生産者アルファ オメガAlpha Omegaワイン名エラEraヴィンテージ2015容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2017 - 2035Deep garnet-purple colored, the 2015 Era Proprietary Red Wine gives notes of baked blackberries, blueberry pie and crushed plums with hints of chargrill, sautéed herbs, cedar and mocha. Full-bodied, richly fruited and packed with expressive black berry preserves and savory notions, it has a gorgeous velvety and lively backbone with some spicy nuances coming through on the long finish.(The Wine Advocate, Nov 01, 2017)
ピノ ノワール ル カプリス 気まぐれでやや厳しい気質にちなんで付けられました。 ル カプリスは、この品種を上手に育てることへの挑戦と、私たちが捉えようとしている幽玄で華麗な要素を体現しています。 このワインは、ソノマ・コーストの畑の中でも最も急勾配の畑で栽培されたブドウから作られています。 ル カプリスは、3つのエステートピノ・ノワールの中で最も果実味が豊かなワインです。 生産者ピーター マイケルPeter Michaelワイン名ピノ ノワール ル カプリスPinot Noir Le Capriceヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2025 - 2045The 2021 Pinot Noir Le Caprice has especially pure, layered aromas: cranberry sauce opens to notions of tobacco leaves, fennel, bright pops of orange peel and alluring earth and Angostura undertones. The light-bodied palate is silky and seamless with ethereal strawberry and raspberry flavors and botanical undertones that draw you back to the glass. Elegant and detailed, it's lovely straight from the bottle yet will develop savory complexity as it matures over the next 15+ years. 1,083 cases produced.(The Wine Advocate, Oct 20, 2023) ソノマワインの頂点の一角 ピーター マイケル Peter Michael 異色の経歴を持つカリスマ生産者IT実業家として40代半ばで成功したピーターマイケル氏は、カリフォルニアに通ううちに、ワインの魅力にとりつかれました。 ワイン造りの夢をかなえるため、ナパとソノマを走り回り、当時はだれも見向きしていなかったソノマ・カウンティのナイツヴァレーの元牧場の土地を購入。 ボルドー・ブレンドの赤ワインと、ブルゴーニュ・スタイルのシャルドネを生産し始めました。 今まさに入荷困難を極める希少ワインピーター・マイケルはカルトワインの元祖です。 ワイン・スペクテーター誌恒例の2015年のトップ100では、カベルネ・ソーヴィニヨン・オークヴィル・オー・パラディ2012がトップに立ちました。 日本への輸出は少量で、今もカリフォルニアワインの頂点の一角として、光り輝いている存在です。 ピーター マイケル 一覧へ
生産者キスラーKistlerワイン名ピノ ノワール ラグーナ リッジ ヴィンヤードPinot Noir Laguna Ridge Vineyardヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 93+点予想される飲み頃:2021 - 2031Medium ruby-purple, the 2017 Pinot Noir Laguna Ridge Vineyard offers dried cranberry, dried red and black cherries, cinnamon stick, tobacco leaf and charcuterie with notions of violets, orange peel, tree bark and earthy touches. Medium-bodied and silky, its youthfully coiled, hinting at latent flavor layers, sturdily framed by lightly chalky tannins and juicy freshness, finishing long and savory. This needs more time in bottle to unwind.(December 2019 Week 3, The Wine Advocate, 20th Dec 2019) 愛好家垂涎のキュヴェを生産 キスラー Kistler キスラー・ヴィンヤーズは、スティーヴ・キスラー氏を中心とするファミリーによって、1978年に創設されたワイナリーです。 UCデイヴィスで学んだキスラーと、UCバークレーで学び化学研究者となったマーク・ビクスラーの2人が、ブルゴーニュに負けないシャルドネを造り、「カリフォルニアのシャルドネの帝王」の座に君臨しています。 ロバート・パーカーをはじめ、アメリカの多くの評論家から称賛されています。 パーカーは「厳正評価 世界のワイン」の中で、ブルゴーニュの頂点に立つコシュ・デュリがキスラーとマーカッシンを熱愛しているエピソードを紹介しています。 「非常に熟して、しっかりした構造を持っている。 喜びをもたらすワイン」と手放しで褒めたそうです。 ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する品質当初から、キスラー・ヴィンヤーズの指標はブルゴーニュの白ワインでした。 シャルドネの古典的な風味とアロマを育むために単一畑のブドウを使うことに専心し、現在では10ヵ所以上に所有する自社畑から、ブルゴーニュに倣い畑の名を冠してリリースされるワインは、ときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」とまで言われる品質を備えています。 完全でゆっくりとしたマロラティック発酵が極上の品質を生む全てのワインは、完全でゆっくりとしたマロラティック発酵を経ており、その後澱引きをしてから沈殿タンクに移されて、濾過せず瓶詰されます。 何一つ急いで行われることはありません。 ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいキスラーの造るワインは、信じられないほどの液化したミネラルと偉大な構造、そして類ない純粋さを併せ持ちます。 近年はよりテロワールを表現すべく、樽の影響を控え、ブドウ本来の味わいにフォーカスを当てた造りにシフトし、洗練されたミネラルと酸を基盤に、抜群のバランスで全体をまとめ上げた、ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいになっています。 キスラー 一覧へ
生産者オリヴィエ バーンスタインOlivier Bernsteinワイン名マジ シャンベルタン グラン クリュMazis Chambertin Grand Cruヴィンテージ2011容量750ml解説ヴィノス: 95点予想される飲み頃:2019 - 2031Soft, silky tannins set the backdrop for the 2011 Mazis-Chambertin. Sweet floral notes meld into red berries and cinnamon. Dried rose petal and violet nuances inform the layered, intensely perfumed finish. The flavors are pure, striking and lifted. In other words: classic Mazis. This is another wine that has developed beautifully over the last year.(Vinous, Mar 2014)
