歯ごたえのある果実味と滑らかなタンニンの秀逸なバランス ジェノ ブーランジェールが手掛けるシャンボール ミュジニーは、ヴージョの境近く、シャルムの下部にあたる"レ・ナゾワール"と 村の斜面下部に位置し、国道D974に面する"レ・モンビー"のブレンドで作られます。 土壌は石灰岩で構成されていますが、小石、砂利、礫岩も少し入り混じっています。 2021年は天候の影響を受け収量が大きく減少しましたが、造られたワインはどれも秀逸で、エレガントな様相を呈しています。 ■味わいストロベリー、レッドカラント、クランベリー、スグリのような果実のアロマと、スーボワ、そしてほんの少しのグラファイトを含む、官能的なブーケを持っています。 味わいはミディアムボディで、フレッシュ感が強く、カリカリとした果実味を強く感じる一方で、タンニンは控えめで滑らかな印象です。 程よく苦いエッジと胡椒のような少しスパイシーに感じる余韻も魅力的です。 生産者ジェノ ブーランジェールGenot Boulangerワイン名シャンボール ミュジニーChambolle Musignyヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (89-91)点予想される飲み頃:2024 - 2036The 2021 Chambolle-Musigny Village, which lost 50% of the crop (less than the Côte de Beaune), has a sensual and focused bouquet with crushed strawberry, redcurrant, sous-bois and just a touch of graphite. The palate is mediumbodied with crunchy red fruit; there's a nicely bitter edge to this Chambolle with a peppery finish that doesn't outstay its welcome.(Vinous, November 2022) パリの3つ星レストランにオンリスト ジェノ ブーランジェール Genot Boulanger 素晴らしいブルゴーニュワインの造り手が紹介しつくされたコートドールで、もはや高品質なワインを生産しているドメーヌを新しく見つけ出すことは、容易なことではありません。 しかし、驚くような品質のワインを造るドメーヌが発見されることもまれにあります。 白ワインも赤ワインも一貫した輝きを持つこの「ジェノ・ブーランジェール」は、まさにみんなが待ち望んでいた素晴らしいドメーヌなのです。 ムルソーに居を構える「ジェノ・ブーランジェール」の歴史はそれほど長くありません。 ドメーヌの歴史は、パリの薬剤師シャルル・アンリ・ジェノと妻マリーの2人の生涯の夢として始まり、1974年にムルソーに移り住み、メルキュリーに畑を購入したことで実現しました。 そしてムルソー、ヴォルネイ、シャサーニュなどコート・ドールの畑を購入し、徐々にドメーヌを築き上げていったのです。 その後コート・ド・ニュイ、コルトン、アロース・コルトン・クロ・デュ・シャピートルにも進出し、1998年までに、ブルゴーニュの30アペラシオン 22haの優良畑を所有するまでになりました。 義理の息子のギョーム・ラヴォレ氏が加わり、2008年にドメーヌの経営を引き継ぎ、現在はドメーヌの4代目となっています。 ワイン造りは、手を加えないアプローチギョーム・ラヴォレ氏は当初から、「偉大なブルゴーニュのテロワールの複雑さと繊細さを表現したワインを造る」という自分たちの使命を明確にしていました。 そこで彼らは、ブドウ栽培と土壌の健全性に注目し品質向上のために、有機農法への転換やビオディナミの実験を行いながら、丹精込めて取り組んでいます。 小規模な畑で馬による耕作を導入しており、かなりいい成果が表れているようです。 2018年にはAB(アグリキュルチュール・ビオロジック)の認証を取得しました。 彼らの哲学は「ブドウ畑で最大限の作業を行い、キュヴェへの介入を最小限に抑える」というもので、セラーでは、人間の介入はできるだけ抑えることを心がけています。 自分たちが手を加えるのではなく、比類のないテロワールを表現し、ブルゴーニュの素晴らしい気候のすべての資質を引き出す努力をしています。 彼らの努力で、バランスの取れたワインを造ることであり、若いうちから手に入りやすく、さらに4?5年の熟成期間を経て、別の次元のワインに生まれ変わる・・・そんなワインを造りだしているのです。 収穫はすべて手摘みで行われます。 収穫後、白ワインは房ごと圧搾し、軽く沈殿させた後、オーク樽に入れて発酵と熟成を行います。 土着酵母を使って発酵させています。 早期老化を防ぐために、攪拌はしていません。 12ヶ月間の熟成後、澱引きされた後、樽に移され、さらに6ヶ月間熟成が行われます。 シャルドネの豊かさとブルゴーニュのテロワールにより、丸みと緊張感を兼ね備えた白ワインが造られ、目の肥えたワイン愛好家を満足させています。 赤ワインはヴィンテージや収穫時のぶどう状態によって、全房発酵にするか除梗かを選択します。 3?4週間最小限の介入で発酵をさせます。 「ジェノ・ブーランジェール」のワインは、パリの3つ星「Kei」「ピエール・ガニェール」「ギィ・サヴォワ」、2つ星「アストランス」「ミシェル・ロスタン」などにオンリストされています。 「3つ星や2つ星の格付けのレストラン」というところがポイントです。 2020年のパリの3つ星は10軒、2つ星は15軒。 ちなみにミシュラン格付けの定義は下記のとおりです。 ★★★そのために旅行する価値のある卓越した料理★★遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理その格付けには料理だけでなくワインのセレクトも含まれますので、全てにおいて「最高」と認められたレストランにオンリストされているワインがいかに素晴らしいかお分かりいただけると思います。 これは、フランスでは既にトップドメーヌと見なされている証なのです。 ジェノ ブーランジェール 一覧へ
