曲目・内容1-20.20のポーランドのクリスマス・キャロル集(ソプラノ、女声コーラスと管弦楽のための)Angels to the shepherds cameHey! We rejoice nowWhen the Christ to us is bornJust after midnightGod is bornOur Lovely LadyHurrying to BethlehemIn a mangerJesus there is lyingWe are shepherdsLullaby, JesusHey, on this dayJesus lovely flowerHey la, Hey la, shepherds there you areWhat to do with this child?Hey, hey lovely Lady MaryThis is our Lord’s birthdayShepherds, can you tell?Infant so tinyHoly Lady Mary21.「ラクリモーサ」(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)22-26.5つの歌(カジミシュ・イワコヴィッツの詩による、女声と30の独奏楽器のための)The SeaThe WindWinterKnightsChurch Bellsアーティスト(演奏・出演)アントニ・ヴィト指揮ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団ポーランド放送クラクフ合唱団(合唱指揮:ヴオジミエシ・シエデリック)オルガ・パシェチュニク(ソプラノ)ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)レコーディング1997年1月 (5つの歌)ポーランド、カトヴィツェ、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール2001年12月 (その他)商品番号:8.555994ルトスワフスキ(1913-1994):20のポーランド語クリスマスキャロルラクリモサ/5つの歌 [パシェチニク/ポーランド放送合唱団&交響楽団/ヴィト] LUTOSLAWSKI: 20 Polish Christmas Carols / Lacrimosa / 5 SongsCD 発売日:2005年12月01日 NMLアルバム番号:8.555994 NAXOS[8.555...]20世紀現代音楽の巨匠の意外な一面現代音楽の巨匠・ルトスワフスキというイメージは強いので、盤をかけるなり、そのあまりに素朴で協和的な響きに、製造不良品ではないか!とすら思われる方もいらっしゃるかもしれません。 もちろん元々、題名どおりポーランドのキャロルが素材になっているので、この素朴さは当然なのですが、よく耳を澄まして楽曲を聴き進めていくうちに、やはりそこはルトスワフスキ、和声やオーケストレーションなど、細かい仕掛けによるアレンジの妙が随所にちりばめられていることに気付かされる、ユニークな作品となっています。 一方「5つの歌」は、期待通り?激しくクラスターや不協和音が飛び交う、前衛的な作品です。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ルトスワフスキ
曲目・内容1.作者不詳: En un vergier サンザシの咲き乱れる園で2.エティエンヌ・ド・モー(生歿年不詳、13世紀に活躍): Trop est mes maris jalos - わたしの夫は嫉妬深く(器楽による演奏)3.作者不詳: Bele Yolanz - 麗しのヨランは<聖母の奇跡>4.作者不詳: Non veul mari わたしは夫など要りません(器楽による演奏)5.ゴーティエ・ド・コワンシ(1177-1236): Hui matin a l’ajournee - 今朝、陽が姿をあらわす頃に<宮廷式恋愛の駆け引き>6.ティボー・ド・シャンパーニュ(1201-1253): Ausi comme unicorne sui - わたしは一角獣のごとく7.マロワ・ド・ディエルニョ(または貴婦人マロワ 生歿年不詳、13世紀に活躍): Mout m’abelis - なんと嬉しいことには8.ギオ・ド・ディジョン(生歿年不詳、1215-1225頃活躍): Chanteir m’estuet por la plux belle - わたしは歌わねばならない、誰よりも美しい人のため<麗しき季節の訪れに>9.作者不詳: En mai au douz tens nouvel - 五月、麗しき季節の訪れに10.作者不詳: Enmi la rousee - 花を育む朝露の間で(器楽による演奏)11.