曲目・内容フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)1-5.ピアノ協奏曲 ハ長調 Op.39(1904)- ピアノと管弦楽、男声合唱のためにI. Prologo e Introito: Allegro, dolce e solenneII. Pezzo giocoso: Vivacemente, ma senza frettaIII. Pezzo serioso: Introductio: Andante sostenuto, pensoso - Prima Pars: Andante, quasi adagio - Altera Pars: Sommessamente - Ultima Pars: A tempo -All’Italiana(Tarantella): Vivace, in un tempoV. Cantico. Largamente *アーティスト(演奏・出演)デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団* … フライブルク・ヴォーカルアンサンブル男声合唱団ミヒャエル・ギーレン指揮レコーディング1990年2月13日ハンス・ロスバウト・スタジオ SWR、バーデン=バーデン(ドイツ)その他の仕様など総収録時間: 72分商品番号:SWR19141CDブゾーニ(1866-1924):ピアノ協奏曲 ハ長調 Op.39 [デイヴィッド・ライヴリー(ピアノ)/ミヒャエル・ギーレン(指揮)/バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団/ヘレンコーア・フライブルク・ヴォーカルアンサンブル] BUSONI, F.: Piano Concerto (Lively, Freiburg Vocal Ensemble, South West German Radio Symphony Orchestra, Baden-Baden, Gielen)CD 発売日:2024年03月08日 NMLアルバム番号:SWR19141CD SWR music / SWR Classicフェルッチョ・ブゾーニの没後100年記念リリース。 1902年から1904年に作曲された彼唯一のピアノ協奏曲は、全5楽章、演奏時間は約80分近く、そして終楽章には男声合唱が入るという長大で大規模な曲。 ピアノ・パートの難度は高いものの、決して派手な技巧を追うわけではなく、ブラームスの協奏曲のようにオーケストラの一部として機能します。 終楽章の男声合唱はデンマークの劇作家アダム・エーレンスレーヤーの戯曲「アラジン」の終幕の部分をブゾーニ自身がドイツ語に翻訳したものを高らかに歌いますが、こちらも決して劇内容を表現しているわけではありません。 破天荒な内容の上、合唱も必要とする編成のためか、それほど実演の機会が多い作品ではありませんが、20世紀音楽と大編成作品を得意とするミヒャエル・ギーレンが見事な演奏を聴かせます(ギーレンによるこの作品の録音は、これが唯一のものとなります)ピアノを演奏するフランス系アメリカ人のデイヴィッド・ライヴリーは、過去にエリザベート王妃コンクール、ジュネーブ国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールなどの入賞歴を誇るピアニスト。 現代作品も積極的に手掛け、多くの作曲家たちの新作の演奏も行い高い評価を受けています。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ブゾーニ
曲目・内容1-3.ヴァイオリン協奏曲(2006) I. II. III.4-9.ジュビリーズ(2000/2002) I. II. III. IV. V. VI.10-12.スーヴェニール(2010) I. II. III.アーティスト(演奏・出演)ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン&指揮)…1-3 タピオラ・シンフォニエッタ マグヌス・リンドベルイ指揮…4-12レコーディング2010年5月28-29日…1-32013年2月15-16日…4-12エスポー,タピオラ・ホール商品番号:ODE-1175リンドベルイ(1958-):ヴァイオリン協奏曲ジュビリーズ/スーヴェニール [クーシスト/タピオラ・シンフォニエッタ/リンドベルイ] LINDBERG, M.: Violin Concerto / Jubilees / Souvenir (Kuusisto, Tapiola Sinfonietta, Lindberg)CD ■協奏曲発売日:2013年08月21日 NMLアルバム番号:ODE1175-2 OndineONDINEで精力的にリリースを続けているリンドベルイ(1958-)の作品集、今作はヴァイオリン協奏曲の世界初演時の録音をメインに、他2曲を収録しています。 モーツァルトの生誕250年を祝し、ニューヨークのリンカーン・センターとロンドンのバービカン・センターの委嘱により書かれたヴァイオリン協奏曲は、素材的にはモーツァルトに拠るものはありませんが、編成は小さ目であり、透明感のある響きが紡ぎだされています。 2010年の「スーヴェニール」は彼の師であった作曲家ジェラール・グリゼーとフランコ・ドナトーニへのオマージュです。 「ジュビリーズ」はもともと室内楽作品であったものを管弦楽作品へと移し替えたものです。 ヴァイオリン協奏曲で独奏と指揮を務めるのは名手ペッカ・クーシストです。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)マグヌス・リンドベルイ