Cote de Nuits Villages ジュヴレ・シャンベルタンの北、ブロション村の畑クー・ド・アレンから。 ヴィエイユ・ヴィーニュとはないものの樹齢60年になる古木。 高い標高からミネラリティが感じられ、無駄のない筋肉。 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュというとプレモー以南のソフトなワインが多い中、これは別格のクオリティです。 生産者ドゥニ バシュレDenis Bacheletワイン名コート ド ニュイ ヴィラージュCote de Nuits Villagesヴィンテージ2018容量750ml解説パーカーポイント: (89-91)点予想される飲み頃:N/AThe 2018 Côte de Nuits-Villages bursts from the glass with notes of cassis, plums, dark chocolate and rich soil tones. On the palate, it's medium to full-bodied, melting and succulent, with a textural attack that segues into a fleshy core of ripe fruit. This is an especially immediate vintage of Bachelet's Côte de Nuits-Villages, which hails from the lieu-dit Queue de Hareng in Brochon, a site that would surely have won the communal appellation had it been located in Gevrey-Chambertin.(The Wine Advocate, Jan 10, 2020) 稀少性も相まってカルト的な支持を得ている生産者 ドゥニ バシュレ Denis Bachelet ドゥニ バシュレの畑は4ヘクタール強の小さな畑です。 ぶどうの樹齢が高く、収量も多くありません。 畑での剪定は厳しく、完璧ではない果実を排除することを徹底しています。 この古木から造られるぶどうを除梗し、穏やかな抽出後、木樽に入れて熟成させます。 新樽比率はグランクリュでは30-50%、村名クラスでは30-40%ほどです。 また、果実の甘みをより効果的に引き出すことができると考え新たな樽会社のものを導入するなど樽の選別も厳密に行っています。 さらに、彼らは2014年ヴィンテージから発酵中のパンチダウンの回数を減らすことで、タンニンの抽出をより穏やかにする努力をしています。 最近ではビオディナミ農法に転換しました。 また、1つの区画において、優良クローンだけで栽培するのではなく異なる遺伝子を持つぶどうを栽培することによって、収穫時に少し柔軟性を持たせる工夫なども行っています。 フィネスと構造的なしなやかさを持つエレガントなスタイルへと、ますます進化し続ける「ドゥニ バシュレ」は稀少性も相まってカルト的な支持を得ています。 ドゥニ バシュレ 一覧へ
広いクロ・ヴージョの中でもミュジニーに隣接する畑として高い評価を得る、ブルゴ-ニュの素晴らしさが凝縮したレアな一本 シャトー・デュ・クロ・ド・ヴージョ建物の裏の畑で特級ミュジニーと壁一枚隔てた最上部の区画「アン・ミュジニー」。 ヴージョ村の特級畑クロ・ヴージョの中でも、シャンボール・ミュジニー村の特級畑ミュジニーに隣接する畑として高い評価を得ている畑です。 年間生産量は7000-8000本ほど。 チェリー、ラズベリー、マッシュルーム、カカオ、レザーなどが舞い踊るエキゾチックなアロマ。 濃厚な果実味やスパイスのニュアンス、土の匂いを感じながら長い余韻を楽しめ、ブルゴーニュの素晴らしい特徴が余すことなく融合したワインです。 グロ・フレール史上最高のクロ・ヴージョといえるでしょう。 生産者グロ フレール エ スールGros F&Sワイン名クロ ド ヴージョ グラン クリュClos de Vougeot Grand Cruヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2025 - 2035The 2021 Clos Vougeot Grand Cru offers more red fruit than the Echézeaux, a bit disjointed at the moment although it should meld together with time. The palate is medium-bodied with sappy red fruit and a fine bead of acidity. Just a slightly lactic note detracts from the delineation on the finish. Drink over the next decade.(Vinous, November 2022) ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌに新風!世代交替でナチュラルに進化 グロ フレール エ スール Gros F&S ブルゴーニュでは、「父親の財産は子の性別を問わず全員で均等に分配する」という『ナポレオン法典』の制定によって、家族が所有する畑は分割されて、同族ドメーヌが多数あります。 160年以上にわたってヴォーヌ・ロマネでワインを生産してきたグロ家もその一つです。 グロ家は、グラン・クリュであるリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーなど素晴らしい畑を所有しています。 ドメーヌの礎を築いた4代目ルイ・グロが、1951年に亡くなった後、彼の4人の子どもたち(ギュスターヴ、ジャン、フランソワ、コレット)でドメーヌ「Gros-Renaudot」を運営していましたが、フランソワが1963年に結婚した際に、ドメーヌは分割されました。 