ヴォルネイ1の銘醸地クロデ シェーヌよりも深みがあると絶賛された名匠ラフォンによるヴォルネイ シャンパン 例年にも増して非常にエレガントな味わいとなっており、マルベリー、スミレの花びら、スーボワ、ダークチェリーなどの香りが感じられ、同じくヴォルネイの銘醸地クロ デ シェーヌよりも深みがあると評価されるほどです。 ミディアムからフルボディ、層状の包み込むような味わいで、しなやかなタンニンと芳醇な果実味を感じます。 フィニッシュに向けてわずかに海洋のニュアンスとチョーキーなテクスチャーを示すことも本ヴィンテージの特徴的な点です。 生産者コント ラフォンComtes Lafonワイン名ヴォルネイ プルミエ クリュ シャンパンVolnay 1er Cru Champansヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: (90 - 92)点予想される飲み頃:NAThe 2019 Volnay 1er Cru Champans is also very elegant this year, but its deeper-pitched than the more red-fruited Clos des Chênes, bursting with scents of dark berries, petals and spices. Medium to full-bodied, layered and enveloping, its supple and refined, with powdery tannins and a pretty core of fruit.(January 2021 Week 2, The Wine Advocate, 15th Jan 2021) ムルソーの偉大な巨匠 コント ラフォン Comtes Lafon ブルゴーニュ白ワインのトップ生産者「コント・ラフォン」。 本拠地ムルソーに多くの銘醸畑を所有しています。 コント・ラフォンの名声は目を見張るほど素晴らしく、その白ワインによって名声は世界中に鳴り響いています。 ラフォンが白ワインのトップ生産者の地位を築いたのは先代のルネ・ラフォンの時代。 1985年からは現当主4代目のドミニク・ラフォンが経営を引き継ぎ現在に至っています。 ドミニク氏は有機栽培への移行を進め、1998年には認証を得ています。 そして2000年代には改革を推進し、これまでのムルソーの基準を全て覆す程にエレガントで凝縮された、ミネラルの豊富なワインを生み出すドメーヌとなりました。 彼らが手掛けるワインは、白はもちろん、赤も高い評価を受けています。 コント ラフォン 一覧へ
DRCの中で最もお買い得 ロバート・パーカーがかねてらから力説してきたように、DRCの中で最もお買い得なのがグラン・エシェゾーです。 熟成力という点では、ラ・ターシュをしのいで、ドメーヌの中で最長と、オベール・ド・ヴィレーヌが語っています。 力強く、しっかりしたストラクチャーがあり、深みのある男性的な味わいです。 栽培面積は3.52ヘクタール。 全体の40%を占める最大の所有者です。 グラン・エシェゾーには14の農家がいますが、ここでもDRCは独壇場です。 畑の東側はクロ・ド・ヴージョの最も高い区画に接し、西側はエシェゾーに接しています。 北にはミュジニーがあります。 ブルゴーニュの評論家アレン・メドウズは、平均的なグラン・エシェゾーは平均的なクロ・ド・ヴージョを上回ると評しています。 グラン・エシェゾーのトップに立つDRCのエシェゾーが、クロ・ド・ヴージョのトップクラスのドメーヌより優れているのは当然でしょう。 グラン・エシェゾーはラ・ターシュやロマネ・サン・ヴィヴァンと同じ香りの枠組みを持っていて、リシュブールともよく似ているが、アジアのスパイスの香りに欠けるというのが、メドウズの評価です。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名グラン エシェゾーGrands Echezeauxヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2029 - 2065The 2019 Grands Échézeaux Grand Cru is more reserved than the Échézeaux, even if it's far from forbidding. Mingling aromas of blackberries and raspberries with notions of exotic spices, orange rind, smoked duck and forest floor, it's full-bodied, rich and concentrated, with broad structural shoulders supplied by ripe, powdery tannins. Layered and muscular, it's remarkably seamless and integrated at this early stage, concluding with a long, sapid finish.(January 2022 Week 3, The Wine Advocate, 21st Jan 2022) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
Colgin IX Estate Red Wine コルギンのフラッグシップ。 力強さとフィネスに魅了されるような1本で、まさに「パーフェクトワイン」と呼ぶに相応しい素晴らしいワインです。 物思いにふけりたくなるような、示唆に富んだ魅惑的なワイン 鉄鉱石、耕した土、トリュフなどの土とミネラルの香りに、熟した赤と黒のカシス、キルシュ、四川胡椒のニュアンスが感じられる味わいは、フルボディでしっかりとした粒状のタンニンと爽快なフレッシュさが、張りのある筋肉質な果実を支える磐石な骨格を保っています。 ミネラルと香ばしいアクセントは、壮大なフィニッシュまで長く続く。 物思いにふけりたくなるような、示唆に富んだ魅惑的なワインです。 生産者コルギンColginワイン名ナンバー ナイン エステートIX Estateヴィンテージ2018容量750ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2024 - 2064The 2018 IX Estate is a blend of 77% Cabernet Sauvignon, 14% Cabernet Franc, 8% Merlot and 1% Petit Verdot. Very deep purple-black colored, it needs a little coaxing to reveal earth and mineral scents of iron ore, tilled soil, forest floor and truffles with ripe red and black currants, kirsch, Black Forest cake and mulberries plus nuances of tar, lilacs and Sichuan pepper. Full-bodied and built like a brick house, the palate has a rock-solid frame of firm, grainy tannins and exhilarating freshness supporting the taut, muscular fruit. Mineral and savory accents linger long into the epic finish. A thought-provoking, pensive, mesmerizing wine.(End of November 2020, The Wine Advocate, 1st Dec 2020) ロバート・パーカー氏が「ブドウ栽培の理想郷に近い」と高評価 コルギン Colgin 美術商だったアン・コルギンが1992年に始めたこのワイナリーは、瞬く間にナパで最も優れた生産者のひとつとなりました。 ワイン醸造は、当初はヘレン・ターリーが担当していましたが、1999年からはマーク・オーベールが担当しています。 ボルドーブレンドの生産に最適な素晴らしい土地で栽培されており、低収量でテロワールを非常によく反映した気品ある洗練されたワインです。 ロバート・パーカー氏がコルギンのIXエステートを 「今まで見た中で最もブドウ栽培の理想郷に近い 」と評し、何度も100点をつけています。 彼らのワイン販売方法は、小売店ではほとんど販売されず、3本または6本のロットで、レストランやワイナリーのメーリングリストに登録されている個人顧客に提供されています。 当然のことながら、このワインの評判は非常に高く、メーリングリストにはかなりの行列ができており、ワイン愛好家やコレクターの間でカルト的な人気を博しています。 コルギン一覧へ
生産者ブシャール ペール エ フィスBouchard Pere & Filsワイン名ラ ロマネLa Romaneeヴィンテージ1998容量750ml解説パーカーポイント: 87点予想される飲み頃:2015 - 2030Tasted at the La Romanée vertical at Domaine du Comte Liger-Belair. The 1998 La Romanée Grand Cru was a Bouchard Père et Fils bottling that came directly from their cellars for this tasting. It was picked on September 23. It has a dark cherry and mulberry-scented bouquet with equal fruité as the 1997, but without the same delineation or personality. The palate is medium-bodied with supple tannin, but the problem here is that the oak seems a little dominant and shaves away the complexity on the finish. It has the substance to last another 15 to 20 years, though it is lacking charm. Tasted June 2015.(Interim - July 2015, The Wine Advocate, 31st Jul 2015)