生産者スタッグス リープStag's Leapワイン名カベルネ ソーヴィニヨン SLVCabernet Sauvignon S.L.V.ヴィンテージ2010容量750ml解説パーカーポイント: 94+点予想される飲み頃:2020 - 2030The estate’s 2010 Cabernet Sauvignon Estate SLV emerges from a parcel next to Fay, but here the terrain is much richer in stones and therefore traps the daytime heat to a far greater extent. Ash, smoke, slate, plums and blackberries are some of the many notes that burst from the glass. The SLV is a big, tannic wine, especially in this vintage. There is more than enough tension and sheer energy to allow for years of great drinking, once the wine softens a bit. Anticipated maturity: 2020-2030.(The Wine Advocate, Dec 27, 2012)
生産者アンティノリAntinoriワイン名ティニャネロTignanelloヴィンテージ1993容量750ml解説ヴィノス: 91点予想される飲み頃:2013 - 2013The 1993 Tignanello reveals gorgeous notes of cedar, tobacco and sweet herbs that waft from the glass, along with slight notes of oxidation that are also present. This is a medium-bodied Tignanello and at this point the wine's structural components appear to be dominating over the fading fruit in the wine's balance. Despite its slender personality, this is a delicate, elegant wine, but it is best enjoyed sooner rather than later.(Vinous, Nov 2008)
若いうちから親しみやすく、名前のとおりチャーミングなシャルム シプリアン・アルローが所有する1haのシャルムは、ラトリシエール・シャンベルタンに近いマゾイエールの上部に位置しています。 シャルム・シャンベルタンという言葉がぴったりのこのワインは、若いうちから親しみやすく、チャーミングです。 甘草、クローブ、甘いスパイスのアロマが感じられます。 チョーキーでスタイリッシュな味わい。 タンニンは軽く、デリケートです。 ワインはしなやかで、非常に素晴らしい進化の可能性を秘めています。 20%の新樽を巧みに使用することで、フィニッシュにストラクチャーを加えているのが特徴です。 豊満な果実味と芳醇な樽香が調和し、卓越した上品さを演出するグランクリュ 2021年は、マゾワイエールの1ヘクタールの区画から、3回に分けて収穫され、2つのタンクで醸造されました。 ミディアムからフルボディで、しなやかで肉付きが良く、ダークベリー、スパイス、甘い土壌の色調、焼きチョコレートを連想させる官能的な赤ワインです。 これから発展的に味わいが変化していくことを期待できます。 生産者アルローArlaudワイン名シャルム シャンベルタン グラン クリュCharmes Chambertin Grand Cruヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (92-93)点予想される飲み頃:N/AThe 2021 Charmes-Chambertin Grand Cru derives from a one-hectare parcel in Mazoyères that's harvested in three picks and vinified in two vats. Medium to full-bodied, supple and fleshy, it's a sensual red evocative of dark berries, spices, sweet soil tones and baking chocolate.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) モレ・サン・ドニで最初にビオディヴァンから認証、進化し続けるドメーヌ アルロー Arlaud モレ・サン・ドニのドメーヌ・アルローの現当主シプリアン・アルローは、この10年間で、フランス全土で最もエキサイティングな生産者の一人として頭角を現しています。 ドメーヌ・アルローは、シプリアンの祖父ジョセフが1942年に設立しました。 その後、シプリアンの父エルヴェが82年に継ぎ、シプリアンは77年にドメーヌに参画しています。 クロード・デュガやロベール・アルヌーで修行した弟と馬の調教訓練士の妹が加わり、オーガニックに転換し、2014年にビオディナミの認証を取得しています。 近年の霜や雹、ベト病などの被害にもかかわらず、ぶどう畑で最も熱心にビオディナミ農法を実践している一人です。 妹のベルティーユが特別なトレーニングを受け、オクソワ種の2頭の馬を使ってグランクリュと1erクリュのすべての畑を耕しています。 また畑の剪定も手作業で行っています。 この努力のおかげで、土壌は生き返り、その感触は素晴らしく、そこから生まれるワインは、それぞれのテロワールの特徴を十分に表現しています。 醸造では穏やかな抽出、控えめな新樽比率、上位キュヴェでは部分的に全房発酵を導入しています。 亜硫酸は最小限に抑え、清澄・ろ過なしで瓶詰めしています。 すべてのワインがピュアで洗練されているドメーヌ・アルローのワインですが、グランクリュは圧巻です。 「介入しすぎずに、するべきことをする」というシンプルな彼らのフィロソフィーによって品質はますます向上し続けています。 アルロー 一覧へ
生産量の少ないコルトン最良のワイン DRCが2009年から生産を始めた最も歴史の若いワインです。 ドメーヌ・プランス・フローラン・ド・メロードから借りたコルトンのグランクリュのル・クロ・デュ・ロワ、レ・ルナルド、レ・ブレッサンドの3区画をブレンドします。 コート・ド・ボーヌで造る唯一の赤ワインです。 ル・クロ・デュ・ロワ0.57ヘクタール、レ・ルナルド0.5ヘクタール、レ・ブレッサンド1.2ヘクタールの計2.27ヘクタール。 東向き斜面中腹の恵まれた場所にあるコルトンの丘で最良のクリマです。 平均樹齢は46年。 3つの区画をブレンドしたコルトン最良のワインの一つです。 当初は別々のキュヴェとして生産する計画があるという話でしたが、いまだにブレンドしています。 ブレッサンドは濃厚で引き締まっていて、クロ・デュ・ロワは濃厚で力強い。 ルナルドは両者に接してながら、少し趣が異なり、肉厚で、野性味を帯びています。 プランス・フローラン・ド・メロードはアロース・コルトン、ラドワ・セリニ、ポマールに畑を所有する老舗ドメーヌです。 DRCの栽培責任者ニコラ・ジェイコブが2008年からビオディナミを導入しましたが、大きな手入れが不要なほど、よい状態でした。 ロマネ・コンティよりわずかに広い程度の面積ですから、生産量は500から600ケースと希少です。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名コルトンCortonヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: (92-94)点予想される飲み頃:2023 - 2043The 2018 Corton Grand Cru contains fruit from plots of replanted vines for the first time this year, and also 80% whole bunches. Bertrand de Villaine told me that the blending was done a little later than their other crus. Matured in 100% new oak, it has an attractive bouquet of brambly red fruit, blueberry and scents of crushed stone, all nicely detailed. The palate is taut on the entry with an almost chalky texture and notes of bitter cherries and black currants. Fine symmetry toward the finish. Excellent.(Vinous, Jan 2020) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