「ドメーヌ・ジャン・グロ」を設立したジャンが、1995年に引退した際、ドメーヌを解散し、畑はさらに分割されました。 現在は4つの系列ドメーヌがあり、父ジャンの下で75年からワインを造ってきた長男ミシェルは、自身の「ミシェル・グロ」を興しました。 次男ベルナールは、子供のいなかったギュスターヴとコレットが設立した「グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎ、長女アンヌ・フランソワーズは、相続した畑を持ってポマールのフランソワ・パランと結婚し、「AF-グロ」を88年に設立しています。 フランソワの娘のアンヌ(3兄弟のいとこ)は、96年に「アンヌ・グロ」を設立しました。 「グロ・フレール・エ・スール」は、7世代に続く老舗の強みを生かした素晴らしい畑を所有しています。 リシュブール、グランエシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、エシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・ショーム、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイの白と赤を造っています。 栽培はリュットレゾネを採用し、収穫量を制限することでブドウの最適な熟成を促しています。 ベルナールの息子のヴァンサンが加わり、彼が若い仲間と交流することで、ドメーヌのワインは少しずつ変化しています。 ヴァンサンは、ラルー・ビーズ・ルロワから、全房発酵やトリコタージュを教わっているアルヌー・ラショーのシャルルから技術を学んだり、ジョルジュ・ノエラのマキシムらと交流し、将来のために情報を蓄積しています。 ヴァンサンの加入以降、抽出が1900年代、2000年代と比較すると優しくなりました。 新樽比率が少なくなり、樽の焼き加減も控えめになっています。 醸造過程で亜硫酸の使用も抑え(2016と2017ヴィンテージは亜硫酸未使用)、ピュアで、ナチュラルなワインに進化しています。 グロ フレール エ スール 一覧へ
ラ・ターシュから500m。 ベルナール・グロが自ら更地を開墾して植樹した、ピュアで柔らかい質感のワインを生み出す畑。 ラ・ターシュから約500メートルほど斜面の道を上った場所に広がるこの畑は、ベルナール・グロが約25年前に入手した3.8haの更地を開墾しピノ・ノワールを2014年に密植度を高めて植樹したものです。 この脇の小道が約10キロ程離れたヴェルジィ村のサン・ヴィヴァン修道院跡まで続き、かつて修道僧がヴォーヌとの行き来に利用していた通り道であった事が名の由来。 味わいは、生き生きとしたピュアな果実味と柔らかく美しい質感が特徴で、土地の個性や気候が反映された独自の魅力を放っています。 生産者グロ フレール エ スールGros F&Sワイン名シュマン デ モワンヌ ド ヴェルジィ(ヴァン ド フランス)Chemin des Moines de Vergy (Vin de France)ヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (84-86)点予想される飲み頃:2024 - 2029The 2021 Chemin Des Moines de Vergy is pure Pinot Noir from a three-hectare parcel. The nose is a little stoic at the moment - dark berry fruit, just a touch of brown spices. The palate is medium-bodied with silky tannins, nothing complex, the one-third new oak is neatly integrated on the slightly one-dimensional finish.(Vinous, November 2022) ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌに新風!世代交替でナチュラルに進化 グロ フレール エ スール Gros F&S ブルゴーニュでは、「父親の財産は子の性別を問わず全員で均等に分配する」という『ナポレオン法典』の制定によって、家族が所有する畑は分割されて、同族ドメーヌが多数あります。 160年以上にわたってヴォーヌ・ロマネでワインを生産してきたグロ家もその一つです。 グロ家は、グラン・クリュであるリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーなど素晴らしい畑を所有しています。 ドメーヌの礎を築いた4代目ルイ・グロが、1951年に亡くなった後、彼の4人の子どもたち(ギュスターヴ、ジャン、フランソワ、コレット)でドメーヌ「Gros-Renaudot」を運営していましたが、フランソワが1963年に結婚した際に、ドメーヌは分割されました。 「ドメーヌ・ジャン・グロ」を設立したジャンが、1995年に引退した際、ドメーヌを解散し、畑はさらに分割されました。 現在は4つの系列ドメーヌがあり、父ジャンの下で75年からワインを造ってきた長男ミシェルは、自身の「ミシェル・グロ」を興しました。 次男ベルナールは、子供のいなかったギュスターヴとコレットが設立した「グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎ、長女アンヌ・フランソワーズは、相続した畑を持ってポマールのフランソワ・パランと結婚し、「AF-グロ」を88年に設立しています。 フランソワの娘のアンヌ(3兄弟のいとこ)は、96年に「アンヌ・グロ」を設立しました。 「グロ・フレール・エ・スール」は、7世代に続く老舗の強みを生かした素晴らしい畑を所有しています。 