Franco 2012 カベルネ・フラン100%。 フレンチオークで24カ月熟成。 2012年は乾燥した温暖なヴィンテージ。 凝縮感のあるプラムの果実味、軽快な酸、しっとりこなれたタンニン、ガリーグの風味が調和したフローラルなワイン。 サワーチェリー、スミレ、ラベンダー、ユーカリ、グラファイトの香り。 飲み頃:Now?2033(ワイナート110号) 生産者ヴィーニャ マキVina Maquisワイン名フランコFrancoヴィンテージ2012容量750ml解説パーカーポイント: 93+点予想される飲み頃:2017 - 2020I tasted two different vintages of their top Cabernet Franc, including the warmer and riper 2012 Franco, which is from their ungrafted massale selection in the banks of the Tinguiririca River in Colchagua. Winemaking is pretty similar for all reds, with fermentation in stainless steel and 21 to 25 degrees Celsius with selected yeasts. The aging was two years in French oak barrels. It has a floral and smoky nose, very showy, with some meaty notes, too, a little à la northern Rhône. The palate shows a powerful wine, with some grainy tannins and very good length. This has a different character than the 2013, but the level of quality is very similar. 9,800 bottles produced.(230, The Wine Advocate, 28th Apr 2017) 歴史ある畑でサステイナブルなワイン造りを行う生産者 ヴィーニャ マキ Vina Maquis コルチャグア・ヴァレーのヴィーニャ・マキの畑は、18世紀にイエズス会の司祭が開墾した歴史ある場所だ。 19世紀にはふたりのチリ大統領の手にわたり、1916年から現オーナーのフルタド家が所有。 2002年に近代設備を整えたワイナリーに建て替えた。 コンサルタントは、醸造をエリック・ボワスノ、栽培をシャトー・イケムやオーパスワンを顧客にもつグザヴィエ・ショーンが務める。 マキのフラッグシップはカベルネ・フラン。 チリのカベルネ・フランといえば1994年までカルメネーレと混同されていたことで知られるが、マキでは1940年代すでにカベルネ・フランとして認識していたという。 「祖父と栽培担当者が丁寧に畑を管理していたおかげです」とリカルド・リヴァデネイラ・フルタドは語る。 畑はふたつの大きな川に挟まれていて沿岸からの涼しい風が通り道となるため、コルチャグア・ヴァレーの夏の暑さが和らぐ。 このためだろう、マキのワインはどれも暑さを感じない、花やハーブの繊細な風味に満ちている。 (ワイナート110号より)ヴィーニャ・マキではサステイナブルなワイン造りへの取り組みも行っており、「ワインズ・オブ・チリ」のサステナビリティ認証を国内で最初に取得したワイナリーの一つです。 地熱ヒートポンプを利用したエネルギー回収システムを導入する事により、エネルギー消費量を30%、ガス消費量を90%削減する事に成功しています。 この技術革新により、ヴィーニャ・マキはチリ・イギリス商工会議所の2013年イノベーション賞を受賞しています。 また、2600頭もの羊を飼育しており、冬から春にかけての雑草駆除などに役立てています。 ヴィーニャ マキ 一覧へ
Franco 2012 カベルネ・フラン100%。 フレンチオークで24カ月熟成。 2012年は乾燥した温暖なヴィンテージ。 凝縮感のあるプラムの果実味、軽快な酸、しっとりこなれたタンニン、ガリーグの風味が調和したフローラルなワイン。 サワーチェリー、スミレ、ラベンダー、ユーカリ、グラファイトの香り。 飲み頃:Now?2033(ワイナート110号) 生産者ヴィーニャ マキVina Maquisワイン名フランコFrancoヴィンテージ2012容量750ml解説パーカーポイント: 93+点予想される飲み頃:2017 - 2020I tasted two different vintages of their top Cabernet Franc, including the warmer and riper 2012 Franco, which is from their ungrafted massale selection in the banks of the Tinguiririca River in Colchagua. Winemaking is pretty similar for all reds, with fermentation in stainless steel and 21 to 25 degrees Celsius with selected yeasts. The aging was two years in French oak barrels. It has a floral and smoky nose, very showy, with some meaty notes, too, a little à la northern Rhône. The palate shows a powerful wine, with some grainy tannins and very good length. This has a different character than the 2013, but the level of quality is very similar. 9,800 bottles produced.(230, The Wine Advocate, 28th Apr 2017) 歴史ある畑でサステイナブルなワイン造りを行う生産者 ヴィーニャ マキ Vina Maquis コルチャグア・ヴァレーのヴィーニャ・マキの畑は、18世紀にイエズス会の司祭が開墾した歴史ある場所だ。 19世紀にはふたりのチリ大統領の手にわたり、1916年から現オーナーのフルタド家が所有。 2002年に近代設備を整えたワイナリーに建て替えた。 コンサルタントは、醸造をエリック・ボワスノ、栽培をシャトー・イケムやオーパスワンを顧客にもつグザヴィエ・ショーンが務める。 マキのフラッグシップはカベルネ・フラン。 チリのカベルネ・フランといえば1994年までカルメネーレと混同されていたことで知られるが、マキでは1940年代すでにカベルネ・フランとして認識していたという。 「祖父と栽培担当者が丁寧に畑を管理していたおかげです」とリカルド・リヴァデネイラ・フルタドは語る。 畑はふたつの大きな川に挟まれていて沿岸からの涼しい風が通り道となるため、コルチャグア・ヴァレーの夏の暑さが和らぐ。 このためだろう、マキのワインはどれも暑さを感じない、花やハーブの繊細な風味に満ちている。 (ワイナート110号より)ヴィーニャ・マキではサステイナブルなワイン造りへの取り組みも行っており、「ワインズ・オブ・チリ」のサステナビリティ認証を国内で最初に取得したワイナリーの一つです。 地熱ヒートポンプを利用したエネルギー回収システムを導入する事により、エネルギー消費量を30%、ガス消費量を90%削減する事に成功しています。 この技術革新により、ヴィーニャ・マキはチリ・イギリス商工会議所の2013年イノベーション賞を受賞しています。 また、2600頭もの羊を飼育しており、冬から春にかけての雑草駆除などに役立てています。 ヴィーニャ マキ 一覧へ
生産者ドメーヌ ポワゾDomaine Poisotワイン名ロマネ サン ヴィヴァンRomanee St.Vivantヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: (91 - 93)+点予想される飲み頃:NAThe 2019 Romanée-Saint-Vivant Grand Cru exhibits scents of sweet red berries, spices, rose petals, loamy soil and creamy new oak. Medium to full-bodied, with a rich core of fruit, lively acids and ripe structuring tannins, it's the amplest and most powerful wine in Poisot's range.(January 2021 Week 2, The Wine Advocate, 15th Jan 2021)
コント・ラフォンらしいエレガントさと熟成のポテンシャルを秘めたヴォルネイ1級 2017 ヴォルネイ サントノ デュ ミリュは、熟したチェリーやブルーベリー、カシス、スミレやバラの花びら、オレンジの皮、そして香ばしい新樽の巧みなタッチの香りがグラスいっぱいに広がります。 味わいはミディアムからフルボディ、豊満で肉厚で、とろけるようなタンニン、ジューシーな酸、魅力的でしなやかな輪郭を持ち、わずかに感じるペッパーのニュアンスと、ワイルドストロベリーの長い余韻が非常に印象的です。 飲み頃は2022年?2040年で、現段階でも非常に飲みやすいですが、熟成にも十分耐えうるポテンシャルを秘めています。 生産者コント ラフォンComtes Lafonワイン名ヴォルネイ プルミエ クリュ サントノ デュ ミリュVolnay 1er Cru Santenots du Milieuヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2022 - 2040The 2017 Volnay 1er Cru Les Santenots-du-Milieu confirms its strong showing from barrel, soaring from the glass with scents of ripe cherries, red berries, rose petals, orange rind and a deft touch of toasty new oak. On the palate, its medium to full-bodied, ample and fleshy, with melting tannins, succulent acids and a charming, supple profile that makes it hard to resist.(January 2020 Week 2, The Wine Advocate, 10th Jan 2020) ムルソーの偉大な巨匠 コント ラフォン Comtes Lafon ブルゴーニュ白ワインのトップ生産者「コント・ラフォン」。 本拠地ムルソーに多くの銘醸畑を所有しています。 コント・ラフォンの名声は目を見張るほど素晴らしく、その白ワインによって名声は世界中に鳴り響いています。 ラフォンが白ワインのトップ生産者の地位を築いたのは先代のルネ・ラフォンの時代。 1985年からは現当主4代目のドミニク・ラフォンが経営を引き継ぎ現在に至っています。 ドミニク氏は有機栽培への移行を進め、1998年には認証を得ています。 そして2000年代には改革を推進し、これまでのムルソーの基準を全て覆す程にエレガントで凝縮された、ミネラルの豊富なワインを生み出すドメーヌとなりました。 彼らが手掛けるワインは、白はもちろん、赤も高い評価を受けています。 コント ラフォン 一覧へ
