曲目・内容1-8.組曲「惑星」Op.32(「冥王星」付き:コリン・マシューズ作曲)I. Mars, the Bringer of WarII. Venus, the Bringer of PeaceIII. Mercury, the Winged MessengerIV. Jupiter, the Bringer of JollityV. Saturn, the Bringer of Old AgeVI. Uranus, the MagicianVII. Neptune, the Mystic -VIII. Pluto, the Renewer 冥王星 - 再生の神(コリン・マシューズ作曲)9.ソプラノと管弦楽のための劇唱「神秘のトランペッター」Op.18(コリン・マシューズ、I.ホルスト編)アーティスト(演奏・出演)クレア・ラター(ソプラノ)…Track 9ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団の女声合唱団デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ指揮ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団商品番号:8.555776ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」神秘のトランペッター [スコティッシュ・ナショナル管/ロイド=ジョーンズ] HOLST: Planets (The) / The Mystic Trumpeter, Op. 18CD 発売日:2002年05月01日 NMLアルバム番号:8.555776 NAXOS[8.555...]21世紀の「惑星」演奏のスタンダードを示す大熱演大管弦楽の咆哮、胸のすくような旋律の連続と、最新映画音楽も真っ青、1919年初演作とは信じられない「惑星」は不動の大衆的人気をかちえました。ところで本国イギリスでは、作曲当時は発見されていなかった冥王星を同国の作曲家コリン・マシューズが音楽化、2000年初演のその楽章を最後に付け足して(7から切れ目なく続く。やはり女声合唱付)演奏するのが急速に広まりつつあります。ナクソスは当然、ホルスト得意のロイド=ジョーンズを起用して「冥王星」付きバージョンを圧倒的熱演で世に問います! 更にホルストのファンを狂喜させるのが、こんなワーグナー風の秘曲があったかと唸ることうけあいの 9。この1曲だけでも価値ありのアルバムと言えましょう。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ホルストマシューズ
曲目・内容1-4.組曲「雪娘」序曲鳥たちの踊り行列道化師の踊り5.交響的絵画「サトコ」Op.56-10.組曲「ムラダ」序曲レドワリトアニアの踊りインドの踊り行列11-14.組曲「金鶏」宮廷のドドン王戦場のドドン王ドドン王とシェマハの女王婚礼の祝宴とドドン王の哀れな末路と死アーティスト(演奏・出演)シアトル交響楽団ジェラード・シュワルツ指揮商品番号:8.572787リムスキー=コルサコフ(1844-1908):管弦楽組曲集組曲「雪娘」/交響的絵画「サトコ」組曲「ムラダ」/組曲「金鶏」 [シアトル響/シュワルツ] RIMSKY-KORSAKOV, N.A.: Snow Maiden Suite (The) / Sadko, Musical Picture / Mlada Suite / The Golden Cockerel Suite (Seattle Symphony, Schwarz)CD 発売日:2012年02月15日 NMLアルバム番号:8.572787 NAXOS[8.572...]ロシア五人組のなかでも、とりわけ管弦楽法に優れた才能を発揮したリムスキー=コルサコフ(1844-1908)。このアルバムに収録されたオペラからの管弦楽組曲の数々は、そんな彼の特筆を知るのにふさわしいものと言えるでしょう。組曲「雪娘」は春の精と冬の精との許されぬ愛が生んだ悲劇の物語。とりわけ「道化師の踊り」が知られていますが、悲しげに始まる「序曲」から聞きごたえ充分です。海の英雄となった「サトコ」の物語、こちらも伝説から採ったという、亡霊になっても愛する人を守る娘「ムラダ」、そして彼の最後のオペラで、風刺に満ち少々教訓めいた終わり方をする「金鶏」から素晴らしい音楽を並べました。演奏はシュワルツとシアトル交響楽団で、彼らの見事な演奏はシェエラザード(8.572693)でも聴くことが可能です。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)リムスキー=コルサコフ
