第8回ショパン国際ピアノコンクール優勝者ギャリック・オールソン 24年ぶりにベートーヴェンのピアノ協奏曲を全曲録音! ★1970年第8回ショパン国際ピアノコンクールで優勝(2位:内田光子)したギャリック・オールソン(1948-)によるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音がリリースされます。 アメリカのワイオミング州にあるグランドティトン国立公園の麓の街ジャクソンを中心に毎年夏に行われるグランドティトン音楽祭での演奏で、同音楽祭の音楽監督を務める名指揮者ドナルド・ラニクルズ(1954-)との共演盤です。 オールソンは、1998年アメリカのベリングハム・フェスティバルに出演した際にピアノ協奏曲全曲(マイケル・パーマー指揮)をライヴ録音しており、今回24年ぶりの再録音となります。 ギャリック・オールソン:「60年前にベートーヴェンのピアノ協奏曲をはじめて勉強して以来、これら5曲を世界中のオーケストラと100回以上演奏してきました。 今回、尊敬する音楽家ドナルド・ラニクルズ率いるスーパー・オーケストラとの共演を打診された時は、とても感激しました。 ジャクソンの標高にも負けないエキサイティングな一週間の成果を存分にお楽しみください。 」ドナルド・ラニクルズ:「ギャリック・オールソンは音楽界の至宝であり、私の長年の友人でもあります。 今回この音楽祭に出演してくれたことを心から感謝しています。 ギャリックが60年間にわたるこの作品へのたゆまぬ努力と研鑽により培われた音楽性は、我々を大いに刺激し、現在はもちろん未来の音楽愛好家への素晴らしいギフトとなりました。 」[ギャリック・オールソン]1948年4月3日アメリカ・ニューヨーク州生まれ。 ウェストチェスター音楽院で学んだ後、13歳でジュリアード音楽院に入学。 彼の音楽的成長は、クラウディオ・アラウをはじめ、オルガ・バラビーニ、トム・リッシュマン、サッシャ・ゴルトニツキー、ロジーナ・レヴィーンやイルマ・ヴォルペなど著名な師のもとで培われた。 1966年ブゾーニ国際ピアノコンクール、1968年モントリオール国際音楽コンクールで優勝後、1970年ショパン国際ピアノコンクールにおいて優勝して以来、その堂々たる演奏とゆるぎないテクニックで、世界的なピアニストとしての地位を確立してきた。 1994年エーブリー・フィッシャー賞を受賞、2014年ノースウェスタン大学ビーネン音楽院よりジェーン・ギンベル・レイン賞を授与された。 [ドナルド・ラニクルズ]1954年エジンバラ生まれ。 エジンバラ出身。 ケンブリッジとロンドンで、ホルンやピアノ、指揮を学ぶ。 マンハイム、ハノーファー、フライブルクの劇場で活躍の後、サンフランシスコ・オペラの音楽監督、セントルークス管弦楽団の首席指揮者、BBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者(現在名誉指揮者)を歴任。 現在、ベルリン・ドイツ・オペラの音楽総監督、アメリカ・ジャクソンで開かれているグランドティトン音楽祭の芸術監督、アトランタ交響楽団の首席客演指揮者の任にある。 エジンバラ大学、王立スコットランド音楽演劇アカデミー、サンフランシスコ音楽院から名誉博士号を授与されている。 また、2020年10月には、音楽文化への貢献を認められ、エリザベス2世から爵位を授けられた。 [グランドティトン音楽祭]1962年創設。 アメリカ北西部ワイオミング州西部にあるグランドティトン国立公園の麓の街でアメリカ有数の避暑地ジャクソンを中心に毎年夏に8週間にわたって開催される。 1974年にはウォーク・フェスティヴァル・ホールが開館。 全米屈指の音楽祭に成長し、現在はドナルド・ラニクルズが音楽監督を務めている(2026年まで)。 収録情報 曲目・内容 [Disc1](69'28)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19[Disc2](72'09)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58[Disc3](44'19)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.58『皇帝』「プロメテウスの創造物」序曲Op.43 アーティスト(演奏・出演) ギャリック・オールソン(ピアノ)サ−・ドナルド・ラニクルズ(指揮)グランド・ティトン音楽祭祝祭管弦楽団 レコーディング 録音:2022年7月5日〜9日 ウォーク・フェスティヴァル・ホール、ワイオミング州、アメリカ(グランドティトン音楽祭) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 7,000 円
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『マタイ』録音史に残る名盤 クイケン&ラ・プティット・バンドの研ぎ澄まされた演奏 しばらく単曲で流通がなかったところに再登場! ★名盤として知られるシギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンドによる2009年録音の『マタイ』が再発売。 ソリストが合唱パートもこなし、オケは少人数に切り詰められ、研ぎ澄まし磨き上げられた演奏です。 少年合唱をソプラノに置き換えるなど発表当時は賛否両論な面もありました。 しかしすべては、作品を堅苦しいアカデミズムに陥らせるのではなく、真に生きたものとして響かせんとする姿勢からきているのであり、だからこそ今もなお鮮烈な名演として評価され残り続けているのでしょう。 『マタイ』録音史に輝く名盤です。 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244 [CD1] 第1部 (No.1-29) [CD2] 第2部 (No.30-54) [CD3] 第2部つづき (No.55-68) アーティスト(演奏・出演) シギスヴァルト・クイケン (指揮) ラ・プティット・バンド ゲルリンデ・ゼーマン (ソプラノ1) マリー・クイケン (ソプラノ2) ペトラ・ノスカイオヴァ (アルト1) パトリツィア・ハルト (アルト2) クリストフ・ゲンツ (テノール1、福音史家) ベルンハルト・フンツィカー (テノール2) ヤン・ファン・デル・クラッベン (バス1、イエス) マルクス・ニーダーマイア (バス2) エミリエ・デ・フォフト (リピエーノ、下女、ピラトの妻) オリヴィエ・ベルテン (ペテロ、ピラト、祭司長2) ニコラス・アクテン (ユダ、大祭司カヤバ、祭司長1) レコーディング 録音:2009年4月5-9日/ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244/シギスヴァルト・クイケン 4,004 円
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「音楽」という視点から天才ピカソを俯瞰する “Les musiques de Picasso”ピカソと音楽 ★ 2020年4月から8月までパリのフィルハーモニーで行われるピカソ展に合わせて制作された企画盤。 ピカソは毎日音楽を聴いていたわけでもなく、また、自身は楽器を演奏しませんでしたが、音楽は彼の創造性をかきたてるものでした。 音楽は、ピカソにとって、主題(題材・・・音楽家やダンサー、楽器、楽譜を描いた一連のイメージに見られるように)であり、メタファー(著作や演劇プロジェクトにみられる歌の断片や音楽的な暗示)でした。 また、バレエなど舞台作品の美術を依頼されてもいましたし、同時代の数え切れない音楽家、作曲家、歌手とも交流がありました。 この2枚組では、ピカソが幼い頃に聴いていたジプシーの子守歌や、カフェ「クアトロ・ガッツ」で出会ったアルベニスらの音楽、また、マンドリンの楽器が描かれた作品(ドビュッシーの「マンドリン」)、パリで親しんだ「六人組」の作品、ピカソが美術を手がけたバレエ作品の音楽など、「音楽」という視点から見たピカソの芸術を俯瞰することができます。 すべての道は驚異の天才ピカソへとつながる、そんな気さえするくらいに、ピカソという人物のもとに、当時の最先端の人間と優れた音楽が寄り添っていたことに感じ入る内容となっております。 収録情報 曲目・内容 ピカソと音楽 [CD1] ・Guitares Gitanes:ファンダンゴ、エル・マラゲーニョ ・ロドリーゴ:アランフェス協奏曲より第2 楽章 アダージョ、ある貴紳のための幻想曲 〔マルコ・ソシアス(ギター)、リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕 ・ファリャ:カンシオン、アンダルシアのセレナータ 〔ハビエル・ペリアネス(ピアノ)〕/ バレエ音楽「恋は魔術師」より悩ましい愛の歌、火祭りの踊り、きつね火の踊り 〔マリーナ・エレディア(カンタオーラ)、マーラー・チェンバー・オーケストラ パブロ・エラス=カサド(指揮)〕 ・サラサーテ:カルメン幻想曲〔グラフ・ムルハ(ヴァイオリン)、ナタリア・グース(ピアノ)〕 ・ストラヴィンスキー:小管弦楽のための組曲第1番〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕 ・グラナドス:ゴイェスカス〜ファンダンゴのフィナーレ〔BBC交響楽団&シンガーズ、ポンス指揮〕 ・ストラヴィンスキー:「プルチネッラ」よりタランテッラ〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス指揮〕 ・ミヨー:スカラムーシュよりVi〔f スペンドンク(クラリネット)、アレクサンドル・タロー(ピアノ)〕 ・ドビュッシー:仮面〔アラン・プラネス〕 ・サティ:操り人形は踊っている [CD2] ・ストラヴィンスキー:兵士の物語〔ジャン=クリストフ・ガイヨ(指揮)〕/ クラリネット・ソロのための3つの小品〔ワルター・ブイケンス(クラリネット)〕/ 「プルチネッラ」よりセレナータ〔リウレ劇場室内管弦楽団、ジョゼプ・ポンス(指揮)〕 ・オネゲル:クラリネットとピアノのためのソナチネ〔スペンドンク(クラリネット)、タロー(ピアノ)〕 ・ドビュッシー:マンドリン〔ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)、ユージン・アスティ(ピアノ)〕/ シランクス〔フィリップ・ベルノー(フルート)〕/ 牧神の午後への前奏曲〔レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)〕/ 6つの古代墓碑銘〔アラン・プラネス(ピアノ)〕 ・サティ:最後から2番目の思想より朝の歌〔アレクサンドル・タロー(ピアノ)〕 ・ラヴェル:「鏡」より道化師の朝の歌〔パリ管弦楽団、ジョゼプ・ポンス(指揮)〕/ ダフニスとクロエより第3部〔アンサンブル・エデス、レ・シエクル、フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)〕 ・ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」〔マーラー・チェンバー・オーケストラ、パブロ・エラス=カサド(指揮)〕 アーティスト(演奏・出演) 曲目・内容に記載 ピカソと音楽 3,069 円
