クロ・ド・ヴージョ ブルゴーニュ・ワインの産地として印象的な場所でもある。 ヴージョ。 石垣(クロ) に添って50ヘクタールの葡萄畑がある。 ルロワの所有はわずか1.9ヘクタール。 ルロワの畑の3分の2は斜面下部の、排水もよくない沖積土壌であるが、そんな環境下で秀逸なワインを造り出す。 ビオディナミ農法による技術と収穫量に関する厳しい自己規制によって、悪環境を克服した結果だ。 年間わずか約4千本の生産量。 通常ワインの3分の1の生産量である。 1995年産はヴェルヴェットの肌合い、ミディアムからフルボディの重厚さを有し、素晴らしいスパイス香に濃密な黒苺系の果実味がこのワインの特徴を一層引立てる。 飲みごろとしては2004年から2017年までがおいしく味わえる時期といえる。 「マダム・ルロワの愛からワイン」 星谷ひとみ著 文園社 2006年★★★★★ 飲み頃:2016-2026 評価:18/20スパイシーなバラの気品ある香り。 滑らかで、長さがあり、洗練されている。 タンニンと触感に見事な気品が感じられる。 偉大な余韻の長さ、全房発酵の醸造による比類ない魅力がはっきりと現れている。 べタンヌ&ドゥソーヴ「LE GRAND GUIDE DES VINS DE FRANCE」(フランスワイン格付け) 生産者ドメーヌ ルロワDomaine Leroyワイン名クロ ド ヴージョClos de Vougeotヴィンテージ2006容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:NABroad-shouldered and meaty as well as palpably extract-rich, and in at least those respects reminiscent of this year's Richebourg, the Leroy 2006 Clos Vougeot suggests herbed lamb roasted in a stone pit, with a concentrated saucing of cassis and blackberries. Smoky, saline, and pungently herbal notes mingle with the carnal and berry-rich elements in a long finish of mouth-watering savor and invigoratingly pungent smokiness. This sturdy, dense, yet immediately appealing Clos Vougeot should be fascinating to follow, and offers further evidence of the remarkably varied vinous personalities within the 2006 Leroy collection.(186, The Wine Advocate, 22nd Dec 2009) ドメーヌ ルロワ一覧へ
フィニッシュまで全てが調和したワイン ブラックチェリー、クローブ、リコリス、タバコ、レザーなどの深みのある香りが広がります。 洗練されたタンニンを備え、フィニッシュまで全てが調和しており、全体的にフレッシュでキビキビしています。 このカベルネは落ち着くまで少なくとも2、3年は寝かせる必要があるでしょう。 生産者セリタスCeritasワイン名カベルネ ソーヴィニヨン ピーター マーティン レイ ヴィンヤードCabernet Sauvignon Peter Martin Ray Vineyardヴィンテージ2018容量1500ml解説ヴィノス: 96点予想される飲み頃:2026 - 2043The 2018 Cabernet Sauvignon Peter Martin Ray Vineyard is stellar. This super-classic, old-school Santa Cruz Mountains Cabernet is pure magic. Black cherry, cloves, licorice, scorched earth, incense tobacco and saddle leather infuse the 2018 with fabulous depth. Potent and virile, the Cabernet is going to need at least a few years to settle down. It’s a stunning wine in every way. Ceritas fans will surely be delighted to learn that the Cabernet offerings here will soon expand to include a number of new bottlings.(Vinous, June 2022) カリフォルニア銘醸畑の個性が生きる逸品 セリタス Ceritas セリタスは、創業者のジョン・レイテックを筆頭に、単一畑にフォーカスしたワインを手掛けるカリフォルニアのワイナリーです。 ファーストリリースは2005年。 キスラーのキュヴェ・キャサリン向けにピノ・ノワールを供給してきたオクシデンタル・ヴィンヤードを始め、カリフォルニア最良の畑と長期契約を結んでいます。 「ヴィノス」アントニオ・ガッローニが高評価セリタスはジョンとフォーブのレイテック夫妻が、シャルドネ、ブルゴーニュ、カベルネ・ソーヴィニヨンで単一畑にフォーカスしたワインを造っていて、カリフォルニアワインに最も精通する「ヴィノス」の評論家アントニオ・ガッローニが、ピノ・ノワールをとりわけ高く評価している。 「トラウト・ガルチ・ヴィンヤード」の2018年と2017年、「オキシデンタル・ヴィンヤード2016」、「エリオット・ヴィンヤード」の2015年と2014年にそれぞれ97点を与えています。 モノポールへのこだわりと最良畑との長期契約ジョンのワイン造りは伝統的で、人為的な介入を最大限に避けています。 ソノマ・コースト、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、サンタ・クルーズ・マウンテンなどの冷涼な畑で、ビオディナミかビオディナミに転換中の区画のブドウを購入しています。 モノポールにこだわり、キスラーの「キュヴェ・キャサリン」向けにピノ・ノワールを供給してきた「オキシデンタル・ヴィンヤード」など、カリフォルニアの最良の畑と長期契約を結んでいます。 英国の「デカンター」誌が2016年にブルゴーニュ以外の最高のピノ・ノワールを選んだ際には、「ヘレンタール・ヴィンヤード オールドショップ・ブロック ソノマ・コースト 2013」が「傑出したワイン」に選ばれました。 セリタス 一覧へ
