンテージの「ブリュット」「ブラン・ド・ブラン」「ロゼ」、それにヴィンテージである「ブラン・ド・ブラン・ミレジメ」の4アイテムです。 コート・デ・ブランのグラン・クリュで収穫されたシャルドネの、ピュアな風味がメゾンのアイデンティティです。 もっともスタンダードな「ブリュット」でさえ、グラン・クリュで収穫されたシャルドネの比率が50%以上。 これほど贅沢なアッサンブラージュをしたブリュットは、他に例はありません。 コート・デ・ブランのシャルドネがもたらす、ピュアでミネラリーなキャラクター。 それこそドゥラモットに“フィネス”をもたらす鍵なのです。 ドゥラモット 一覧へ
ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンス ルイ・ロデレールは1840年代に畑の購入を始めました。 クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル2世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。 後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。 2006年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル2008年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。 2012年になって、クリスタルもロゼも100%ビオディナミのブドウから造られるようになりました。 これによって品質がさらに上がりました。 クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。 20年は楽に進化します。 クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。 その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。 2000年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、2006年以降ぐっと評価が高まっています。 もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。 クリスタル 2007 収穫2007年は全体的に気温が高く、予想外の強い気象に見舞われた年でした。 春は温かく、夏は涼しく、8月末には旱魃がぶり返しましたが、最後には見事に成熟し、理想的な条件のもとで収穫が行われました。 発酵と醸造ピノ・ノワール58%、シャルドネ42%、オーク材の大樽で週一回撹拌して醸造したワイン15%。 マロラクティック発酵は行いません。 クリスタルのキュヴェはグランクリュの「モンターニュ・ド・ランス」「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」「コート・デ・ブラン」から醸成しています。 地下ワインセラーで平均して5年間熟成させ、澱抜きのあと、熟成の仕上げにさらに8ヵ月寝かせます。 ドザージュは1リットル当り9,5g。 スタイルクリスタル2007は、クリスタル独特の「理性的な力強さ」の典型的なボトルです。 ここで言う力強さはヴィンテージから来た力と言うよりも、クリスタル醸造のために生き続ける老樹の凝縮度と、ドメーヌの地下の石灰質土壌から来る繊細さです。 テイスティング暖かいオレンジ色がかった輝きを持つ黄金色。 見事な泡で、細かく規則的で躍動的。 クラシックなブーケは、ほのかでエレガント。 ジューシーで完熟した果実(ウイリアム梨)、天火から出てきたばかりのタタンタルトや暖かいウイーン風菓子パンの香を秘め、また僅かに酸味のある赤い果実(カラント)などの香が溢れ出てくる。 ワインは奔放に自己表現し、グラスの中に入れてから数分すると、木樽で発酵した2007年収穫のワイン独特のヘーゼルナッツの香とホワイトチョコレートの香が立ち上る。 甘酸っぱい完熟果実の香と、醸造法から来る非常に強いグリルの香りの普列は、時の経過と共に互いに強くなり、本物の深みと言える香りへ変身する。 口に含むと、凝縮された香りと共に完熟果実の香が立ち上る。 非常に長く残る燻製の香りがあり、自然な深みのあるワインの印象がここでも感じられる。 テクスチャーは、溶けるような絹やビロードを思わせ、ワインのフレッシュさをこのとろけるような魅惑的なテクスチャーが抱き込む。 粉っぽさと塩っぽさが、鮮明で同時に躍動的な印象を舌の先に感じさせる。 後口には、軽快さと洗練性が非常に印象的に残る。 (メゾン公式サイトより) 生産者ルイ ロデレールLouis Roedererワイン名クリスタルCristalヴィンテージ2007容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2016 - 2030Jean-Baptiste Lécaillon calls Cristal "the first terroir cuvée of the Champagne." He furthers, "It’s not just Chardonnay or Pinot Noir, but the chalk that brings the ultimate finesse, length and precision of Cristal." Forty-five blocks with averaging age of 43-years-old, low-yielding vines form the base of Cristal, which is usually made of approximately 60% Pinot Noir and 40% Chardonnay. Due to an early bud break (end of March) and the wet summer, the 2007 was picked at the end of August, so almost 100 days after the flowering instead of the normal 93-95 days. There is a bit less Pinot Noir than usual (57%) and accordingly, more Chardonnay (43%) in the 2007 Cristal. This Champagne comes along in a golden color and with a deep and matured, yet well-defined bouquet of ripe yellow fruits and honey notes. Full-bodied, round and very complex, the generous 2007 is a perfect mix of ripe fruit and precise minerality. It is a silky textured, pure and precise, as well as powerful and expressive Champagne. It has great tension and grip in the very long and persistent finish. Great expression of chalk. The 2007 was disgorged in 2015. The 2009 is to be released in September; the 2008 won't be in the market earlier than January 2018. Neither a 2010 nor a 2011 will be released, but a 2012.