リシュブール、グランエシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、エシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・ショーム、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイの白と赤を造っています。 栽培はリュットレゾネを採用し、収穫量を制限することでブドウの最適な熟成を促しています。 ベルナールの息子のヴァンサンが加わり、彼が若い仲間と交流することで、ドメーヌのワインは少しずつ変化しています。 ヴァンサンは、ラルー・ビーズ・ルロワから、全房発酵やトリコタージュを教わっているアルヌー・ラショーのシャルルから技術を学んだり、ジョルジュ・ノエラのマキシムらと交流し、将来のために情報を蓄積しています。 ヴァンサンの加入以降、抽出が1900年代、2000年代と比較すると優しくなりました。 新樽比率が少なくなり、樽の焼き加減も控えめになっています。 醸造過程で亜硫酸の使用も抑え(2016と2017ヴィンテージは亜硫酸未使用)、ピュアで、ナチュラルなワインに進化しています。 グロ フレール エ スール 一覧へ
生産者ミシェル グロMichel Grosワイン名ニュイ サン ジョルジュ レ シャリオNuits Saint Georges Les Chaliotsヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (86-88)点予想される飲み頃:2025 - 2033The 2021 Nuits Saint-Georges Les Chaliots has a light nose that like many wines from this appellation, is missing a bit of fruit intensity. The palate is medium-bodied with pliant tannins, slightly chalky in texture, moderate weight. What I would like is more flair on the finish, but it's not that kind of vintage. Just a bit conservative.(Vinous, November 2022)
歯ごたえのある果実味と滑らかなタンニンの秀逸なバランス ジェノ ブーランジェールが手掛けるシャンボール ミュジニーは、ヴージョの境近く、シャルムの下部にあたる"レ・ナゾワール"と 村の斜面下部に位置し、国道D974に面する"レ・モンビー"のブレンドで作られます。 土壌は石灰岩で構成されていますが、小石、砂利、礫岩も少し入り混じっています。 2021年は天候の影響を受け収量が大きく減少しましたが、造られたワインはどれも秀逸で、エレガントな様相を呈しています。 ■味わいストロベリー、レッドカラント、クランベリー、スグリのような果実のアロマと、スーボワ、そしてほんの少しのグラファイトを含む、官能的なブーケを持っています。 味わいはミディアムボディで、フレッシュ感が強く、カリカリとした果実味を強く感じる一方で、タンニンは控えめで滑らかな印象です。 程よく苦いエッジと胡椒のような少しスパイシーに感じる余韻も魅力的です。 生産者ジェノ ブーランジェールGenot Boulangerワイン名シャンボール ミュジニーChambolle Musignyヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (89-91)点予想される飲み頃:2024 - 2036The 2021 Chambolle-Musigny Village, which lost 50% of the crop (less than the Côte de Beaune), has a sensual and focused bouquet with crushed strawberry, redcurrant, sous-bois and just a touch of graphite. The palate is mediumbodied with crunchy red fruit; there's a nicely bitter edge to this Chambolle with a peppery finish that doesn't outstay its welcome.(Vinous, November 2022) パリの3つ星レストランにオンリスト ジェノ ブーランジェール Genot Boulanger 素晴らしいブルゴーニュワインの造り手が紹介しつくされたコートドールで、もはや高品質なワインを生産しているドメーヌを新しく見つけ出すことは、容易なことではありません。 しかし、驚くような品質のワインを造るドメーヌが発見されることもまれにあります。 白ワインも赤ワインも一貫した輝きを持つこの「ジェノ・ブーランジェール」は、まさにみんなが待ち望んでいた素晴らしいドメーヌなのです。 ムルソーに居を構える「ジェノ・ブーランジェール」の歴史はそれほど長くありません。 ドメーヌの歴史は、パリの薬剤師シャルル・アンリ・ジェノと妻マリーの2人の生涯の夢として始まり、1974年にムルソーに移り住み、メルキュリーに畑を購入したことで実現しました。 そしてムルソー、ヴォルネイ、シャサーニュなどコート・ドールの畑を購入し、徐々にドメーヌを築き上げていったのです。 その後コート・ド・ニュイ、コルトン、アロース・コルトン・クロ・デュ・シャピートルにも進出し、1998年までに、ブルゴーニュの30アペラシオン 22haの優良畑を所有するまでになりました。 義理の息子のギョーム・ラヴォレ氏が加わり、2008年にドメーヌの経営を引き継ぎ、現在はドメーヌの4代目となっています。 ワイン造りは、手を加えないアプローチギョーム・ラヴォレ氏は当初から、「偉大なブルゴーニュのテロワールの複雑さと繊細さを表現したワインを造る」という自分たちの使命を明確にしていました。 