曲目・内容●ドメニコ・サッロ(1679-1744):歌劇《シーロのアキッレ》よりシンフォニア●フィリッポ・コッレ(18世紀):ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲 ハ長調●フェデリーゴ・フィオリッロ(1755-1823):ヴァイオリンと室内オーケストラのための協奏曲 変ロ長調●ジェンナーロ・マンナ(1715-1779):室内オーケストラのためのシンフォニア 変ホ長調アーティスト(演奏・出演)ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)ラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリ(古楽器アンサンブル)イヴァノ・カイアッツァ指揮レコーディング2016年9月Teatro San Carlo of Naples(イタリア)その他の仕様など総収録時間: 73分商品番号:555315Marvels of the 18th century in Naplesナポリ18世紀の驚異管弦楽曲と協奏曲集 [ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)/イヴァノ・カイアッツァ(指揮)/ラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリ] Symphonies / Violin Concertos (Marvels of the 18th Century in Naples) - SARRO, D. / COLLE, F. / FIORILLO, F. / MANNA, G. (La Real Cappella di Napoli)CD 発売日:2023年04月28日 NMLアルバム番号:555315-2 CPO18世紀のナポリは当時のナポリ王国の首都として、パリ・ロンドンについでヨーロッパで3番目の大都市でした。 2つの歌劇場、フィオレンティーニ歌劇場とサン・バルトロメオ歌劇場が建設され、カストラートを含む歌手たちもナポリで訓練を受けるなど、歌劇の一大中心地となっていました。 1738年のウィーン条約によりブルボン王カルロがナポリを治めることになると、サン・バルトロメオ歌劇場を取り壊し、王好みの豪華なサン・カルロ劇場が建設されます。 サン・カルロ劇場は建物の見事さと高水準の上演によって名所となり、現在でも定期公演が続けられています。 このアルバムには当時活躍していた作曲家たちの優れた管弦楽曲と協奏曲を収録。 サッロの歌劇《シーロのアキッレ》は1737年11月4日のサン・カルロ劇場の杮落としの演目で、この時はサッロ自身が指揮を行い大好評を博したということです。 この録音は、ほかならぬサン・カルロ劇場で行われたもの。 演奏のラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリは、16世紀に設立されペルゴレージやポル ポラ、スカルラッティの作品を演奏した団体にちなんでいます。 2曲のヴァイオリン協奏曲でソロを弾くイタリアのヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ファラスカの演奏も聴きものです。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)コッレサッロフィオリッロマンナ
曲目・内容1-4.アラン・ロースソーン(1905-1971):ヴァイオリン・ソナタ(1958)5.ジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926-2022):Dybbuk Melody - ディブク・メロディ(1980)*6.エロリン・ウォーレン(1958-):Sojourner Truth - ソジャーナ・トゥルース(2021)*7.ウェンディ・ヒスコックス(1963-):カプリース(1990-)*8.ヒスコックス:Dry White Fire - ドライ・ホワイト・ファイアー(2010)*9.ダグラス・ネーハンス(1957-):Mist Waves - ミスト・ウェーブズ(2019)*10-13.シア・マスグレイヴ(1928-):Colloquy - 対談(1960)14.マーティン・バトラー(1960-):Barcarolles - 舟歌(2020)*15.リチャード・ブラックフォード(1954-):Worlds Apart - ワールズ・アパート(2020)16.ケヴィン・マローン(1958-):Your Call is Important to Us - ユア・コール・イズ・インポータント・トゥ・アス(2022)*17.