(225, The Wine Advocate 30th Jun 2016) シャンパーニュの最高峰に立つメゾン ルイ ロデレール Louis Roederer ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。 ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。 畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。 畑の半分がビオロジックの認証を得ています。 シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。 ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。 ルイ ロデレール 一覧へ
生産者ジャック セロスJacques Selosseワイン名ミレジムMillesimeヴィンテージ2002容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2013 - 2021From the same two parcels as his 2003 tasted alongside, Selosse’s 2002 Extra Brut Blanc de Blanc is, as he announces while pouring it, “another thing entirely.” Pristine, Normandy cider-like pear fruit strikes me as something of a common denominator - even trans-regionally - for this exceptional northern French vintage, and the chew of skin and piquancy of pit serve to stimulate the palate along with saliva-inducing salinity. Almond in frangipane guise along with pistachio extract and rowan, iris and gentian reinforce an alluring illusion of sweetness as well as of complexly wafting perfume; and a faint, noble suggestion of mushroom lends unanticipated savor. Predictably for its vintage, this buoyant, transparent, polished bottling finishes with more nuances than one can find mineral descriptors for, but chalk, smoke and salt - while pretty obvious - allude at least imperfectly to a spellbindingly sustained sense of interactive and intriguing if illusive nuances all set within an infectiously juicy and mouthwateringly savory context. Plan to follow this beauty - lucky few who can both find it and afford it - for another 6-8 years.(The Wine Advocate, Nov 30, 2013) 栽培醸造家の巨星 ジャック セロス Jacques Selosse ジャック・セロスはビオディナミ農法を発展させたカリスマです。 セロスの畑の樹の活力やブドウの熟成は別物です。 ブルゴーニュで学び、樽を使う醸造法を完成させました。 一次発酵も二次発酵も野生酵母を使用します。 有機的な栽培、樽による醸造、ソレラシステム、単一畑のキュヴェ……多くのグローワーが彼の背中を追いかけ、テロワールを表現する方向に向かいました。 彼ほど大きな影響を与え、若い造り手を触発したグローワーはいません。 総生産量5000ケース弱のシャンパーニュは、世界中で探し求められ、プレミアム価格をつけています。 ジャック セロス 一覧へ
生産者サロンSalonワイン名ブラン ド ブランBlanc de Blancsヴィンテージ1988容量750ml解説ヴィノス: 97点予想される飲み頃:2016 - 2026After the lackluster 1990, things get back on track quickly with the 1988 Salon, a wine that is absolutely peaking today. From one of the all-time great vintages in Champagne the 1988 Salon exudes power and explosive intensity, with superb balance and pulsating acidity that gives the wine its drive. A host of candied lemon peel, hazelnut, smoke, licorice and anise overtones meld into the superexpressive finish. Disgorged ? la vol?e, with no dosage.(Vinous, March 2016) 「唯一無二」世界最高峰のシャンパーニュ サロン Salon 歴史が刻まれたシャンパーニュ、サロン。 1910年代、ユジェーヌ=エメ・サロンが目指したシャンパーニュは、メニル=シュール=オジェというひとつの偉大なテロワールで収穫された、シャルドネのみ使用のヴィンテージワインでした。 まさに唯一無二という特徴のもと、繊細で複雑な世界最高のシャンパーニュを夢見たのです。 20世紀を通じて製造されたミレジム数がわずか37という、ワインの世界にとって異例の製造記録を残しています。 サロン 一覧へ
ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンス ルイ・ロデレールは1840年代に畑の購入を始めました。 クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル2世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。 後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。 2006年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル2008年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。 2012年になって、クリスタルもロゼも100%ビオディナミのブドウから造られるようになりました。 これによって品質がさらに上がりました。 クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。 20年は楽に進化します。 クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。 その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。 2000年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、2006年以降ぐっと評価が高まっています。 もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。 生産者ルイ ロデレールLouis Roedererワイン名クリスタル ロゼCristal Roseヴィンテージ2004容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2018 - 2045With red berry and currant aromas on the pure and salty, complex and delicately vinous nose, the 2004 Cristal Rosé is a juicy but structured, vibrantly fresh and energetic cuvée with very fine tannins, great lightness, finesse and elegance. Tasted in New York, November 2018.(Interim End of November 2018, The Wine Advocate 1st Dec 2018) シャンパーニュの最高峰に立つメゾン ルイ ロデレール Louis Roederer ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。 ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。 畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。 畑の半分がビオロジックの認証を得ています。 シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。 ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。 ルイ ロデレール 一覧へ
力強さと複雑さを併せ持つ、ドゥ・ヴノージュ・スタイルの真髄ともいえる極上シャンパーニュ ドゥ・ヴノージュのシャンパーニュの中でもプレステージキュヴェにあたり、グラン・クリュ(ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%)のみで造られています。 このキュヴェは、ヴィンテージの特徴を際立たせるために、非常に良い年にのみ生産されます。 香りは、まず、花のような香りとフルーティーな柑橘系のアロマが広がり、次に蜂蜜やキャラメル、トースト香が広がります。 味わいは、フレッシュで力強く、フルーティーなアロマに、軽いペッパーの香りが加わり、美しい塩味のフィニッシュへと続きます。 力強さと複雑さを併せ持つ、ドゥ・ヴノージュ・スタイルの真髄ともいえる極上のシャンパーニュです。 生産者ドゥ ヴノージュde Venogeワイン名ルイ15世(キャンズ)Louis XVヴィンテージ2008容量750ml解説パーカーポイント: 93+点予想される飲み頃:2020 - 2038The straw-yellow/white-golden colored 2008 Louis XV Brut Millésimé blends 50% Chardonnay (20 % from Avize, 15% from Oger and 15% from Mesnil) with 50% Pinot Noir (41.5% from Verzenay and 8.5% from Bouzy). Disgorged in January 2018 with a dosage of six grams per liter, the 2008 displays a clear, pure, fresh, chalky-tinged and vinous nose with lemon, white fruits, brioche, hazelnuts, white blossoms and some caramel notes. Pure, lean, fresh and elegant on the palate, with a lingering hazelnut flavor, this is a straight yet complex cuvée with grip and a long, well-structured and textured finish. This 2008 is still terribly fresh and should benefit from further bottle aging. For the moment, I am missing the mouth-filling generosity of the 2006 and 1995. Mind that this is the first vintage of de Venoge's prestigious Louis XV where the base wines didn't undergo malolactic fermentation! Total production: 10,326 bottles. Tasted October 2018.(239, The Wine Advocate, 1st Nov 2018) 1837年設立、安定した品質を誇る信頼の老舗メゾン ドゥ ヴノージュ de Venoge ドゥ・ヴノージュは、1837年、シャンパーニュ地方で最も有名なテロワールのひとつであるマレイユ・シュール・アイに設立され、その後、「エペルネ」のシャンパーニュ通りに移転しました。 コストパフォーマンスに優れた、豊かで充実したラインナップは、世界中のシャンパーニュ愛好家を魅了しています。 現在、ハウスワインは40ヵ国以上で、専門店、ホテル、大規模なレストランなど、厳選されたネットワークでのみ販売されています。 セラーマスターは、最高のヴィンテージのブドウを使用し、ドサージュを控えめにし、果汁の一番搾りを使用し、長い熟成期間を設けるなど、ワインの醸造に高い品質基準を設けています。 デゴルジュマンの年とドザージュ量は裏ラベルに表記してあります。 安定した品質を誇る信頼のメゾンです。 コルドン・ブルーは、その新鮮さ、生き生きとした表情、上質なアロマによって、メゾンのスタイルを象徴しています。 ロゼは欲張りなところが特徴です。 メゾンのトップレンジは、ルイ15世とグラン・ヴァン・デ・プランスのヴィンテージに象徴され、そのエレガンスと複雑さは素晴らしく、注目すべきキュヴェと言えます。 ドゥ ヴノージュ 一覧へ