曲目・内容1-5.イマン・ハビビ: Shahin-nameh 〜ペルシャ伝統音楽歌手と管弦楽のための6-10.アーロン・ハーラップ(1941-): Out of the depths have I cried unto Thee, O Lord - ソプラノと管弦楽のための11-14.リタ・ウエダ: Birds Calling … from the Canada in You - 笙、ソーナ、シェンと管弦楽のためのアーティスト(演奏・出演)セピーデ・ライッサダート(歌、セタール) … 1-5シャロン・アズリエリ(ソプラノ) … 6-10佐藤尚美(笙) … 11-14吴忠喜 ジョンシー・ウ(ソーナ、シェン) … 11-14モントリオール・メトロポリタン管弦楽団ニコラ・エリス指揮レコーディング2023年3月モントリオール・シンフォニー・ハウスその他の仕様など収録時間: 74分商品番号:AN29264新しいユダヤの音楽 Vol.4イマン・ハビビ、アーロン・ハーラップ、リタ・ウエダ [ニコラ・エリス、モントリオール・メトロポリタン管弦楽団]CD 発売日:2023年10月06日 ANALEKTAこのアルバムにもアーティストとして参加するカナダのソプラノ歌手シャロン・アズリエリが創設した、アズリエリ財団によるユダヤ音楽とカナダ音楽の作曲コンクール「アズリエリ音楽賞」を2022年に受賞した3作品を収録。イランのテヘランに生まれ現在はカナダで活躍するイマン・ハビビの作品は、全編をけん引するペルシャの伝統音楽の歌手と聴き映えのする管弦楽との対比が聴きもので、伝統的な撥弦楽器であるセタールの音も聴くことが出来ます。カナダで生まれ現在はイスラエルに住むアーロン・ハーラップの作品は、旧約聖書の詩篇からのテキストがソプラノによって歌われるもの。バンクーバーを拠点に活躍するリタ・ウエダの作品では、日本の笙と、中国の笙であるシェン、そしてソーナ(いわゆるチャルメラ)が活躍します。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)ハビビハーラップ
曲目・内容1.ソロン・ミカエリデス(1905-1979):パルテノン神殿の夜明け(1934/36)2-4.マノリス・カロミリス(1883-1962):Nissiotikes zografies - 島の絵(1928/1939改訂)I. Tis Avgis(To the Dawn): Andantino semplice e calmo - 暁に向かってII. Nanourisma(Lullaby): Andantino - ララバイIII. Sousta: Vivo - ソウスタ5-10.ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ドデカネス組曲 第1番(1948)I. Andante sostenuto - AllegrettoII. Con motoIII. Allegro piacevole - Vivo e giocosoIV. Andante mestoV. Andantino quasi parlando - Allegretto sempliceVI. Andante lento - Allegro vivo ma non troppo11-16.コンスタンティニディス:ドデカネス組曲 第2番(1949)I. Lento e solenne - Allegretto scherzando - Tema con variazioni: Con motoII. Scherzino: Vivo e leggieroIII. Andante con moto - Andantino mossoIV. Lento e mesto - Allegro moderatoV. Lamento: Lento funebreVI. Finale: Moderato quasi narrativo - Allegretto scherzando - - Allegro feroce ma non tanto17-21.ニコス・スカルコッタス(1904-1949):5つのギリシャ舞曲 AK 11b(1933/36)(N. スカルコッタス、W. ゲールによる弦楽オーケストラ編 1938/1940-47)No.1. Epirotikos: Moderato - エピロティコス(モデラート)No.2. Kretikos: Allegretto moderato - クレティコス(アレグレット・モデラート)No.3. Tsamikos: Allegro moderato - ツァミコス(アレグロモデラート)No.4. Arkadikos: Moderato - アルカディコス(モデラート)No.5. Kleftikos: Allegro vivo - クレフティコス(アレグロ・ヴィーヴォ)ギリシャがオスマン帝国からの独立を宣言したのは1821年。