生産者キスラーKistlerワイン名ピノ ノワール キュヴェ ナタリー シルバー ベルトPinot Noir Cuvee Natalie Silver Beltヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2020 - 2030Medium ruby-purple, the 2017 Pinot Noir Cuvée Natalie Silver Belt Vineyard, from red volcanic soils with patches of iron oxide, has a beautiful perfume of charcuterie, gravel dust, dried rose petals and potpourri with touches of peppercorn and tea leaves over blackberries, black cherries, cranberries and dried red cherries. Its light to medium-bodied and elegant, offering intense flavor layers of spicy, amaro-tinged fruits with a soft frame of finely woven tannins and juicy freshness, finishing very long and flavorful.(December 2019 Week 3, The Wine Advocate, 20th Dec 2019) 愛好家垂涎のキュヴェを生産 キスラー Kistler キスラー・ヴィンヤーズは、スティーヴ・キスラー氏を中心とするファミリーによって、1978年に創設されたワイナリーです。 UCデイヴィスで学んだキスラーと、UCバークレーで学び化学研究者となったマーク・ビクスラーの2人が、ブルゴーニュに負けないシャルドネを造り、「カリフォルニアのシャルドネの帝王」の座に君臨しています。 ロバート・パーカーをはじめ、アメリカの多くの評論家から称賛されています。 パーカーは「厳正評価 世界のワイン」の中で、ブルゴーニュの頂点に立つコシュ・デュリがキスラーとマーカッシンを熱愛しているエピソードを紹介しています。 「非常に熟して、しっかりした構造を持っている。 喜びをもたらすワイン」と手放しで褒めたそうです。 ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する品質当初から、キスラー・ヴィンヤーズの指標はブルゴーニュの白ワインでした。 シャルドネの古典的な風味とアロマを育むために単一畑のブドウを使うことに専心し、現在では10ヵ所以上に所有する自社畑から、ブルゴーニュに倣い畑の名を冠してリリースされるワインは、ときに「ブルゴーニュのグラン・クリュをも凌駕する」とまで言われる品質を備えています。 完全でゆっくりとしたマロラティック発酵が極上の品質を生む全てのワインは、完全でゆっくりとしたマロラティック発酵を経ており、その後澱引きをしてから沈殿タンクに移されて、濾過せず瓶詰されます。 何一つ急いで行われることはありません。 ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいキスラーの造るワインは、信じられないほどの液化したミネラルと偉大な構造、そして類ない純粋さを併せ持ちます。 近年はよりテロワールを表現すべく、樽の影響を控え、ブドウ本来の味わいにフォーカスを当てた造りにシフトし、洗練されたミネラルと酸を基盤に、抜群のバランスで全体をまとめ上げた、ブルゴーニュに通ずるフィネスやエレガンスが際立つ味わいになっています。 キスラー 一覧へ
生産者シャトー マルゴーChateau Margauxヴィンテージ2001容量750ml解説パーカーポイント: 94点予想される飲み頃:2018 - 2045The 2001 Chateau Margaux continues to evolve in impressive fashion. The nose feels sensual, veering towards red rather than black fruit, with disarming purity and perhaps showing more floral/violet character than the 1999. Both display tremendous precision and delineation. The palate is medium-bodied, edgy and tensile with crisp acidity, so fresh and vital in the mouth. Tasted next to the 1996 Château Margaux, it is clear to see that the 2001 is several steps behind, yet the way it fans out with such confidence and brio on the finish assures that this has a prosperous future. Tasted May 2016.(227, The Wine Advocate, 29th Oct 2016) ボルドーの宝石 シャトー マルゴー Chateau Margaux 香りから口当たり、味わい、そのすべてがエレガントで繊細です。 19世紀後半のベト病や世界恐慌などにより、一時品質を落としてしまいますが、1977年にアンドレ・メンツェロプロスが所有してからは、醸造学者エミール・ペイノーをコンサルタントとして招き、ブドウの栽培方法や樽による熟成の見直しを行うなどの改革を行いました。 そうして再び名声を取り戻し、コリーヌが引き継いだ後もさらなる成長を遂げています。 シャトーでは有機栽培が採用されており、2012年からグランヴァンの畑はすべてビオロジックで栽培をしています。 シャトー マルゴー 一覧へ
DRCの中で最もお買い得 ロバート・パーカーがかねてらから力説してきたように、DRCの中で最もお買い得なのがグラン・エシェゾーです。 熟成力という点では、ラ・ターシュをしのいで、ドメーヌの中で最長と、オベール・ド・ヴィレーヌが語っています。 力強く、しっかりしたストラクチャーがあり、深みのある男性的な味わいです。 栽培面積は3.52ヘクタール。 全体の40%を占める最大の所有者です。 グラン・エシェゾーには14の農家がいますが、ここでもDRCは独壇場です。 畑の東側はクロ・ド・ヴージョの最も高い区画に接し、西側はエシェゾーに接しています。 北にはミュジニーがあります。 ブルゴーニュの評論家アレン・メドウズは、平均的なグラン・エシェゾーは平均的なクロ・ド・ヴージョを上回ると評しています。 グラン・エシェゾーのトップに立つDRCのエシェゾーが、クロ・ド・ヴージョのトップクラスのドメーヌより優れているのは当然でしょう。 グラン・エシェゾーはラ・ターシュやロマネ・サン・ヴィヴァンと同じ香りの枠組みを持っていて、リシュブールともよく似ているが、アジアのスパイスの香りに欠けるというのが、メドウズの評価です。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名グラン エシェゾーGrands Echezeauxヴィンテージ2019容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2029 - 2065The 2019 Grands Échézeaux Grand Cru is more reserved than the Échézeaux, even if it's far from forbidding. Mingling aromas of blackberries and raspberries with notions of exotic spices, orange rind, smoked duck and forest floor, it's full-bodied, rich and concentrated, with broad structural shoulders supplied by ripe, powdery tannins. Layered and muscular, it's remarkably seamless and integrated at this early stage, concluding with a long, sapid finish.(January 2022 Week 3, The Wine Advocate, 21st Jan 2022) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
Chateau Haut-Brion 2018 バラの油やキルシュの強烈なノートから、シナモンスティック、トリュフの香りへと移っていきます。 ミディアムからフルボディ。 レッドベリーやエキゾチックなスパイスの層、豪勢な骨格と継ぎ目のないフレッシュさがあり、アーシーでミネラル感溢れる、素晴らしく長いフィニッシュへと続きます。 メルロー49.4%、カベルネ・ソーヴィニヨン38.7%、カベルネ・フラン11.9%。 40年以上の長期熟成のポテンシャルを秘めた偉大なオー・ブリオンです。 生産者シャトー オー ブリオンChateau Haut-Brionヴィンテージ2018容量750ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2028 - 2068The 2018 Haut-Brion is composed of 49.4% Merlot, 38.7% Cabernet Sauvignon and 11.9% Cabernet Franc. Deep garnet-purple in color, the wine needs a lot of swirling before it begins to release a whole complex melody of notes, one at a time to begin: tilled earth, followed by pronounced licorice, then crushed rocks, then the preserved plums. Eventually, it all comes together into a fascinating crescendo of intense crème de cassis, rose oil, wild blueberries and kirsch notes, giving way to quiet, persistent leitmotif scents of cinnamon stick, truffles and redcurrant jelly. The medium to full-bodied palate delivers all this and more, revealing tightly wound black fruit, red berry and exotic spice layers within a solid, wonderfully plush frame and seamless freshness, finishing with epic length and loads of earth and mineral sparks. This is a profound, highly intellectual, multilayered baby, which will require a good 7-8 years to begin to sing its incredible song, then should cellar a further 40 years at least. By way of reference, think 1989 with more restraint and even greater purity.(End of March 2021, The Wine Advocate, 1st Apr 2021) グラーヴ地区唯一の1級 シャトー オー ブリオン Chateau Haut-Brion 5大シャトーの中で唯一グラーヴ地区からメドック1級に格付けされているシャトー・オー・ブリオン。 シャトーには500年以上の歴史があり、創始者であるジャン・ドゥ・ポンタック以降、数々のオーナーの手に渡るなかで、シャトーは限りない発展を遂げてきました。 1934年にアメリカのディロン家が所有してからは、最先端の技術が採用され、より品質を高めています。 エレガントで香り高く、柔らかみがあるため、他の5大シャトーに比べて親しみやすいスタイルです。 シャトー オー ブリオン 一覧へ