『まさに衝撃的、NV ジャック・セロス ブリュット・ロゼは驚くほどに素晴らしい ―Robert M. Parker, Jr.』 エネルギー、輪郭、ミネラリティのすべてがそのスタイルに表れています。 単なるロゼのひとつではなく、幅広い料理とのマリアージュを叶えてくれます。 食前にはもちろん、緊張感があるので食事と合わせても抜群に素晴らしい。 バランスと全体的な調和がどちらも見事です。 生産者ジャック セロスJacques Selosseワイン名ロゼRoseヴィンテージNV容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2019 - 2033From a bottle disgorged in December 2018, Selosse's NV Brut Rosé is based on his V.O. blend, with the addition of Pinot Noir from his friend Francis Egly. Bursting with scents of dried fruits, white cherries, beeswax and spices, the wine is full-bodied, broad and fleshy, with Pinot Noir phenolics only amplifying the chalky, mineral signature that defines the V.O. - making for a remarkably vinous, gastronomic Champagne.(Issue 244 End of August 2019, The Wine Advocate 31st Aug 2019) 栽培醸造家の巨星 ジャック セロス Jacques Selosse ジャック・セロスはビオディナミ農法を発展させたカリスマです。 セロスの畑の樹の活力やブドウの熟成は別物です。 ブルゴーニュで学び、樽を使う醸造法を完成させました。 一次発酵も二次発酵も野生酵母を使用します。 有機的な栽培、樽による醸造、ソレラシステム、単一畑のキュヴェ……多くのグローワーが彼の背中を追いかけ、テロワールを表現する方向に向かいました。 彼ほど大きな影響を与え、若い造り手を触発したグローワーはいません。 総生産量5000ケース弱のシャンパーニュは、世界中で探し求められ、プレミアム価格をつけています。 ジャック セロス 一覧へ
生産者ドンペリニヨンDom Perignonワイン名ロゼRoseヴィンテージ1995容量750ml解説パーカーポイント: 95+点予想される飲み頃:2007 - 2017The Dom Perignon Rose often does not perform well until around ten years of age, and the 1995 is revealing a bold, medium pink salmon color followed by broad berry notes intermixed with a smoky/earthy character. Rich, full-bodied, backward, and tannic, it should hit its peak in 2-3 years, and last for a decade thereafter. Readers should remember that the 1971 Dom Perignon Rose is still drinking exquisitely. I recently had the 1969 and 1970 Dom Perignons (from magnum), and both were drinking brilliantly. It makes one realize just how long-lived these wines can be. Production is confidential, but there must be hundreds of thousands of cases of Dom Perignon since it available in most of the world’s luxury hotels and restaurants.(162, The Wine Advocate, 26th Dec 2005) 芸術的なアッサンブラージュが生み出す逸品 ドン ペリニヨン Dom Perignon 世界で最も有名なシャンパン《ドン・ペリニヨン》。 メゾンは広大な自社畑を所有しており、オーヴィレール村と8つの特級畑から最良のブドウを選定しています。 各ヴィンテージの個性を見極め、独自のアッサンブラージュを施すことで、優れた品質を誇るドン・ペリニヨンが絶えず生み出されています。 ドン ペリニヨン 一覧へ
Krug Clos d'Ambonnay 石垣で囲まれた極上の畑で育ったピノ・ノワールから生まれる、世界最高の「ブラン・ド・ノワール」。 美しいウェールズ調の金色が特徴で、究極の優雅さを誇ります。 独特の個性が香りとフレーバーに広がり、豊かな土壌の影響が感じられます。 しかし、このワインの真の特徴は、そのヴィンテージがもたらす天性の個性と、優雅さにあります。 生産者クリュッグKrugワイン名クロ ダンボネClos d'Ambonnayヴィンテージ1995容量750ml解説パーカーポイント: 98点予想される飲み頃:2010 - 2020The 1995 Brut Blanc de Noirs Clos d’Ambonnay is simply profound from the very first sip. All of the classic Krug elements are there; the signature bouquet, the finesse of the best Clos du Mesnils, but with the broader shoulders of Pinot from Ambonnay. The fruit is intricately layered in sublime, graceful notes of mineral-infused, perfumed berries that linger on the eternal finish. Totally rich and seductive, the 1995 Clos d’Ambonnay is a wine that will stimulate the intellectual and hedonistic senses to the maximum. In a word, it is divine. The 1995 Clos d’Ambonnay is hard to resist today, but it should continue to develop positively in bottle for a number of years. The only problem is the $3,500 price tag, which means the wine will only be enjoyed by an elite few. No disgorgement date provided. Anticipated maturity: 2010-2020.(186, The Wine Advocate, 22nd Dec 2009) 「シャンパンの帝王」飲むたびにある発見ときらめく感動 クリュッグ Krug 1843年にヨハン=ヨゼフ・クリュッグによって設立された由緒あるメゾンです。 クリュッグはその年の250区画のワインと膨大なリザーブワインライブラリーにある、異なる14年分の150区画のワインとブレンドの技術を組み合わせ、クリュッグ グランド・キュヴェの生産と、すべてのクリュッグ シャンパーニュの美、表現、エレガンスを実現するのに必要な時間を絶対的に尊重し、毎年最高のシャンパーニュを造りあげています。 クリュッグ 一覧へ