当時からウィーンやベルリンに出て音楽を勉強した人たちがいました。20世紀の初めには、彼らの弟子たちや、新たにドイツやオーストリアに留学した人たちが盛んに作品を書いていて、ギリシャ政府も伝統を採り入れた教育活動に力を入れていました。このCDの収録曲は、そのようにして生まれた作品です。テッサロニキ国立交響楽団が持っている楽譜から選ばれていて、未出版の曲もあります。録音はコロナで演奏会がキャンセルになっている時期だったので、特別な感慨がありました。ヨーロッパとアジアの境目にあるギリシャでは、ヨーロッパの影響もアジアの影響も強く感じられます。このアルバムではギリシャの民族音楽特有のポリリズム的な要素を持った曲が多く、ギリシャ独特の色が出ていると思います。みなさんもお楽しみ下さい。—ノエ・乾アーティスト(演奏・出演)ノエ・乾(ヴァイオリン) … 2-4テッサロニキ州立交響楽団ゾイ・ツォカン指揮レコーディング2021年3月19、22-24、26日、5月24-28日Thessaloniki Concert Hall(ギリシャ)その他の仕様など総収録時間: 66分商品番号:8.574436トポス 20世紀ギリシャの管弦楽作品集ミカエリデス/カロミリス/コンスタンティニディス/スカルコッタス [ノエ・乾(ヴァイオリン)/ゾイ・チョカン(指揮)/テッサローニキ州立交響楽団] Orchestral Music (20th Century Greek) - CONSTANTINIDIS, Y. / KALOMIRIS, M. / SKALKOTTAS, N. (Topos) (Thessaloniki State Symphony, Tsokanou)CD 発売日:2023年08月25日 NMLアルバム番号:8.574436 NAXOS[8.574...]20世紀ギリシャの作曲家による管弦楽作品集。アルバムは、フランス印象派からの影響が感じられるミカエリデスの「パルテノン神殿の夜明け」で幕を開け、リムスキー=コルサコフを思わせる官能的な響きが特徴のカロミリスの「島の絵」が続きます。地中海の夜明けを思わせる伸びやかな第1曲から祝祭的な雰囲気の民族舞踏を描いた第3楽章まで、卓越したヴァイオリンを披露するのはギリシャ人の母を持つノエ・乾です。コンスタンティニディスの2つの組曲は独特な音階とリズムが特徴。スカルコッタスの「5つのギリシャ舞曲」は、様々な楽器編成のための「36のギリシャ舞曲」から作曲家が5曲を選んで弦楽四重奏にしたものを、ドイツ生まれの指揮者・作曲家ワルター・ゲールがコントラバス・パートを加えて弦楽合奏にしたもの。バルトークの「ルーマニア民俗舞曲」のギリシャ版といった感じの楽しく躍動感ある音楽で、本物の民謡に加えてスカルコッタスが民謡に似せて創った素材を使っていて遊び心が感じられます。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)カロミリスコンスタンティニディススカルコッタスミカエリデス
曲目・内容ハンス・アブラハムセン(1952-)SCHNEE - 雪(2008)1.カノン 1a. Ruhig aber beweglich2.カノン 1b. Fast immer zart und stille3.カノン 2a. Lustig spielend, aber nicht zu lustig immer ein bisschen melancholisch 常に少し憂鬱に4.インテルメッツォ 15.カノン 2b. Lustig spielend, aber nicht zu lustig immer ein bisschen melancholisch 常に少し憂鬱に6.カノン 3a. Sehr langsam, schleppend und mit Trübsinn (im Tempo des “Tai Chi”)7.カノン 3b. Sehr langsam, schleppend und mit Trübsinn (im Tempo des “Tai Chi”)8.インテルメッツォ 2 1:089.カノン 4a (minore) (Hommage à WAM). Stürmich, unruhig und nervös10.カノン 4b (maggiore). Sehr stürmich、 unruhig und nervös11.インテルメッツォ312.カノン 5a (rectus). Einfach und kindlich13.