ブルゴーニュのスーパースターが作る隠れ名品 スモーキーなプラム、生のカカオ、イチゴ、ハーブの香りと、新樽の微妙なフレームが特徴です。 全房発酵が行われ、ミディアムからフルボディに優しいタンニンが心地よいです。 生産者アルノー アントArnaud Enteワイン名ヴォルネイ プルミエ クリュ サントノ デュ ミリュVolnay 1er Cru Santenots du Milieuヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: (86 - 88)点予想される飲み頃:NAAromas of smoky plums, raw cocoa, strawberries, herbs and a subtle framing of new oak introduce the 2017 Volnay 1er Cru Les Santenots-du-Milieu, which is medium to full-bodied, ample and open-knit, with light back-end tannin and a profile thats strongly marked by whole-cluster vinification.(Interim January 2019 Week 1, The Wine Advocate, 5th Jan 2019) 今やコシュ・デュリ以上に入手困難なブルゴーニュの白ワイン アルノー アント Arnaud Ente コシュ・デュリで働いていたアルノー・アントは、1992年にワイン農家である義父の勧めでワイン造りを始めるようになります。 彼のスタイルは、90年代には果実を最大限に熟した状態で摘み取っていましたが、 現在では、摘み取り時期を早めるなどして、フレッシュさとミネラル感のあるスタイルへと進化しています。 現在、夫妻と2人の従業員が4ヘクタールのポートフォリオを管理しており、その中には、アン・ロルモー、小区画のプティ・シャロン、プルミエ・クリュのグット・ドール、ピュリニー・モンラッシェのルフェールなどの所有地が含まれています。 エステートの大部分を占めるアン・ロルモーのブドウの木からは、3つのワイン(ラ・セーヴ・デュ・クロ、クロ・デ・ザンブル、ヴィラージュ)が生産されています。 畑はビオディナミで管理されており、ワインは無濾過でリリースされています。 新樽20%の450リットル、600リットルの樽で、12か月間の熟成後に、ステンレスタンクで6か月間熟成。 アルノー アント 一覧へ
唯一無二の偉大なメルロ カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロのブレンドで造られるオルネッライアに対し、メルロのみを使用したもうひとつのオルネッライアの伝説的ワインがマッセート。 (※2019年ヴィンテージよりカベルネ・フランも使用)トスカーナにはメルローから造られる秀逸なワインがいくつかありますが、その中でも群を抜く品質と価格を誇り、ときに「イタリアのル・パン」と賞賛され、世界中のワインラヴァーが熱望するワインです。 オルネッライア農園の粘土土壌のメルローを独立させて1986年にデビューしました。 2018年には独立したセラーを完成させ、ワインメーカーのアクセル・ハインツが、オルネッライアと共にワイン造りを監修しています。 マッセートの畑は僅か6.63ha。 イタリア語でMASSIが「大きな石」を意味するとおり、片手には余るほどの大きな石が多いのが何よりの特長。 畑は海抜120mの丘の上にあり、標高と土壌の差で大きく3つに区別されています。 収穫は、果実の糖度と水分量が抜群の状態で収穫できる早朝に実施。 収穫された果実は15kgの小箱で運ばれ、2度の選果を行います。 醸造においてはイタリアの伝統的製法ではなく、最新の醸造設備を完備し、モダンで丁寧なワイン造りが行われています。 適正な温度管理が可能なステンレスタンクを使用し、畑の区画ごとに別々に醸造。 毎日テイスティングし、進行状態を確認しながら、25?28℃の温度で15?20日間かけて発酵を行います。 その後、ミディアムトーストのフレンチオーク100%の新樽に入れてまず12ヵ月間熟成。 その後各樽をブレンドした上でさらに12ヵ月間の樽熟成。 瓶詰め後、1年間の熟成を経てリリースされます。 生産者オルネッライアOrnellaiaワイン名マッセートMassetoヴィンテージ2002容量750ml解説パーカーポイント: 90点予想される飲み頃:2008 - 2017The 2002 Masseto is a strong effort, made all the more notable given the poor overall quality of the vintage. It presents an herbal profile on the nose along with notes of tobacco, black pepper and white truffle that emerge with some time in the glass. On the palate it is a decidedly slender Masseto, with less concentration than is typical of this wine, but the fruit is vibrant and fresh, the oak well-integrated, and it offers much persistence as well as length in a more linear expression of this wine. While the 2002 will never compete with the best Massetos, on an absolute level it is a lovely wine that clearly has the potential to offer some surprises down the road. Anticipated maturity: 2008-2017.(169, The Wine Advocate, 28th Feb 2007) スーパータスカンの筆頭 オルネッライア Ornellaia サッシカイア、ソライアと並び「3大アイア」としてイタリアワイン界のトップに君臨。 スーパータスカンの代表格として確固たる地位を築き、「ボルゲリの奇跡」とも称される偉大なワイナリー「オルネッライア」は1981年にロドヴィコ・アンティノーリによって創設。 当初ロドヴィコはカリフォルニアでのワイン造りを考えていましたが、カリフォルニアワインの伝説的な醸造家アンドレ・チェリチェフから「ボルゲリはポムロールやサンテミリオンの土壌に、カリフォルニアの気候を備えた素晴らしいテロワール」と教えられ、故郷ボルゲリでワイナリーを設立することを決意。 偉大なボルドーのシャトーに比肩するワインを生み出すため、創設当初はアンドレ・チェリチェフを、1991年からはミシェル・ロランがコンサルタントとして招かれました。 2005年からはボルドー出身の醸造家アクセル・ハインツが醸造責任者を務めます。 こうしてジャコモ・タキスがコンサルタントを務めたアンティノーリやサッシカイアとは異なる、国際色豊かな醸造家のもとでイタリアワインの殻を破る歴史を歩み始めます。 妥協なきワイン造りの追求ワイン造りを始めるにあたり、大切にしているのは「品種と土地のマッチング」。 ボルゲリの土壌は石灰岩、片岩、泥灰土、粘土、泥土、砂、小石、砂利などが複雑に混ざりあいますが、オルネッライアでは1982年の植樹以降、海抜50-120mに広がる115haの所有畑を土壌・ミクロクリマから70の区画に分け、最適な品種を栽培しています。 海沿いという好立地により、ブドウは日光に加え海からの反射光をしっかりと浴びて育ちます。 同時に、涼しい海風がゆっくりとした成熟を可能にし、夜間には丘から冷涼な風が吹くので、高い熟度がありながらフレッシュな酸が備わります。 高い品質の裏にはこうしたテロワールの優位性が積み重なっているのです。 広大な畑は全てサステイナブル農法で管理され、一部はオーガニック栽培を行います。 また驚くべきことに全区画手摘みで収穫を行うので畑には約80名のスタッフが在中しています。 さらに、2016年には選果の精度を高めるために光学式選果台も導入。 その後各品種・区画ごとに醸造。 アルコール発酵は主にステンレスタンクで行い、熟成にはオークの大樽、バリック、ステンレス、コンクリートタンクをキュヴェ毎に使い分けて使用。 熟成を経たワインは厳しい判断基準のもとブレンドされます。 ヴィンテージへのこだわりがよく分かるのが2006年から開始した「ヴェンデミア・ダル・ティスタ(芸術の収獲)」というプロジェクト。 「ワインは人と同じで収穫年ごとに全く異なる個性を持つ」という考えのもと、世界の著名アーティストに依頼し、新しい収穫年の本質とその特徴をラベルの中にも表現しています。 世界トップクラスの評価恵まれたテロワール、最先端の技術、惜しみない手間、妥協なき品質へのこだわりのもと生み出されるオルネッライアのワインは、濃厚でパワフルでありながら、滑らかで柔らかい。 オークにのった甘い果実が溢れ出す甘美なスタイルです。 同時に尋常ではない気品と完成度があり、一流のワインに求める品格を見事に備えています。 2001年にはワイン・スペクテーターの「ザ・トップ100・ワイン」にて、フラッグシップキュヴェであるオルネッライアが第1位を獲得。 さらにワイン・アドヴォケイト誌ではボルドー5大シャトーに比肩するスコアを毎ヴィンテージでコンスタントにたたき出しています。 今後も革新を続けながらイタリアのトップワイナリーとして君臨し続けることは疑いようもありません。 オルネッライア 一覧へ
生産者ル パンLe Pinヴィンテージ2015容量750ml解説パーカーポイント: 99点予想される飲み頃:2022 - 2047Deep garnet-purple in color, the 2015 Le Pin hits the dance floor with a completely gregarious nose of plum preserves, blackberry tart and wild blueberries, boldly accented by suggestions of Chinese five spice, cigar boxes, menthol and violets plus an earthy waft of underbrush. Full-bodied, concentrated, muscular and earthy with a firm backbone of exquisitely ripe, grainy tannins and plenty of freshness, it has an incredibly long finish featuring exotic spice and mineral layers.(Interim Issue Mid-February 2018, The Wine Advocate, 22nd Feb 2018)