ハワード・ブレイク(1938-):The Ice Princess and the Snowman - 氷の女王とスノーマン Op.699 (ヴァイオリンとピアノ版)** … 世界初録音アーティスト(演奏・出演)マデリーン・ミッチェル(ヴァイオリン)アンドルー・ボール(ピアノ) … 1-4エロリン・ウォーレン(ピアノ) … 6ウェンディ・ヒスコックス(ピアノ) … 8ナイジェル・クレイトン(ピアノ) … 9イアン・ペイス(ピアノ) … 10-13マーティン・バトラー(ピアノ) … 14ハワード・ブレイク(ピアノ) … 17レコーディング1996年2月20日Cardiff University School of Music Concert Hall, Cardiff(UK) … 1-42022年1月30日、2月12日Performance Space, City, University of London(UK) … 8,10-142022年3月17日Cosmo Rodewald Concert Hall, Martin Harris Centre for Music and Drama,The University of Mancheste(UK) … 162022年4月23日St Silas, Kentish Town(UK) … 52022年8月31日、12月20日Parry Room, Royal College of Music, London(UK) … 6,7,92022年12月20日、2023年2月12日Performance Hall, Royal College of Music, London(UK) … 7,9,15,17商品番号:8.574560Violin Conversationsロースソーン/ホロヴィッツ/ウォーレン/ヒスコックス/ネーハンス:ヴァイオリンとピアノのための作品集 [マデリーン・ミッチェル(ヴァイオリン)/アンドルー・ボール(ピアノ)/エロリン・ウォーレン(ピアノ) 他] Violin and Piano Works (British) - BLACKFORD, R. / BLAKE, H. / BUTLER, M. / HISCOCKS, W. / HOROVITZ, J. (Madeleine Mitchell) (Violin Conversations)CD 発売日:2023年06月23日 NMLアルバム番号:8.574560 NAXOS[8.574...]ヴァイオリニストのマデリーン・ミッチェルによるアルバム。 ソリスト、室内楽奏者として50か国以上で活躍、数多くの賞を受賞し、ジェームス・マクミランやマイケル・ナイマンなど錚々たる作曲家が彼女のため作品を書いています。 これまでにも現代の作曲家たちの新しい作品に影響を与えてきたミッチェル、今作では友人の7人のピアニスト(うち4人は作曲家)とともに「会話」を繰り広げています。 世界初録音を数多く含む収録作品は、自然現象を描いたものや、自由への探求、そして愛のデュエットなど、様々なテーマが探求されており、多彩な音楽と雰囲気を楽しむことができます。 またこのアルバムは2022年にこの世を去ったピアニスト、アンドルー・ボールへのオマージュでもあり、1996年に録音されたロースソーンのソナタを冒頭に置き、彼女と20年にわたって築き上げたパートナーシップが称えられています。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ウォーレンネーハンスバトラーヒスコックスブラックフォードブレイクホロヴィッツマスグレイヴマローンロースソーン
曲目・内容1-3.ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」Op.73 I. AllegroII. Adagio un poco mossoIII. Rondo: Allegro4-9.「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲 ニ長調 WoO 79 Thema: Tempo moderatoVariation 1Variation 2Variation 3Variation 4Variation 510.アンダンテ ヘ長調 「アンダンテ・ファヴォリ」 WoO 5711-18.「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲 WoO 78 ThemeVariation 1Variation 2Variation 3Variation 4Variation 5Variation 6Variation 719-29.11のバガテル Op.119 No.1 in G MinorNo.2 in C MajorNo.3 in D MajorNo.4 in A MajorNo.5 in C MinorNo.6 in G MajorNo.7 in C MajorNo.8 in C MajorNo.9 in A MinorNo.10 in A MajorNo.11 in B-Flat Majorアーティスト(演奏・出演)イングリッド・ヤコビ(ピアノ)…1-4シンフォニア・ヴァルソヴィアヤツェク・カスプシク指揮…1レコーディング2012年11月20-21日ポーランド放送 ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ…11991年11月11-12日1992年2月18日ワットフォード・タウン・ホール…2-4STEREO商品番号:ICAC-5104イングリッド・ヤコビ ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 他 [ジャコビー] BEETHOVEN, L. van: Piano Concerto No. 5, "Emperor" / Variations / 11 Bagatelles / Andante in F major, "Andante favori" (Jacoby)CD ■協奏曲発売日:2013年05月22日 NMLアルバム番号:ICAC5104 ICA Classics前作であるベートーヴェン(1770-1827)のピアノ協奏曲 第2番&第4番(ICAC-5086)において、その知性的で洞察力に満ちた解釈が高く評価された、ピアニスト、イングリッド・ヤコビ。 数々のコンクールの受賞歴はもちろんのこと、世界中でその演奏が高く評価されているのも頷ける見事な演奏でした。 今回のアルバムは、ベートーヴェンの5つの協奏曲の中でも最も壮大な「第5番」を中心に、3つのピアノ曲を収録した興味深いもの。 協奏曲での華々しさは想像以上ですが、何より変奏曲とバガテルでの多彩な表現力には驚くばかりです。 知られざる曲のレパートリーを拡大しているという彼女、ロマン派や近代作品も聞いてみたいと思うばかりです。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ベートーヴェン
曲目・内容1.ヴェニスのムーア人(編曲:P.レーン) 2-4.合奏協奏曲 第2番 ト長調 I. Allegro moderato e vigorosoII. Adagio ed espressivoIII. Vivace (allegro ma non troppo)5-8.セレナード I. Prelude: Andantino - Tranquillo - A tempoII. Bacchanal: Moderato (poco allegro) - Allargando - A tempoIII. Air: Andante molto tranquillo e sempliceIV. Finale: Allegretto - Moderato e molto tranquillo - Presto - A tempo primo (l'istesso tempo)9-15.7つのアイルランドの旋律 No.1. The Little Red Lark: AndantinoNo.2. Country Tune: Allegretto giocosoNo.3. The Maiden Ray: Moderato e graziosoNo.4. Reel: The Ewe with the Crooked Horn: Allegro vivaceNo.5. The Gentle Maiden: Andante e sempliceNo.6. The Sigh: Allegretto (quasi andantino e poco dolente) - Piu lentoNo.7. Jig: Allegro e giocoso - poco tranquillo - Tempo primo16-18.合奏協奏曲 第3番 I. Maestoso - Moderato e ritmicoII. Andante - VivaceIII. Andanteアーティスト(演奏・出演)ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮商品番号:8.570145オルウィン(1905-1985):合奏協奏曲 第2番・第3番7つのアイルランドの旋律ヴェニスのムーア人 [ロイヤル・リヴァプール・フィル/ロイド=ジョーンズ] ALWYN, W.: Concerti Grossi Nos. 2 and 3 / 7 Irish Tunes / The Moor of Venice (Royal Liverpool Philharmonic, Lloyd-Jones)CD ■協奏曲発売日:2011年10月19日 NMLアルバム番号:8.570145 NAXOS[8.570...]合奏協奏曲第1番を始めとした作品集(8.570704)での表情豊かな音楽を聴くだけで、「まだまだイギリスにはすごい作曲家がいるんだな」と驚かせてくれたオルウィン(1905-1985)ですが、ここでも、その劇的な音楽がたっぷり楽しめます。 ヴェニスのムーア人とは、あのシェークスピアが描いたオセロのこと。 もともとはブラスバンドのために書かれたものをP.レーンがが管弦楽へと編曲。 オセロとデズデモーナを中心とした人間模様が激しい音楽で表出されています。 他には、見事に練られた合奏協奏曲2曲と、極めて田園的な2つの作品を収録。 合奏協奏曲第3番は、偉大なる指揮者ヘンリー・ウッドの没後20年を記念してBBCから依嘱された作品です。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)アルウィン(オルウィン)