コングスガード カベルネ ソーヴィニヨン Cabernet Sauvignon 主体(VTGによりMerlotを少量ブレンド) シャルドネの名手ジョン・コングスガードが造る新しいカベルネ・ソーヴィニヨン。 「シルキーなタンニンの覆いが幾重にも重なる黒系果実を柔らかく包みこむ」冷涼カベルネのポテンシャルをジョン・コングスガードが問いかける。 標高の高い山で栽培されるカベルネの血統を受けついでおり、複雑性と凝縮感ともたらす。 このワインは深みをソフトなタンニンで優しく覆ったようであり、表情の豊さを内包。 複雑性と深みのある表情豊かなスタイル カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンド。 ナパ・ヴァレーのアトラス・ピークA.V.A.の標高760mに位置しており、冷涼なカベルネ・ソーヴィニヨンの複雑性と深みのある表情豊かなスタイルが味わえます。 愛好家からも絶大な支持を受ける、年産僅か240ケースという稀少な銘柄です。 生産者コングスガードKongsgaardワイン名カベルネ ソーヴィニヨンCabernet Sauvignonヴィンテージ2019容量750ml解説ヴィノス: 95点予想される飲み頃:2025 - 2039The 2019 Cabernet Sauvignon is a big wine, but it is also surprisingly approachable for a young Kongsgaard Cabernet. Bright and vibrant, the 2019 offers up copious dark red/purplish fruit, mocha, wild flowers and pomegranate, with a firm spine of tannin that gives the wine its energy and shape. The 2019 will be positively stellar with a bit of time in the cellar. Actually, it already is.(Vinous, September 2021) カリフォルニア五大シャルドネの一角に君臨 コングスガード Kongsgaard 究極のテロワールワインを造り出すナパの敏腕ワイナリー、ジョン・コングスガードの手掛ける「コングスガード」はマーカッシン、キスラー、ピーターマイケル、オーベール、と並びカリフォルニア五大シャルドネに数えられる存在です。 最高級シャルドネ「ザ・ジャッジ」は自社畑から作られるマニア垂涎の逸品であり、ロバートパーカー氏は「コングスガードが探求する聖杯は、地球上で人々が求めて止まない自然が造った究極のテロワール・ワインの体現である。 」と表現しています。 コングスガード 一覧へ
生産者キスラーKistlerワイン名ピノ ノワール キュヴェ ナタリー シルバー ベルトPinot Noir Cuvee Natalie Silver Beltヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2020 - 2030Medium ruby-purple, the 2017 Pinot Noir Cuvée Natalie Silver Belt Vineyard, from red volcanic soils with patches of iron oxide, has a beautiful perfume of charcuterie, gravel dust, dried rose petals and potpourri with touches of peppercorn and tea leaves over blackberries, black cherries, cranberries and dried red cherries. Its light to medium-bodied and elegant, offering intense flavor layers of spicy, amaro-tinged fruits with a soft frame of finely woven tannins and juicy freshness, finishing very long and flavorful.(December 2019 Week 3, The Wine Advocate, 20th Dec 2019) 愛好家垂涎のキュヴェを生産 キスラー Kistler キスラー・ヴィンヤーズは、スティーヴ・キスラー氏を中心とするファミリーによって、1978年に創設されたワイナリーです。 UCデイヴィスで学んだキスラーと、UCバークレーで学び化学研究者となったマーク・ビクスラーの2人が、ブルゴーニュに負けないシャルドネを造り、「カリフォルニアのシャルドネの帝王」の座に君臨しています。 ロバート・パーカーをはじめ、アメリカの多くの評論家から称賛されています。 パーカーは「厳正評価 世界のワイン」の中で、ブルゴーニュの頂点に立つコシュ・デュリがキスラーとマーカッシンを熱愛しているエピソードを紹介しています。 「非常に熟して、しっかりした構造を持っている。 喜びをもたらすワイン」と手放しで褒めたそうです。 ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する品質当初から、キスラー・ヴィンヤーズの指標はブルゴーニュの白ワインでした。 シャルドネの古典的な風味とアロマを育むために単一畑のブドウを使うことに専心し、現在では10ヵ所以上に所有する自社畑から、ブルゴーニュに倣い畑の名を冠してリリースされるワインは、ときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」とまで言われる品質を備えています。 完全でゆっくりとしたマロラティック発酵が極上の品質を生む全てのワインは、完全でゆっくりとしたマロラティック発酵を経ており、その後澱引きをしてから沈殿タンクに移されて、濾過せず瓶詰されます。 何一つ急いで行われることはありません。 ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいキスラーの造るワインは、信じられないほどの液化したミネラルと偉大な構造、そして類ない純粋さを併せ持ちます。 近年はよりテロワールを表現すべく、樽の影響を控え、ブドウ本来の味わいにフォーカスを当てた造りにシフトし、洗練されたミネラルと酸を基盤に、抜群のバランスで全体をまとめ上げた、ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいになっています。 キスラー 一覧へ
パーカー・ポイント100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン・レッド・ワインはリリース直後からカルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 かの有名なミシェル・ロランがコンサルタントし、完璧主義者のハーランに所有されたこのワイナリーからは、並外れて強烈で、複雑な稀に見る素晴らしいワインが生産されています。 ハーランのこだわりの徹底ぶりは最高のワインを追求するために房ごとではなくぶどうの粒ごとに選別して醸造するほどです。 心奪われるジューシーで豊かな味わい クローブ、ダークプラム、チェリー、スモーク、グラファイトのニュアンスが、このパワフルで鋭いワインに豊かさと共鳴を与えています。 ジューシーで豊かな2009年ヴィンテージは、ある種の抵抗することが不可能な性質を持っているようで、豊かな果実の層が包み込むような官能的なフィニッシュへと続いていきます。 生産者ハーラン エステートHarlan Estateヴィンテージ2009容量1500ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2019 - 2034The 2009 Proprietary Blend Harlan Estate is just as impressive from bottle as it was from barrel. Cloves, dark plums, cherries, smoke and graphite add richness and resonance to this powerful, incisive wine. Juicy and exuberant, the 2009 has always had a certain raciness that is impossible to resist. Layers of fruit continue to build to the enveloping, sensual finish. Readers will have a hard time keeping their hands off this hugely delicious wine. Anticipated maturity: 2019-2034.