Petrus 1982 炎暑の収穫時の最後に、大編成のチームによって一日で収穫された。 最新の試飲について:いまだに深く豊かな色調。 ブーケは調和がよくとれ、自己満足度。 充実してリッチ。 確かに印象的だが、欲をいえば、わかりやす過ぎて、トップ級のメドックが持つ経趣とドラマに欠ける。 だからといって、世界の大金持ちが買い控えることはないだろう。 最後の試飲は2000年10月。 ★★★★★(ヴィンテージ・ワイン必携 マイケル・ブロードベント著 柴田書店) 生産者ペトリュスPetrusヴィンテージ1982容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2002 - 2040Offering up aromas of sweet plums, fruitcake, warm spices, smoke, caramel and cedar, the 1982 Pétrus is medium to full-bodied, sweet and fleshy, built around powdery tannins that assert themselves on the somewhat firm finish. Served blind next to Trotanoy and Lafleur, Pétrus exhibits less sensuality than the former and less concentration and character than the latter, landing in third place. It remains a very attractive wine, but the great Pétrus of the decade of the 1980s is clearly not the 1982 but rather the monumental 1989.(Issue 264 End of December 2022, The Wine Advocate 31st Dec 2022) 世界最高のメルロ ペトリュス Petrus ポムロール地区を代表する最高級ワイン「ペトリュス」。 全くの無名の状態から、1889年のパリ博覧会で金賞を獲得し、その名声を高めていきました。 青い粘土を含む特別な土壌の小さな11.5haの畑から、ほぼメルロ100%で、厳格な管理のもと極限まで丁寧に仕上げられることにより、卓越した品質を誇るグラン・ヴァンが生み出されます。 ペトリュス一覧へ
一貫性のある男性的な味わい 1990年に出版された、米国の評論家マット・クレイマーの「ブルゴーニュワインがわかる」に、DRCの共同経営者だったラルー・ビーズ・ルロワの興味深いコメントが載っています。 「20年かかってようやく、ロマネ・コンティが最も偉大なブドウ畑であるわけがわかりました。 そうなる前は、ラ・ターシュに惚れ込んでましてね」 世界の頂点に立つDRCとドメーヌルロワを手掛けてきた稀代の造り手マダム・ルロワをして、ロマネ・コンティをしのぐと思わせたことがあるラ・ターシュの魅力とはどこにあるのでしょうか?専門家の間で一致しているのは、品質の安定性です。 ロマネ・コンティほど、ヴィンテージの影響を受けにくいのです。 ラ・ターシュの畑は、ヴォーヌ・ロマネのグランクリュの最上部から最下部まで6.06ヘクタールに広がっています。 標高にして250から300メートル。 上部と下部では気温も土壌も異なりますが、逆にどのような年でも、一貫したスタイルと品質に仕上げやすい。 岩盤はプレモー石灰岩か白い魚卵岩からなり、表土の厚さは上部と下部で異なります。 1985年に斜面の中腹に溜池を造り、あふれた水はコンクリートの溝を通ってふもとに流れます。 土壌自体も水はけに優れています。 19世紀から20世紀初頭にかけての所有者はラ・ロマネで知られるリジェ・ベレール家です。 不況と相続トラブルで売りに出され、エドモン・ド・ヴィレーヌとジャック・シャンボンが購入し、ドメーヌが所有していたレ・ゴーディショと統合しました。 1933年から、ラ・ターシュと名乗れるようになり、モノポールとなりました。 世界中の評論家が称賛 ロマネ・コンティ以上に、長期熟成型で、濃密なストラクチャーを有し、リコリスや東洋のスパイスの香りがする男性的な味わいです。 バランスの良さはいうまでもありません。 世界中の評論家が賛辞を送っています。 ワイン・スペクテイターのパー・ヘンリック・マンソンは、1945、1947、1949に100点を与えました。 イギリスのデキャンター・マガジンが2004年に掲載した「死ぬまでに飲みたいワイン100本」に、ラ・ターシュは1990、1978、1966の3ヴィンテージが選ばれています。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ラ ターシュLa Tacheヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2025 - 2070While the 2017 La Tâche Grand Cru is one of the most approachable recent vintages of this great monopole, it's still really too soon to be opening bottles. However, these things happen, and it's certainly a striking wine, unwinding in the glass with detailed aromas of wild berries, plums, exotic spices, orange, rose petals, peony and coniferous forest floor. Full-bodied, satiny and seamless, its beautifully refined tannins and succulent acids are cloaked in an ample core of fruit. Like many of the best 2017s, its charm is deceptive, as there's a lot waiting in reserve here, and even a few years' patience will bear dividends.(The Wine Advocate, Mar 15, 2022) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
ヴォーヌのアペラシオンの様々なテロワールがブレンドされた素晴らしいエントリーワイン 10の区画と6つの異なるテロワールからのブドウで造られたこの村名ワインは見逃せません。 赤い果実、ハーブ、紫の花のアロマとフレーバーが感じられるフレッシュでジューシーな香り。 バランスのとれた自然な味わいは、きめ細かなタンニンの美味しく魅惑的なテクスチャーを持ち、程よいボリューム感があります。 繊細な酸とジューシーな果実味が感じられ、印象的な長さを持つワインに仕上がっています。 生産者ジャン グリヴォJean Grivotワイン名ヴォーヌ ロマネVosne Romaneeヴィンテージ2018容量750ml解説ヴィノス: (89-91)点予想される飲み頃:2021 - 2032The 2018 Vosne-Romanée Village, matured in 20-25% new oak, has a welldefined, almost airy bouquet of red cherries, cranberry and sous-bois aromas that develop rose petal notes with time. The palate is medium-bodied with a supple opening and quite juicy in style. An attractive peppery finish extends the aftertaste. Very fine.(Vinous, November 2019) 5世代に渡る情熱的な家族ドメーヌ ジャン グリヴォ Jean Grivot ドメーヌ・ジャン・グリヴォは、ブルゴーニュワインの名門中の名門です。 1987年にエティエンヌ・グリヴォと妻のマリエル(シモンビーズ 4代目パトリック・ビーズの妹)が、エティエンヌの父ジャン・グリヴォから引き継ぎました。 数年前からエティエンヌとマリエルの娘、マチルド・グリヴォが家族ドメーヌに参画しました。 マチルドは、英デカンターのジェニ・チョ・リーMWが紹介した、2020年の最高品質の最もエキサイティングなワインを造る10人に選出され、ピエール イヴ コラン モレ、シャルル・ラショーなど人気の生産者と肩を並べています。 最近改装されたワイナリーとセラーは、グリヴォのぶどう畑のほとんどがあるヴォーヌ・ロマネにあります。 ドメーヌは何世代にもわたって、現在の15.5ヘクタールの広さになり、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、リシュブールの3つのグラン・クリュを所有しています。 環境・土壌に配慮したブドウ栽培環境への影響を最小限に抑えた栽培をモットーとしており、畑では化学薬品の使用をできるだけ避けています。 そしてリシュブール、エシェゾー、ボー・モン、スショの各地区の畑では、馬で耕し土壌への影響を最小限に抑えるようにしています。 グリーン・ハーベストを行い果実の質を高めるなど、畑やセラーで最善の方法を実践しています。 この努力の結果、健康で熟した(フェノール値と糖度の両方が高い)、深みのある凝縮感と味わいのある果実を得ることができました。 ワインが奏でるハーモニーセラーでは、マチルドがバランスとテロワールの明確な表現を目指し、父の経験豊かで賢明な指導のもと、シルキーで洗練されたタンニンのワイン造りを行っています。 ぶどうは完全に除梗され、12?15度で5?7日間の発酵前マセラシオンを施します。 発酵は自然に始まり、この発酵が始まる前に少しパンチングダウンを行います。 発酵後、1日1回のポンピングオーバーを経て、15ヵ月間の樽熟成を行います。 ヴィンテージにもよりますが、新樽の割合は、村名のアペラシオンでは25%前後、プルミエ・クリュでは30-40%、グラン・クリュでは40-45%となっています。 ここ数年、ジャン・グリヴォは、ヴォーヌ・ロマネのトップかつ最も安定したドメーヌの1つとして高く評価されています。 ジャン グリヴォ 一覧へ