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CDも大好評、フィルクスニーの注目盤が嬉しいLP化! 美しいピアノのタッチ、格調高いモーツァルト。 ★WEITBLICKレーベルからのライセンスLP化シリーズより、CD (SSS02092) がレコード芸術特選盤となったフィルスクニーのモーツァルトが登場!アナログマスターテープを作製したうえでLP化、CDとはまたちがった味わいを獲得しています。 ★指揮者も豪華!セルとマーカル、ふたりの巨匠との共演が楽しめます。 ステレオ録音で音質も申し分なし。 透明感ある流麗なピアノのタッチが殊の外うつくしく、実に格調高いモーツァルトが展開されています。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト: [LP1-A] ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456 第1楽章 [LP1-B] ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456 第2・3楽章 [LP2-A] ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450 第1楽章 [LP2-B] ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450 第2・3楽章 アーティスト(演奏・出演) ルドルフ・フィルクスニー (ピアノ) ジョージ・セル (LP1:指揮) ズデニェク・マーカル (LP2:指揮) ケルン放送交響楽団 レコーディング 録音:[LP1] 1966年6月24日、[LP2] 1973年1月19日/ケルン放送協会クラウス・フォン・ビスマルク・ホール (ステレオ) モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番、15番 14,960 円
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ベイエ&リ・インコーニティ クラリネットも登場の注目のヴィヴァルディ作品集 愉悦の極みの「逆さまの世界」! ★フランス古楽界の新時代の担い手、ベイエ率いるリ・インコーニティ (名もなき者たち、の意。 2006年結成) 。 待望の新譜は、ヴィヴァルディによる、もはや「交響曲」ともいえるようなスケールの協奏曲集。 ベイエの奏でるヴァイオリンの明るく輝く音色は、生まれ故郷でもある南仏の太陽を思わせるよう。 そして奏でる音符やパッセージが微笑んでいるかのよう。 そしてクラリネットのユニゾン、リコーダーのトリル、官能的なオーボエの二重奏、燃え上がるようなホルンの響きが加わって、交響曲のようなサウンドながら、親密かつ軽やかなアンサンブルは必聴です。 ★ティンパニも登場する「聖ロレンツォの祝日のために」 RV 556は、1720年代中頃に作曲されたと考えられますが、クラリネットが使用されているのも注目ポイントです。 クラリネットは、ヴィヴァルディ当時はまだ新しい楽器でした (18世紀初めに登場) が、ヴィヴァルディは、ヴェネツィアにこの楽器が存在していたことに敬意を表してこれを作曲したと思われます (のちに、クラリネットを含まないヴァージョンも作曲している) 。 ★アルバムのタイトルにもなっている「プロテウス、あるいは逆さまの世界」と題されたRV 544は、ヴァイオリンとチェロの二重協奏曲に、フルート、オーボエ、チェンバロという編成の作品。 入れ替えて演奏可能なヴァイオリンとチェロ双方のソロ・パートに相当な技術が要求される作品です。 さらに、他の楽器も、ソロ楽器と同じ旋律をオクターブのユニゾンで演奏するという、ソリストだけでなくメンバーの腕も要求される作品。 そこにヴィオラがドローンのように長い音符を奏で、なんともいえない厚みのあるサウンドが生まれる歯ごたえのある作品。 ベイエ率いるリ・インコーニティの面々は、パッセージのひとつひとつを愉悦に満ちた表情で奏でています。 収録情報 曲目・内容 ・協奏曲 ニ長調 RV 562「聖ロレンツォの祝日のために」 ・フルート協奏曲 ホ短調 RV 432 ・協奏曲 ハ長調 RV 556「聖ロレンツォの祝日のために」 (1720年半ば) ・協奏曲 ヘ長調 RV 571 ・ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ト短調 RV 576 ・ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV 344 ・2つのオーボエのための協奏曲 イ短調 RV 536 ・協奏曲 ヘ長調「プロテウス、あるいは逆さまの世界」RV 572 (1723-24) アーティスト(演奏・出演) アマンディーヌ・ベイエ (Vn&指) ≪リ・インコーニティ≫ トラヴェルソ&リコーダー:エレオノーラ・ビシェビチ、マニュエル・グラナティエロ (ソロ:RV432) オーボエ:ネヴェン・ルサージュ (ソロ:RV 576) 、ガブリエル・ピドゥ クラリネット:ロベルタ・クリスティ、ルノー・ギィ=ルソー ファゴット:アレハンドロ・ペレス=マラン ホルン:テオ・スカネク、シリル・ヴィトコク ヴァイオリン:川久保洋子、フラヴィオ・ロスコ、ヴァディム・マカレンコ、アルバ・ロカ、カティア・ヴィエル、エレナ・ズマノヴァ ヴィオラ:マルタ・マラモ、リカルド・ジル・サンチェス チェロ:レベカ・フェリ、カルラ・ロヴィロサ ヴィオローネ:バルドメロ・バルシエラ テオルボ&バロックギター:フランチェスコ・ロマノ チェンバロ&オルガン:アンナ・フォンタナ ティンパニ:クレマン・ロスコ レコーディング 録音:2021年4月、スペイン ヴィヴァルディ:さかさまの世界?様々な楽器のための協奏曲集 3,322 円
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エレナ・パパンドレウ、BISレーベル第4弾は マノス・ハジダキスのギターのための歌曲編曲集! ★SACDハイブリッド盤。 「ワシントン・ポスト紙」から「ギターの詩人」と呼ばれたアテネ生まれのエレナ・パパンドレウのBISレーベル第4弾!ニキータ・コシュキンのギター作品を弾いた第1作 (BIS-1236) につづいて録音した『エレナ・パパンドレウ、ローラン・ディアンスを弾く』 (BIS-1366) は、「われわれの時代のもっともインスピレーション豊かなギター作品の決定的な演奏が含まれる」 (Classical Guitar Magazine) といった好評を得てきました。 ★『ペーパームーン』と題した新作は、彼女が若いころから友人たちに歌っては感動させたというマノス・ハジダキス (1925-1994) の作品とキューバのレオ・ブローウェル (1939-) の作品によるプログラムが組まれました。 ハジダキスは、映画『日曜はダメよ』の主題歌が1961年の第33回アカデミー賞歌曲賞を受賞し世界的に知られ、映画音楽の作曲を手がけるとともに多くのポップソングを作りました。 このアルバムでパパンドレウは、ハジダキスのポップソングの中からフランスの有名なギタリストで作曲家のローラン・ディアンス (1955-2016) と彼にパリ国立高等音楽舞踊学校で学んだギリシアのギタリスト、オレスティス・カランパリキス (1981-) による「ギター編曲」の12曲を演奏しています。 ディアンスが1997年の初めてのギリシア・コンサートでアンコールに弾いた《The Postman Is Dead (郵便配達夫は死んだ) 》と彼がカランパリキスに手稿譜を献呈した《Wide Open Sea (大海原) 》。 ロマンティックな夜の香りの《Paper Moon (ペーパームーン) 》。 現代ギリシア社会を批判した《The Urchins down in the Meadow (草地の浮浪児たち) 》。 アテネを取り囲む山脈《Hymettus (ヒュメットゥス) 》。 女の悲しい物語《Noble Dame (高貴なご婦人) 》。 恋する人をひとり想う《In This Boat (このボートの中で) 》と《A Stroll to the Moon (月へ散歩に出かけよう) 》。 恋の歌《The Coachman (御者) 》。 恋に落ちたティーンエイジの娘の《I Have a Secret (わたしには秘密がある) 》。 40人の勇ましい若者がひとりの美女の心をつかもうとする《Little Rallou (かわいいラルー) 》。 「決して甘くはない」とカランパリキスが語る《Sweet Smell of Jasmine (ジャスミンの甘い香り) 》。 「ハジダキスの歌を一枚のアルバムに作る」というディアンスとの夢を引き継いだカランパリキスが10曲の編曲を手がけました。 ★プログラムの最後、ブローウェルがハジダキスの《Nanourisma (子守歌) 》からインスピレーションを得て作曲しパパンドレウに捧げた《郷愁への前奏曲》が演奏されます。 収録情報 曲目・内容 マノス・ハジダキス (1925-1994) :ギターのための歌曲編曲集 ペーパームーン 草地の浮浪児たち ヒュメットゥス 郵便配達夫は死んだ* 高貴なご婦人 このボートの中で 月へ散歩に出かけよう 御者 わたしには秘密がある かわいいラルー 大海原* ジャスミンの甘い香り 【編曲:ローラン・ディアンス (1955-2016) *、オレスティス・カランパリキス (1981-) 】 レオ・ブローウェル (1939) :郷愁への前奏曲 (2020) アーティスト(演奏・出演) エレナ・パパンドレウ (ギター) [楽器 ギター:La Anorada, 1992, Jose Luis Romanillos] レコーディング 録音:2022年2月6-10日/聖ニコデモ教会 (ベルリン) 制作・録音エンジニア:マルティン・ナゴルニ 『ペーパームーン』〜マノス・ハジダキス:ギターのための歌曲編曲集 3,289 円