年間わずか3000本のみの生産!パワフルさとしなやかさを兼ね備えるドメーヌ随一の仕上がりを誇る逸品 リシュブールはロマネ・コンティと小道1本によって分けられている偉大な特級畑で、0.66haの限られた区画から年間3000本のみ生産されます。 ブラックチェリー、スミレ、バニラ、ナツメグの複雑で濃厚なアロマが特徴で、凝縮した果実味に豊富なミネラルも感じられます。 パワフルさと同時にしなやかさも兼ね備える、随一の仕上がりとなっています。 生産者グロ フレール エ スールGros F&Sワイン名リシュブール グラン クリュRicheboug Grand Cruヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2026 - 2037The 2021 Richebourg Grand Cru, matured with 50% new oak, has quite a flattering bouquet with black plum, bilberry, and a pinch of white pepper, though it doesn't deliver the complexity you would find in a great growing season. The palate is medium-bodied with pretty firm tannins, slightly peppery. Like the Grands Echézeaux, it just seems content to tread water in the second half, rather than building on its opening. There is (again) a fairly bitter finish.(Vinous, November 2022) ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌに新風!世代交替でナチュラルに進化 グロ フレール エ スール Gros F&S ブルゴーニュでは、「父親の財産は子の性別を問わず全員で均等に分配する」という『ナポレオン法典』の制定によって、家族が所有する畑は分割されて、同族ドメーヌが多数あります。 160年以上にわたってヴォーヌ・ロマネでワインを生産してきたグロ家もその一つです。 グロ家は、グラン・クリュであるリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーなど素晴らしい畑を所有しています。 ドメーヌの礎を築いた4代目ルイ・グロが、1951年に亡くなった後、彼の4人の子どもたち(ギュスターヴ、ジャン、フランソワ、コレット)でドメーヌ「Gros-Renaudot」を運営していましたが、フランソワが1963年に結婚した際に、ドメーヌは分割されました。 「ドメーヌ・ジャン・グロ」を設立したジャンが、1995年に引退した際、ドメーヌを解散し、畑はさらに分割されました。 現在は4つの系列ドメーヌがあり、父ジャンの下で75年からワインを造ってきた長男ミシェルは、自身の「ミシェル・グロ」を興しました。 次男ベルナールは、子供のいなかったギュスターヴとコレットが設立した「グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎ、長女アンヌ・フランソワーズは、相続した畑を持ってポマールのフランソワ・パランと結婚し、「AF-グロ」を88年に設立しています。 フランソワの娘のアンヌ(3兄弟のいとこ)は、96年に「アンヌ・グロ」を設立しました。 「グロ・フレール・エ・スール」は、7世代に続く老舗の強みを生かした素晴らしい畑を所有しています。 リシュブール、グランエシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、エシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・ショーム、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイの白と赤を造っています。 栽培はリュットレゾネを採用し、収穫量を制限することでブドウの最適な熟成を促しています。 ベルナールの息子のヴァンサンが加わり、彼が若い仲間と交流することで、ドメーヌのワインは少しずつ変化しています。 ヴァンサンは、ラルー・ビーズ・ルロワから、全房発酵やトリコタージュを教わっているアルヌー・ラショーのシャルルから技術を学んだり、ジョルジュ・ノエラのマキシムらと交流し、将来のために情報を蓄積しています。 ヴァンサンの加入以降、抽出が1900年代、2000年代と比較すると優しくなりました。 新樽比率が少なくなり、樽の焼き加減も控えめになっています。 醸造過程で亜硫酸の使用も抑え(2016と2017ヴィンテージは亜硫酸未使用)、ピュアで、ナチュラルなワインに進化しています。 グロ フレール エ スール 一覧へ
リッチでゴージャス 死ぬまでに飲みたい リシュブールは、モノポールのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネを除けば、造り手が望みうるヴォーヌ・ロマネ最高のグランクリュです。 DRCは全体の45%にあたる3.51ヘクタールの畑を所有しています。 これに続くのがルロワの0.78ヘクタールで、DRCの栽培面積は圧倒的な広さです。 DRCの畑はロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合う区画とレ・ヴェロワイユの区画からなり、標高260から280メートルに広がります。 やや北向きの区画もあり、ドメーヌの中では収穫の遅い畑です。 リシュブールは名前の通り、リッチで、力強く、ゴージャスなワインです。 筋肉質で、ロマネ・サン・ヴィヴァンより骨太で、若いときはコーヒーやチョコレート、熟成するとブラックフルーツやあぶった牛肉の香りに発展します。 リシュブールを所有する11のドメーヌすべてが自家元詰しています。 いずれ劣らぬ名門ばかりですが、DRCは面積の広さもあって、ベンチマーク的な存在です。 伝説的な1959年は、デキャンター・マガジンが2004年に選んだ「死ぬまでに飲みたいワイン100本」で4位にランクインしました。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名リシュブールRichebourgヴィンテージ1996容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2020 - 2045The 1996 Richebourg Grand Cru is drinking beautifully and might actually surpass La Tâche in this vintage; certainly, I have yet to drink a 1996 La Tâche as good as this particular bottle of Richebourg. Wafting from the glass with an inviting bouquet of plummy fruit mingled with wilted rose petals, peonies, exotic spices, orange rind and forest floor, it's full-bodied, fleshy and enveloping, with none of the vintage's tendency toward asperity in evidence, exhibiting melting tannins and a seamless, velvety profile. This is really beginning to show well today.(The Wine Advocate, Nov 11, 2022) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