特級畑エシェゾーの中でもボーモンに隣接する『ルージュ・デュ・バ』の0.8haから造られる極上品 アルヌー・ラショーが所有する区画は、エシェゾーの中でも中腹の斜面にあるルージュ・デュ・バと呼ばれる表土の薄い小区画。 標高約270?280mにある、東向きの日当たりの良いテロワールから、糖度と酸をしっかりと保持したブドウが成熟します。 力強い濃密な果実味に引き込まれ、きめ細かなタンニンと繊細なミネラルが調和したエレガントな表情に魅了される、極上のエシェゾーです。 生産者アルヌー ラショーArnoux Lachauxワイン名エシェゾーEchezeauxヴィンテージ2013容量750ml解説ヴィノス: 91点予想される飲み頃:2020 - 2029(70% vendange entier; 100% new oak): Bright, dark red. The nose offers a sexy amalgam of redcurrant, rose petal, iron, smoky oak and truffley underbrush. Quite silky and plush for the year but the ripe red fruit and soil flavors are accented by an element of peppery herbs. Finishes ripe, smooth and long. Deceptively approachable today, but has the stuffing for a graceful evolution in bottle. I like the stem influence here.(Vinous, November 2015) 若きシャルルの作る『ミニ・ルロワ』 アルヌー ラショー Arnoux Lachaux ロバート・パーカーはブルゴーニュを評価していたはるか昔、ヴォーヌ・ ロマネのロベール・アルヌーを、「ミニDRC」と呼びました。 アルヌー・ラショーに名前を変えて、当主パスカル・ラショーの長男シャルルが参画して革新を進める今、ドメーヌ・アルヌー・ラショーは「ミニ・ルロワ」と呼んでいいかもしれません。 ブルゴーニュでは、新世代の若手が意欲的なワイン造りで、父とは異なるワインを産み出しています。 ビオディナミへの転換、醸造過程での亜硫酸無添加や全房発酵の導入などが主な手法ですが、ドメーヌ・アルヌー・ラショーのシャルル・ラショーは中でも先頭を走っている1人です。 シャルルの父パルカル・ラショーは2012ヴィンテージから、息子にワイン造りのすべてを任せ、口出しはせずに好きなようにさせました。 30歳のシャルルは4年前に飲んだ、ドメーヌ・ルロワに衝撃を受けて変わってきました。 「ヴィラージュのワインだったが、それまでに飲んだ中で最高のワインだった。 エモーションにあふれていた。 彼女の栽培手法を批判する人が多かったが、目を見開かされた」ラルー・ビーズ・ルロワと親交を深めて、夏季に伸びた新梢の先端を切る摘芯(ロニャージュ)を行わないようになりました。 ルロワの畑でみられるように伸びた枝を編み物のように束ねるトリコタージュをしています。 枝の先端は成長に必要なエネルギーを生み出す器官が集中しており、これにより、光合成が活発になり、より多くのエネルギーがそれぞれのブドウに行き渡ります。 キャノピーの管理は早熟を促し、ブドウが完熟しても糖度が低い状態で収穫できるという利点があります。 現在、ルロワとドメーヌ・ビゾのジャン・イヴ・ビゾがこの管理方法を実践しています。 このキャノピー管理には、2倍の時間と4倍の作業員が必要ですがそれだけの価値はあります。 アルヌー・ラショーのワインは、驚くほどのエネルギーとエレガンスを備えており、ヴォーヌとニュイを最もよく表現しているワインに仕上がっています。 「年々、人手が必要になっています。 仕事は正確に、手作業で行わなければなりません」とシャルルは語っています。 アルヌー ラショー 一覧へ
リッチでゴージャス 死ぬまでに飲みたい リシュブールは、モノポールのロマネ・コンティ、ラ・ターシュ、ラ・ロマネを除けば、造り手が望みうるヴォーヌ・ロマネ最高のグランクリュです。 DRCは全体の45%にあたる3.51ヘクタールの畑を所有しています。 これに続くのがルロワの0.78ヘクタールで、DRCの栽培面積は圧倒的な広さです。 DRCの畑はロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合う区画とレ・ヴェロワイユの区画からなり、標高260から280メートルに広がります。 やや北向きの区画もあり、ドメーヌの中では収穫の遅い畑です。 リシュブールは名前の通り、リッチで、力強く、ゴージャスなワインです。 筋肉質で、ロマネ・サン・ヴィヴァンより骨太で、若いときはコーヒーやチョコレート、熟成するとブラックフルーツやあぶった牛肉の香りに発展します。 リシュブールを所有する11のドメーヌすべてが自家元詰しています。 いずれ劣らぬ名門ばかりですが、DRCは面積の広さもあって、ベンチマーク的な存在です。 伝説的な1959年は、デキャンター・マガジンが2004年に選んだ「死ぬまでに飲みたいワイン100本」で4位にランクインしました。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名リシュブールRichebourgヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2027 - 2060The 2017 Richebourg Grand Cru offers up generous aromas of ripe strawberries, raspberries, cinnamon and coniferous forest floor, framed by a lavish application of creamy new oak that's less immediately integrated than in the Domaine's other wines at this early stage. On the palate, the Richebourg is full-bodied, rich and multidimensional, with a lavishly enveloping attack and supple structuring tannins that are almost entirely concealed by its deep core of fruit. Long and sapid, this is a spectacular wine in the making.(January 2020 Week 2, The Wine Advocate, 10th Jan 2020) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
Chateau L'Evangile 2017 深いガーネット・パープル色。 ブルーベリージャム、焼きプラム、ブラックラズベリーの香り、スパイスケーキ、シナモンスティック、埃っぽい土、ガリーグのニュアンスに加え、お香が漂います。 ミディアムからフルボディで、十分な上品さと深さ、しっかりと熟した丸みのあるタンニンとフレッシュ感があり、スパイシーで長い余韻へと続きます。 生産者シャトー レヴァンジルChateau l'Evangileヴィンテージ2017容量750ml解説パーカーポイント: 95点予想される飲み頃:2022 - 2050All of the Cabernet Franc was frosted in 2017, so L'Evangile is composed of 100% Merlot for the first time. Deep garnet-purple colored, the 2017 L'Evangile is a little closed to begin, offering glimpses at blueberry preserves, baked plums and black raspberries scents before revealing nuances of spice cake, cinnamon stick, dusty soil and garrigue plus a waft of incense. Medium to full-bodied, the palate has a lot of richness and depth, with firm, ripe, rounded tannins and just enough freshness, finishing long and spicy.(March 2020 Week 3, The Wine Advocate, 17th Mar 2020) シャトー・レヴァンジル一覧へロスチャイルド家が手掛けるシャトー シャトー・レヴァンジル Chateau L'Evangile
DRCの王道に分け入るための入門ワイン エシェゾーはフラジェ・エシェゾー村にあるが、ワインはヴォーヌ・ロマネとして売られます。 36.26ヘクタールの畑に84人もの所有者がいて、品質はばらつきがあります。 51ヘクタールのクロ・ドヴージョと似ています。 要は造り手を選ぶのが大切なのです。 フラジェの北部で、シャンボル・ミュジニーに近いコンブ・ドルヴォーの裾に位置していて、石灰岩と泥灰岩が入り混じり、粘土ローム層も含まれています。 標高260から300メートルに広がり、非常にゆるい傾斜になっているので、一見すると平坦な畑に見られます。 土壌の多様性という点で、ヴォーヌ・ロマネで最も複雑な畑の一つです。 DRCはレ・プライエールとクロ・サン・ドニの計4.67ヘクタールの畑を耕作しています。 1988年にマレ・モンジュ家からロマネ・サン・ヴィヴァンの区画を買収する際に、自社畑を保険企業に売却したため、メタヤージュ(折半耕作)をしています。 平均樹齢は35年と若いのですが、チャーミングで早くから楽しめるワインです。 バランスの良さとエレガンスは際立っていて、エシェゾーの先頭打者であり、DRCの入門編でもあります。 いきなり、3つ星のフレンチや寿司屋で食事しても、そのポテンシャルの全容が理解できないように、ロマネ・コンティやラ・ターシュの深遠なる世界に分け入るには、一定の経験と技量が必要です。 近道はありません。 まずは、エシェゾーから始めるのがDRCを極める王道です。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名エシェゾーEchezeauxヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 92点予想される飲み頃:2019 - 2035The 2014 Echézeaux Grand Cru was picked on 24, 25 and 26 September at 27.8 hectoliters per hectare. It offers an expressive bouquet, more vivacious than the 2012 Echézeaux, with scents of black plum, raspberry preserve and subtle limestone aromas. It unfolds with confidence in the glass. The palate is surprisingly structured on the entry, perhaps with ambitions towards its elder brother, the Grands Echézeaux. There is a gentle, slightly leafy quality to this Grand Cru, perhaps more masculine and reserved than other vintages tasted just after bottling. The aftertaste feels long with a cheeky pinch of black pepper. Probably one of the most approachable 2014s from the domaine, and just as likely to be drunk too young! 1,443 cases produced.(229, The Wine Advocate, 1st Mar 2017) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者スケアクロウScarecrowワイン名カベルネ ソーヴィニヨンCabernet Sauvignonヴィンテージ2018容量750ml解説パーカーポイント: 98点予想される飲み頃:2023 - 2053Made from 100% Cabernet Sauvignon, the 2018 Scarecrow is deep garnet-purple in color, slipping slowly, measuredly out of the glass with sensuous notes of blackberry pie, blackcurrant pastilles and Morello cherries, leading to hints of raspberry leaves, oolong tea, cardamom and fragrant earth. Medium to full-bodied, the palate is chock-full of energy, delivering vivacious, mineral-sparked black fruit preserves flavors with a firm, grainy texture and a refreshing lift on the long, long finish. Simply gorgeous!(November 2020 Week 1, The Wine Advocate, 6th Nov 2020) ラザフォードで生まれた伝説のワイン スケアクロウ Scarecrow スケアクロウはラザフォード最上級のワイナリーが醸し出す、愛好家垂涎のカルトワインです。 評価誌では度々100点満点を獲得しており伝説的な傑作キュヴェとなっています。 スケアクロウが生まれたJ.J.コーン・エステートは、19世紀末にナパ・ヴァレーの1,000エーカー以上の土地に植えられていたイングルヌックのワインメーカー、グスタフ・ニーバウムの伝説的な葡萄畑に隣接しています。 スケアクロウ 一覧へ