そこで彼らは、ブドウ栽培と土壌の健全性に注目し品質向上のために、有機農法への転換やビオディナミの実験を行いながら、丹精込めて取り組んでいます。 小規模な畑で馬による耕作を導入しており、かなりいい成果が表れているようです。 2018年にはAB(アグリキュルチュール・ビオロジック)の認証を取得しました。 彼らの哲学は「ブドウ畑で最大限の作業を行い、キュヴェへの介入を最小限に抑える」というもので、セラーでは、人間の介入はできるだけ抑えることを心がけています。 自分たちが手を加えるのではなく、比類のないテロワールを表現し、ブルゴーニュの素晴らしい気候のすべての資質を引き出す努力をしています。 彼らの努力で、バランスの取れたワインを造ることであり、若いうちから手に入りやすく、さらに4?5年の熟成期間を経て、別の次元のワインに生まれ変わる・・・そんなワインを造りだしているのです。 収穫はすべて手摘みで行われます。 収穫後、白ワインは房ごと圧搾し、軽く沈殿させた後、オーク樽に入れて発酵と熟成を行います。 土着酵母を使って発酵させています。 早期老化を防ぐために、攪拌はしていません。 12ヶ月間の熟成後、澱引きされた後、樽に移され、さらに6ヶ月間熟成が行われます。 シャルドネの豊かさとブルゴーニュのテロワールにより、丸みと緊張感を兼ね備えた白ワインが造られ、目の肥えたワイン愛好家を満足させています。 赤ワインはヴィンテージや収穫時のぶどう状態によって、全房発酵にするか除梗かを選択します。 3?4週間最小限の介入で発酵をさせます。 「ジェノ・ブーランジェール」のワインは、パリの3つ星「Kei」「ピエール・ガニェール」「ギィ・サヴォワ」、2つ星「アストランス」「ミシェル・ロスタン」などにオンリストされています。 「3つ星や2つ星の格付けのレストラン」というところがポイントです。 2020年のパリの3つ星は10軒、2つ星は15軒。 ちなみにミシュラン格付けの定義は下記のとおりです。 ★★★そのために旅行する価値のある卓越した料理★★遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理その格付けには料理だけでなくワインのセレクトも含まれますので、全てにおいて「最高」と認められたレストランにオンリストされているワインがいかに素晴らしいかお分かりいただけると思います。 これは、フランスでは既にトップドメーヌと見なされている証なのです。 ジェノ ブーランジェール 一覧へ
ラ・ターシュから500m。 ベルナール・グロが自ら更地を開墾して植樹した、ピュアで柔らかい質感のワインを生み出す畑。 ラ・ターシュから約500メートルほど斜面の道を上った場所に広がるこの畑は、ベルナール・グロが約25年前に入手した3.8haの更地を開墾しピノ・ノワールを2014年に密植度を高めて植樹したものです。 この脇の小道が約10キロ程離れたヴェルジィ村のサン・ヴィヴァン修道院跡まで続き、かつて修道僧がヴォーヌとの行き来に利用していた通り道であった事が名の由来。 味わいは、生き生きとしたピュアな果実味と柔らかく美しい質感が特徴で、土地の個性や気候が反映された独自の魅力を放っています。 生産者グロ フレール エ スールGros F&Sワイン名シュマン デ モワンヌ ド ヴェルジィ(ヴァン ド フランス)Chemin des Moines de Vergy (Vin de France)ヴィンテージ2021容量750ml解説ヴィノス: (84-86)点予想される飲み頃:2024 - 2029The 2021 Chemin Des Moines de Vergy is pure Pinot Noir from a three-hectare parcel. The nose is a little stoic at the moment - dark berry fruit, just a touch of brown spices. The palate is medium-bodied with silky tannins, nothing complex, the one-third new oak is neatly integrated on the slightly one-dimensional finish.(Vinous, November 2022) ヴォーヌ・ロマネ名門ドメーヌに新風!世代交替でナチュラルに進化 グロ フレール エ スール Gros F&S ブルゴーニュでは、「父親の財産は子の性別を問わず全員で均等に分配する」という『ナポレオン法典』の制定によって、家族が所有する畑は分割されて、同族ドメーヌが多数あります。 160年以上にわたってヴォーヌ・ロマネでワインを生産してきたグロ家もその一つです。 グロ家は、グラン・クリュであるリシュブール、クロ・ド・ヴージョ、グラン・エシェゾー、エシェゾーなど素晴らしい畑を所有しています。 ドメーヌの礎を築いた4代目ルイ・グロが、1951年に亡くなった後、彼の4人の子どもたち(ギュスターヴ、ジャン、フランソワ、コレット)でドメーヌ「Gros-Renaudot」を運営していましたが、フランソワが1963年に結婚した際に、ドメーヌは分割されました。 「ドメーヌ・ジャン・グロ」を設立したジャンが、1995年に引退した際、ドメーヌを解散し、畑はさらに分割されました。 現在は4つの系列ドメーヌがあり、父ジャンの下で75年からワインを造ってきた長男ミシェルは、自身の「ミシェル・グロ」を興しました。 次男ベルナールは、子供のいなかったギュスターヴとコレットが設立した「グロ・フレール・エ・スール」を引き継ぎ、長女アンヌ・フランソワーズは、相続した畑を持ってポマールのフランソワ・パランと結婚し、「AF-グロ」を88年に設立しています。 フランソワの娘のアンヌ(3兄弟のいとこ)は、96年に「アンヌ・グロ」を設立しました。 「グロ・フレール・エ・スール」は、7世代に続く老舗の強みを生かした素晴らしい畑を所有しています。 リシュブール、グランエシェゾー、クロ・ヴージョ・ミュジニー、エシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ・レ・ショーム、ヴォーヌ・ロマネ・プルミエクリュ、ヴォーヌ・ロマネ、オート・コート・ド・ニュイの白と赤を造っています。 