作者不詳: L’autrier quant je chevochoie - ある時、わたしが馬を進めていると12.作者不詳: Lai de la pastourelle - 羊飼い娘の物語詩(器楽による演奏)13.作者不詳: Volez vos que je vous chant - お望みですか、わたしからあなたに捧げる歌をアーティスト(演奏・出演)アンサンブル・セラドン(声楽&古楽器アンサンブル)クララ・クトゥリ(ソプラノ)ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー、シフォニ〔小型ハーディガーディ〕、指揮)ノルウェン・ル・グェン(弓奏ヴィエル〔中世フィドル〕)カロリーネ・ヒュン・ファン・シュアン(オルガネット〔ポルタティーフオルガン〕、クラヴィシテリウム)フローラン・マリー(リュート)グウェナエル・ビアン(中世フルート、リコーダー)リュドウィン・ベルナテネ(打楽器)レコーディング2024年2月サン=ルイ=サン=ブリュノ学院礼拝堂、リヨンその他の仕様など収録時間: 61分商品番号:RIC465麗しき季節の訪れに中世フランス北部のトルヴェールたちの歌 [クララ・クトゥリ、ポラン・ビュンドゲン、アンサンブル・セラドン]CD 発売日:2024年07月05日 Ricercar昔日のフランス北部に花開いた「宮廷式恋愛」の息吹中世の貴人たちを虜にした南フランスの宮廷詩歌人(トルバドゥール)たちの歌を集めた『オクシタニアの夜』(RIC144)、ドイツ語圏のミンネゼンガーによる宮廷音楽を集めた『菩提樹の下で』(RIC447)に続くアンサンブル・セラドンの中世音楽アルバムは、フランスの北側で活躍した宮廷詩歌人(トルヴェール)たちの音楽を厳選。 カタルーニャ語やスペイン語にやや近い南フランスの言葉で詩歌を作ったトルバドゥールと違い、ここに集められた曲はどれも現代フランス語の直接の先祖となる北フランスの言葉で詩句が編まれており、パリでノートルダム楽派のポリフォニー教会音楽が花開いた時代にあってフランスの貴人たちが艶やかな恋愛に憧れ、高度な文学・音楽芸術を愉しんでいた様子を窺わせるものとなっています。 14世紀に編纂された史料をもとに、セラドンの音楽家たちはニュアンス豊かな詩句の味わいを最大限に活かす音作りでみずみずしい解釈を聴かせ、冒頭トラックのように数十秒にわたり鳥の声など自然音を取り込んだ演出も歌詞に即して導入、各作品の魅力をいっそう豊かに伝えてくれます。 ヴィエルのル・グェン、オルガネットのヒュン・ファン・シュアンなど新旧世代の名手が集う器楽勢の頼もしさもセラドンならでは。 緑豊かな中世フランスで、既婚女性へのプラトニックな恋慕を軸とした「宮廷式恋愛」がどんな芸術的瞬間へと昇華されていったか、1枚を通じて深く聴き確かめられる内容になっています。 ※ブックレットの歌詞は原詩のみの掲載で英訳等はありません。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ゴーティエ・ド・コワンシーティボー・ド・シャンパーニュギオ・ド・ディジョン関連商品リンク『オクシタニアの夜』RIC144『菩提樹の下で』RIC447
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ - Giovanni Pierluigi da Palestrina (1525-1594)・モテット「私は日々罪を犯し」・Missa sine nomine a 4・4声のためのモテット集 第2巻・ミサ曲集 第4巻 - ミサ曲「武装した人」(ミサ・ロム・アルメ)(4声)・Motet: Super flumina Babylonisサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレ・ソロイスツ - San Petronio Cappella Musicale Soloistsセルジオ・ヴァルトロ - Sergio Vartolo (指揮)録音: October 1995、 Church of S. Zeno a Cavalo、 Veronaポリフォニーってこんなに美しいものなんだ、と実感させてくれる声楽曲を残した天才パレストリーナ。 膨大なミサ曲の中から、好んで演奏される2曲をお届けします。 「シネ・ノミネ」は「名無し」という意味ですが、作曲者不明のモテットの旋律によるミサ曲とされています。 当時の作曲家達が好んだ俗謡「ロム・アルメ(武装した人)」によるミサ曲は、他の巨匠達との興味深い聴き比べがナクソスで可能。 数あるモテットの中で日本でも特に好まれている8と15が聴けるのも、合唱ファンには嬉しい選曲です。 なお全ての演奏で、低音を補うオルガンを付しています。