広いクロ・ヴージョの中でもミュジニーに隣接する畑として高い評価を得る、ブルゴ-ニュの素晴らしさが凝縮したレアな一本 シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ建物の裏の畑で特級ミュジニーと壁一枚隔てた最上部の区画「アン・ミュジニー」。 ヴージョ村の特級畑クロ・ヴージョの中でも、シャンボール・ミュジニー村の特級畑ミュジニーに隣接する畑として高い評価を得ている畑です。 年間生産量は7000-8000本ほど。 チェリー、ラズベリー、マッシュルーム、カカオ、レザーなどが舞い踊るエキゾチックなアロマ。 濃厚な果実味やスパイスのニュアンス、土の匂いを感じながら長い余韻を楽しめ、ブルゴーニュの素晴らしい特徴が余すことなく融合したワインです。 グロ・フレール史上最高のクロ・ヴージョといえるでしょう。 生産者グロ フレール エ スールGros F&Sワイン名クロ ド ヴージョ グラン クリュClos de Vougeot Grand Cruヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2025 - 2035The 2021 Clos Vougeot Grand Cru offers more red fruit than the Echézeaux, a bit disjointed at the moment although it should meld together with time. The palate is medium-bodied with sappy red fruit and a fine bead of acidity. Just a slightly lactic note detracts from the delineation on the finish. Drink over the next decade.(Vinous, November 2022) ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌに新風!世代交替でナチュラルに進化 グロ フレール エ スール Gros F&S ブルゴーニュでは、「父親の財産は子の性別を問わず全員で均等に分配する」という『ナポレオン法典』の制定によって、家族が所有する畑は分割されて、同族ドメーヌが多数あります。 160年以上にわたってヴォーヌ・ロマネでワインを生産してきたグロ家もその一つです。 グロ家は、グラン・クリュであるリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーなど素晴らしい畑を所有しています。 ドメーヌの礎を築いた4代目ルイ・グロが、1951年に亡くなった後、彼の4人の子どもたち(ギュスターヴ、ジャン、フランソワ、コレット)でドメーヌ「Gros-Renaudot」を運営していましたが、フランソワが1963年に結婚した際に、ドメーヌは分割されました。 「ドメーヌ・ジャン・グロ」を設立したジャンが、1995年に引退した際、ドメーヌを解散し、畑はさらに分割されました。 現在は4つの系列ドメーヌがあり、父ジャンの下で75年からワインを造ってきた長男ミシェルは、自身の「ミシェル・グロ」を興しました。 次男ベルナールは、子供のいなかったギュスターヴとコレットが設立した「グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎ、長女アンヌ・フランソワーズは、相続した畑を持ってポマールのフランソワ・パランと結婚し、「AF-グロ」を88年に設立しています。 フランソワの娘のアンヌ(3兄弟のいとこ)は、96年に「アンヌ・グロ」を設立しました。 「グロ・フレール・エ・スール」は、7世代に続く老舗の強みを生かした素晴らしい畑を所有しています。 リシュブール、グランエシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、エシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・ショーム、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイの白と赤を造っています。 栽培はリュットレゾネを採用し、収穫量を制限することでブドウの最適な熟成を促しています。 ベルナールの息子のヴァンサンが加わり、彼が若い仲間と交流することで、ドメーヌのワインは少しずつ変化しています。 ヴァンサンは、ラルー・ビーズ・ルロワから、全房発酵やトリコタージュを教わっているアルヌー・ラショーのシャルルから技術を学んだり、ジョルジュ・ノエラのマキシムらと交流し、将来のために情報を蓄積しています。 ヴァンサンの加入以降、抽出が1900年代、2000年代と比較すると優しくなりました。 新樽比率が少なくなり、樽の焼き加減も控えめになっています。 醸造過程で亜硫酸の使用も抑え(2016と2017ヴィンテージは亜硫酸未使用)、ピュアで、ナチュラルなワインに進化しています。 グロ フレール エ スール 一覧へ
ピノ ノワール マ ダンスーズ ピーター マイケルのピノ・ノワールの中でも最も女性的なこのワインは、フォート・ロスシービューの畑の最も冷涼な北側の区画で栽培されたブドウから作られています。 口に含むと、繊細なバラの花びら、熟した赤い果実、エキゾチックなスパイス、そして森の床のヒントが感じられます。 生産者ピーター マイケルPeter Michaelワイン名ピノ ノワール マ ダンスーズPinot Noir Ma Danseuseヴィンテージ2021容量1500ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2025 - 2045The 2021 Pinot Noir Ma Danseuse has deep, youthfully gregarious scents of black cherry, red berries, blood orange, forest floor and dried lavender with generous spicy undertones. The medium-bodied palate is bursting with juicy fruit, enveloped by velvety tannins, and it finishes very long, layered and spicy. You could enjoy it now for its hedonistic fruit or allow it to reveal more of its foresty, earthy character as it matures over the next 10-15 years. 1,100 cases were made.(The Wine Advocate, Oct 20, 2023) ソノマワインの頂点の一角 ピーター マイケル Peter Michael 異色の経歴を持つカリスマ生産者IT実業家として40代半ばで成功したピーターマイケル氏は、カリフォルニアに通ううちに、ワインの魅力にとりつかれました。 ワイン造りの夢をかなえるため、ナパとソノマを走り回り、当時はだれも見向きしていなかったソノマ・カウンティのナイツヴァレーの元牧場の土地を購入。 ボルドー・ブレンドの赤ワインと、ブルゴーニュ・スタイルのシャルドネを生産し始めました。 今まさに入荷困難を極める希少ワインピーター・マイケルはカルトワインの元祖です。 ワイン・スペクテーター誌恒例の2015年のトップ100では、カベルネ・ソーヴィニヨン・オークヴィル・オー・パラディ2012がトップに立ちました。 日本への輸出は少量で、今もカリフォルニアワインの頂点の一角として、光り輝いている存在です。 ピーター マイケル 一覧へ