石垣に囲まれたブドウ畑でシャルドネの魅力を最大限に引き出した別格のシャンパーニュ シャンパーニュでクロの畑の中で最も有名な「クリュッグ・クロ・デュ・メニル」。 多くのクリュッギストがいる中でも、ロマネ・コンティとほぼ同じ面積の畑から生まれるクロ・デュ・メニルは特別な存在です。 メニル・シュール・オジェ村の中心に位置する石垣に囲まれたブドウ畑でシャルドネの魅力を最大限に引き出した別格のシャンパーニュです。 生産者クリュッグKrugワイン名クロ デュ メニルClos du Mesnilヴィンテージ1990容量750ml解説ヴィノス: 97点予想される飲み頃:NAThe 1990 Clos du Mesnil captures the warmth and opulence of the year, yet preserves fabulous minerality and freshness. It is a beautifully balanced, harmonious wine that delivers on so many levels. There is plenty here to satisfy both the intellectual and purely hedonistic senses. Layers of fruit build effortlessly to the seamless, glorious finish. This is a dazzling Clos du Mesnil.(Vinous, July 2011) 「シャンパンの帝王」飲むたびにある発見ときらめく感動 クリュッグ Krug 1843年にヨハン=ヨゼフ・クリュッグによって設立された由緒あるメゾンです。 クリュッグはその年の250区画のワインと膨大なリザーブワインライブラリーにある、異なる14年分の150区画のワインとブレンドの技術を組み合わせ、クリュッグ グランド・キュヴェの生産と、すべてのクリュッグ シャンパーニュの美、表現、エレガンスを実現するのに必要な時間を絶対的に尊重し、毎年最高のシャンパーニュを造りあげています。 クリュッグ 一覧へ
名門ペリエ・ジュエの最高峰「ベル・エポック」。 1811年の創業以来、 シャンパーニュ メゾン「ペリエ ジュエ」は、最高級シャルドネ種を主体とした、類稀なるフィネスが感じられる、エレガントでフローラルなシャンパーニュを醸造し続けています。 「ベル エポック」のボトルを飾るアール・ヌーヴォーの優美なアネモネのとキュヴェのエレガンスが共鳴し、無垢な歓びと美しさを堪能できる至福のひとときをもたらします。 (オフィシャルサイトより) 生産者ペリエ ジュエPerrier Jouetワイン名ベル エポックBelle Epoqueヴィンテージ2013容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:N/AThe 2013 Brut Belle Epoque is a blend of 50% Chardonnay, 45% Pinot Noir and 5% Pinot Meunier sourced from Cramant, Avize, Chouilly, Le Mesnil-sur-Oger, Vertus and Mailly. It reveals a lively, gourmand bouquet of lemon oil, bread, spring flowers and ripe orchard fruits. Medium to full-bodied, enveloping and seamless, it’s elegant and charming with a long, mouthwatering finish. Dosage: eight grams per liter.(The Wine Advocate, Mar 30, 2024) シャンパーニュの芸術品 ペリエ ジュエ Perrier Jouet 1811年エペルネに創業した老舗メゾンでペリエ・ジュエはシャンパーニュの芸術品と呼ばれています。 繊細なシャルドネを産する特級のクラマン村の最高の斜面を所有し、ワイン造りの核にしています。 郷愁を誘うパッケージと優れた味わいは世界中のセレブリティやシャンパン愛好家を魅了し続けています。 ペリエ ジュエ 一覧へ
ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンス ルイ・ロデレールは1840年代に畑の購入を始めました。 クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル2世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。 後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。 2006年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル2008年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。 2012年になって、クリスタルもロゼも100%ビオディナミのブドウから造られるようになりました。 これによって品質がさらに上がりました。 クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。 20年は楽に進化します。 クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。 その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。 2000年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、2006年以降ぐっと評価が高まっています。 もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。 《パーカーポイント98点》優れた長期熟成ポテンシャルを備えた偉大な傑作 クリスタル2013は、控えめながらも力強く、肉厚で瑞々しい果実を感じさせる、優れた長期熟成ポテンシャルを備えた偉大な傑作です。 2012年に次いで100%ビオディナミのブドウから造られたクリスタル ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。 ブドウはモンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブラン、ヴァレ・ド・ラ・マルヌから3分の1ずつ45のリューディから収穫されました。 ノンマロ。 ドザージュは8g/l。 32%は大樽で醸造。 優しくコクのある口当たり。 優しく立ち上る泡が、ふく郁とした密度の高い瑞々しさを感じさせます。 石灰岩がもたらす爽快感が素早く口中を覆い、力強い濃厚さへと変化した甘みがすらりとしたエレガンスを演出します。 繊細なテクスチャーのタンニンが、ワインらしい安定した広がりを表します。 余韻に塩味を帯びた旨みが感じられます。 生産者ルイ ロデレールLouis Roedererワイン名クリスタルCristalヴィンテージ2013容量750ml解説パーカーポイント: 98点予想される飲み頃:2025 - 2060I've revisited Roederer's 2013 Cristal four times since I reviewed it in April of this year - including several times from my own cellar - and I had to admit that even my lavish praise didn't do it full justice. Combining the cool-vintage cut of 2008 with the more completely mature fruit of 2012, the 2013 Cristal might well be said to represent the perfect combination of the two from a purist's perspective. The wine unwinds in the glass with notes of crisp orchard fruit, white flowers, almond paste and citrus oil, followed by a medium to full-bodied, seamless and multidimensional palate that's intense but weightless, with racy acids, a pinpoint mousse and a long, penetrating finish. Drink the 2008 Cristal on its own, and you're unlikely - to put it mildly - to have any complaints; but compare it directly with the 2013 and you'll see Roederer's rapid progress in the vineyards writ large.(September 2021 Week 4, The Wine Advocate, 24th Sep 2021) シャンパーニュの最高峰に立つメゾン ルイ ロデレール Louis Roederer ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。 ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。 畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。 畑の半分がビオロジックの認証を得ています。 シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。 ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。 ルイ ロデレール 一覧へ
魅惑的なブーケとチョーキーなフレッシュさが引き立つ ブラン・デ・ミレネールの入門編 メゾン シャルル エドシックは、ブラン ド ブラン シャンパンを生産した最初の大手国際ブランドです。 2018年にリニューアルされたこのキュヴェを通じて、メゾンの2つのノウハウが結集します。 それは、偉大な白ワインを生産するノウハウと、さまざまな年やテロワールからの豊富なワインセレクションを組み立てる技術です。 ノンヴィンテージのブラン・ド・ブランは、新鮮で生き生きとしており、深みがあり、寛大で、複雑で繊細なスタイルを確立しています。 メゾンの価値観に忠実な、大胆でエレガントな様相を呈しています。 ■味わいフローラルで生き生きとしたブラン・ド・ブラン。 スイカズラ、レモン果汁、柑橘類、桃と、繊細なペイストリーのアロマを伴う魅惑的なブーケが特徴的です。 パレットはサテンのような滑らかさとキレの良い酸が調和しており、まろやかでありつつもはっきりとしたテクスチャーを感じることができます。 泡はクリーミーで長い余韻を楽しむことができます。 ブラン・デ・ミレネールのような複雑性と凝縮力はありませんが、チョーキーなフレッシュ感は共通します。 生産者シャルル エドシックCharles Heidsieckワイン名ブラン ド ブランBlanc de BlancsヴィンテージNV容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:2019 - 2035Based on the 2012 vintage, the latest rendition of Heidsieck's NV Blanc de Blancs incorporates some 20% reserve wines, derived from younger vintages to emphasize what Cyril Brun described as the "youthful" side of Chardonnay, in contrast to the mature expression of that cépage offered by the house's Blanc de Millénaires. Unwinding in the glass with aromas of citrus oil, white flowers, green apple and walnut oil, complemented by some of the empyreumatic nuances so typical of the base vintage, it's a medium to full-bodied, elegantly textural and incisive wine that's lively and inviting. It was disgorged last year with nine grams per liter dosage.(Issue 244 End of August 2019, The Wine Advocate, 31st Aug 2019) 誇り高き伝統と妥協を許さないシャンパン造り シャルル エドシック Charles Heidsieck 19世紀に創立された偉大なシャンパン・ハウスが居並ぶランスには、エドシックという名前を持つメゾンが3つあります。 その中でも品質のトップをいくのが「シャルル・エドシック」です。 シャルル・エドシックの中でも、熟成したブラン・ド・ブランの醍醐味をたっぷりと味わえる「ブラン・デ・ミレネール」はシャンパーニュファン必見の逸品です。 シャルル エドシック 一覧へ