曲目・内容ウィリアム・バード(1543頃-1623)Songs of sundrie natures - 様々な自然の歌(1589年出版)Disc 1Songs in three parts - 3声の歌集1-7.Seven Penitential Psalms - 七つの回心詩篇 Lord in thy rage rebuke me not [1]Right blessed are they [2]Lord in they wrath correct me not [3]O God which art most merciful [4]Lord hear my prayer instantly [5]From depth of sin [6]Attend mine humble prayer Lord [7]8.Susanna fair [8]9.The Nightingale [9]10.When younglings first [10-11]11.Upon a summer’s day [12-13]12.The greedy hawk [14]Songs in four parts - 4声の歌集13.Is love a boy? [15-16]14.Wounded I am [17-18]15.From Citheron the warlike boy is fled [19-21]16.O Lord my God [22]17.While that the sun [23]Disc 2Songs in five parts - 5声の歌集1.Weeping full sore [26]2.Penelope that longed for the sight [27]3.Compel the hawk [28]4.See those sweet eyes [29, 34]5.When I was otherwise [30]6.When first by force [31]7.I thought love had been a boy [32]8.O dear life [33]9.From Virgin’s womb [35, 24]10.Of gold all burnished [36-37]Songs in six parts - 6声の歌集11.Behold how good [38-39]12.An earthly tree a heavenly fruit [40, 25]13.Who made thee Hob [41]14.And think ye nymphs [42-43]15.If in thine heart [44]16.Unto the hills mine eyes I lift [45]17.Christ rising again [46-47][]内は出版時の通し番号。 アーティスト(演奏・出演)レイチェル・ヘイワース(ソプラノ)デイジー・ウォルフォード(ソプラノ) … CD2:9のみマーサ・マクロリナン(メゾ・ソプラノ)クレア・ウィルキンソン(メゾ・ソプラノ)ニコラス・トッド(テノール)サイモン・ウォール(テノール)ティモシー・スコット・ホワイトリー(バリトン)ロバート・マクドナルド(バス)ジェイコブ・ヘリングマン(リュート)リンダ・セイス(リュート)フレットワーク(古楽器使用)アラミレ(声楽アンサンブル)ディヴィッド・スキナー指揮a=440Hzレコーディング2022年3月29日-4月1日Fitzalan Chapel, Arundel Castle, Arundel, West Sussex(UK)その他の仕様など総収録時間: 122分商品番号:INV1011BYRD1589バード(1543頃-1623):Songs of sundrie natures様々な自然の歌(1589年出版) [レイチェル・ヘイワース(ソプラノ)/デイジー・ウォルフォード(ソプラノ)/マーサ・マクロリナン(メゾ・ソプラノ) 他 ディヴィッド・スキナー(指揮)/フレットワーク(古楽器使用)/アラミレ(声楽アンサンブル)]CD 2枚組 発売日:2023年05月26日 Inventa Records「ブリタニア音楽の父」として敬愛されるウィリアム・バードの作品をデヴィッド・スキナー率いる合唱団“アラミレ”が演奏したアルバム。 前作「BYRD1588」での1588年に出版された《詩篇、ソネット、悲しみと敬虔の歌曲集》の録音(INV1006)が、同曲集初の完全収録として高く評価されましたが、今作ではその翌年に作曲された3声から6声までの歌を全曲演奏しています。 作品はアマチュア、プロを問わず、全ての奏者たちのために書かれており、ヴァイオル・コンソート(ヴィオラ・ダ・ガンバのアンサンブル) と、多声部が織りなす精緻な声との組み合わせによるさまざまなテーマを持つ曲を楽しむことができます。 デヴィッド・スキナー率いる合唱団“アラミレ”は、15世紀から1930年代までのイギリス教会音楽を演奏&録音するプロジェクトを進めています。 共演する“フレットワーク”は35年の歴史を誇り録音も来日公演も数多い、イギリスを代表するヴァイオル・アンサンブルです。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)バード関連商品リンクBYRD1588INV1006