(204, The Wine Advocate 27th Dec 2012) RP100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン エステート Harlan Estate ハーラン・エステートは、市場にデビューした直後から、カルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 1994年から2016年まで8ヴィンテージでパーカー・ポイント100点を獲得しています。 著名な評論家やメディアから「カリフォルニアのみならず世界で最も深遠な赤ワイン」、「他のすべてのワインが手本にすべき味わい」との賞賛を受け、その地位を不動のものとしています。 華やかでありながら複雑性に満ちた味わいと官能的なタンニンは飲む者全てを魅了します。 ハーラン・エステートは不動産事業で成功を収め、ナパ・ヴァレーでメドウッドという壮麗なリゾートを経営するビル・ハーラン氏が、「オークヴィルからフランスのメドック格付け第一級シャトーに匹敵するカリフォルニア・ワインを造る」というヴィジョンのもとに、1984年に設立されました。 ワイン・ディレクターはボブ・レヴィ氏、コンサルタントはミシェル・ロラン氏、ヴィンヤード・マネージャーはメアリー・マー氏、ワインメーカーはコーリー・エンプティング氏が、創業以来30年同じメンバーで一貫してこだわりを持ったワインを手掛けています。 ヨーロッパの伝統と技術を取り入れながら科学的リサーチを行うことで、急速にヨーロッパとのワイン造りのクオリティ差を縮めることに成功。 最新技術を結集したワイナリーと地下セラーを持ち、1990年の初ヴィンテージ以来、伝統と革新が融合した偉大なワインが生み出されています。 ロバート・パーカーは、「カリフォルニアで造られたカベルネ・ソーヴィニヨンをベースにしたワインの中で、最も有望で深みのあるワインのひとつ」と評した初ヴィンテージに魅了され、その後、「ハーラン・エステートは、カリフォルニアだけでなく、世界で作られている最も深みのある赤ワインかもしれない。 」 と評価しています。 2021年、ビル・ハーランは息子であるウィル・ハーランに会社の経営を引き継ぎ、自身は会長職についています。 畑からセラーに至るまで創業以来、主要メンバーがほとんど変わっていないという結束力の強さがハーラン・エステートの素晴らしさの1つと言えます。 セラーの中で何年も、そして記憶の中でも長く持ちこたえる完璧なワインを毎年造り出しています。 ハーラン エステート 一覧へ
パーカー・ポイント100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン・レッド・ワインはリリース直後からカルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 かの有名なミシェル・ロランがコンサルタントし、完璧主義者のハーランに所有されたこのワイナリーからは、並外れて強烈で、複雑な稀に見る素晴らしいワインが生産されています。 ハーランのこだわりの徹底ぶりは最高のワインを追求するために房ごとではなくぶどうの粒ごとに選別して醸造するほどです。 生産者ハーラン エステートHarlan Estateヴィンテージ2015容量1500ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2021 - 2051Bottled in early 2018, the deep garnet-purple colored 2015 Harlan Estate is a little closed, slowly unfurling to reveal black cherries, crème de cassis and plum pudding with nuances of potpourri, baking spices and tilled soil plus wafts of garrigue and wild sage. The palate is full-bodied and concentrated with exquisitely ripe, fine-grained tannins and fantastic poise and depth with a long, decadently fruited finish.(Mid-October 2018 New Releases, The Wine Advocate, 30th Oct 2018) RP100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン エステート Harlan Estate ハーラン・エステートは、市場にデビューした直後から、カルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 1994年から2016年まで8ヴィンテージでパーカー・ポイント100点を獲得しています。 著名な評論家やメディアから「カリフォルニアのみならず世界で最も深遠な赤ワイン」、「他のすべてのワインが手本にすべき味わい」との賞賛を受け、その地位を不動のものとしています。 華やかでありながら複雑性に満ちた味わいと官能的なタンニンは飲む者全てを魅了します。 ハーラン・エステートは不動産事業で成功を収め、ナパ・ヴァレーでメドウッドという壮麗なリゾートを経営するビル・ハーラン氏が、「オークヴィルからフランスのメドック格付け第一級シャトーに匹敵するカリフォルニア・ワインを造る」というヴィジョンのもとに、1984年に設立されました。 ワイン・ディレクターはボブ・レヴィ氏、コンサルタントはミシェル・ロラン氏、ヴィンヤード・マネージャーはメアリー・マー氏、ワインメーカーはコーリー・エンプティング氏が、創業以来30年同じメンバーで一貫してこだわりを持ったワインを手掛けています。 ヨーロッパの伝統と技術を取り入れながら科学的リサーチを行うことで、急速にヨーロッパとのワイン造りのクオリティ差を縮めることに成功。 最新技術を結集したワイナリーと地下セラーを持ち、1990年の初ヴィンテージ以来、伝統と革新が融合した偉大なワインが生み出されています。 ロバート・パーカーは、「カリフォルニアで造られたカベルネ・ソーヴィニヨンをベースにしたワインの中で、最も有望で深みのあるワインのひとつ」と評した初ヴィンテージに魅了され、その後、「ハーラン・エステートは、カリフォルニアだけでなく、世界で作られている最も深みのある赤ワインかもしれない。 」 と評価しています。 2021年、ビル・ハーランは息子であるウィル・ハーランに会社の経営を引き継ぎ、自身は会長職についています。 畑からセラーに至るまで創業以来、主要メンバーがほとんど変わっていないという結束力の強さがハーラン・エステートの素晴らしさの1つと言えます。 セラーの中で何年も、そして記憶の中でも長く持ちこたえる完璧なワインを毎年造り出しています。 ハーラン エステート 一覧へ