生産者キスラーKistlerワイン名ピノ ノワール キュヴェ エリザベスPinot Noir Cuvee Elizabethヴィンテージ2006容量750ml解説パーカーポイント: (96-98)点予想される飲み頃:2007 - 2017The 2006 Pinot Noir Bodega Headlands Cuvee Elizabeth is undeniably a grand cru effort. Black raspberry, spring flower (violets), and kirsch aromas soar from the glass of this dark ruby/purple-tinged wine. Medium to full-bodied with zesty acidity, beautiful penetration, and a soaring mid-palate as well as length result in a prodigious example of Pinot Noir that should drink well for a decade or more.(The Wine Advocate, Dec 28, 2007) 愛好家垂涎のキュヴェを生産 キスラー Kistler キスラー・ヴィンヤーズは、スティーヴ・キスラー氏を中心とするファミリーによって、1978年に創設されたワイナリーです。 UCデイヴィスで学んだキスラーと、UCバークレーで学び化学研究者となったマーク・ビクスラーの2人が、ブルゴーニュに負けないシャルドネを造り、「カリフォルニアのシャルドネの帝王」の座に君臨しています。 ロバート・パーカーをはじめ、アメリカの多くの評論家から称賛されています。 パーカーは「厳正評価 世界のワイン」の中で、ブルゴーニュの頂点に立つコシュ・デュリがキスラーとマーカッシンを熱愛しているエピソードを紹介しています。 「非常に熟して、しっかりした構造を持っている。 喜びをもたらすワイン」と手放しで褒めたそうです。 ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する品質当初から、キスラー・ヴィンヤーズの指標はブルゴーニュの白ワインでした。 シャルドネの古典的な風味とアロマを育むために単一畑のブドウを使うことに専心し、現在では10ヵ所以上に所有する自社畑から、ブルゴーニュに倣い畑の名を冠してリリースされるワインは、ときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」とまで言われる品質を備えています。 完全でゆっくりとしたマロラティック発酵が極上の品質を生む全てのワインは、完全でゆっくりとしたマロラティック発酵を経ており、その後澱引きをしてから沈殿タンクに移されて、濾過せず瓶詰されます。 何一つ急いで行われることはありません。 ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいキスラーの造るワインは、信じられないほどの液化したミネラルと偉大な構造、そして類ない純粋さを併せ持ちます。 近年はよりテロワールを表現すべく、樽の影響を控え、ブドウ本来の味わいにフォーカスを当てた造りにシフトし、洗練されたミネラルと酸を基盤に、抜群のバランスで全体をまとめ上げた、ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいになっています。 キスラー 一覧へ
生産者ポール ホブスPaul Hobbsワイン名カベルネ ソーヴィニヨン ベクストファー ドクター クレーン ヴィンヤードCabernet Sauvignon Beckstoffer Dr.Crane Vineyardヴィンテージ2012容量750ml解説パーカーポイント: 98点予想される飲み頃:2014 - 2032Of the three Beckstoffer Vineyards, it’s pretty much a joyride as to which one readers may prefer. The 2012 Cabernet Sauvignon Beckstoffer Dr. Crane moves more toward the wet rock, blueberry, raspberry fruit spectrum, but still stays dark and foreboding, very concentrated and full-bodied. The great terroir comes through and the wine is distinctive, singular, opulent and rich. Another fabulous success from Paul Hobbs and one more showcase wine for this great vineyard. Anticipated maturity: now-2032.(The Wine Advocate, Oct 31, 2014)
生産者セリタスCeritasワイン名ピノ ノワール エリオット ヴィンヤードPinot Noir Elliott Vineyardヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: 97点予想される飲み頃:2025 - 2033The 2021 Pinot Noir Elliott is another tremendous wine in this range. Dark and sumptuous, the 2021 saturates the palate with intense dark [berries]. This is an especially generous style for the West Sonoma Coast, but that is not a bad thing. There's tremendous presence and stature here.(Vinous, July 2023)
ロバート・パーカー氏が「北ローヌの最上エルミタージュを彷彿とさせる」と称賛する1本 ナパ・ヴァレーのカーネロスを代表する銘醸畑、ハドソン・ヴィンヤードのシラーから造られるシラーです。 冷たいサンパブロ湾からの霧と冷気の影響により密度の高い果実味を備えた葡萄が造られます。 スパイシーなアロマが心地良く、凝縮した果実味と緻密なタンニンが織り成すリッチな味わいです。 生産者コングスガードKongsgaardワイン名シラーSyrahヴィンテージ2008容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:2010 - 2018The 2008 Syrah from a special, 3-acre parcel of the Hudson Vineyard planted in volcanic soils reveals abundant steak tartare/meaty notes intermixed with notions of smoked herbs, bacon, black currants, plums and Asian spices. This full-bodied, complex Syrah should be consumed over the next 7-8 years.(The Wine Advocate, Dec 23, 2010) カリフォルニア五大シャルドネの一角に君臨 コングスガード Kongsgaard 究極のテロワールワインを造り出すナパの敏腕ワイナリー、ジョン・コングスガードの手掛ける「コングスガード」はマーカッシン、キスラー、ピーターマイケル、オーベール、と並びカリフォルニア五大シャルドネに数えられる存在です。 最高級シャルドネ「ザ・ジャッジ」は自社畑から作られるマニア垂涎の逸品であり、ロバートパーカー氏は「コングスガードが探求する聖杯は、地球上で人々が求めて止まない自然が造った究極のテロワール・ワインの体現である。 」と表現しています。 コングスガード 一覧へ