曲目・内容1.フルート協奏曲(1960)2-4.ピアノ協奏曲(1936-1939)Non molto mosso, ma energicoArietta con variazioni: Molto adagio e tranquilloRondo: Andantino mosso - Allegro agitato5-8.バレエ音楽「オルランドのフォリア」から交響的組曲(1942-43)序曲 - アンジェリカの踊り(クァドロ)アンジェリカとメドロ(クァドロ)アストルフォの踊り(クァドロ)グェッリラの踊り(クァドロ)アーティスト(演奏・出演)マリオ・アンチロッティ(フルート)…1ブルーノ・カニーノ(ピアノ)…2-4ローマ交響楽団フランチェスコ・ラ・ヴェッキア指揮レコーディング2012年6月22-23日 OSRスタジオ…12012年3月25-26日 アウディトリウム・ヴィア・コンチリアツィオーネ…2-42012年11月11-12日 アウディトリウム・ヴィア・コンチリアツィオーネ…5-8ローマ商品番号:8.573073ペトラッシ(1904-2003):ピアノ協奏曲フルート協奏曲バレエ音楽「オルランドのフォリア」から [アンチロッティ/カニーノ/ローマ響/ラ・ヴェッキア] PETRASSI, G.: Piano Concerto / Flute Concerto / La follia di Orlando Suite (Canino, Ancillotti, Rome Symphony, La Vecchia)CD ■協奏曲発売日:2014年03月26日 NMLアルバム番号:8.573073 NAXOS[8.573...]イタリアの作曲家、ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003)。 カゼッラやマリピエロ、レスピーギなどの「新音楽協会」を結成した世代より少し遅れて生まれた彼は、そのキャリアのはじめの頃は新古典主義や旋法を用いた作品を書いていましたが、時代の流れには逆らい難く、無調や十二音技法にも興味を持ち、結局はこれらをうまく融合した独自の作風を貫くことで自らの作曲語法を確立させた人でもあります。 このアルバムにはフルート協奏曲とピアノ協奏曲、そして管弦楽曲の3つのジャンルの曲が収録されていて、彼の作風の変遷を辿ることができます。 早い年代のピアノ協奏曲はまさに新古典主義の音楽で、プロコフィエフやヒンデミットを思わせるものですが、フルート協奏曲は明瞭な旋律線を感じさせない茫洋とした音楽。 時折聞こえるパーカッションの音色が斬新です。 バレ音楽はその中庸を行くもので、このまま映画音楽に仕えそうなほど、湧き立つような音の洪水が楽しめます。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ペトラッシ
曲目・内容1.フルート協奏曲(1960)2-4.ピアノ協奏曲(1936-1939)Non molto mosso, ma energicoArietta con variazioni: Molto adagio e tranquilloRondo: Andantino mosso - Allegro agitato5-8.バレエ音楽「オルランドのフォリア」から交響的組曲(1942-43)序曲 - アンジェリカの踊り(クァドロ)アンジェリカとメドロ(クァドロ)アストルフォの踊り(クァドロ)グェッリラの踊り(クァドロ)アーティスト(演奏・出演)マリオ・アンチロッティ(フルート)…1ブルーノ・カニーノ(ピアノ)…2-4ローマ交響楽団フランチェスコ・ラ・ヴェッキア指揮レコーディング2012年6月22-23日 OSRスタジオ…12012年3月25-26日 アウディトリウム・ヴィア・コンチリアツィオーネ…2-42012年11月11-12日 アウディトリウム・ヴィア・コンチリアツィオーネ…5-8ローマ商品番号:8.573073ペトラッシ(1904-2003):ピアノ協奏曲フルート協奏曲バレエ音楽「オルランドのフォリア」から [アンチロッティ/カニーノ/ローマ響/ラ・ヴェッキア] PETRASSI, G.: Piano Concerto / Flute Concerto / La follia di Orlando Suite (Canino, Ancillotti, Rome Symphony, La Vecchia)CD ■協奏曲発売日:2014年03月26日 NMLアルバム番号:8.573073 NAXOS[8.573...]イタリアの作曲家、ゴッフレード・ペトラッシ(1904-2003)。 カゼッラやマリピエロ、レスピーギなどの「新音楽協会」を結成した世代より少し遅れて生まれた彼は、そのキャリアのはじめの頃は新古典主義や旋法を用いた作品を書いていましたが、時代の流れには逆らい難く、無調や十二音技法にも興味を持ち、結局はこれらをうまく融合した独自の作風を貫くことで自らの作曲語法を確立させた人でもあります。 このアルバムにはフルート協奏曲とピアノ協奏曲、そして管弦楽曲の3つのジャンルの曲が収録されていて、彼の作風の変遷を辿ることができます。 早い年代のピアノ協奏曲はまさに新古典主義の音楽で、プロコフィエフやヒンデミットを思わせるものですが、フルート協奏曲は明瞭な旋律線を感じさせない茫洋とした音楽。 時折聞こえるパーカッションの音色が斬新です。 バレ音楽はその中庸を行くもので、このまま映画音楽に仕えそうなほど、湧き立つような音の洪水が楽しめます。 作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ペトラッシ