パーカー・ポイント100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン・レッド・ワインはリリース直後からカルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 かの有名なミシェル・ロランがコンサルタントし、完璧主義者のハーランに所有されたこのワイナリーからは、並外れて強烈で、複雑な稀に見る素晴らしいワインが生産されています。 ハーランのこだわりの徹底ぶりは最高のワインを追求するために房ごとではなくぶどうの粒ごとに選別して醸造するほどです。 高気温に悩まされたヴィンテージに輝く、どこまでも洗練された味わい すべての要素が難なくまとまっている2017年ヴィンテージは、魅惑的な鉄鉱石、赤スグリ、クローブ、砕いた岩の香りに、温かいカシス、ブラックフォレストケーキ、ボイセンベリーの核と鉛筆の芯のニュアンスが漂います。 深みがあり、インキーで、素晴らしい表現力を持つ2017年は、異例の高気温を経験した年のものとは思えない非の打ち所がない出来栄えです。 生産者ハーラン エステートHarlan Estateヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 97+点予想される飲み頃:2023 - 2053Deep garnet-purple in color, the 2017 Harlan Estate needs a little coaxing to reveal captivating iron ore, red currant jelly, cloves and crushed rocks scents with a core of warm cassis, Black Forest cake and boysenberries plus a waft of pencil lead. Medium to full-bodied, it has a firm, grainy texture with a lively backbone and loads of earthy layers, long and mineral laced. This should be one of the longer-lived wines coming out of the 2017 vintage.(January 2021 Week 2, The Wine Advocate, 15th Jan 2021) RP100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン エステート Harlan Estate ハーラン・エステートは、市場にデビューした直後から、カルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 1994年から2016年まで8ヴィンテージでパーカー・ポイント100点を獲得しています。 著名な評論家やメディアから「カリフォルニアのみならず世界で最も深遠な赤ワイン」、「他のすべてのワインが手本にすべき味わい」との賞賛を受け、その地位を不動のものとしています。 華やかでありながら複雑性に満ちた味わいと官能的なタンニンは飲む者全てを魅了します。 ハーラン・エステートは不動産事業で成功を収め、ナパ・ヴァレーでメドウッドという壮麗なリゾートを経営するビル・ハーラン氏が、「オークヴィルからフランスのメドック格付け第一級シャトーに匹敵するカリフォルニア・ワインを造る」というヴィジョンのもとに、1984年に設立されました。 ワイン・ディレクターはボブ・レヴィ氏、コンサルタントはミシェル・ロラン氏、ヴィンヤード・マネージャーはメアリー・マー氏、ワインメーカーはコーリー・エンプティング氏が、創業以来30年同じメンバーで一貫してこだわりを持ったワインを手掛けています。 ヨーロッパの伝統と技術を取り入れながら科学的リサーチを行うことで、急速にヨーロッパとのワイン造りのクオリティ差を縮めることに成功。 最新技術を結集したワイナリーと地下セラーを持ち、1990年の初ヴィンテージ以来、伝統と革新が融合した偉大なワインが生み出されています。 ロバート・パーカーは、「カリフォルニアで造られたカベルネ・ソーヴィニヨンをベースにしたワインの中で、最も有望で深みのあるワインのひとつ」と評した初ヴィンテージに魅了され、その後、「ハーラン・エステートは、カリフォルニアだけでなく、世界で作られている最も深みのある赤ワインかもしれない。 」 と評価しています。 2021年、ビル・ハーランは息子であるウィル・ハーランに会社の経営を引き継ぎ、自身は会長職についています。 畑からセラーに至るまで創業以来、主要メンバーがほとんど変わっていないという結束力の強さがハーラン・エステートの素晴らしさの1つと言えます。 セラーの中で何年も、そして記憶の中でも長く持ちこたえる完璧なワインを毎年造り出しています。 ハーラン エステート 一覧へ
無類の個性を放つカリフォルニア・カルトワインの頂点 世界中のワインマニアの心を動かすカリフォルニア・カルトワインの頂点。 自社製品のプロモーションはメーリングリストでワインを売り切れるため行うことなく、まさにDRCと並び世界で最も高値で取り引きされる世界最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンの1つです。 年間生産数は僅か6000本程度で、メーリングリストに登録された顧客のみに販売される究極のアイテムです。 生産者スクリーミング イーグルScreaming Eagleワイン名カベルネ ソーヴィニヨンCabernet Sauvignonヴィンテージ1995容量750ml解説パーカーポイント: 99点予想される飲み頃:1998 - 2023The 1995 Cabernet Sauvignon is as close to a perfect wine as I could hope to taste. This opaque purple-colored wine exhibits a sensational purity of black currant fruit, intermixed with a notion of raspberries, violets, and well-disguised sweet vanillin. Full-bodied, with remarkable intensity, exquisite symmetry, and a mid-palate and finish to die for, this is a compelling, astonishingly seductive Cabernet Sauvignon that can be drunk now, or cellared for 20-25 years. I may have done this wine a disservice by not giving it the big 3-digit score. As I have tried so hard to articulate in past reviews, what makes these wines so stunning is the black currant/cassis fruit. Screaming Eagle may be the most extravagantly pure and rich expression of cassis one can find ... short of drinking cassis liqueur. There is an unbelievable purity to these wines, as well as phenomenal concentration and richness, yet in no sense are they heavy, ponderous, or out of balance.(120, The Wine Advocate, 23rd Dec 1998) 世界中で争奪戦が起きるキングオブカルト スクリーミング イーグル Screaming Eagle 始まりは不動産業で成功を収めたジーン・フィリップス女史と、全米史上初のパーカー・ポイント100点満点を獲得したダラ・ヴァレ・マヤを生み出したハイジ・バレット女史のコンビでした。 1992年にロバート・パーカーが99点をつけて、一気にカリフォルニアカルトの最前線に躍り出ました。 億万長者の実業家スタン・クロンケが買収してから、支配人のアルマン・ド・メグレとワインメーカーのニック・ギスラソンの下でさらに品質を上げています。 徹底した区画別の栽培・醸造やカスタムメイドの発酵槽など、ブルゴーニュもかなわないハンズオンのアプローチで、エレガントなワインを世に出しています。 