ロシア皇帝に献上した19世紀から不変のエレガンス ルイ・ロデレールは1840年代に畑の購入を始めました。 クリスタルの区画はロシアの皇帝アレクサンドル2世の特注を受けて造り始めた時から変わっていません。 後にグランクリュに格付けされた、チョーク質の強い最高の畑です。 2006年からビオディナミへの転換を始め、クリスタル2008年のロゼはすべて、ビオディナミのブドウから造られました。 2012年になって、クリスタルもロゼも100%ビオディナミのブドウから造られるようになりました。 これによって品質がさらに上がりました。 クリスタルの魅力はチョーキーなミネラル感を伴うフィネスと、驚くほど熟成するエネルギーにあります。 20年は楽に進化します。 クリュッグのように熟成してからリリースするスタイではなく、比較的早めにリリースされます。 その時点でもおいしいのですが、何本か購入して寝かせるのも楽しみです。 2000年代のヴィンテージの評価は、基本的に高得点ですが、2006年以降ぐっと評価が高まっています。 もちろん、それ以前のものは発展して、別の世界を見せてくれます。 生産者ルイ ロデレールLouis Roedererワイン名クリスタル ロゼCristal Roseヴィンテージ1988容量750ml解説ヴィノス: 97点予想される飲み頃:2015 - 2030From one of the truly great Champagne vintages of the last thirty years, the 1988 Cristal Rosé is simply fabulous. White truffles, hard candy, and wild flowers add nuance, but above all else I find the wine's freshness utterly mesmerizing. With time in the glass, the 1988 keeps getting richer and more vinous, with layers of fruit that continue to unfurl. Today, the 1988 appears to have at least another 10-15 years of fine drinking ahead of it, although I would prefer to err on the side of caution.(Vinous, March 2015) シャンパーニュの最高峰に立つメゾン ルイ ロデレール Louis Roederer ルイ・ロデレールが世界の最高峰に立つシャンパーニュのメゾンであることは間違いありません。 ドン・ペリニヨン、クリュッグ、ポル・ロジェなどのライバルは存在しますが、年産100万本近い規模で、ノンヴィンテージからプレスティージュまで高い品質を保っているのはルイ・ロデレール以外ありません。 畑の半分はビオディナミで栽培し、耕作には馬も使用しています。 畑の半分がビオロジックの認証を得ています。 シャンパーニュは緻密な醸造技術を求められますが、素材となるブドウが優れていなければ話は始まりません。 ルイ・ロデレールのすべてのシャンパーニュに共通する透明感は、ビオディナミからくるのです。 ルイ ロデレール 一覧へ
アール・ディー R.D. Recemment Degorge(レサマン・デゴルジェ)=「最近デゴルジュマンされた」を意味します。 ヴィンテージ物のグランダネをオリとともに長期熟成して、出荷直前にディスゴージ(デゴルジュマン)します。 澱抜きされたばかりのフレッシュさと同時に、例外的に長い期間、澱と触れさせたまま完璧な状態でセラーで熟成されたが故の、並外れた熟成感が生まれます。 アイ村のセラーで澱とともに13年以上熟成されお披露目 熟成された豊かさに加え、非常にエネルギッシュでバランスの取れたシャンパン RD2004は、マダムボランジェが1967年に初めて1952年のRDをリリースしてから25番目のヴィンテージです。 ヴァレドラマルヌのアイ村の16区画のグランクリュとプレミアクリュの畑のぶどうを使用して作られます。 そのうち88%はグランクリュのぶどうです。 この年のヴィンテージは、ピノ64%シャルドネ36%のファーストキュヴェのみ使用しブレンドされています。 味わいは深みがありストラクチャーがしっかりとしているのに加え、酸もしっかりと感じられる非常にエネルギッシュでバランスの取れたシャンパンです。 アイ村のセラーで澱とともに13年以上熟成されお披露目されました。 各評価サイトのポイントも96点以上と素晴らしい評価 W&S98 WE98 DC97 JS97 VN96 WS96シャンパーニュは食前酒という概念は最近ではなくなりつつありますが、このRDはまさに食事にあうシャンパーニュとして世界中のシャンパンラバーに愛されています。 生産者ボランジェBollingerワイン名アール ディーR.D.ヴィンテージ2004容量750ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2018 - 2034Fermented in oak barrels and aged under natural corks for almost 13 years, Bollinger's 2004 R. D. Extra Brut blends 66% Pinot Noir with 34% Chardonnay from 16 crus, 88% of which are classified as Grand Cru. The wine opens with a very clear, deep, rich and aromatic but also pure and mineral-fresh nose of crushed rocks, cherries, brioche, pain aux raisin, white nougat, chalk and ripe, yellow-fleshed fruits. Highly elegant and complex on the weightless yet persistent and salty palate, this is an intense, densely woven, firmly structured yet elegant, beautifully refined and refreshing "recent disgorgement" (February 2018) that reveals just a kiss of oxidative flavors that adds even more complexity. A great Champagne on its way to improve over many years in the bottle. Tasted June 2018.(237, The Wine Advocate, 30th Jun 2018) 誇り高き伝統と妥協を許さないシャンパン造り ボランジェ Bollinger シャンパーニュブランド「ボランジェ」は、1829年にジャック・ボランジェによって、ピノ・ノワールの聖地とも呼ばれるアイ村に創立された名門シャンパーニュ・メゾンです。 178haの自社畑を擁し、生産に必要なブドウの約60%をそのグランクリュとプルミエクリュを主とする自社畑から供給しています。 また、オーク樽による一次発酵や、カーヴでの長期熟成など、伝統製法によって支えられた品質の高さにより世界的な名声を確立し、1884年から途切れることなく英国王室御用達を拝命する希少なメゾンの一つです。 ボランジェ一族により現在も継承される伝統とクラフトマンシップは、そのシャンパーニュの一貫したスタイルと、妥協のない高い品質に見事に表現されています。 ボランジェ 一覧へ