栽培はリュットレゾネを採用し、収穫量を制限することでブドウの最適な熟成を促しています。 ベルナールの息子のヴァンサンが加わり、彼が若い仲間と交流することで、ドメーヌのワインは少しずつ変化しています。 ヴァンサンは、ラルー・ビーズ・ルロワから、全房発酵やトリコタージュを教わっているアルヌー・ラショーのシャルルから技術を学んだり、ジョルジュ・ノエラのマキシムらと交流し、将来のために情報を蓄積しています。 ヴァンサンの加入以降、抽出が1900年代、2000年代と比較すると優しくなりました。 新樽比率が少なくなり、樽の焼き加減も控えめになっています。 醸造過程で亜硫酸の使用も抑え(2016と2017ヴィンテージは亜硫酸未使用)、ピュアで、ナチュラルなワインに進化しています。 グロ フレール エ スール 一覧へ
南側にリシュブール、北側にエシェゾーという偉大なグラン・クリュに挟まれた絶好の立地の一級畑 偉大なテロワールが表現された、豊満なカシスとブラックチェリーの香り、しなやかなタンニンが特徴的なスペシャルキュヴェ。 他の生産者のレ・ボーモンと比べるとかなりお買い得な価格です。 生産者ロッシュ ド ベレーヌRoche de Belleneワイン名ヴォーヌ ロマネ レ ボーモンVosne Romanee Les Beaux Montsヴィンテージ2019容量750ml解説ヴィノス: (90-92)点予想される飲み頃:2023 - 2033The 2019 Vosne-Romanée Beaux Monts 1er Cru has a brash, decadent bouquet of intense cassis and black cherry aromas that slightly occlude the terroir expression. The palate is medium-bodied with supple tannins and shows a little more restraint than the nose, although I do still find the finish a little high-octane for a Beaux Monts.(Vinous, October 2020) 古木を重視し、テロワールを反映した自然でピュアなワイン造り ロッシュ ド ベレーヌ Roche de Bellene 1996年にネゴシアン「メゾン・ニコラ・ポテル」を創立し、ヴィニュロン目線の新世代ネゴシアンとして一躍脚光を浴びるも2009年に当時の親会社、コタン・フレール社と決別。 自らの名前を冠した会社を去ったニコラ・ポテルは現在ボーヌ市内に入手した16世紀建立の古いセラーを改築し、そこを拠点に自社畑のぶどうを用いた「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」とネゴシアン部門「メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ」を運営。 ベレーヌとはガリアの太陽神Belenosベレノスに由来しており、ボーヌ市の古い呼称。 ロッシュ・ド・ベレーヌでは従来のメゾン・ニコラ・ポテル時代よりぶどうの供給を受けていた栽培農家とドメーヌとの関係の多くをそのまま引き継いでおり、古木を重視し、テロワールを反映した自然でピュアなワイン造りを変わらず実践。 ワインはいかなる場合も補糖、補酸等を一切行わず、ヴィエイユ・ヴィーニュ表記をする場合は平均樹齢が50年以上としている。 ロッシュ ド ベレーヌ 一覧へ
生産者スケアクロウScarecrowワイン名カベルネ ソーヴィニヨンCabernet Sauvignonヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: 98+点予想される飲み頃:2025 - 2040The 2021 Scarecrow is 100% Cabernet Sauvignon from a vineyard on the western edge of Rutherford, nestled back against the Mayacamas range. Boasting a fabulous nose of deep, dark, black cherries and earthy-spicy notes accented by a touch of mocha-like oak, this full-bodied wine is ripe, rich and velvety. There's ample density and concentration, but the wine still retains a sense of freshness on the long, elegant finish.(The Wine Advocate, Feb 01, 2024) ラザフォードで生まれた伝説のワイン スケアクロウ Scarecrow スケアクロウはラザフォード最上級のワイナリーが醸し出す、愛好家垂涎のカルトワインです。 評価誌では度々100点満点を獲得しており伝説的な傑作キュヴェとなっています。 スケアクロウが生まれたJ.J.コーン・エステートは、19世紀末にナパ・ヴァレーの1,000エーカー以上の土地に植えられていたイングルヌックのワインメーカー、グスタフ・ニーバウムの伝説的な葡萄畑に隣接しています。 スケアクロウ 一覧へ