様々な評価誌からの絶大な評価ロバート・パーカー監修ワインアドヴォケイトより1997年、2007年、2010年、2012年、2015年そして2016年に通算6度のパーフェクトスコア100点を獲得しています。 またジェームス・サックリング氏より2012年、2013年、2015年に100点を獲得、ジェブ・ダナック氏より2015年に100点を獲得し、合計10回の100点を獲得しています。 希少価値の非常に高いワイン毎年リリースされるのはたったの6,000本ほどと極端に少なく、これはロマネ・コンティの製造本数とほぼ同じです。 非常に入手困難なワインであり、取り引き価格はカルトワインの中でもダントツのトップです。 世界最高峰のカベルネソーヴィニヨンスクリーミング・イーグルは、五大シャトーをも上回る濃密で華やかなアロマと、驚愕とも言える果実の凝縮感が特徴です。 口当たりはシルクのように超柔らかで、エレガントな酸にタンニンはとにかく滑らかです。 ブドウそのもののピュアな甘さや旨みが溢れ、果てしなく長い余韻が続きます。 濃厚でありながら繊細さもあり、重すぎない完璧なバランスに仕上がっています。 スクリーミング イーグル 一覧へ
ルーミエのモノポール「クロ ド ラ ブシエール」 モレ・サン・ドニの最南端に位置し、ジョルジュ・ルーミエの単独所有畑として知られています。 生産者ジョルジュ ルーミエGeorges Roumierワイン名モレ サン ドニ プルミエ クリュ クロ ド ラ ブシエールMorey Saint Denis 1er Cru Clos de la Bussiereヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: (90 - 92)点予想される飲み頃:NAThe 2017 Morey-Saint-Denis 1er Cru Clos de la Bussière is a real success, and decidedly reminiscent of the domaine's excellent 2007. Offering up aromas of sweet red berries, warm spices, peony and subtle soil tones, the wine is medium to full-bodied, ample and fleshy, with a fine core of fruit that cloaks its rich but fine-grained tannic chassis. While it's an elegant rendition of the Clos de la Bussière, this always needs bottle age.(Interim January 2019 Week 1, The Wine Advocate, 5th Jan 2019) 世界中の愛好家から探し求められるブルゴーニュ屈指のドメーヌ ジョルジュ ルーミエ Georges Roumier ドメーヌは1924年にジョルジュ・ルーミエによって設立され、1945年にドメーヌの瓶詰めを開始。 1992年には孫のクリストフ氏に引き継がれました。 彼らはその卓越したワイン造りの才能でコート・ドールの偉大な地位を獲得しています。 ブルゴーニュのなかでも最も知的で知識豊富な造り手の一人であるクリストフ氏のワイン造りの哲学は「私たちはピノノワールを造るのではなく、ピノノワールを通して表現されるテロワールからワインを造る」という彼の言葉に最もよく表れています。 ルーミエの「ミュジニー グラン クリュ」は、2021年の高価なピノ・ノワールのリストにおいて、ルロワ、DRCについで3位にランクインしました。 年々価格が高騰し入手が困難になっている生産者です。 ジョルジュ ルーミエ 一覧へ
生産者ドメーヌ ルロワDomaine Leroyワイン名ヴォーヌ ロマネ レ ボーモンVosne Romanee Les Beaux Montsヴィンテージ1997容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2005 - 2010The 1997 Vosne-Romanee Beaux Monts exhibits red fruits, roses, and candied orange wines in its profound aromas. This tannic, backward, and hyper-concentrated wine is powerful and intense, yet elegant and precise. If this wine can cope with its very present tannins, it will prove to be stunning. Projected maturity: 2005-2010+.(125, The Wine Advocate, 30th Oct 1999) ドメーヌ ルロワ一覧へ
リッチでゴージャス 死ぬまでに飲みたい リシュブールは、モノポールのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネを除けば、造り手が望みうるヴォーヌ・ロマネ最高のグランクリュです。 DRCは全体の45%にあたる3.51ヘクタールの畑を所有しています。 これに続くのがルロワの0.78ヘクタールで、DRCの栽培面積は圧倒的な広さです。 DRCの畑はロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合う区画とレ・ヴェロワイユの区画からなり、標高260から280メートルに広がります。 やや北向きの区画もあり、ドメーヌの中では収穫の遅い畑です。 リシュブールは名前の通り、リッチで、力強く、ゴージャスなワインです。 筋肉質で、ロマネ・サン・ヴィヴァンより骨太で、若いときはコーヒーやチョコレート、熟成するとブラックフルーツやあぶった牛肉の香りに発展します。 リシュブールを所有する11のドメーヌすべてが自家元詰しています。 いずれ劣らぬ名門ばかりですが、DRCは面積の広さもあって、ベンチマーク的な存在です。 伝説的な1959年は、デキャンター・マガジンが2004年に選んだ「死ぬまでに飲みたいワイン100本」で4位にランクインしました。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名リシュブールRichebourgヴィンテージ2016容量750ml解説パーカーポイント: 97点予想される飲み頃:2026 - 2060Broader-shouldered and ampler than the Romanée-St-Vivant, the 2016 Richebourg Grand Cru unfurls in the glass with a lavish bouquet of cassis, dark plums, candied peel, potpourri, Asian spices, peonies and smoked duck. On the palate, the wine is full-bodied, rich and expansive, with considerable depth and dimension at the core, and a gourmand, almost fleshy profile that marries beautifully with its cool, precise fruit tones and its velvety structuring tannins. This is a superb Richerbourg that to my palate surpasses the 2015 rendition.