生産者ハンドレッド エーカーHundred Acreワイン名カベルネ ソーヴィニヨン アーク ヴィンヤードCabernet Sauvignon Ark Vineyardヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 98+点予想される飲み頃:2020 - 2060Deep garnet colored, the 2014 Cabernet Sauvignon Ark Vineyard comes charging out of the gate with amazingly intense roses and lilacs scents over an impressively primary core of blackberries, crushed black currants and black cherries with tantalizing layers of chocolate box, smoked meats and Chinese five spice plus a waft of fragrant earth. The palate is full-bodied, super concentrated and built like a brick house, delivering very firm, grainy tannins with just enough freshness, finishing very long and minerally.(The Wine Advocate, Dec 08, 2018)
生産者セリタスCeritasワイン名ピノ ノワール トラウト ガルチ ヴィンヤードPinot Noir Trout Gulch Vineyardヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: 96点予想される飲み頃:2025 - 2033The 2021 Pinot Noir Trout Gulch is a gorgeous, vibrant wine. Chalk, white pepper, mint, crushed rocks and bright, red-toned fruit are all finely delineated. Readers will find a brisk, taut Pinot that sizzles with tension. This is classic Trout Gulch Pinot.(Vinous, July 2023)
生産者オーベールAubertワイン名ピノ ノワール CIX ヴィンヤードPinot Noir CIX Vineyardヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 95+点予想される飲み頃:2024 - 2035The Pinot Noir portions of the CIX Estate vineyard were planted to selections from Calera and Vosne-Romanée in 2008, with the first vintage produced in 2011. There are 500 cases of the 2021 Pinot Noir CIX Estate, made in a surprisingly delicate and leaner style. Raspberry fruit predominates, accented by attractive sous-bois complexity in this bright, spicy effort. Medium-bodied, silky and crisp, it finishes long and softly dusty, with great length.(The Wine Advocate, Dec 31, 2022) 数々の有名ブランドを手掛けてきた、シャルドネの名手 オーベール Aubert カリフォルニアで5本指に入るシャルドネの名手マーク・オーベール氏は25年以上にわたり、カルトワインメーカーとして活躍し、ピーターマイケル、コルギン、スローン、ブライアント・ファミリーなど名実ともに有名ブランドを手掛けていました。 マーカッシンを夫妻で手掛ける気難しいワインの女神ヘレン・ターリーの弟子で、彼女とコンタクトできる数少ないワインメーカーです。 1999年にオーベールワインを設立し、2010年には長年の夢であった自身の醸造所を持ち、ナパヴァレー、カーネロス、ソノマコーストの単一畑からシャルドネとピノノワールを作っており、2000年のファーストヴィンテージから僅か数年でロバート・パーカーにより「カリフォルニア・シャルドネの頂点」と言われ、10年の熟成の可能性があるワインと評されるまでになりました。 マーカッシン、キスラー、ピーター・マイケル、コングスガードと並んでカリフォルニア・シャルドネ5本指の一つに入ります。 パーカーの後継のリサ・ペロッティ・ブラウンからも常に高得点を得ています。 現地でもプレミア価格のつく入手困難なワインワインの95%はアメリカ国内のメーリングリストでさばき、残りはカリフォルニア、ニューヨークのレストランと日本への輸出に回ります。 シャルドネ、ピノともに生産量が極めて少なく、現地でもプレミア価格のつく、入手困難なワインとなっています。 ピノノワールもシャルドネに負けるとも劣らないシャルドネの次に彼の手がけたワインで有名なものといえば、2003年より生産開始したとても力強く、フルボディーなピノノワールです。 2005年にはエイブリューより購入したカベルネソーヴィニヨンの生産を開始したものの、シャルドネとピノノワールほどのレベルにはまだ達していません。 徹底した品質管理収穫に関しては、ブドウの品質を保持する為にナイトハーベストを実施。 夜間に手摘みをする事で、日中に蓄えた高い糖度を保っている、最高の状態のブドウを収穫しています。 ワイナリーに保冷車で移動後、 46か月以上かけてフランス産の新樽80%と一年使用済みの樽20%にて別々に発酵。 その後10か月間熟成してからタンクに移し、 4か月間落ち着かせた後にボトリングの際にブレンドしています。 オーベール 一覧へ
リッチでゴージャス 死ぬまでに飲みたい リシュブールは、モノポールのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネを除けば、造り手が望みうるヴォーヌ・ロマネ最高のグランクリュです。 DRCは全体の45%にあたる3.51ヘクタールの畑を所有しています。 これに続くのがルロワの0.78ヘクタールで、DRCの栽培面積は圧倒的な広さです。 DRCの畑はロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合う区画とレ・ヴェロワイユの区画からなり、標高260から280メートルに広がります。 やや北向きの区画もあり、ドメーヌの中では収穫の遅い畑です。 リシュブールは名前の通り、リッチで、力強く、ゴージャスなワインです。 筋肉質で、ロマネ・サン・ヴィヴァンより骨太で、若いときはコーヒーやチョコレート、熟成するとブラックフルーツやあぶった牛肉の香りに発展します。 リシュブールを所有する11のドメーヌすべてが自家元詰しています。 いずれ劣らぬ名門ばかりですが、DRCは面積の広さもあって、ベンチマーク的な存在です。 伝説的な1959年は、デキャンター・マガジンが2004年に選んだ「死ぬまでに飲みたいワイン100本」で4位にランクインしました。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名リシュブールRichebourgヴィンテージ2004容量750ml解説ヴィノス: 91+点予想される飲み頃:N/AGood dark red. Deeply pitched aromas of cassis, earth and truffle ("underground aromas while the Romanee-Saint-Vivant is more ethereal," says Villaine). Fat and broad in the mouth, with a strong earth-and-rocks character. Doesnt show quite the lift of the RSV but this is even sweeter. Finishes with substantial dusty tannins. I suspect Im catching this in an awkward stage.(Vinous, Mar 2007) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