ウーノ・クラミ - Uuno Klami (1900-1961)・北極光 Op. 38ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 - Helsinki Philharmonic Orchestraヨーン・ストルゴーズ - John Storgards (指揮)・チェレミス幻想曲 Op. 19サムリ・ペルトネン - Samuli Peltonen (チェロ)ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 - Helsinki Philharmonic Orchestraヨーン・ストルゴーズ - John Storgards (指揮)・カレヴァラ組曲 Op. 23ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団 - Helsinki Philharmonic Orchestraヨーン・ストルゴーズ - John Storgards (指揮)録音: 30 January、 2 February、 11 September 2009、 Finlandia Hall、 Helsinki、 Finland
曲目・内容1.クリスティアン・ガイスト(1650-1711):主は言われた(ディキシット・ドミヌス)2.ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):イエスはわが喜び BuxWV 603.ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):深き淵よりわれ汝を呼ぶ4.フランツ・トゥンダー(1614-1667):主はわが光なり5.クリスティアン・ガイスト(1650-1711):涙とともに種まく人は6.ブクステフーデ:神よ、助けたまえ BuxWV 347.カスパー・フェルスター(1616-1673):われ主に感謝せんアーティスト(演奏・出演)シアター・オブ・ヴォイシズTOVバンドポール・ヒリアー指揮レコーディング2013年8月28日-9月1日デンマーク コペンハーゲン、ガルニソン教会商品番号:6.220634ブクステフーデと彼の仲間たち [シアター・オブ・ヴォイシズ/ヒリアー] Vocal Music - BUXTEHUDE, D. / GEIST, C. / BRUHNS, N. / TUNDER, F. / FÖRSTER, K. (Buxtehude and his Circle) (Theatre of Voices, Hillier)SACD-Hybrid 発売日:2016年06月29日 NMLアルバム番号:6.220634 DACAPOバロック期ドイツの教会カンタータにおける偉大な作曲家であり、また北ドイツ・オルガン楽派の最大の巨匠ブクステフーデ。 しかし彼の出生地はデンマークであるため、この国でも大切な作曲家として敬愛されています。 dacapoレーベルでは名手ブリンドルフが彼のオルガン作品全集をリリースしていますが(8206005)、今回はちょっと視点を変えて、ブクステフーデとその周辺の作曲家たちの宗教曲をポール・ヒリアーとシアター・オヴ・ヴォイシズの演奏でお届けいたします。 彼の先達トゥンダーやフェルスター、弟子であるブルーンス、ガイストなど、17世紀から18世紀初頭にかけて活躍した人々がどれほど相互に影響していたかを知る興味深い1枚です。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ガイストトゥンダーフェルスターブクステフーデブルーンス