(Interim January 2019 Week 1, The Wine Advocate, 5th Jan 2019) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: (95-97)点予想される飲み頃:2028 - 2055The 2018 La Tâche Grand Cru exhibits quite a strong whole-bunch influence on the nose, perhaps a little too much when juxtaposed against the more seamless Richebourg. Scents of black truffle, pressed rose petal and decayed autumn leaves/undergrowth infuse the mainly dark fruit. There is something a little introspective about this nascent La Tâche. The palate is very well balanced with filigreed tannins. A multifaceted wine that leans more to the red side of the fruit spectrum. The silky, saline finish shows wonderful sapidity. Once the aromatics open for business, I have little doubt that this will be an awesome yet quite cerebral La Tâche.(Vinous, Jan 2020) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
豊満なスタイルで知られるシャルム シャンベルタン マゾワイエールではなく本当のシャルムに区画を所有するクロード・デュガ。 シャルム・シャンベルタンはジュヴレのグラン・クリュの中でも豊満なスタイルで知られますが、デュガのこのワインも同様です。 ただし、キメの細かなタンニンが絶妙のテンションをもたらし、骨格を形成しています。 開くのは比較的早いですが長期熟成のポテンシャルが高いワインです。 ■2020ヴィンテージ情報/生産者より■ 夏は、乾燥と猛暑が続き、8月21日に収穫を開始しました。 8月中に収穫が終わったのは、この年が初めてです。 降雨量が不足していたため、得られた果汁は少なかったものの、深みのある色合いを呈した濃密でリッチなワインに仕上がりました。 黒果実を思わせるアロマは、ブドウが十分に熟していることを示しています。 収穫時期を早めることは、とても重要だと考えています。 というのもブドウ本来の酸を保持することができ、結果としてバランスの良いワインが出来るからです。 シルクのような滑らかな質感、ふくよかさと凝縮感を湛えたグランクリュ 樹齢40年以上の古樹で、新樽率100%のバリックで18カ月熟成させたこのワインは、チェリー、花、ワイルドベリー、甘いスパイス、土の香りがグラスから立ち上る魅力に溢れたワイン。 ふくよかさと凝縮感を湛えた美味しいミディアムウェイトのフレーバーは、滑らかな口当たりで、深み、重層感、口中を包み込むような生き生きとした果実味を備えた味わいが広がり、長い余韻へと続きます。 生産者クロード デュガClaude Dugatワイン名シャルム シャンベルタン グラン クリュCharmes Chambertin Grand Cruヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: (94 - 96)点予想される飲み頃:NAAnother stunner is the 2020 Charmes-Chambertin Grand Cru, a striking wine that soars from the glass with aromas of cherries, rose petals, wild berries, sweet spices and loamy soil. Full-bodied, ample and concentrated, it's deep and layered, with an enveloping core of vibrant fruit and a long, penetrating finish.(January 2022 Week 3, The Wine Advocate, 21st Jan 2022) 生産量が極めて少なくカルト的な人気を誇るドメーヌ クロード デュガ Claude Dugat ジュヴレ・シャンベルタンの傑出したワイン生産者であるクロード・デュガを抜きにして、このアペラシオンを語ることはできません。 生産者というよりも、彼はジュヴレ・シャンベルタンのワインの品質とスタイルの真の保護者といっても過言ではありません。 彼のフルーティーで肉質的で濃密なスタイルは、ドメーヌの評価を高めています。 彼のワインは、ピノ・ノワールの鮮やかな果実味とジュヴレ・シャンベルタンの力強いテロワールがうまくリンクした素晴らしいワインで、カルト的な地位に見合う品質を持っています。 ジュヴレ・シャンベルタンで何世代にもわたって確固たる地位を築いてきたデュガ家は、現在では村全体で6ヘクタールの土地を所有しています。 クロード・デュガの祖父はかつて12樽を生産していましたが、現在は年間100樽を生産しています。 1988年、クロードは肥料と除草剤をやめ、現在では環境(空気、気候、水、土壌、生物多様性、景観)に対する負荷を最小限に抑える『持続可能なぶどう栽培』を行っています。 彼が打ち出した栽培哲学は今日でもなお生きています。 ・低利回り・均質な成熟度・樹勢をコントロール(最適な集中力)彼の栽培哲学により収穫したブドウは完全に除梗され、すぐに発酵を始めることができますが、酸素の侵入を制限し、乱暴な発酵を避けるために、ポンピングオーバーは事実上行われていません。 その代わりに、1日に2回、先が平らな棒を使って果帽を突き崩したり、ワインをかき混ぜたりする方法を実施します。 トータルの樽詰め期間は約2週間で、その後樽詰め前の2日間は果汁が落ち着くまで放置されます。 「ブルゴーニュ ルージュ」は全て1年物、「ヴィラージュ」ワインは60%が新樽、40%が1年物、1erクリュ、グランクリュは全て新樽で造られています。 樽は全てフランソワ・フレールが提供しています。 1990年代に入り、自らワインを瓶詰めして販売するようになってから、評論家の間ですぐに噂になり、高い評価を得るようになりました。 現在は彼の3人の子供たちがその役割を担っており、彼らが育ったジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールを昇華させようと意欲的に取り組んでいます。 2000年代に入ると、彼の子供たちもドメーヌに加わり、現在では、息子のベルトラン・デュガが中心となり、2人の姉妹に支えられて事業を引き継いでいます。 デュガは、ブドウの木に最大限の敬意を払い、テロワールを重んじ畑での仕事を重視しています。 石灰岩のテロワールに植えられたピノ・ノワールの樹は、驚くほどのミネラルとフィネスを持ったフレッシュでエレガントなワインを生み出します。 ブドウは、肥料や除草剤を一切使用しないサステイナブルな方法で栽培されています。 2013年からは有機農法に重点を置き、さらにビオディナミ農法も取り入れています。 ブドウは手摘みで収穫され、果実が熟成して、糖分が極端に濃縮されないよう、早い時期に収穫されます。 幸運なことに、彼らはこの地域で最も古いブドウの木をいくつか所有しており、それがメゾンのスタイルに反映されています。 クロードは低収量と小粒な果実を好み、隣人と同じ数の房を持ちながら、果実の大きさは隣人の半分になることを望んでいます。 これがデュガのワインを支える凝縮感と力強さの決定的な要因となっています。 クロード デュガ 一覧へ