リッチでゴージャス 死ぬまでに飲みたい リシュブールは、モノポールのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネを除けば、造り手が望みうるヴォーヌ・ロマネ最高のグランクリュです。 DRCは全体の45%にあたる3.51ヘクタールの畑を所有しています。 これに続くのがルロワの0.78ヘクタールで、DRCの栽培面積は圧倒的な広さです。 DRCの畑はロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合う区画とレ・ヴェロワイユの区画からなり、標高260から280メートルに広がります。 やや北向きの区画もあり、ドメーヌの中では収穫の遅い畑です。 リシュブールは名前の通り、リッチで、力強く、ゴージャスなワインです。 筋肉質で、ロマネ・サン・ヴィヴァンより骨太で、若いときはコーヒーやチョコレート、熟成するとブラックフルーツやあぶった牛肉の香りに発展します。 リシュブールを所有する11のドメーヌすべてが自家元詰しています。 いずれ劣らぬ名門ばかりですが、DRCは面積の広さもあって、ベンチマーク的な存在です。 伝説的な1959年は、デキャンター・マガジンが2004年に選んだ「死ぬまでに飲みたいワイン100本」で4位にランクインしました。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名リシュブールRichebourgヴィンテージ1995容量750ml解説パーカーポイント: 90+点予想される飲み頃:2015 - 2025The 1995 Richebourg Grand Cru is a wine that I have not tasted for a few years, but it did not enthrall like the 1999 or have the easy-going charm of the 2007 Richebourg. There is some maturity showing on the brick-ish rim. The nose is forward and earthy with sage, dried orange peel and a touch of mint, though it feels a little more diffuse that I was expecting. The palate is balanced and quite savory, perhaps more than I was expecting. It is an enjoyable Richebourg, but it does not have the stamp of authority. I suspect there are better bottles than this, ergo my plus-sign next to a somewhat parsimonious score.(The Wine Advocate, Nov 30, 2015) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
スーパータスカンの代表格 オルネッライアに用いられるブドウは、全て手摘みで収穫。 除梗の前と後の2回、選果台の両側で職人が並び、健全なブドウを選別した後、独自の個性を表現できるよう区画ごとに醸造。 ステンレスタンクとコンクリートタンクで発酵し、その後15日間、果皮とマセラシオンを実施。 ワインはバリックに入れ、温度管理したセラーで12ヵ月熟成させた時点で、ブレンドしてから樽に戻し、さらに6ヵ月樽熟成を続けます。 収量を抑え、細心の注意を払われて生み出されたワインは、世界屈指のワインとして有名です。 2020ヴィンテージ 2020年は天候の移り変わりが激しい年でした。 冬は温暖で雨に恵まれましたが、3月には一時的に気温が下がり、発芽が始まった同月の最終週、夜間の温度が零下になることもありました。 しかし発芽した新芽は芽の中の綿毛状の組織に守られ、霜害には遭いませんでした。 以降、春の天候は概ね温暖であり、降雨量も平年並みであったため、5月20日頃から均一に開花し、順調に成長していきました。 6月に入ると中頃まで非常に激しい雨が続き、その後、一転して8月末までほとんど雨が降らず高温が続き、極めて長い期間、乾燥した天候が続きました。 7月20日頃からブドウの実が色づくヴェレゾンが均一かつ急速に表れ、炎天下でのブドウの成熟が進みました。 8月末に雨が降って気温が大きく下がり、夜間は13℃まで低下したことで、メルローが完熟するために理想的な条件が揃いました。 オルネッライア2020は、カベルネ・ソーヴィニヨン 50%、メルロー32%、カベルネ・フラン 13%、プティ・ヴェルド5%から造られています。 例年通りの深いルビー色で、ブラックベリー、ブラックカラント、アニス、スギ、バニラ、タバコ、鉄分の魅力的な香りを持ち、樽由来の熟成香も程よく感じられます。 口に含むと、ビロードのような舌触りがあり、非常に心地よく、もっと味わいたいという気分にさせます。 タンニンは、凝縮感があると 同時に非常にエレガントで、香り高い余韻がいつまでも続きます。 果実の風味がフィニッシュで際立ち、塩味と火打ち石のような長い余韻も非常に魅力的です。 オルネッライアのワインは、長期熟成させると大きく開花して真価を発揮し、時間とともに豊潤で 細やかなフィネスが表れます。 生産者オルネッライアOrnellaiaヴィンテージ2020容量1500ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2026 - 2045The 2020 Bolgheri Superiore Ornellaia is made with Cabernet Sauvignon and Merlot with small percentages of Cabernet Franc and Petit Verdot. It opens to an impenetrable, full-bodied approach with dark fruit, pencil shaving, toasted oak, Spanish cedar, campfire ash and iron ore. For sure, this is an especially concentrated and oak-driven vintage of this iconic wine. It absolutely requires more aging time. It feels quite tight and firm in its youth. The concentration is abundant.(The Wine Advocate, Jun 01, 2023) スーパータスカンの筆頭 オルネッライア Ornellaia サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。 スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。 当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。 偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。 2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。 こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。 妥協なきワイン造りの追求ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。 ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。 海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。 同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。 高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。 広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。 