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注目のチェロ奏者ブリュノ・フィリップ チェロの最強名曲アルバムの登場 驚異的な高解像度 新時代のフランクのソナタ決定盤!! サン=サーンスの協奏曲&プーランクのソナタ ★チェロの新星ブリュノ・フィリップが、名作を贅沢に盛り込んだ1枚をリリースします。 息の長く聴き手を包み込むような歌と、一切のブレのない美しい音色が全開。 高く評価されたバッハの無伴奏チェロ組曲 (KKC-6530/HMM-902684) に続き、またひとつ世界に名乗りを上げる1枚の登場です。 ★フランクのソナタは、驚異的に長いフレーズ感歌い上げるのではなく、どこか夢見ているような瞑想曲のような風合い。 タンギ・ド・ヴィリアンクールのピアノは圧巻、完璧かつ、細部のパッセージまでよく聴こえる解像度の高さ。 新時代のフランクの名演の登場と申せましょう。 サン=サーンスでは繊細で美しい音色はそのままにダイナミックに歌い弾きまくっており、聴きごたえ大満足。 エッシェンバッハとオケも全力でフィリップと対話しています。 プーランクでは、洒脱さなどをところどころにピリッと効かせつつも、ブリュノ・フィリップ独特のどこか夢見がちな雰囲気が漂っており、そこにヴィリアンクールのピアノがプーランクのハーモニーをバチっと響かせた秀演。 小品でも息の長い歌がとにかく印象に残ります。 ブリュノ・フィリップ 1993年、フランス南部のペルピニャン生まれ。 パリでラファエル・ピドゥに師事、その後ゲリンガス、イッサーリス、ゲイリー・ホフマン、ウィスペルウェイやハーゲンらに師事して研鑽を積んだ逸材です。 2011年にアンドレ・ナヴァラ国際コンクールでグラン・プリとベスト・リサイタル賞を受賞。 2014年にはミュンヘン国際コンクールで第3番に入賞しました。 2017年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。 2018年、ヴィクトワール・ド・ミュジークの "器楽天啓 (Instrumental Revelation) " 受賞。 タンギ・ド・ヴィリアンクール 1990年フランス生まれ。 パリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロ、クレール・デセール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのクラスで学び、2008年のYAMAHAコンクール、2013年のフォーレ・コンクールで入賞、以降ジャック・ルヴィエ、ケフェレックらのもとでさらに研鑽をつみ、2016年にジュネーヴ芸術協会の審査員賞、およびオーディエンス賞を受賞。 2017-19のSPEDIDAMジェネレーションのウィナーとなるなど、ますますの活躍が期待される新星です。 収録情報 曲目・内容 サン=サーンス:チェロ協奏曲&フランク:チェロ・ソナタ他 ・フォーレ:ロマンス op.69 ・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (ジュール・デルサールによるチェロとピアノ版) ・サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 op.33 ・フォーレ:蝶々 op.77 ・プーランク:チェロ・ソナタ ・フォーレ:夢のあとに (パブロ・カザルス編) アーティスト(演奏・出演) ブリュノ・フィリップ (チェロ/Gennaro Gagliano, 1760年製) タンギ・ド・ヴィリアンクール (ピアノ) クリストフ・エッシェンバッハ (指揮) フランクフルト放送交響楽団 レコーディング [サン=サーンス] 2020年9月 (協奏曲/ライヴ) [フォーレ、フランク、プーランク] 2022年4月 サン=サーンス:チェロ協奏曲&フランク:チェロ・ソナタ他 3,663 円
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マーク・パドモアとポール・ルイスによる 名演「冬の旅」が復活! ★テノールのマーク・パドモアとポール・ルイスによる2008年録音の超絶名演「冬の旅」が復活します (HMU-907484 / KKC-5398は廃盤) 。 ★深々と冷え込む冬、どんよりと暗い空の下、ただただ雪を踏みしめて歩を連ねる旅人としての「私」の独白から始まる『冬の旅』。 ピアノの前奏、それにつづくパドモアの声は、早くも聴衆を凍てつく冬の世界へと引きずりこみます。 パドモアは、「私」として、そして同時に、恋にやぶれずたずたになった「私」を非常に冷静に傍観する第三者として、この物語をすすめます。 聴衆は、時にパドモア自身が主人公に思え、その主人公に共感して世界に足を踏み入れると、急にその主人公がふっと姿を消し、自分が冷たい世界に閉じ込められてしまったかのような、非常に不思議な感覚世界へと連れて行かれます。 5曲目の有名な『菩提樹』も、やさしさよりも悲しい思い出が勝った演奏。 『春の夢』も、あたたかな雰囲気は束の間、すぐに絶望の闇へと引き戻されます。 すべてシューベルトが作曲した時の調性で歌われているのもポイントで、深い集中が一貫して続き、時に気が狂いそうな絶望の淵まで追いやられるような気分になりますが、最後には通常の世界の入り口へと連れ戻されているような感じがするから不思議です。 パドモアの透徹した声と美しい言葉の発声、そしてピアノのとのアンサンブルは完璧。 2008年6月の東京での来日公演で (ピアニストはイモジェン・クーパーでした) 素晴らしい『冬の旅』を聴かせてくれたパドモア。 パドモアは、ラトル指揮ベルリン・フィルのマタイ受難曲のエヴァンゲリストを務めるなど世界が認めるテノールですが、この「冬の旅」は彼の数々の録音の中でもひときわ強い存在感を放つ1枚です。 ピアノのポール・ルイスも近年のますますの充実ぶりはいうまでもありませんが、この「冬の旅」のピアノの演奏も稀有なものといえるでしょう。 収録情報 曲目・内容 シューベルト:歌曲集「冬の旅」 (全曲) D911 [おやすみ、風見の旗、凍った涙、かじかみ、菩提樹、溢れる涙、川の上で、回想、鬼火、憩い、春の夢、孤独、郵便馬車、霜おく頭、からす、最後の希望、村で、あらしの朝、幻覚、道しるべ、宿屋、勇気、幻の太陽、辻音楽師] アーティスト(演奏・出演) マーク・パドモア (テノール) ポール・ルイス (スタインウェイ・ピアノ) レコーディング 録音:2008年11、12月 シューベルト:冬の旅/マーク・パドモア、ポール・ルイス 3,300 円
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オネゲルとマルタン、ピアノの秘曲を 共感たっぷりに奏でた秀演 ★若きスイス人ピアニスト、ジェレミー・コニュスは音楽家としてのアイデンティティをスイスの音楽に求め、必ずしも多くは採り上げられてこなかったその音楽にどんどん魅せられていきました。 そしてデビュー・アルバムとして発表されたのが当盤です。 ★フランス生まれのオネゲルは両親がスイス人で、フランス・スイスの二重国籍を持っていました。 一方、マルタンはスイスで生まれたフランス系スイス人。 両者のピアノ作品を並べてこれほど共感たっぷりに奏でるアルバムは稀少です。 乾いた響きと憂いのある和声の絶妙な交錯、心地よい技巧など、聴かれないのがもったいない良曲ばかり。 [ジェレミー・コニュス] 1994年生まれ。 6歳でピアノを始め、13歳でバーゼル音楽院にてアリシャ・マサンに師事。 2013年からチューリッヒ芸術大学にてコンスタンティン・シチェルバコフのピアノクラスで学ぶ。 収録情報 曲目・内容 スイスのピアノ音楽 アルテュール・オネゲル: トッカータと変奏曲 H.8 7つの短い小品 H.25 3つの小品 H.23 フランク・マルタン: フラメンコのリズムによる幻想曲 8つの前奏曲 アーティスト(演奏・出演) ジェレミー・コニュス (ピアノ) レコーディング 録音:2021年6月25-27日/スイス、チューリヒ・ブルーネンホフ・SRFスタジオ スイスのピアノ音楽/ジェレミー・コニュス 2,981 円
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★SACDハイブリッド盤。 鬼才イリア・グリンゴルツがロカテッリの『ヴァイオリンの技法』から3曲を録音しました。 ロカテッリの代表作、独奏ヴァイオリン、弦楽器と通奏低音のための『ヴァイオリンの技法』Op.3は12曲のヴァイオリン協奏曲と24のカプリッチョ(随意)による各3楽章構成の作品。 のちのパガニーニの24の奇想曲の先駆をなし、その美しい旋律と独奏ヴァイオリンの華麗な技巧が最大の魅力です。 超高音、重音、すばやい音の跳躍など超絶技巧作品ながら美しい緩徐楽章もロカテッリの作品ならでは。 そして、注目はなんといってもグリンゴルツの圧倒的な技巧で聴くカプリッチョ。 第11番 イ長調の第3楽章ではなんと第17ポジションまで到達する超高音部まで演奏。 確固たる技術を武器にグリンゴルツは流麗に奏でます。 フィンランド・バロック・オーケストラとの対話も実に見事でアンサンブルを楽しみながら優美に演奏しております。 ★マリアンネ・ロネツ著「ロカテッリ:調和の迷宮」の香住隼による翻訳・補筆・注の日本語解説書付。 実に読み応えのある内容となっております。 【曲目・内容】 ロカテッリ(1695-1764):《ヴァイオリンの技法》Op.3より 1.ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3-9 2.ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.3-11 3.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3-12「調和の迷宮〜たやすく入れるが、なかなか出られない」 【アーティスト(演奏・出演)】 イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン&指揮) [ヴァイオリン:フェルディナンド・ガリアーノ(1770年頃制作)、弓:ルイス・エミリオ・ロドリゲス制作)]ガット弦使用(A'=430Hz) フィンランド・バロック管弦楽団(ピリオド楽器仕様) 【レコーディング】 セッション録音:2019年1月/ヤルヴェンパー教会(ヤルヴェンパー、フィンランド) ロカテッリ:『ヴァイオリンの技法』Op.3より 3,300 円
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ハルモニアムンディから、 ベートーヴェンの聴きどころ2枚組登場! ヘレヴェッヘの第九の演奏の素晴らしさにあらためて驚き! ファウスト、ケラス、メルニコフらの名演も収録 ★人類の歴史上もっとも偉大な作曲家の一人であるベートーヴェンの軌跡をたどる2枚組。 こうしてベートーヴェンの作品を聴いていると、こんにち私達が音楽をするあらゆる要素がつまっており、いかに多くをベートーヴェンにおっているか、ということをあらためて知る2枚組となっております。 演奏はハルモニアムンディのディスコグラフィの中でも特に代表的なベートーヴェン。 注目の2枚組です! 収録情報 曲目・内容 [CD1] 1. 交響曲第9番 ニ短調「合唱つき」op.125より第2楽章 Molto vivace/シャンゼリゼ管弦楽団、フィリップ・ヘレヴェッヘ (指揮) 2. レオノーレ op.72a (1805年初版) より第2 幕フィナーレ O welche Lust, in freier Luft (合唱) /ルネ・ヤーコプス (指揮) 、チューリヒ・ジング・アカデミー、フライブルク・バロック・オーケストラ 3. エリーゼのために WoO 59/ブリジット・エンゲラー (ピアノ) 4. 弦楽四重奏曲第15番 op.132 イ短調より第5楽章 Allegro appassionato - Presto/カザルス弦楽四重奏団 5. ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13「悲愴」より第2楽章 Andante cantabile/ポール・ルイス (ピアノ) 6. ベートーヴェン:蚤の歌 op.75-3 (ゲーテのファウストより) /ディートリヒ・ヘンシェル (バリトン) 、ミカエル・シェーファー (ピアノ) 7. ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 op.30-2より第2楽章 Adagio cantabile/イザベル・ファウスト (ヴァイオリン) 、アレクサンドル・メルニコフ (ピアノ) 8. ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 op.97「大公」より第2楽章 Scherzo - Allegro/イザベル・ファウスト (ヴァイオリン) 、ジャン=ギアン・ケラス (チェロ) 、アレクサンドル・メルニコフ (フォルテピアノ) 9. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61より第3楽章 Rondo Allegro/イザベル・ファウスト (ヴァイリン) 、クラウディオ・アバド (指揮) 、モーツァルト管弦楽団 [CD2] 1. 交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」より第1楽章 Allegro con brio/アンドルー・マンゼ (指揮) 、ヘルシンボリ交響楽団 2. ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2「テンペスト」より第3楽章 Allegretto/ポール・ルイス (ピアノ) 3. ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 op.70-1「幽霊」より第2楽章 Largo assai ed espressivo/トリオ・ヴァンダラー 4. ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37より第3楽章 Rondo Allegro/ポール・ルイス (ピアノ) 、BBC交響楽団、イルジー・ビエロフラーヴェク (指揮) 5. 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130より第2楽章 Presto/東京クヮルテット 6. ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」より第1楽章 Adagio sostenuto/ポール・ルイス (ピアノ) 7. 交響曲第9番 ニ短調「合唱つき」op.125より第4楽章 フィナーレ/シャンゼリゼ管弦楽団、フィリップ・ヘレヴェッヘ (指揮) 、コレギウム・ヴォカーレ、ラ・シャペル・ロワイヤル、メラニー・ディーナー (S) 、ペトラ・ラング (A) 、エンドリク・ヴォットリヒ (T) 、ディートリヒ・ヘンシェル (B) Beethoven ALIVE! ベートーヴェンは生きている! 2,134 円
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日本を愛したフランスの偉人が残した記録。 死の前年、仄暗い情緒を讃えた日生劇場ライヴ ★WEITBLICKからCDで発売されマニアを唸らせた貴重音源をALTUSがライセンスし初LP化。 LP用にマスタリングし直し、アナログのマスターテープを作った上でカッティング。 熟練の技術者による丁寧な製作でLPならではの風合いを獲得しています。 ★日本を愛した古き佳きフランスの偉人、フランソワの特異な音楽を現在に伝える貴重な記録。 1969年、フランソワ死の1年前に行われた日生劇場ライヴがLP化。 仄暗い響きが空間を満たす、異様とすら言えるフランス音楽の夕べ。 芸術の粋にまで高められた気だるさにゾッとさせられます。 まさにフランソワにしか成し得ない世界と言えましょう。 死の直前まで全集録音完結を目指し演奏し続けたドビュッシー作品など、愛好家にはたまらないプログラム。 ご子息マクシミリアン・フランソワ氏による父へのメッセージを収録した解説も必読です。 収録情報 曲目・内容 ヨハンナ・マルツィ 未発表放送スタジオ録音第2集 ステレオ編 [LP1-A面] フランク:前奏曲、コラールとフーガ [LP1-B面] フォーレ:夜想曲第6番 変ニ長調 Op.63、即興曲第2番 ヘ短調 Op.31 [LP2-A面] ドビュッシー:前奏曲集 第1集より「デルフォイの舞姫」「亜麻色の髪の乙女」「沈める寺」、前奏曲集 第2集より「花火」 [LP-2B面] ドビュッシー:ピアノのために アーティスト(演奏・出演) サンソン・フランソワ (ピアノ) レコーディング ライヴ録音:1969年11月16日/日生劇場 (モノラル) サンソン・フランソワ 日生劇場ライヴ 1969 15,400 円
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ザルツブルク音楽祭2019 ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ創立20周年 バレンボイム指揮、アルゲリッチによるチャイコフスキー協奏曲! ★2019年ザルツブルク音楽祭でのライヴ映像。 ダニエル・バレンボムが創設したウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラは2019年で創立20周年を迎えました。 同オケは、1999年ゲーテゆかりの地ドイツ・ワイマールで、イスラエルとアラブ諸国の若手音楽家で結成されたオーケストラ。 中東での平和的共存と互いの音楽性を高めながら相互理解を深めることを目的として創設されました。 楽団名はゲーテの「西東詩集」に由来しています。 その記念すべき年のザルツブルク音楽祭で、世界的なピアニスト、マルタ・アルゲリッチをソリストに迎え、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、そしてメインプログラムとしてシューベルトの交響曲「未完成」を演奏しました。 アルゲリッチとバレンボイム巨匠二人の円熟の境地を堪能するとともに、若い音楽家たちの身体の芯に熱く迫ってくるような躍動感を味わうことができます。 またオケのコンサートマスターは、ソリストとして活躍しているバレンボイムの息子マイケル・バレンボイムが務めています。 アンコールには、バレンボイムとアルゲリッチの息の合った連弾を披露(シューベルト:ロンド イ長調D.951)しています。 収録情報 曲目・内容 シューベルト:交響曲第7番 ロ短調D.759『未完成』チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調Op.23シューベルト:ロンド イ長調D.951(アンコール) アーティスト(演奏・出演) マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)ダニエル・バレンボイム(指揮)ウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ レコーディング 収録:2019年8月、 ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ) 映像監督:エリーザベト・マルツァー ザルツブルク音楽祭2019/アルゲリッチ&バレンボイム 4,620 円
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愉悦感と風格を兼ね備えたヴァントならではのモーツァルト ★ヴァントといえばブルックナーの交響曲に人気がありますが、モーツァルトの味わい深さにも勝るとも劣らぬ魅力があります。 2篇のセレナードはいずれも大曲で、ヴァントならではの風格あふれる演奏。 とはいえ、モーツァルトならではの愉悦感も忘れておらず、たっぷり堪能できます。 スウェーデンの巨匠オルガニスト、リオネル・ロッグを独奏に招いたヘンデルの協奏曲も名人芸にひたれます。 ★2011年12月発売。 レコード芸術誌準特選。 *もとの音源が古いため、テープ劣化によるお聴き苦しい箇所がございます。 予めご了承下さい。 収録情報 曲目・内容 [Disc1]1. ヘンデル:「王宮の花火の音楽」序曲2. モーツァルト:セレナード第9番ニ長調K.320「ポストホルン」3. ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番Op.72b[Disc2]1. ヘンデル:オルガン協奏曲第1番2. モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250「ハフナー」 アーティスト(演奏・出演) リオネル・ロッグ(オルガン)ギュンター・ヴァント(指揮)NHK交響楽団 レコーディング 録音: [Disc1]1982年4月7日(1)、1979年11月9日(2)(3)/NHKホール [Disc2]1979年11月9日(1)、1983年12月2日(2)/NHKホール モーツァルト:ハフナー・セレナード、ポストホルン、ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番、他 3,245 円
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男ゴロワノフの激演 狂おしい讃歌、もえあがる神秘の火焔 スクリャービン生誕150周年記念! ★ムラヴィンスキーと対を成すロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)、シリーズ第6集は今年2022年生誕150周年に沸くスクリャービン! CD3 枚にわたり、強烈な音塊が火柱となって噴きあがる白熱の大演奏が堪能いただけます。 交響曲は全 5 曲を収録、その圧倒的解釈はもはや歴史的遺産であり 貴重そのもの。 狂気さながらの凄絶さで猛進しつつも曲の勘所を見極めた緩急自在のドライブで聴き手を興奮の坩堝に巻き込みます。 ★近年の演奏と比べれば一見自由極まりないトンデモ演奏かと思ってしまいますが、第 2 主題の大胆な浮かび上がらせ方など「こう在るべくして在る」もので、複 雑な楽曲を明快に(力技で?)解きほぐし生命力みなぎる音楽として練り上げ、猛然と押し出してくる無二の面白さがあります。 ソリスト陣もこの時代ならではの名 手ぞろい。 ピアノ協奏曲でのネイガウス、『プロメテ』でのゴリデンヴェイゼルはスクリャービンの書法を熟知したロシア・ピアニズムをおおいに炸裂させ、トランペッ ト大活躍の『法悦』では首席奏者ポポフが高らかに吹きまくります。 ★「ゴロワノフの録音の中では、彼の特徴を最も顕著に伝えるものと言って良い。 とにかく、ここにはゴロワノフがスクリャービンを好きすぎて、狂わんばかりに棒 を振っている姿が目に浮かぶようなのである。 このむせかえるような音は、まさにゴロワノフだ。 」(平林直哉氏の解説より) ※ノイズ等が発生する箇所がございます。 マスターによるものですので予めご了承下さい。 収録情報 曲目・内容 ゴロワノフの芸術 第 6 集 スクリャービン:交響曲全集 &ピアノ協奏曲 [Disc1] 1. 交響曲第 1 番 ホ長調 《芸術讃歌》 作品 26 2. ピアノ協奏曲 嬰へ短調 作品 20 [Disc2] 3. 交響曲第 2 番 ハ短調《悪魔的な詩》 作品 29 4. 交響曲第 4 番《法悦の詩》 作品 54 [Disc3] 5. 交響曲第 3 番 ハ短調《神聖な詩》 作品 43 6. 交響曲第 5 番 《プロメテ - 火の詩》 作品 60 7. 前奏曲 《夢》 作品 24 アーティスト(演奏・出演) ニコライ・ゴロワノフ(指揮) モスクワ放送交響楽団 (1) リュドミラ・レゴスタエヴァ(メゾ・ソプラノ)、アナトーリ・オルフェノフ(テノール)、モスクワ放送合唱団 (2) ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ) (4) セルゲイ・ポポフ(トランペット) (6) アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ)、モスクワ放送合唱団 レコーディング モノラル録音:(1)1948年 (2)1946年 (3)1950年 (4)1952年 (5)1946年 (6)1947年 (7)1952年 ゴロワノフの芸術 第 6 集 スクリャービン:交響曲全集 & ピアノ協奏曲 6,391 円