毎年1樽を自家用にするほどのデュガ家お気に入りのワイン 平均樹齢80年以上の古樹のブドウから造られるリッチで重層感のある味わいのワインです。 これまでヴィラージュクラスにブレンドされていましたが、2018年ヴィンテージから単独でリリースされるようになりました。 0.95haという小さな畑から取れるワインは年間1,500本ほど。 繊細で緻密なタンニン、溌剌とした酸を備え、濃縮されたパワフルなミディアムボディのフレーバーの魅力的なワインです。 ■2020ヴィンテージ情報/生産者より■ 夏は、乾燥と猛暑が続き、8月21日に収穫を開始しました。 8月中に収穫が終わったのは、この年が初めてです。 降雨量が不足していたため、得られた果汁は少なかったものの、深みのある色合いを呈した濃密でリッチなワインに仕上がりました。 黒果実を思わせるアロマは、ブドウが十分に熟していることを示しています。 収穫時期を早めることは、とても重要だと考えています。 というのもブドウ本来の酸を保持することができ、結果としてバランスの良いワインが出来るからです。 生産者クロード デュガClaude Dugatワイン名ジュヴレ シャンベルタン ラ マリーGevrey Chambertin La Marieヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: (91 - 93)点予想される飲み頃:NARicher and more layered than the domaine's regular Gevrey-Chambertin bottling, the rare 2020 Gevrey-Chambertin La Marie mingles aromas of cassis and plums with hints of smoke and loamy soil. Medium to full-bodied, deep and velvety, with fine, concentrated powdery tannins and lively acids, Bertrand Dugat observes that the wine's personality reminds him of his father Claude.(January 2022 Week 3, The Wine Advocate, 21st Jan 2022) 生産量が極めて少なくカルト的な人気を誇るドメーヌ クロード デュガ Claude Dugat ジュヴレ・シャンベルタンの傑出したワイン生産者であるクロード・デュガを抜きにして、このアペラシオンを語ることはできません。 生産者というよりも、彼はジュヴレ・シャンベルタンのワインの品質とスタイルの真の保護者といっても過言ではありません。 彼のフルーティーで肉質的で濃密なスタイルは、ドメーヌの評価を高めています。 彼のワインは、ピノ・ノワールの鮮やかな果実味とジュヴレ・シャンベルタンの力強いテロワールがうまくリンクした素晴らしいワインで、カルト的な地位に見合う品質を持っています。 ジュヴレ・シャンベルタンで何世代にもわたって確固たる地位を築いてきたデュガ家は、現在では村全体で6ヘクタールの土地を所有しています。 クロード・デュガの祖父はかつて12樽を生産していましたが、現在は年間100樽を生産しています。 1988年、クロードは肥料と除草剤をやめ、現在では環境(空気、気候、水、土壌、生物多様性、景観)に対する負荷を最小限に抑える『持続可能なぶどう栽培』を行っています。 彼が打ち出した栽培哲学は今日でもなお生きています。 ・低利回り・均質な成熟度・樹勢をコントロール(最適な集中力)彼の栽培哲学により収穫したブドウは完全に除梗され、すぐに発酵を始めることができますが、酸素の侵入を制限し、乱暴な発酵を避けるために、ポンピングオーバーは事実上行われていません。 その代わりに、1日に2回、先が平らな棒を使って果帽を突き崩したり、ワインをかき混ぜたりする方法を実施します。 トータルの樽詰め期間は約2週間で、その後樽詰め前の2日間は果汁が落ち着くまで放置されます。 「ブルゴーニュ ルージュ」は全て1年物、「ヴィラージュ」ワインは60%が新樽、40%が1年物、1erクリュ、グランクリュは全て新樽で造られています。 樽は全てフランソワ・フレールが提供しています。 1990年代に入り、自らワインを瓶詰めして販売するようになってから、評論家の間ですぐに噂になり、高い評価を得るようになりました。 現在は彼の3人の子供たちがその役割を担っており、彼らが育ったジュヴレ・シャンベルタンの素晴らしいテロワールを昇華させようと意欲的に取り組んでいます。 2000年代に入ると、彼の子供たちもドメーヌに加わり、現在では、息子のベルトラン・デュガが中心となり、2人の姉妹に支えられて事業を引き継いでいます。 デュガは、ブドウの木に最大限の敬意を払い、テロワールを重んじ畑での仕事を重視しています。 石灰岩のテロワールに植えられたピノ・ノワールの樹は、驚くほどのミネラルとフィネスを持ったフレッシュでエレガントなワインを生み出します。 ブドウは、肥料や除草剤を一切使用しないサステイナブルな方法で栽培されています。 2013年からは有機農法に重点を置き、さらにビオディナミ農法も取り入れています。 ブドウは手摘みで収穫され、果実が熟成して、糖分が極端に濃縮されないよう、早い時期に収穫されます。 幸運なことに、彼らはこの地域で最も古いブドウの木をいくつか所有しており、それがメゾンのスタイルに反映されています。 クロードは低収量と小粒な果実を好み、隣人と同じ数の房を持ちながら、果実の大きさは隣人の半分になることを望んでいます。 これがデュガのワインを支える凝縮感と力強さの決定的な要因となっています。 クロード デュガ 一覧へ
生産者ル パンLe Pinヴィンテージ2015容量750ml解説パーカーポイント: 99点予想される飲み頃:2022 - 2047Deep garnet-purple in color, the 2015 Le Pin hits the dance floor with a completely gregarious nose of plum preserves, blackberry tart and wild blueberries, boldly accented by suggestions of Chinese five spice, cigar boxes, menthol and violets plus an earthy waft of underbrush. Full-bodied, concentrated, muscular and earthy with a firm backbone of exquisitely ripe, grainy tannins and plenty of freshness, it has an incredibly long finish featuring exotic spice and mineral layers.(Interim Issue Mid-February 2018, The Wine Advocate, 22nd Feb 2018)