生産者ユベール リニエHubert Lignierワイン名シャンボール ミュジニー プルミエ クリュ レ ボードChambolle Musigny 1er Cru Les Baudesヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (90-92)点予想される飲み頃:N/AThe 2021 Chambolle-Musigny 1er Cru Les Baudes wafts from the glass with aromas of cherries, red berries and plums mingled with mint and spices. Medium to full-bodied, ample and fleshy, it's a supple, sensual wine that privileges charm and finesse.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023)
生産者ユベール リニエHubert Lignierワイン名モレ サン ドニ プルミエ クリュ ヴィエイユ ヴィーニュMorey Saint Denis 1er Cru Vieilles Vignesヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (91-93)点予想される飲み頃:N/AAlways one of the highlights of the range chez Lignier, the 2021 Morey-Saint-Denis 1er Cru Vieilles Vignes is lovely, offering up aromas of dark berries and plums mingled with hints of licorice, mint and baking spices. Medium to full-bodied, layered and concentrated, with powdery tannins, lively acids and a long, sapid finish, it's one 2021 that's built for the cellar.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023)
Gevrey Chambertin Vieilles Vignes デレ、シルヴィー、ジュスティス、ジュヌ・ロワからなる村名ジュヴレ・シャンベルタン。 このワインも樹齢80年になるヴィエイユ・ヴィーニュである。 房も実も小さく、自然に凝縮したワインが生まれる。 これぞジュヴレというがっしりしたストラクチャーだが、完熟した果実味がタンニンをオブラートのように包み込み、喉越しは滑らか。 古樹のブドウが生みだす緻密なストラクチャーと凝縮感が魅力の洗練キュヴェ チェリー、ラズベリー、スパイス、甘草のアロマが特徴で、ミディアムからフルボディで深みと凝縮感があります。 ヴェルヴェットのようなタンニンと生き生きとした酸、エレガントで滑らかな輪郭を持ちます。 生産者ドゥニ バシュレDenis Bacheletワイン名ジュヴレ シャンベルタン ヴィエイユ ヴィーニュGevrey Chambertin Vieilles Vignesヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (90-91)点予想される飲み頃:N/AIncorporating the domaine's holdings in Les Evocelles once again due to low yields, Bachelet's 2021 Gevrey-Chambertin Vieilles Vignes bursts with scents of raspberries, peonies, plums, orange zest and sweet spices. Medium to full-bodied, fleshy and vibrant, with melting tannins and an enveloping core of fruit, it's a pretty classic in the making.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023) 稀少性も相まってカルト的な支持を得ている生産者 ドゥニ バシュレ Denis Bachelet ドゥニ バシュレの畑は4ヘクタール強の小さな畑です。 ぶどうの樹齢が高く、収量も多くありません。 畑での剪定は厳しく、完璧ではない果実を排除することを徹底しています。 この古木から造られるぶどうを除梗し、穏やかな抽出後、木樽に入れて熟成させます。 新樽比率はグランクリュでは30-50%、村名クラスでは30-40%ほどです。 また、果実の甘みをより効果的に引き出すことができると考え新たな樽会社のものを導入するなど樽の選別も厳密に行っています。 さらに、彼らは2014年ヴィンテージから発酵中のパンチダウンの回数を減らすことで、タンニンの抽出をより穏やかにする努力をしています。 最近ではビオディナミ農法に転換しました。 また、1つの区画において、優良クローンだけで栽培するのではなく異なる遺伝子を持つぶどうを栽培することによって、収穫時に少し柔軟性を持たせる工夫なども行っています。 フィネスと構造的なしなやかさを持つエレガントなスタイルへと、ますます進化し続ける「ドゥニ バシュレ」は稀少性も相まってカルト的な支持を得ています。 ドゥニ バシュレ 一覧へ
生産者ブリュノ クレールBruno Clairワイン名マルサネ レ グラス テットMarsannay Les Grasses Tetesヴィンテージ2021容量750ml解説パーカーポイント: (89-91)点予想される飲み頃:N/AThe 2021 Marsannay Les Grasses Têtes is the most muscular, structured of the Clair Marsannays, exhibiting aromas of spices, sweet berries and petals, followed by a medium to full-bodied, fleshy palate underpinned by plenty of sweet, powdery tannin.(The Wine Advocate, Feb 01, 2023)