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ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家 ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス 当時オランダのサロンで愛された名曲に新たな息吹を吹き込む ★ベートーヴェンと同時代を生きた作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムスによるフルートとピアノのためのソナタ集第2集。 ヴィルムスは、ライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方の小さな村にに生まれ、父や兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、フルートを独学で学びます。 1791年19歳のときにアムステルダムに渡り、そこでフルート奏者、ピアニスト、オルガニスト、そして興行師としても活躍。 その後、アムステルダムの裕福な美術収集家の娘と結婚し、彼も大きな恩恵を受けます。 そして暇を見つけては、作曲をするという生活をしていましたが、それでも彼の作曲家としての評判は高く、ライプツィヒのゲヴァントハウスでも演奏され、その演奏にはE.T.A.ホフマンも肯定的な批評を書いたとされています。 ヴィルムスは、1815年オランダ王国が成立をきっかけに行われた、新たな国歌のコンテストを受け、見事に採用されます (1932年まで) 。 「外国人」であった彼の音楽が採用されたというのは、彼の才能がオランダで広く認められていたということでしょう。 ★第1集 (MDG-90321496) に続く本作は、フルートとピアノの作品に加え、チェロを含んだトリオ作品も収録されています。 チェロは、1800年前後に使用されていたピアノの低音・高音の弱点を単に補うのではなく、音楽的な相乗効果を持って書かれている点で、ロマン派の先駆的な作品です。 そして作品33のソナタは、フルートの扱い方を熟知したヴィルムスらしい充実した内容。 ヘレン・ダブリングハウスの凛々しく心地よい音色は一音一音説得力があり、さらにMDGのバランスの取れた録音による立体的な録音は、当時オランダのサロンで愛された名曲に新たな息吹を吹き込みます。 収録情報 曲目・内容 ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス:フルートのための室内楽作品集 Vol.2 ソナタ イ長調 作品 33 トリオ ニ長調 作品6 ソナタ ニ長調 作品 18-1 ソナタ ト長調 作品 18-2 アーティスト(演奏・出演) ヘレン・ダブリングハウス (フルート) セバスティアン・ベラクダル (ピアノ) ハンナ・ヴィンツェンス (チェロ) ヨハン・ウィルヘルム・ウィルムス:フルートのための室内楽作品集 Vol.2 3,245 円
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「現代最高のベルカント・テノール」のフローレスが 満を持して挑んだ「モーツァルト・オペラ・アリア集」 キュヴィリエ劇場ライヴ!! ★「現代最高のベルカント・テノール」の呼び声も高いフアン・ディエゴ・フローレスによるモーツァルトのオペラ・アリア集。 1996年にペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルでセンセーショナルなデビューを飾り、史上最高のロッシーニ・テノールとして名をとどろかせてきました。 2017年には満を持してモーツァルトのオペラ・アリア集を録音。 本映像は、その後、ロココ様式の美しいミュンヘン・キュヴィリエ劇場で行われたライヴ映像です。 18歳の時に、『魔笛』の合唱に参加してモーツァルトの作品に魅せられたというフローレス。 牧歌的で美しいモーツァルトの初期のオペラ『牧人の王』から、最晩年のジングシュピールの傑作『魔笛』まで7つのオペラ作品からのアリア、そしてコンサート・アリアを収録。 多彩なプログラムでモーツァルトの普遍的な芸術歌いあげます。 そしてオケには、いま最も注目を集めている古楽系ヴァイオリン奏者であり指揮者としても活躍するリッカルド・ミナージ率いるラ・シンティッラ管弦楽団。 チューリッヒ歌劇場を拠点とするラ・シンティッラ管弦楽団の豊富な歌劇場での演奏経験をもとに、情感豊かで躍動感に溢れた音楽作りは聴きどころ満載です。 収録情報 曲目・内容 モーツァルト:オペラ・アリア集 ・歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588〜アリア「いとしい人の愛にあふれた吐息は」(フェルランド)[第1幕、第17曲] ・歌劇「牧人の王」K.208〜アリア「太陽に面と向かって、雲は時折りこうしてひろがり」(アレッサンドロ)[第1幕、第4曲] ・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527〜アリア「あの人の安らぎが僕の安らぎ」(ドン・オッターヴィオ)[第1幕、第10曲a] ・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527〜アリア「わが宝をその間慰めに行って下さい」(ドン・オッターヴィオ)[第2幕、第21曲] ・歌劇「フィガロの結婚」K.492〜序曲 ・歌劇「後宮からの逃走」K.384〜アリア「私はお前の強さを頼み」(ベルモンテ)[第3幕、第17曲] ・コンサート・アリア「あわれ!夢かうつつか?〜あたりに吹きかうそよ風よ」K.431(425a) ・歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621〜序曲 ・歌劇「皇帝ティートの慈悲」K.621〜アリア「皇帝の主権にとって、親しい神々よ」(ティート)[第2幕、第20曲] ・歌劇「イドメネオ」K.366〜序曲 ・歌劇「魔笛」K.620〜アリア「この肖像は魔法のように美しく」(タミーノ)[第1幕、第3曲] ・歌劇「イドメネオ」K.366〜アリア「海の外にも、わしの胸の中にもうひとつの海があり」(イドメネオ)[第2幕、第12曲a] アーティスト(演奏・出演) フアン・ディエゴ・フローレス(テノール)リッカルド・ミナージ(指揮)ラ・シンティッラ管弦楽団 レコーディング 収録:2017年、ミュンヘン・キュヴィリエ劇場(ライヴ) 映像監督:ハンス・ハドゥッラ、プロデューサー:ベルハルト・フライシャー フアン・ディエゴ・フローレス、モーツァルトを歌う 6,620 円
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アレクサンドル・タローの名盤 F.クープラン作品集、再登場! 無限に広がる色彩感、量感、情感。 聴く者をとらえてはなさない音色。 日本語帯・解説付き ★まさに衝撃的な一枚。 かけた瞬間、ドビュッシー作品かと錯覚するほどの色彩感、量感、情感。 ゆったりとふくよか、ビロードのようでありながら、立ち上がりがどこまでもくっきりとした不思議な音色は、聴く者をとらえて放しません。 2007年に発売され大きな話題となった名盤、アレクサンドル・タローが演奏する、ピアノによるF.クープラン作品集 (2006年録音) が再登場します。 タロー本人が「playする、という考えに基づいて曲をきめました。 自分がしばしばコンサートでも演奏するティック・トック・ショックを中心に据えました。 F.クープランのもっとも「ピアニスティック」な作品を集め、これらのplay-ful な側面を強調しています。 」と語っているように、どの曲もきわめて清冽かつ明確に演奏されています。 冒頭に収録されている「神秘的なバリケード」は、一音一音にしっかりと意志と力強さがこめられており、聴いていてストレートに心に響く演奏。 また、「ティック・トック・ショック」も、これほどまでにクープラン作品が超絶技巧だとはと驚かされるもの。 最後にデュフリの作品が収録されているのも心憎いところです。 収録情報 曲目・内容 ティック・トック・ショック〜F.クープラン:作品集 アレクサンドル・タロー フランソワ・クープラン (1668-1733) 1. 神秘的な防塞 (第6組曲) 1'40" 2. ティック・トック・ショック、あるいはマイヨタン (第18組曲) 2'27" 3. クープラン (第21組曲) 3'54" 4. 信心女たち (第19組曲) 2'16" 5. さまよう亡霊たち (第25組曲) 4'10" 6. 編物をする女たち (第23組曲) 2'13" 7. キテラ島の鐘 (第14組曲) 3'46" 8. タヴェルニのミュゼット (第15組曲) 2'24" 9. 葦 (第13組曲) 2'48" 10. アタランテ (第12組曲) * 1'44" 11. パッサカリア (第8組曲) 5'43" 12. ミューズ・プラティヌ (第19組曲) 2'19" 13. 奇術 (第22組曲) 2'25" 14. 戦いのどよめき (第10組曲) 2'34" 15. 子守歌あるいは揺籠の中のいとし子 (第15組曲) 3'25" 16. 空想にふける人 (第25組曲) 3'37" 17. ラ・ロジヴィエール (第5組曲) 4'15" 18. 双生児 (第12組曲) 5'01" 19. かわいい子供たち、あるいは愛らしいラジュール (第20組曲) 3'05" 20. ジャック・デュフリ:ラ・ポトゥアン 5'19" アーティスト(演奏・出演) アレクサンドル・タロー (ピアノ) (10) パブロ・ピコ (タンブール) レコーディング 録音:2006年7月/パリ、IRCAM大ホール F.クープラン:ティック・トック・ショック 3,300 円