Domaine de l'Arlot Nuits Saint Georges Clos des Forets Saint Georges こちらの赤ワインはニュイ・サン・ジョルジュの畑のアイデンティティを見事に表現しています。 香りは、カシスとブラックベリーにスパイス、甘草、皮革、ブラッドオレンジの濃い香りが加わった複雑なブーケを持ち、味わいは濃密で力強いです。 引き締まった骨格とタンニンが印象的で、熟成と共に、エレガンスが現れます。 一級畑クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュは、面積7.2haのドメーヌ・ド・ラルロが所有するモノポール畑で、畑の位置はオスピス・ド・ニュイが単独所有するレ・ディディエを挟んでニュイ・サン・ジョルジュ最高の一級畑レ・サンジョルジュと横並びに位置します。 土壌は深く、シルトと粘土で構成される緩斜面となっており、ニュイ南部で特徴的な力強い濃厚なワインが造られます。 さらに、区画内で高度差が35mもあり、それぞれ異なるブドウが出来るのが最大の特長です。 丘の上部から取れるブドウからはエネルギッシュさ、中部からは円みや豊満さ、下部からはフィネスが与えられます。 同一畑で同生産者がこういった、特殊なテロワールを持つブドウを手に入れる事はとても稀で、ここにモノポールの強みがあります。 もちろん、モノポールだからといってこれほどのテロワールが異なる区画は極めて稀で、ラルロならではと言えるでしょう。 この強みを最大限生かすために、それぞれの高低差のある区画を分けて収穫し、それらを分けて醸造します。 それぞれの区画からの葡萄だけでも質の高いワインが出来ますが、最終的にそれらをブレンドし、ひとつのキュヴェとしてリリースします。 そうすることで、単一区画だけでは表現できなかった味わいの奥深さや複雑性、テロワールの偉大さを表現しています。 濃密かつエレガントな味わいのクラシックなニュイ 全房発酵43%のクロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュは、ダークフルーツ、プラム、土っぽいアロマ。 リッチでエネルギッシュ、シームレスな味わい。 生産者ドメーヌ ド ラルロDomaine de l'Arlotワイン名ニュイ サン ジョルジュ クロ デ フォレ サン ジョルジュNuits Saint Georges Clos des Forets Saint Georgesヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: (90-92)点予想される飲み頃:N/AThe 2020 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos des Forêts St Georges opens in the glass with scents of cherries, cassis and plums. Full-bodied, rich and concentrated, it's a broad shouldered, muscular wine with a deep core of fruit and a notable payload of rich, powdery tannins. This is a rather chunky, blocky Clos des Forêts that is more impactful than elegant at this early stage.(The Wine Advocate, Jan 21, 2022) 変化の中に、伝統を継承するニュイ・サン・ジョルジュのPetit DRC ドメーヌ ド ラルロ Domaine de l'Arlot ドメーヌ・ド・ラルロは、1987年に、アクサ・ミレジム(保険会社)がジャン・ピエール・ド・ソメ氏と共同でドメーヌ・ジュール・ベランから、クロ・ド・ラルロ(4.0ha)、クロ・デ・フォレ・サン・ジョルジュ(7.20ha)の2つのモノポールと、クロ・デュ・シャポー(1.55ha)を買ったことがきっかけで始まりました。 ニュイ・サン・ジョルジュから南に2km程に位置するプレモーにドメーヌを構えています。 ジャン・ピエールは、ドメーヌ・デュジャックの創設者であるジャック・セイス氏に師事していたため、ドメーヌ創設当時から、デュジャックの影響を多く受けていました。 その後、1991年にはヴォーヌロマネ・レ・スショ(0.85ha)、ロマネ・コンティと道を挟んですぐ向かい側のロマネ・サン・ヴィヴァン(0.25ha)を購入し現在約14haのブドウ畑を所有しています。 ブドウ畑は2000年から部分的に、2003年からは完全にビオディナミが導入されており、テロワールをワインの味わいに生かすことが重視されています。 ジャン・ピエール氏の後、オリヴィエ・ルリシュ氏や、さらにドメーヌ・ド・ラルロの名声を高めたジャック・デヴォージュ氏(現在のドメーヌ・ランブレイの醸造責任者)などの素晴らしい醸造家に受け継がれた後、現在は厳しい選考の末、メゾン・アレックス・ガンバルで醸造責任者を勤め、フィリップ・コランやクレール・ノダンで修業していたジェラルディンヌ・ゴド女史がテクニカル・ディレクターとして2014年から起用されています。 2014年の醸造はジャック氏がジェラルディンヌ氏と合同で行った、ドメーヌ・ド・ラルロの中でも唯一無二のヴィンテージとなっています。 彼女はブルゴーニュ出身の微生物学者兼エノロジストで、前任者のジャック氏やアクサの責任者も彼女しかいないと太鼓判を押したほどの逸材です。 約30年間の間に様々な変遷があったドメーヌ・ド・ラルロですが、テロワールを最大限に引き出す作り方はどの時代も共通しているため、どの時代のワインにもエレガントなスタイルが継承されています。 ドメーヌ ド ラルロ 一覧へ
生産者ドメーヌ ド ベレーヌDomaine de Belleneワイン名ヴォーヌ ロマネ レ スショVosne Romanee Les Suchotsヴィンテージ2019容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2023 - 2038The 2019 Vosne-Romanée Les Suchots 1er Cru offers kirsch, touches of cranberry and blood orange and lovely floral tones on the well-defined nose. The palate is balanced with supple tannins and just a little chewiness on the entry, leading to a compact finish that needs a bit of precision and delineation. Not bad, but I hope to see more refinement with age.(Vinous, October 2020) 古木を重視し、テロワールを反映した自然でピュアなワイン造り ドメーヌ ド ベレーヌ Domaine de Bellene 有名なワインメーカーであるニコラ・ポテルは、自身の「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」、ネゴシアンビジネスの「メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ」、さらに完成したワインの特別監修コレクションである「コレクション・ベレナム」などを立ち上げ、比較的短期間のうちにブルゴーニュを代表するワインメーカーとしての地位を確立しました。 研ぎ澄まされたテイスティング技術と豊富な人脈ポテルは、ヴォルネイの家族経営のドメーヌ「ラ・プス・ドール」で育ち、キャリアのほとんどをブルゴーニュで過ごしてきたため、人脈も豊富です。 また、ブルゴーニュのジョルジュ・ルーミエ、オーストラリアのモス・ウッド、カリフォルニアのトム・デリンガーで培った膨大な経験を持つニコラは、ブルゴーニュにおいて最も知識豊富なワインメーカーの一人となっています。 父親と共にラ・プス・ドールで働き、その後、ニコラ・ポテルを立ち上げ、ネゴシアンとして成功を収め、2005年にそれを売却し、ドメーヌ・ド・ベレーヌを設立し、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ボーヌ、サヴィニー、ヴォルネイを含むコート・ドール全域で借地も含め22haのブドウ畑(多くは樹齢50年以上)を所有しています。 ドメーヌ ド ベレーヌ一覧へ