生産者テヌータ サン グイド(サッシカイア)Tenuta San Guido(Sassicaia)ワイン名サッシカイアSassicaiaヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2024 - 2042The Tenuta San Guido 2020 Bolgheri Sassicaia speaks to those who seek a more voluptuous, opulent and, ultimately, more accessible wine. This vintage is a precise reflection of Coastal Tuscany, as opposed to a more generic "Tuscan" wine from elsewhere in this large central Italian region. You taste the ripeness and soft fruit weight that comes from a coastal appellation with especially bright luminosity and warm Mediterranean offshore breezes. Sassicaia from the cool vintages is a famously reticent or withholding wine in its earliest years, requiring a long lead time before it eases into an ideal drinking window. That's definitely not the case here. This wine is beautiful and compelling straight out of the gate, showing a lovely mix of dark fruit, oak spice, balanced freshness, textural richness, soft tannins and an expertly contained 14% alcohol content. The wine's immediate character is what distinguishes this vintage, and I wouldn't get too fussed by exaggerated cellar-aging ambitions. The wine awards sheer pleasure in its current form, with dazzling primary fruit and soaring intensity over the near and medium term.(The Wine Advocate, Jan 06, 2023)
生産者テヌータ サン グイド(サッシカイア)Tenuta San Guido(Sassicaia)ワイン名サッシカイアSassicaiaヴィンテージ2020容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2024 - 2042The Tenuta San Guido 2020 Bolgheri Sassicaia speaks to those who seek a more voluptuous, opulent and, ultimately, more accessible wine. This vintage is a precise reflection of Coastal Tuscany, as opposed to a more generic "Tuscan" wine from elsewhere in this large central Italian region. You taste the ripeness and soft fruit weight that comes from a coastal appellation with especially bright luminosity and warm Mediterranean offshore breezes. Sassicaia from the cool vintages is a famously reticent or withholding wine in its earliest years, requiring a long lead time before it eases into an ideal drinking window. That's definitely not the case here. This wine is beautiful and compelling straight out of the gate, showing a lovely mix of dark fruit, oak spice, balanced freshness, textural richness, soft tannins and an expertly contained 14% alcohol content. The wine's immediate character is what distinguishes this vintage, and I wouldn't get too fussed by exaggerated cellar-aging ambitions. The wine awards sheer pleasure in its current form, with dazzling primary fruit and soaring intensity over the near and medium term.(The Wine Advocate, Jan 06, 2023)