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日本語解説書付 歴史あるオリジナル楽器アンサンブル、カペラ・サヴァリアが テレマンの二重&三重協奏曲を録音! ★ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。 HUNGAROTONレーベルより積極的なリリースが続いておりますが当アルバムではテレマンを取り上げました。 多作で知られるテレマン。 ここでは2つまたは3つの独奏楽器のための協奏曲を録音しました。 テレマンは複数の楽器を独奏させることで聴衆を楽しませる創意工夫をしており、ここに聴く協奏曲でもそれぞれの独奏楽器の個性が光ります。 ★当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体。 これまでに数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなどその高水準の演奏には定評があります。 カッロー率いる当団は極めて端正で硬派な演奏スタイルが特徴で溶け合うようなアンサンブルが魅力です。 収録情報 曲目・内容 テレマン: 1. リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e1 2. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 TWV 52:C2 3. 2つのヴィオラのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G3 4. フルートとヴァイオリンのための協奏曲 ホ短調 TWV 52:e3 5. 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV 52:G2「ダルムシュタット・コンチェルト」 6. 3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 TWV 53:F1 アーティスト(演奏・出演) ジョルト・カッロー (指揮、 (2,4,5,6) ヴァイオリン、 (3) ヴィオラ) ラースロー・パウリク ( (2,5,6) ヴァイオリン) ダーニエル・パップ ( (6) ヴァイオリン) ガーボル・ラーツ ( (3) ヴィオラ) ガーボル・プレホファー ( (1) リコーダー) アンドレア・ベルタラン ( (1,4) フルート) カペラ・サヴァリア (オリジナル楽器使用 a'=415Hz) セッション レコーディング 録音:2020年8月20-22日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ (ハンガリー) テレマン:二重&三重協奏曲/カペラ・サヴァリア&ジョルト・カッロー 3,300 円
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男ゴロワノフの激演唸り暴れる猛獣、熾烈きわまるボロディン! ★ムラヴィンスキーと対を成すロシアのカリスマにして、強烈な爆演で知られるロシアの伝説的指揮者ニコライ・ゴロワノフ(1891-1953)の音源をALTUS渾身のマスタリングで発売!脳も灼けつく怒涛の大演奏、異様な指揮者の存在感が生む空前の大迫力。 ★このボロディンは言わずと知れた大名演。 暴れまわるオーケストラ、超弩級の激しさと張り裂けんばかりの歌、人類の表現しうる限界を感じさせない激烈な音楽が大展開されます。 冒頭の主題提示からゴロワノフも気合十分、「ダッダッダッダッ…」と野太く叫ぶように歌っております。 終楽章の天を衝くハイテンションなどとんでもない代物。 終始ありったけのエネルギーが注ぎ込まれた唯一無二の超絶演奏です。 ★「ボロディンの交響曲第2番はゴロワノフの録音遺産の中でも、突出して濃厚、強烈である。 第1楽章の終わり、信じがたいほどの強烈なリタルダンドは、かのメンゲルベルクがベートーヴェンの第9交響曲の一番最後に行った腕も折れよと力を込めたそれと並んで、レコードに記録された“世界の2大リタルダンド”であろう。 第4楽章も音の爆発と強烈なロシア情緒とが交錯する、凄まじいばかりの乱舞である。 ゴロワノフのそれが猛獣の叫び声だとすると、他の指揮者はせいぜい柴犬の鳴き声であろう。 」(平林直哉氏の解説より) 収録情報 曲目・内容 1. ボロディン:交響曲第2番 ロ短調『勇士』2. R.シュトラウス:ホルン協奏曲第1番 変ホ長調 作品11 アーティスト(演奏・出演) ヤコフ・シャピロ(ホルン [track-2])ニコライ・ゴロワノフ(指揮)モスクワ放送交響楽団 レコーディング モノラル録音:1. 1947年、2. 1952年4月4日 ゴロワノフの芸術 第3集 3,498 円
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ファウスト、タメスティ、ベルリン古楽アカデミー 最強の布陣によるブランデンブルク協奏曲! 角田郁雄氏監修による入念なSACDリマスタリング! ★ハルモニアムンディ・レーベルの名盤をSACDでお届けする日本限定企画、限定盤。 ハルモニアムンディから、ハイレゾマスターをライセンスし、キング関口台スタジオで角田郁雄氏技術監修のもと、入念なリマスタリングを施しました。 ★ベルリン古楽アカデミーのブランデンブルク協奏曲!これだけでも心躍るのに、なんとイザベル・ファウストとアントワン・タメスティという世界的名手がゲストに登場しているという、前代未聞のスケールの録音の登場です。 ベルリン古楽アカデミーは1998年にブランデンブルク協奏曲を録音 (HMM-931634) 、以降幾度となく演奏会でも取り上げており、まさにかれらの手中に完全に収められたもの。 自由自在、余裕たっぷりにあそびのあるアンサンブルが展開されております。 また、ファウストとはバッハのヴァイオリン協奏曲集 (KKC-6219/HMM-902335) で素晴らしい録音を成し遂げ、タメスティともテレマンの協奏曲プロジェクトでお互いをよく知り尽くした上でのレコーディングとなっております。 ★ファウスト、タメスティ両名が参加している第3番では終楽章の目もくらむようなスピード感で展開されるパッセージが圧巻!ファウストが参加している第4番はリコーダーが活躍する楽曲ですが、ファウストの攻めに攻めた、典雅で超絶技巧のパッセージもまた聴きもの。 第6番はヴァイオリンが含まれない少し珍しい編成の作品ですが、ヴィオラのタメスティの存在感が際立っています。 ほかにもアルパーマンの雄弁すぎるチェンバロや、管楽器の面々のうまさ!語りつくせぬ聴きどころの連続ですが、まるで6曲全体がひとつの大きな組曲であるように感じるくらい、ひといきに聴いてしまいます。 作品当時の奏者たちも高い技巧の持ち主だったことは夙に知られるところですが、あらためてその史実に驚きとともに思いをはせると同時に、当時の演奏の現場の熱気と活気、そして聴衆たちの興奮までもが再現されているよう。 即興感と心地よい疾走感に満ちた、尋常ならざる熱気とエネルギーと気魄にみなぎった演奏です。 収録情報 曲目・内容 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 (全6曲) アーティスト(演奏・出演) ベルリン古楽アカデミー イザベル・ファウスト (ヴァイオリン/ヤコブス・シュタイナー (1658年製) ) アントワン・タメスティ (ヴィオラ/1672年製ストラディヴァリウス「マーラー」) レコーディング 録音:2021年3,5月録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲/ファウスト、タメスティ、ベルリン古楽アカデミー 5,500 円
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注目盤! 細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、大島ミチル、カレヴィ・アホなど新作委嘱多数収録! 多彩なヴィオラ奏者戸川ひより、期待の新譜は、「子供」をテーマにしたアルバム! ★SACDハイブリッド盤。 日本とオーストラリアをルーツにもつヴィオラ奏者、戸川ひよりは、世界がCOVID-19のパンデミックで苦しんでいた時、各国の作曲家に委嘱したヴィオラ・ソロ曲のアルバム『孤独の歌 (Songs of Solitude) 』 (KKC-6346/BIS SA-2533) をリリース。 同アルバムは各誌で大きく取り上げられ話題となりました。 期待の新録音『Children! (子供たちよ!) 』は、「子供」をコンセプトにしたアルバムです。 このプロジェクトの背景には、自身2人目の子の母になった彼女が、子供を取り巻くさまざまな環境に思いを巡らせたことがあったといわれます。 ★彼女が新曲を委嘱したのは、「孤独の時」を彼女と分かち合った、細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、大島ミチル、カレヴィ・アホ。 そして、イラン出身のアメリカの作曲家ギティ・ラザズ、エストニアのマルト=マティス・リル、オーストラリアのエリオット・ガイガー、ロシア出身のユーリ・ポヴォロツキー、ルーマニアのディアナ・ロタル、スロヴァキアのイヴァン・ブッファ、中国のルー・ワン、ドイツのアレクセイ・ゲラシメスが、彼女のプロジェクトに共感し、作品を寄せました。 ★前のアルバムではバッハの《無伴奏チェロ組曲》の〈サラバンド〉が、曲と曲の間で演奏されていました。 このアルバムも同じ構成がとられ、6つの〈アルマンド〉が「橋渡し」の役割を担っています。 ★ブックレットは、それぞれの作曲家に見開きの2ページが割かれています。 作曲家たちの「今」と子供のころの写真と、戸川ひよりが彼らと「子供」の関わりについて書いた一文 (ドイツ語、英訳、フランス語訳) が掲載されています。 収録情報 曲目・内容 『子供たちよ!』 1. 細川俊夫 (1955-) : 五木の子守唄 (Komori-Uta) (2021) 〜ヴィオラ・ソロのための 2. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) : アルマンド〜無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009より 3. ヨハンナ・ドーデラー (1969-) : 小鳥のさえずり (The little bird) (2021) 〜ヴィオラとピアノのための 4. ギティ・ラザズ (1986-) : 黄金の蜂 (The golden bee) (2022) 〜ヴィオラ・ソロのための 5. マルト=マティス・リル (1975-) : 子守歌 (Lullaby) (2022) 〜ヴィオラとピアノのための 6. J.S.バッハ : アルマンド〜無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007》より 7. エリオット・ガイガー (1968-) : 歌うこと (Chanting) (2021) 〜ヴィオラとピアノのための 8. 大島ミチル (1961-) : 花 (Flower) (2022) 〜ヴィオラとピアノのための 9. J.S.