曲目・内容第1部1.アントニオ・デ・カベソン(1510-1566) : Pavana con su glosa - パバーナに装飾をつけて2.A.カベソン: Differencias sobre el canto llano del Cavallero - 「騎士の歌」の調べによる変奏曲3.アロンソ・ムダーラ(1510-1580): O guárdame Las Vacas - : Romanesca ロマンセ「牛を見張れ」4.ニコラ・ゴンベール(1495-1560): Dezilde al Cavallero - あの騎士に伝えてください5.作者不詳: Las Vacas - 牛を見張れ第2部6.エルナンド・デ・カベソン(1541-1602): Dulce memoria - ピエール・サンドランの「甘き思い出」第3部7.ルイス・デ・ナルバエス(1500頃-1555): Passeábase el Rey Moro: Romance - ロマンセ「モーロ人の王がグラナダの街を歩いていると」8.チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565): Signor mio caro - 親愛なる殿方よ9.ナルバエス: Mille regretz: Canción del Emperador - ジョスカン・デ・プレの「千々の悲しみ(皇帝の歌)」第4部10.A.カベソン: Pavana Italiana - イタリアのパバーナ11.A.カベソン: Differencias sobre La Gallarda Milanesa - ミラノのガリャルダによる変奏曲12.A.カベソン: Differencias sobre el canto de La Dama la Demanda - 「ご婦人のお望みは」の調べによる変奏曲13.作者不詳: La Cara Cossa - 愛しきもの第5部14.A.カベソン: Je prens en gré la dure mort - トーマス・クレキヨンの「わたしは苦しき死を受け入れよう」15.A.カベソン: Quien llamo al partir partir - 別れを告げて去る者は16.ディエゴ・オルティス(1510-1570): Doulce memoire : Recercada segonda - レセルカーダ 第2番 「甘き思い出」17.A.カベソン: Differencias sobre Las Vacas - 「牛を見張れ」による変奏曲 第6部クリストバル・ド・モラレス(1500-1553): Missa Dezilde al Caballero ミサ「あの騎士に伝えてください」18.Kyrie - Christe - Kyrie キリエの祈り19.Hosanna - Benedictus - Hosanna いと高きところにホサナ/祝福あれ20.Agnus Dei - 神の仔羊第7部21.A.カベソン: Anchor che col partire - チプリアーノ・デ・ローレの「別れの時」22.ジャック・アルカデルト(1505頃〜1568): Il bianco e dolce cigno - 白く愛おしい白鳥はアーティスト(演奏・出演)カプリッチョ・ストラヴァガンテ(古楽器使用) ジェイ・ベルンフェルド、アンヌ=マリー・ララ、クリスティーヌ・プリュボー、フランソワーズ・エノック(ヴィオラ・ダ・ガンバ)パトリシア・ラヴァーユ(リコーダー)マイク・フェントロス(ビウエラ、キタローネ、ギター)マッシモ・モスカルド、バンジャマン・ペロー(ギター)フランソワーズ・ジョアネル(ハープ)スキップ・センペ(チェンバロ、ヴァージナル、指揮)レコーディング1998年(Astrée)その他の仕様など収録時間: 58分商品番号:PA0021我が騎士の歌アントニオ・デ・カベソンと、スペイン・ルネサンスの器楽合奏曲 [スキップ・センペ、カプリッチョ・ストラヴァガンテ] CANTO A MI CABALLERO (Capriccio Stravagante, Sempé)CD 発売日:2023年08月25日 NMLアルバム番号:PA0021 Paradizo名手続々の幻の傑作古楽盤、鬼才ユーグ・デショーのリマスターで堂々復活!アメリカ屈指のジャズの本場にして、同国の歴史の上でもフランス文化と深いつながりを持つニューオリンズ出身のチェンバロ奏者スキップ・センペ。 フランスの精鋭古楽器奏者たちを集めて1986年に彼が結成したカプリッチョ・ストラヴァガンテはDeutsche Harmonia MundiやAstrée/Naïve、発足初期のALPHAなどシーン最前線の古楽レーベルに数々の名盤を刻んだのち、2005年からはセンペの自主レーベルParadizoで快進撃を続けています。 別レーベルで制作された充実盤も折に触れてParadizoから再発売されていますが、今回は1998年に録音されAstrée/Naïveレーベルから発売されたものの、長くプレスが切れていた幻のスペイン・ルネサンス作品集が新装復活。 ALPHAレーベル初期の立役者である古楽器録音の天才技師ユーグ・デショーによるリマスターを経て、数百年前の音楽を奏でる名手たちの素材感溢れる古楽器の響きが一層生々しく甦ります。 ル・ポエム・アルモニークやクレマン・ジャヌカン・アンサンブル、ラルペッジャータなどでも大活躍をみせる俊才たちばかりの編成で、たおやかに音を重ねるガンバ合奏はスペイン・ルネサンスの精妙な音作りの中、躍動感を秘めた血脈を触感確かに伝える比類ない解釈を続けてゆきます。 