パーカー・ポイント100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン・レッド・ワインはリリース直後からカルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 かの有名なミシェル・ロランがコンサルタントし、完璧主義者のハーランに所有されたこのワイナリーからは、並外れて強烈で、複雑な稀に見る素晴らしいワインが生産されています。 ハーランのこだわりの徹底ぶりは最高のワインを追求するために房ごとではなくぶどうの粒ごとに選別して醸造するほどです。 生産者ハーラン エステートHarlan Estateヴィンテージ2015容量1500ml解説パーカーポイント: 100点予想される飲み頃:2021 - 2051Bottled in early 2018, the deep garnet-purple colored 2015 Harlan Estate is a little closed, slowly unfurling to reveal black cherries, crème de cassis and plum pudding with nuances of potpourri, baking spices and tilled soil plus wafts of garrigue and wild sage. The palate is full-bodied and concentrated with exquisitely ripe, fine-grained tannins and fantastic poise and depth with a long, decadently fruited finish.(Mid-October 2018 New Releases, The Wine Advocate, 30th Oct 2018) RP100点を多数獲得したカリフォルニアのスーパーカルトワイン ハーラン エステート Harlan Estate ハーラン・エステートは、市場にデビューした直後から、カルトワインの称号を与えられる伝説的なボルドースタイルのワインです。 1994年から2016年まで8ヴィンテージでパーカー・ポイント100点を獲得しています。 著名な評論家やメディアから「カリフォルニアのみならず世界で最も深遠な赤ワイン」、「他のすべてのワインが手本にすべき味わい」との賞賛を受け、その地位を不動のものとしています。 華やかでありながら複雑性に満ちた味わいと官能的なタンニンは飲む者全てを魅了します。 ハーラン・エステートは不動産事業で成功を収め、ナパ・ヴァレーでメドウッドという壮麗なリゾートを経営するビル・ハーラン氏が、「オークヴィルからフランスのメドック格付け第一級シャトーに匹敵するカリフォルニア・ワインを造る」というヴィジョンのもとに、1984年に設立されました。 ワイン・ディレクターはボブ・レヴィ氏、コンサルタントはミシェル・ロラン氏、ヴィンヤード・マネージャーはメアリー・マー氏、ワインメーカーはコーリー・エンプティング氏が、創業以来30年同じメンバーで一貫してこだわりを持ったワインを手掛けています。 ヨーロッパの伝統と技術を取り入れながら科学的リサーチを行うことで、急速にヨーロッパとのワイン造りのクオリティ差を縮めることに成功。 最新技術を結集したワイナリーと地下セラーを持ち、1990年の初ヴィンテージ以来、伝統と革新が融合した偉大なワインが生み出されています。 ロバート・パーカーは、「カリフォルニアで造られたカベルネ・ソーヴィニヨンをベースにしたワインの中で、最も有望で深みのあるワインのひとつ」と評した初ヴィンテージに魅了され、その後、「ハーラン・エステートは、カリフォルニアだけでなく、世界で作られている最も深みのある赤ワインかもしれない。 」 と評価しています。 2021年、ビル・ハーランは息子であるウィル・ハーランに会社の経営を引き継ぎ、自身は会長職についています。 畑からセラーに至るまで創業以来、主要メンバーがほとんど変わっていないという結束力の強さがハーラン・エステートの素晴らしさの1つと言えます。 セラーの中で何年も、そして記憶の中でも長く持ちこたえる完璧なワインを毎年造り出しています。 ハーラン エステート 一覧へ
ロマネ・コンティ 独自のエレガンス 赤ワインの最高峰。 世界で最も高価で、知名度の高いワインです。 収穫年から3年目の初頭にイギリスでお披露目されます。 日本で市場に出るのは3年目の秋です。 ヴォーヌ・ロマネ村の1.8ヘクタールの畑からの生産量は平均6000本前後。 この数字は作柄によって、大きく変動します。 雹害で収量が激減した反動で豊作となった2017年は7524本でしたが、大勢の死者が出た猛暑の2003年は3575本まで落ち込みました。 雨が降ってミルデューやカビに見舞われた年は、選別が厳しく、生産量は減少します。 妥協なき姿勢が、安定した高品質につながっています。 畑は東南東に向いているため、柔らかい朝日から夕方まで長時間にわたり当たり、ブドウの熟度が上がります。 斜面の中腹にあり、標高は260から270メートル。 5度から15度の傾斜があり、水はけがよい。 ヘクタール当たり1万4000本の植栽密度で植えられたブドウ樹は競い合って、石灰岩の亀裂や断層のすき間をぬって地中深くに根を伸ばし、複雑な養分を吸い上げます。 無限のアロマ、シルキーな質感、球体的なバランス 理想的な地勢に、ビオディナミによる栽培、土壌に負担をかけない馬による耕作など、造り手の数しれぬ努力が加わり、優美で複雑な香り、シルキーな質感、繊細で旨味ののった味わい、球体的なバランス感に支えられたエレガンスを生み出します。 熟成するとしおれたバラ、なめし革など、無限のアロマがグラスからあふれ出し、テロワールの偉大さを物語ります。 リリース仕立てで飲んでも、しなやかなテクスチャー、豊かなアロマ、バランスの良さは伝わってきますが、それではもったいない。 熟成させてこそ、ロマネ・コンティにしかない境地が体験できるのです。 そこを読み取れない人には、なかなか感動を得難いワインかもしれません。 逆に、その片鱗でも感じられる人なら、価値を理解できるに違いありません。 2000年代以降のブルゴーニュは、ヴィンテージによって品質がばらついていますが、ロマネ・コンティについては、飲んで失望させられることはありません。 コート・ドールの最高の立地の畑から生まれる独特の世界がそこには存在するからです。 生産者ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティDRCワイン名ロマネコンティRomanee Contiヴィンテージ1996容量750ml解説パーカーポイント: (96 - 98)点予想される飲み頃:NAThis is among the world's most expensive wines (as far as I know only certain late harvest wines from Germany are more expensive). It has a gorgeously bright dark ruby/purple color and extremely complex aromatics of fresh herbs, Asian spices, creamy cherries, super-ripe blackberries, and vanilla-imbued oak. This superb wine offers a mouthful of silky-textured cherries, blueberries, plums, boysenberries, earth, minerals, and spiced oak. This masterpiece is full-bodied, dense (yet extremely elegant and defined), thickly-textured, and immensely concentrated. Moreover, I sensed this wine was holding a significant amount in reserve!(118, The Wine Advocate, 31st Aug 1998) ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティ 一覧へ