バッハ : アルマンド〜無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008より 10. ユーリ・ポヴォロツキー (1962-) : ほらツバメが来たよ (Here Comes a Swallow) (2022) 〜ヴィオラとピアノのための 11. カレヴィ・アホ (1949-) : ねんねんころり (Nuku, lapsoseni) (2021) 〜ヴィオラとピアノのための 12. J.S.バッハ : アルマンド〜無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011より 13. フェデリコ・ガルデッラ (1979-) : 子守歌 (Wiegenlied) (2021) 〜ヴィオラとトイ・ピアノのための 14. ディアナ・ロタル (1981-) : Co (ho) quet (us) reMix (2021) 〜ヴィオラ・ソロのための 15. J.S.バッハ : アルマンド〜無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010より 16. イヴァン・ブッファ (1979-) : まだ知らぬ声に (To The Unknown Voice) (2021) 〜ヴィオラとピアノのための 17. ルー・ワン (1982-) : スズメとツノメドリ (Sparrows and Puffins) (2022) 〜ヴィオラ・ソロのための 18. J.S.バッハ : アルマンド〜無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012より 19. アレクセイ・ゲラシメス (1987-) : 五木の子守唄 (Lullaby of Itsuki) (2022) 〜ヴィオラとハンドパンのための アーティスト(演奏・出演) 戸川ひより (ヴィオラ) キヴェリ・デルケン (ピアノ) アレクセイ・ゲラシメス (打楽器) [楽器] Viola : Antonio Cassini, Modena, c.1690/Bow : Benoit Rolland/Piano : Steinway D, 1929 レコーディング セッション録音 : 2022年9月26〜28日/ニコデモ教会 (ベルリン) 、2023年1月16〜18日、2月13〜15日/アンドレーアス教会 (ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ) 制作・録音エンジニア : マルティン・ナゴルニ 『子供たちよ!』 3,289 円
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INA秘蔵ライヴ音源 ヴァイオリンの巨匠と織りなすふたつの名演 スターンの切れ味、シェリングの流麗さ、 そしてクリュイタンスの薫り高くも熱いひびき ★INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし入魂のマスタリングでCD化。 クリュイタンス&フランス国立放送管がスターンとシェリングを迎えた協奏曲。 両巨匠の音色の違いが曲の味わいにも絶妙にマッチし、類まれな名演が生み出されています。 ★スターンのブラームスは同じ組合わせでモントルー・ライヴ(1956)が過去に出ていましたが、それとは別の初出音源。 演奏の完成度はこちらが上か、驚くほど素晴らしい内容です。 ソロは力強くキレがありつつも柔らかな表情とのバランスが実にみごと。 オーケストラもたまらなく魅力的で、2楽章のオーボエなどため息が出るような最上級の美しさ。 冴えわたる名技性と交響的構築性の完璧なる同居、大変な高まりを見せる必聴の大演奏です! ★シェリングのメンデルスゾーンもひさびさの復活。 つややかな音色で美しいメロディを存分に歌い上げるソロ。 それが伝播したか、オケものびのびと麗らかに歌い劇的な盛り上がり。 さらに締めるところは締めるクリュイタンスの棒が音楽に大きな推進力を与え、フィナーレの痛快さたるや特筆もの!ぐいぐいと音楽に引きこまれます。 ★〈(スターンは)トップ・クラスの内容である。 ジネット・ヌヴーに匹敵すると言っても過言ではない。 安定感は抜群であり、しなやかさと力強さ、ほのかな甘美さと上品な味わい、それらが全く理想的にバランスされている〉〈(シェリングは)非常に古典的で流麗である。 まことに感動的だ。 クリュイタンスの棒も実に生き生きとした温かい空気に満ちており、気持ちが良い〉〜平林直哉氏の解説より 収録情報 曲目・内容 INA 秘蔵音源・クリュイタンス&フランス国立管ライヴ スターン・シェリング 2大ヴァイオリニストとの競演 1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 2. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 アーティスト(演奏・出演) アイザック・スターン(ヴァイオリン (1) ) ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン (2) ) アンドレ・クリュイタンス(指揮) フランス国立放送管弦楽団 レコーディング ライヴ録音:(1)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場(モノラル)、(2)1959年9月20日/モントルー音楽祭(モノラル) ブラームス&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集 3,498 円
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ケラス&タロー、共演による新譜はマラン・マレ!! ケラスの歌とタローの魔法の音色が炸裂! ★ケラスとタローが、マラン・マレを録音しました。 モダン・チェロとピアノによるマラン・マレというだけでも興味津々なうえ、ふたりによる演奏となれば、黙って通り過ぎるわけにはいきません。 ケラスはその圧倒的なうまさと音楽で、洋の東西、時代を問わずに演奏活動を展開、そしてタローはラモーのクラヴサン曲集のピアノによる演奏で世界をあっといわせた存在。 そんなふたりによるマレ!ひとつの組曲を核に、さまざまなキャラクターの小曲を合間にちりばめた、1枚をとおしてたのしめるプログラムも魅力。 ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロで演奏するとどちらかといえばゆったりと典雅、内省的な印象すらあるマレ。 ケラスとタローによる演奏は、フレーズひとつひとつに満ちる歌、さりげない装飾音にただよう繊細なエレガンスが美しく、そしてスタイリッシュ。 かと思うと、ワールドミュージックを聴いているような感覚になるような場面もあるなど、1曲1曲が実に新鮮。 膀胱結石手術図の患者役にはコメディ・フランセーズの役者をゲストに迎えた力の入りよう。 タローのソロも、ラモーやクープランにつづき、衝撃の美しさに心がふるえます。 そしてスペインのフォリアでの、ケラスの圧倒的うまさ!!絶対注目です!!! 収録情報 曲目・内容 マラン・マレ (1656-1728) :作品集 1. プレリュード * 2. ガヴォット * 3. ミュゼット (ヴィオール曲集第4巻、組曲イ短調より) 4. スペインのフォリアのクプレ (ヴィオール曲集第2巻より) 5. ラ・レヴーズ (夢、夢想、夢見る女) (ヴィオール曲集第4巻、異国趣味の組曲より) 6. ファンタジー* 7. グラン・バレ * 8. サラバンド * 9. 膀胱結石手術図 (ヴィオール曲集第5巻) 10. クーラント * 11. 作者不詳 (伝:マラン・マレ) :Les Regrets (後悔) (ヴィオール曲集第2巻 組曲ホ短調より) 12. プレリュード (ヴィオール曲集第2巻 組曲ニ短調より) 13. サラバンド・グラーヴ (ヴィオール曲集第2巻 組曲ニ短調より) 14. きわめて速く - 遅く (マレ風ソナタ) 15. ル・バディナージュ (ヴィオール曲集第4巻、異国趣味の組曲より) [ ピアノ・ソロ編曲 ] 16. ジグ - ドゥーブル * 17. アルマンド * *= ヴィオール曲集第3巻 組曲イ短調より アーティスト(演奏・出演) ジャン=ギアン・ケラス (チェロ/ジョフレド・カッパ、1696年製) アレクサンドル・タロー (ピアノ/YAMAHA CFXグランドピアノ) ギョーム・カリエンヌ (コメディ・フランセーズ会員/9) レコーディング 録音:2022年8月、大ホール、アルセナル・ド・メス (フランス)hmm-902315 マラン・マレ:作品集&編曲集 3,322 円
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★SACDハイブリッド盤。 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団(団名の“Chiaroscuro(キアロスクーロ)”はコントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味します)。 BISレーベルで録音を続けているハイドンのシリーズは、レコード芸術誌の特集「新時代の名曲名盤500」で弦楽四重奏曲第77番「皇帝」が第1位となるなど、現在最も注目されている演奏です。 期待の第4弾はエルデーディ四重奏曲より第78番「日の出」、第79番「ラルゴ」、第80番を収録しました。 ★エルデーディ伯爵に捧げられたことによりその名がついたハイドンの6つの弦楽四重奏曲(第75番〜第80番)。 第78番「日の出」は第1楽章の冒頭の印象から名づけられました。 第79番「ラルゴ」は第2楽章のラルゴが有名でこの名がついております。 ★ピリオド奏法で繊細にしてしなやかな演奏が持ち味の当団。 この演奏でも溌溂とした演奏とともにイブラギモヴァの妙技が光る名演を聴かせてくれます。 ★当団は2016年4月、カルテットとして初来日を果たし大成功をおさめました。 古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団はこれまでにハイドン、ベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。 キアロスクーロ四重奏団によるハイドン・シリーズ ハイドン:弦楽四重奏曲第31-33番(KKC-5677 / BIS SA-2158) ハイドン:弦楽四重奏曲第34-36番(KKC-5832 / BIS SA-2168) ハイドン:弦楽四重奏曲第75-77番(KKC-6173 / BIS SA-2348) 【曲目・内容】 ハイドン: 1.弦楽四重奏曲第78番 変ロ長調「日の出」 Op.76-4 Hob.III -78 2.弦楽四重奏曲第79番 ニ長調「ラルゴ」 Op.76-5 Hob.III -79 3.弦楽四重奏曲第80番 変ホ長調 Op.76-6 Hob.III -80 【アーティスト(演奏・出演)】 キアロスクーロ四重奏団 アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン/Anselmo Bellosio c.1780) パブロ・エルナン=ベネディ(ヴァイオリン/Andrea Amati 1570) エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ/Willems,c.1700) クレール・チリヨン(チェロ/Carlo Tononi 1720) 【レコーディング】 セッション録音:2018年1月/ライツターデル、ノイマルクト(ドイツ) プロデューサー:アンドリュー・キーナー サウンド・エンジニア:ファビアン・フランク(Arcantus Musikproduktion) ハイドン:弦楽四重奏曲第78-80番 3,300 円