また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。 さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。 その後各品種・区画ごとに醸造。 アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。 熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。 ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。 「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。 世界トップクラスの評価恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。 オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。 同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。 2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。 さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。 今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。 オルネッライア 一覧へ
スーパータスカンの代表格 オルネッライアに用いられるブドウは、全て手摘みで収穫。 除梗の前と後の2回、選果台の両側で職人が並び、健全なブドウを選別した後、独自の個性を表現できるよう区画ごとに醸造。 ステンレスタンクとコンクリートタンクで発酵し、その後15日間、果皮とマセラシオンを実施。 ワインはバリックに入れ、温度管理したセラーで12ヵ月熟成させた時点で、ブレンドしてから樽に戻し、さらに6ヵ月樽熟成を続けます。 収量を抑え、細心の注意を払われて生み出されたワインは、世界屈指のワインとして有名です。 2020ヴィンテージ 2020年は天候の移り変わりが激しい年でした。 冬は温暖で雨に恵まれましたが、3月には一時的に気温が下がり、発芽が始まった同月の最終週、夜間の温度が零下になることもありました。 しかし発芽した新芽は芽の中の綿毛状の組織に守られ、霜害には遭いませんでした。 以降、春の天候は概ね温暖であり、降雨量も平年並みであったため、5月20日頃から均一に開花し、順調に成長していきました。 6月に入ると中頃まで非常に激しい雨が続き、その後、一転して8月末までほとんど雨が降らず高温が続き、極めて長い期間、乾燥した天候が続きました。 7月20日頃からブドウの実が色づくヴェレゾンが均一かつ急速に表れ、炎天下でのブドウの成熟が進みました。 8月末に雨が降って気温が大きく下がり、夜間は13℃まで低下したことで、メルローが完熟するために理想的な条件が揃いました。 オルネッライア2020は、カベルネ・ソーヴィニヨン 50%、メルロー32%、カベルネ・フラン 13%、プティ・ヴェルド5%から造られています。 例年通りの深いルビー色で、ブラックベリー、ブラックカラント、アニス、スギ、バニラ、タバコ、鉄分の魅力的な香りを持ち、樽由来の熟成香も程よく感じられます。 口に含むと、ビロードのような舌触りがあり、非常に心地よく、もっと味わいたいという気分にさせます。 タンニンは、凝縮感があると 同時に非常にエレガントで、香り高い余韻がいつまでも続きます。 果実の風味がフィニッシュで際立ち、塩味と火打ち石のような長い余韻も非常に魅力的です。 オルネッライアのワインは、長期熟成させると大きく開花して真価を発揮し、時間とともに豊潤で 細やかなフィネスが表れます。 生産者オルネッライアOrnellaiaヴィンテージ2020容量1500ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2026 - 2045The 2020 Bolgheri Superiore Ornellaia is made with Cabernet Sauvignon and Merlot with small percentages of Cabernet Franc and Petit Verdot. It opens to an impenetrable, full-bodied approach with dark fruit, pencil shaving, toasted oak, Spanish cedar, campfire ash and iron ore. For sure, this is an especially concentrated and oak-driven vintage of this iconic wine. It absolutely requires more aging time. It feels quite tight and firm in its youth. The concentration is abundant.(The Wine Advocate, Jun 01, 2023) スーパータスカンの筆頭 オルネッライア Ornellaia サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。 スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。 当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。 偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。 2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。 こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。 妥協なきワイン造りの追求ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。 ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。 海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。 同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。 高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。 広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。 また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。 さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。 その後各品種・区画ごとに醸造。 アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。 熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。 ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。 「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。 世界トップクラスの評価恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。 オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。 同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。 2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。 さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。 今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。 オルネッライア 一覧へ