スペイン王室の絶大な信頼を得ていた盲目の鍵盤奏者カベソンの傑作変奏曲群を中心に、ナルバエスやオルティス、ムダーラらスペイン音楽史上の大家たちの重要作品群に、彼らに影響を与えたデ・ローレやゴンベールらフランドル楽派の傑作群を添えた選曲の確かさも出色。 入手難が惜しまれたこの名盤の新装版は、亡き元メンバーのチェロ奏者ミシェル・ミュルジエの思い出に捧げられています。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)アルカデルトオルティスカベソンカベソンゴンベールナルバエス不詳ムダーラモラレスデ・ローレ
曲目・内容アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725)1-8.Prima d’esservi infedele カンタータ「それはあなたが不誠実だから」 H 578 (1702年以前作)9-21.Nella stagione appunto カンタータ「まさにその季節」 H 458 (1689-92年頃作)22-29.Mentre un Zeffiro arguto カンタータ「それは西風が活気づいて」 H 421 (1693年作)30-37.Nella tomba di Gnido カンタータ「クニドスにある墓に」 H 459 (1689-92年頃作)アーティスト(演奏・出演)ヴァレリア・ラ・グロッタ(ソプラノ)ヴァンヴィテッリ四重奏団(古楽器使用)ジャン・アンドレア・グェルラ(ヴァイオリン1)ニコラ・ブロヴェッリ(チェロ)マウロ・ピンチアローリ(アーチリュート)ルイージ・アッカルド(チェンバロ、オルガン)横山令奈(ヴァイオリン2)A=415 Hz 1/6コンマ・ミーントーンレコーディング2022年2月25日-3月1日サラ・マッフェイ、クレモナ商業会宮殿(Palazzo della camera di Comercio)その他の仕様など収録時間: 61分商品番号:A564A.スカルラッティ(1660-1725):それはあなたが不誠実だからアレッサンドロ・スカルラッティの室内カンタータ [ヴァレリア・ラ・グロッタ、ヴァンヴィテッリ四重奏団、横山令奈] SCARLATTI, A.: Prima d'esservi infedele / Nella stagione appunto / Mentre un zeffiro arguto (La Grotta, Quartetto Vanvitelli)CD 発売日:2024年07月12日 NMLアルバム番号:A564 Arcanaイタリア後期バロックの大家、その原点を示す室内カンタータの初期作品を中心にアレッサンドロ・スカルラッティは、555曲の鍵盤ソナタで有名なドメニコ・スカルラッティの父で、ナポリとローマを中心に活躍し大きな影響力を誇りました。 その作品群の中でもオペラや教会音楽と並んで重要な位置を占める室内カンタータ群から、比較的初期の作品を中心に長めの4曲を厳選(いずれも楽譜は未出版)、イタリア最前線の古楽プレイヤーたちの細やかな演奏でその秘技を味わえるアルバムです。 若くしてナポリ王の宮廷楽長に抜擢された後、欧州中の要人が集まるローマで注目を集めてゆく過程では、見識の高い貴族や高位聖職者たちのプライベートな楽しみを彩った小編成の室内カンタータが大きな意味を持ちました。 この分野の作品は大半が理想郷で牧歌的に暮らす羊飼いやニンフたちの恋物語を扱っており、同時期の詩人たちも関心を寄せ議論を交わしていた作詩技法が反映されています。 スカルラッティの室内カンタータは数百曲に及び、そのどれもが詩句一つ一つの味わいをよく活かすユニークな趣向の連続になっていて、現代の聴き手にとっても興趣が尽きません。 器楽勢ではイタリア17〜18世紀の知られざる作品の発掘紹介に情熱を注ぐヴァンヴィテッリ四重奏団に、現代楽器奏者としても幅広く活躍する横山令奈も参加。 欧州古楽シーンの注目を集めるイタリア人歌手ヴァレリア・ラ・グロッタの繊細な解釈で、若い頃のA.スカルラッティが見せた才気充分の至芸を心行くまでお楽しみください。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)A.スカルラッティ
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ - Giovanni Pierluigi da Palestrina (1525-1594)・ミサ曲「祝福された聖母」サン・ペトロニオ・ボローニャ・カペラ・ムジカーレ - Bologna Cappella Musicale di St. Petronioセルジオ・ヴァルトロ - Sergio Vartolo (指揮)