カノン 5b (inversus). Einfach und kindlichアーティスト(演奏・出演)ラップランド室内管弦楽団ヨーン・ストルゴーズレコーディング2020年2月10-12日Korundi House of Culture ロヴァニエミ(フィンランド)商品番号:6.220585ハンス・アブラハムセン(1952-):SCHNEE - 雪 [ラップランド室内管弦楽団/ヨーン・ストルゴーズ] ABRAHAMSEN, H.: Schnee (Lapland Chamber Orchestra, Storgårds)SACD-Hybrid 発売日:2022年02月18日 NMLアルバム番号:6.220585 DACAPO歌劇《雪の女王》で知られるデンマークの現代作曲家、ハンス・アブラハムセン(エブラハムセン)の室内管弦楽団のための「SCHNEE 雪」。すでに“21世紀音楽の古典”とも呼ばれる作品で、これまでにもいくつかのアンサンブルによって演奏、録音されています。「カノン」「インテルメッツォ」と題された13曲で構成された1時間近くの音楽は、特殊奏法を交えた各楽器によって限定されたフレーズを何度も反復、アブラハムセンが「瞬間が可能な限り引き延ばされ、ある時点で音楽は消え空気が残るだけ」と語っており、全体はまるで羽毛を思わせるような軽い音で奏されますが、実は緻密に書かれており、アンサンブルには研ぎ澄まされた感覚が要求されるという演奏困難な作品です。演奏するのは1972年に設立されたラップランド室内管弦楽団。北極圏至近の街、フィンランドのロヴァニエミを拠点とし、ラップランドを中心に定期的にツアーを行い、時には海外でも演奏しているプロの室内管弦楽団で、18人の常設メンバーをまとめるのは指揮者ヨーン・ストルゴーズです。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)エブラハムセン
曲目・内容1.セレナータ P.54(S.ディ.ヴィットリオ編)2-4.ボッティチェッリの三連画 P.151第1曲:春第2曲:東方三博士の礼拝第3曲:ヴィーナスの誕生5-9.組曲「鳥」P.154第1曲:前奏曲第2曲:鳩第3曲:雌鶏第4曲:ナイチンゲール第5曲:かっこう10-13.弦楽とオルガンのための組曲 ト長調 P.58(サルヴァトーレ・ディヴィットリオ編によるオリジナル版)[世界初録音]第1曲:前奏曲第2曲:アリア第3曲:後奏曲第4曲:カンティコアーティスト(演奏・出演)キラー・ブラウン(オルガン)ニューヨーク室内管幻樂団「オットリーノ・レスピーギ」サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ指揮レコーディング2013年5月21日ニューヨーク、ロングアイランド、聖ジーン・バプティスト教会…10-132013年5月22-24日ロングアイランド、アデルフィ大学・パフォーミング・アーツ・センター、コンサート・ホール…1-9商品番号:8.573168レスピーギ(1879-1936):鳥/ボッティチェッリの三連画/組曲 ト長調 [ブラウン/ニューヨーク室内管/ディ・ヴィットリオ] RESPIGHI, O.: Gli uccelli (The Birds) / Trittico botticelliano / Suite in G Major (K. Brown, Chamber Orchestra of New York, Di Vittorio)CD ■室内楽発売日:2014年06月25日 NMLアルバム番号:8.573168 NAXOS[8.573...]レスピーギ(1879-1936)の「鳥」は、17世紀に書かれた鳥にまつわるクラヴサン曲に、レスピーギがオーケストレーションを施し、前奏曲を付けて組曲としたものです。何といってもレスピーギは、17世紀音楽の熱心な研究者であり、この当時の音楽を校訂することに喜びを見出していたのですから、この「鳥」もその副産物として生まれたとみても間違いないでしょう。もちろんオーケストラの響きは極彩色ですが、音楽そのものはバロック時代のまま。この不思議な肌触りが却って興味深いところです。転じて「ボッティチェッリの三連画」は冒頭のトリルの豊かな響きや、彼の特徴的な旋律が横溢するもので、こちらはオリジナル度が高い音楽と言えそうです。「組曲 ト長調」は古典的な様式を保った作品ですが、通常聴かれるのは短縮版で、ここでの録音が指揮者ヴィットリオ自身が編纂した「オリジナル版」です。こちらもフレスコバルディのマドリガルなどからインスピレーションを得たと言われるメロディが弦とオルガンで壮麗に歌われる感動的な音楽です。作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家)レスピーギ