名匠シャルル エドシックが手掛ける 長期熟成のポテンシャルを秘めたロゼ ロゼ レゼルヴもブリュット レゼルヴと同様に、複数の要件を満たしてのみ生産されるもので、例えば、一番搾りの果汁のみを使用することや、アペラシオンよりも厳格な基準のもとクレイエール(採石場跡)を熟成倉庫として3?4年熟成させることなどが定められています。 その年のワインの80%はムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールで均等に分けられ、20%のリザーヴワインはピノ・ノワール50%、シャルドネ50%で構成されています。 したがってキュヴェ全体では、ピノ・ノワール40%、シャルドネ35%、ムニエ25%となり。 すべてステンレスタンクで、クリュごとに、品種ごとに醸造されます。 ブレンドには、平均樹齢5年のリザーヴワインを最大35%まで含めることができます。 ■味わいロゼ レゼルヴは、フレッシュで香り豊かなブーケを持っており、グラスからはオレンジピール、桃、セイヨウスグリ、プラム、ジンジャーブレッド、ベリーの香りが漂ってきます。 その他、白い花、ブリオッシュ、ペイストリー、フルールドセルを思わせるニュアンスも含んでおり、非常に複雑で奥深く感じられるでしょう。 味わいはミディアムからフルボディで、サテンのような質感と肉付きがあり、生き生きとした酸と魅力的なブドウの風味を備えています。 しなやかで継ぎ目のないテクスチャーを持ち、長くクリーミーな余韻を楽しむことができるのもこのシャンパーニュの魅力です。 生産者シャルル エドシックCharles Heidsieckワイン名ロゼ レゼルヴRose ReserveヴィンテージNV容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2019 - 2035The new release of Heidsick's NV Rosé Réserve is based on the 2012 vintage, with the usual 20% of reserve wines and some 6% still red wine from Les Riceys in the Aube. Already exhibiting considerable complexity, it wafts from the glass with scents of orange rind, red plums, gingerbread and red berries. On the palate, the wine is medium to full-bodied, satiny textured and fleshy, with lively acids and an attractively vinous profile. It was disgorged a few months ago with 11 grams per liter dosage.(Issue 244 End of August 2019, The Wine Advocate, 31st Aug 2019) 誇り高き伝統と妥協を許さないシャンパン造り シャルル エドシック Charles Heidsieck 19世紀に創立された偉大なシャンパン・ハウスが居並ぶランスには、エドシックという名前を持つメゾンが3つあります。 その中でも品質のトップをいくのが「シャルル・エドシック」です。 シャルル・エドシックの中でも、熟成したブラン・ド・ブランの醍醐味をたっぷりと味わえる「ブラン・デ・ミレネール」はシャンパーニュファン必見の逸品です。 シャルル エドシック 一覧へ
生産者フィリポナPhilipponnatワイン名レ サントルLes Cintresヴィンテージ2012容量750ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2023 - 2045From an outstanding vintage, the 2012 Les Cintres extra brut derives from vines planted on two parcels inside the Clos des Goisses walled vineyard planted with Pinot Noir. It possesses a multifaceted, intense bouquet with aromas of pear, spring flowers, cherries, ripe orchard fruits, crushed stones, honey and rose petals, followed by a full-bodied, fleshy and racy palate that’s simultaneously crystalline and pure with a splendid core of fruit, racy acids and a long, endless finish. Presently, it stands as the most exceptional Les Cintres rendition. Dosage was 4.5 grams per liter.(The Wine Advocate, Nov 17, 2023) 16世紀から続く、伝統あるシャンパーニュ・メゾン フィリポナ Philipponnat 1522年にアヴリール・ル・フィリポナが、アイ村とディジィ村の間に位置する「ル・レオン」と呼ばれる場所で葡萄畑を購入。 それ以来フィリポナ家の子孫たちは代々アイ村に住み続け、祖先から受け継いだ技術を丁寧に遺してきました。 仕事の雰囲気は家庭的であり、各々が、個性、秀逸さ、寛容さ、謙虚さであるフィリポナ社の価値観を守り、ワインを造っています。 フィリポナ社はシャンパーニュ地方の中心にある、アイ村、マルイユ・シュール・アイ村、アヴネ村のグラン・クリュ及び、プルミエ・クリュを所有。 自然な栽培や手作業での雑草対策や馬での耕作により、数百年続く貴重な葡萄畑を守り続けています。 また、最良のシャンパンを提供するため、伝統を改革し、品質向上に挑み続けています。 ノン・ヴィンテージ・シャンパンにおいては、木樽に熟成された前年のブレンドを3分の1、新しい年のリザーヴワインを3分の2使用するソレラ製法を採用。 この製法により、フィリポナ社の全てのノン・ヴィンテージ・シャンパンには創業当初からのリザーヴワインも含まれています。 ノン・ヴィンテージ・シャンパンの裏ラベルには、メインの年、ドサージュ(砂糖の量)、デゴルジュマン(澱抜き)の日付を記載しています。 この記載を最初に行ったのがフィリポナ社です。 フィリポナ 一覧へ