生産者シャトー ド ボーカステルChateau de Beaucastelワイン名オマージュ ア ジャック ペランHommage a Jacques Perrinヴィンテージ2001容量750ml解説パーカーポイント: 96点予想される飲み頃:2018 - 2038I found this bottle of 2001 Châteauneuf du Pape Hommage À Jacques Perrin to be slightly behind a recent bottle from my cellar. Nevertheless, it was perfumed and surprisingly open, with gorgeous cedar, charcuterie, truffle, blackberry and currant-like fruit all soaring from the glass. Full-bodied, seamless and supple, with its tannin, fruit and acidity perfectly balanced, it’s just now on the cusp of moving from its adolescent stage into the early stages of maturity. Give bottles another 3-5 years and enjoy over the following couple of decades. The blend here is the classic, foudre-aged mix of 60% Mourvedre, 20% Grenache, 10% Counoise, and 10% Syrah.(217, The Wine Advocate, 28th Feb 2015) シャトー・ヌフ・デュ・パプの中でも際立つ存在感 シャトー ド ボーカステル Chateau de Beaucastel 抜群の安定した品質と知名度シャトー・ヌフ・デュ・パプには、ラヤスやボノーら優れた生産者が大勢いますが、安定した品質と知名度で1つ選ぶとすればシャトー・ド・ボーカステルです。 ペラン家が1909年に購入して、50年代ごろから自家元詰を始めました。 そして、2014年にデカンターのマン・オブ・ザ・イヤーを受賞したジャン・ピエールとフランソワのペラン兄弟が、78年に亡くなった父ジャックに捧げたのが偉大なる「オマージュ・ア・ジャック・ペラン」です。 70年代にビオディナミを導入ジャックは先見の明があり、70年代にビオディナミを導入しました。 シャトー・ヌフ・デュ・パプに認められた13品種の中で、晩熟のムールヴェードルの可能性に目を付けて、シャトー・ヌフ・デュ・パプの品質を高めました。 オマージュ・ア・ジャック・ペランは78年に亡くなったそのジャックに敬意を捧げて、89年に初めて生産されました。 50年代のムールヴェードルの古木を核に栽培しこだわりぬいた製造過程オマージュ・ア・ジャック・ペランは1989年に初めて世に出されました。 3ヘクタールの畑に、ジャックがバンドールのタンピエからのカッティング(新しい苗木を作るのに畑から取ってくる挿し木用の切り枝)を植えた50年代のムールヴェードルの古木を核に栽培しています。 基本的なセパージュは、ムールヴェードル60%、グルナッシュ20%、シラー10%、クノワーズ10%。 酸化しにくいムールヴェードル、シラー、クノワーズは開放式発酵桶で、酸化しやすいグルナッシュはコンクリートタンクで発酵しています。 家族メンバー全員で試飲してアッサンブラージュされ、ヴィンテージによっては全房発酵を導入。 ムールヴェードルのストラクチャーとアロマが爆発する最も偉大なシャトー・ヌフ・デュ・パプの一つです。 年間の製造本数は ロマネコンティと同じ6000本優良ヴィンテージにリリースされ、生産量は6000本。 ロマネ・コンティ並みの生産量しかない、世界で最も偉大な赤ワインの1つに君臨する逸品です。 圧巻なパーカーにおける成績 今までに23ヴィンテージが生産され、2007、1998、1990、1989でパーカーポイント100点を獲得。 2018と2017も暫定的な100点を獲得しています。 シャトー ド ボーカステル 一覧へ
生産者シャトー ド ボーカステルChateau de Beaucastelワイン名オマージュ ア ジャック ペランHommage a Jacques Perrinヴィンテージ2015容量750ml解説パーカーポイント: 98点予想される飲み頃:2020 - 2045As this was bottled only a week before I tasted it, I suspect this rating will prove to be conservative once a few months have passed. The 2015 Chateauneuf du Pape Hommage a Jacques Perrin is another prodigious version of this wine. How many wines in this world can be so huge yet so lacking the feeling of weight? There's plenty of layered spice but also a core of raspberries; rich tannins, yet no real astringency; and a long finish without any apparent heat. Wow!(233, The Wine Advocate, 1st Nov 2017) シャトー・ヌフ・デュ・パプの中でも際立つ存在感 シャトー ド ボーカステル Chateau de Beaucastel 抜群の安定した品質と知名度シャトー・ヌフ・デュ・パプには、ラヤスやボノーら優れた生産者が大勢いますが、安定した品質と知名度で1つ選ぶとすればシャトー・ド・ボーカステルです。 ペラン家が1909年に購入して、50年代ごろから自家元詰を始めました。 そして、2014年にデカンターのマン・オブ・ザ・イヤーを受賞したジャン・ピエールとフランソワのペラン兄弟が、78年に亡くなった父ジャックに捧げたのが偉大なる「オマージュ・ア・ジャック・ペラン」です。 70年代にビオディナミを導入ジャックは先見の明があり、70年代にビオディナミを導入しました。 シャトー・ヌフ・デュ・パプに認められた13品種の中で、晩熟のムールヴェードルの可能性に目を付けて、シャトー・ヌフ・デュ・パプの品質を高めました。 オマージュ・ア・ジャック・ペランは78年に亡くなったそのジャックに敬意を捧げて、89年に初めて生産されました。 50年代のムールヴェードルの古木を核に栽培しこだわりぬいた製造過程オマージュ・ア・ジャック・ペランは1989年に初めて世に出されました。 3ヘクタールの畑に、ジャックがバンドールのタンピエからのカッティング(新しい苗木を作るのに畑から取ってくる挿し木用の切り枝)を植えた50年代のムールヴェードルの古木を核に栽培しています。 基本的なセパージュは、ムールヴェードル60%、グルナッシュ20%、シラー10%、クノワーズ10%。 酸化しにくいムールヴェードル、シラー、クノワーズは開放式発酵桶で、酸化しやすいグルナッシュはコンクリートタンクで発酵しています。 家族メンバー全員で試飲してアッサンブラージュされ、ヴィンテージによっては全房発酵を導入。 ムールヴェードルのストラクチャーとアロマが爆発する最も偉大なシャトー・ヌフ・デュ・パプの一つです。 年間の製造本数は ロマネコンティと同じ6000本優良ヴィンテージにリリースされ、生産量は6000本。 ロマネ・コンティ並みの生産量しかない、世界で最も偉大な赤ワインの1つに君臨する逸品です。 圧巻なパーカーにおける成績 今までに23ヴィンテージが生産され、2007、1998、1990、1989でパーカーポイント100点を獲得。 2018と2017も暫定的な100点を獲得しています。 シャトー ド ボーカステル 一覧へ
エレガントで女性的なスーパーセカンドの筆頭格 2014年のピション・ラランドは、生き生きとしたブラックベリー、杉、火打石、黒鉛のアロマのある表情豊かなブーケ。 味わいはミディアムボディで、しなやかなタンニンがあり、メルロの特性である肉付きと丸みに加え、しっかりとしたストラクチャーを備えています。 生産者シャトー ピション ラランドChateau Pichon Lalandeヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2020 - 2050The 2014 Pichon-Longueville Comtesse de Lalande has an expressive bouquet with lively blackberry, cedar, flint and graphite aromas that are not powerful, yet display admirable precision. The palate is medium-bodied with supple tannin, the Merlot content lending this Pauillac its trademark fleshiness and roundness, yet there is clearly structure here (not always a trait of this Pauillac growth). It will develop more complexity and personality with bottle age, but at the moment you can sit back and just admire the cohesion and superb length. Winemaker Nicolas Glumineau has overseen a quite wonderful Pichon-Lalande, one with inbuilt longevity.(Interim End of March 2017, The Wine Advocate, 1st Apr 2017) しなやかなポイヤックの貴婦人 シャトー ピション ラランド Chateau Pichon Lalande ピション・ラランドは毎年のように傑作を生み出す、ポイヤック2級シャトーのトップランナーです。 2007年からルイ・ロデレールの傘下に入り、醸造設備への投資と畑の植え替えを進めてきました。 ポイヤックの貴婦人と呼ばれることからも、女性的でエレガントなスタイルが特徴です。 シャトー ピション ラランド 一覧へ
エレガントで女性的なスーパーセカンドの筆頭格 2014年のピション・ラランドは、生き生きとしたブラックベリー、杉、火打石、黒鉛のアロマのある表情豊かなブーケ。 味わいはミディアムボディで、しなやかなタンニンがあり、メルロの特性である肉付きと丸みに加え、しっかりとしたストラクチャーを備えています。 生産者シャトー ピション ラランドChateau Pichon Lalandeヴィンテージ2014容量750ml解説パーカーポイント: 93点予想される飲み頃:2020 - 2050The 2014 Pichon-Longueville Comtesse de Lalande has an expressive bouquet with lively blackberry, cedar, flint and graphite aromas that are not powerful, yet display admirable precision. The palate is medium-bodied with supple tannin, the Merlot content lending this Pauillac its trademark fleshiness and roundness, yet there is clearly structure here (not always a trait of this Pauillac growth). It will develop more complexity and personality with bottle age, but at the moment you can sit back and just admire the cohesion and superb length. Winemaker Nicolas Glumineau has overseen a quite wonderful Pichon-Lalande, one with inbuilt longevity.(Interim End of March 2017, The Wine Advocate, 1st Apr 2017) しなやかなポイヤックの貴婦人 シャトー ピション ラランド Chateau Pichon Lalande ピション・ラランドは毎年のように傑作を生み出す、ポイヤック2級シャトーのトップランナーです。 2007年からルイ・ロデレールの傘下に入り、醸造設備への投資と畑の植え替えを進めてきました。 ポイヤックの貴婦人と呼ばれることからも、女性的でエレガントなスタイルが特徴です。 シャトー ピション ラランド 一覧へ