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ヤーコプスの大名盤、後宮からの誘拐と魔笛が ボックスで登場!!! 『後宮からの誘拐』〜〜ヤーコプスの『後宮からの誘拐』は、2014年の録音。 パーカッションもにぎにぎしく活躍する快速序曲から、トルコを思わせる世界に一気に引きこまれる痛快な演奏です。 セリフ部分にも演技と音楽の両面で様々に工夫がなされ、聴いていて実にたのしい「後宮」の誕生となりました! ★1782年の「後宮からの誘拐」のウィーン初演は、聴衆および批評家たちから、かつてない大成功の反響となりました。 エキゾチズム (東洋趣味) に重きを置いた音楽、啓蒙主義思想の礼賛、当時のオスマン帝国に対する偏見とは間逆の筋書が当時の人々にとってまさにドンピシャ、ツボにはまったものだったのです。 また、このオペラはジングシュピール (歌芝居) なのでレチタティーヴォがなく、アリアとセリフで構成されています。 現在では、演奏に際し、セリフ部分は多くの部分がカットされてしまいますが、この録音では改訂を施しながらもフルに収録。 さらに、アリアの途中でもセリフを挿入させるなど、耳のための音楽劇として聴き手が場面や登場人物の心情を想像しやすいような工夫も随所に見られます。 さらに、様々な資料から、ヤーコプスは、セリフ部分でモーツァルトが自らフォルテピアノを操り場面を盛り上げ、次のアリアへのよい橋渡しとなるような即興、あるいは自作の鍵盤音楽からの引用を織り交ぜたのではと考え、この録音に際してもセリフ部分の何か所かで、フォルテピアノ奏者にちょっとした楽曲を演奏させ、さらにアリアの中でも通奏低音の枠を超えたようなものを演奏させています。 このような細かな工夫により、セリフとアリアのつながりにも自然な流れが生まれ、オペラの内容がよりリアルなものとして見事によみがえっています。 ★歌唱陣は、バイロイトにも出演、カルダーラの世界初録音アリア集CD (マルコン指揮) でも注目を浴びたソプラノのロビン・ヨハンセン、既にバロックからロマン派のアリアまで多数のCDをリリース、2015年のザルツブルク音楽祭デビューをしたテノールのマキシミリアン・シュミットなど、旬の顔ぶれがズラリそろっています! 『魔笛』〜〜『魔笛』は2009年の録音。 セリフ部分にも音楽部分にも入念な考察を重ねた、歌芝居としての面白さが万全に引き出された演奏です。 タミーノ役のダニエル・ベーレはハンブルク出身で録音当時デビューしたてでしたが、今では大活躍のテノールです。 ペーターゼンは押しも押されぬ存在のソプラノ。 『魔笛』の録音に新たな歴史を刻んだ名盤です。 収録情報 曲目・内容 W.A.モーツァルト:後宮からの誘拐&魔笛/ヤーコプス 『後宮からの誘拐』[CD1-2] コンスタンツェ:ロビン・ヨハンセン (ソプラノ) ブロンデ:マリ・エリクスモーエン (ソプラノ) ベルモンテ:マキシミリアン・シュミット (テノール) ペドリッロ:ジュリアン・プレガルディエン (テノール) オスミン:ディミトリー・イヴァシュチェンコ (バス) 太守セリム:コルネリウス・オボニャ (語り) ルネ・ヤーコプス (指揮) ベルリン古楽アカデミー RIAS室内合唱団 録音:2014年9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン 『魔笛』[CD3-5] タミーノ:ダニエル・ベーレ (テノール) パミーナ:マリス・ペーターゼン (ソプラノ) パパゲーノ:ダニエル・シュムッツハルト (バリトン) パパゲーナ:イム・スンヘ (ソプラノ) 夜の女王:アンナ=クリスティーナ・カーッポラ (ソプラノ) ザラストロ:マルコス・フィンク (バス=バリトン) モノスタトス:クルト・アツェスベルガー (テノール) 第1の侍女:インガ・カルナ (ソプラノ) 第2の侍女:アンナ・グレヴェリウス (メゾ・ソプラノ) 第3の侍女:イザベル・ドリュエ (メゾ・ソプラノ) 弁者:コンスタンティン・ヴォルフ (バス=バリトン) ほか ルネ・ヤーコプス (指揮) ベルリン古楽アカデミー RIAS室内合唱団 録音:2009年9,10月/テルデックス・スタジオ・ベルリン W.A.モーツァルト:後宮からの誘拐&魔笛/ヤーコプス 6,820 円
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フリエンドの新境地 古楽演奏の伝統も持つノルウェーの楽団、 スタヴァンゲル響とシューマンの交響曲に挑む! ★ベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューベルトに続いて、シューマンの交響曲サイクルに乗り出したフリエンド。 共演は初録音となるスタヴァンゲル交響楽団です。 ★スタヴァンゲル交響楽団は1938年に設立されたノルウェーのオーケストラで、現在はアンドリス・ポーガが首席指揮者を務め、カネラキス、エラス=カサド、ガフィガンらも客演しています。 また90年以降、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、ビオンディを順に古楽芸術監督というポジションに迎え、歴史的奏法への造詣を深めてきたオーケストラでもあります。 ★フリエンドもブリュッヘンと同じくオランダ古楽界から活動をはじめ、今や指揮者として世界中で活躍する人物。 ブリュッヘン仕込みの響きを一面にもつスタヴァンゲル響を、共感をもって鳴らしていきます。 歴史的奏法を熟知した演奏が創り出す刺激的なシューマン。 見通しの良い弦楽器のトレモロをくぐり抜けて香ってくる管楽器の風合いなど非常に面白い質感が味わえます。 軽やかにして炸裂感もしっかり。 2番ではバッハやベートーヴェンといった過去の作曲家の音楽へのまなざし、語り口にも注目です。 収録情報 曲目・内容 シューマン: 交響曲第1番 変ロ長調 Op.38 交響曲第2番 ハ長調 Op.61 アーティスト(演奏・出演) ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド (指揮) スタヴァンゲル交響楽団 レコーディング 録音:2023年6月12-15日/ノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール シューマン:交響曲第1&2番 2,860 円
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フランス趣味からイタリア趣味へ至るグラデーション ★リコーダー奏者本村睦幸の最新盤は、フランスバロック・ソナタの展翅 (てんし) と題した1枚。 展翅 (てんし) とは、標本などにするため、昆虫などの羽をひろげること。 フランス趣味・イタリア趣味の「ソナタ」に、性格的小品もまじえて、美しい1枚の絵のようにプログラムされています。 ★フィリドールのソナタは、「リコーダー」を楽器指定しているフランスの楽曲。 シェドヴィルの作品は、ヴィヴァルディの作品13と偽って出版されたもので、当時のフランスでヴィヴァルディの作品と思われていた曲を元にアレンジした楽章と、シェドヴィル自身による楽章を交えた構成。 材料はイタリアですが、フランスのロココ趣味が色濃く反映されたユニークな作品です。 マレの作品はもともとはヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための作品ですが、ヴァイオリンのパートはトラヴェルソでもほぼ演奏可能、そしてここではトラヴェルソと同じ音域のリコーダーを用いて演奏しています。 イタリアに生まれフランスに帰化したカナヴァスの作品、さらにクープランの描写的小品をはさんで、最後はオトテールのソナタでディスクが締めくくられます。 1枚全体が美しい絵画かタペストリーのよう。 どの曲も心地よい素朴さ、典雅な風合いに満ちており、親密なアンサンブルにも非常に好感がもてます。 収録情報 曲目・内容 フランスバロック・ソナタの展翅 (てんし) 1-5. アンヌ・ダニカン・フィリドール (1681-1728) :リコーダーのためのソナタ 6-9. ニコラ・シェドヴィル (1705-1782) :〈ヴィヴァルディの忠実な羊飼い〉より ソナタ 第4番 10-15. マラン・マレ (1656-1728) :マレ風ソナタ 16-18. ジャンバティスト・カナヴァス (1713-1784) :チェロソナタ 作品2の1 19. フランソワ・クープラン (1668-1733) :恋する小夜鳴鳥 20-25. ジャック・オトテール (1673-1763) :組曲ソナタ 作品5の4 アーティスト(演奏・出演) 本村睦幸 (リコーダー) ジュゴンボーイズ《山本徹 (チェロ) , 根本卓也 (チェンバロ) 》 レコーディング 録音:2021年12月13-15日、千葉市美浜文化ホール 音楽ホール [ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ] Microphones : Custom-made DC amplifier line-level microphones with Schoeps MK2H capsules, designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records) , 2013 (last modified 2018) , Tokyo. Stereo Setting : A-B pair microphones Microphone Power Supply & Preamplifier : PureT Records PT-MPP02, designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records) , 2017, Tokyo. AD Converter : Mytek Digital Brooklyn ADC Recorder : TASCAM DA-3000 Master Clock : Grimm Audio CC2 DSD/PCM to PCM Converter : Weiss Saracon-DSD フランスバロック・ソナタの展翅 (てんし) 3,157 円
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大注目! ビシュコフ率いるチェコ・フィルがマーラー交響曲全曲録音を開始! 第1弾はチェン・ライスをソリストに迎えた第4番!! ★PENTATONEレーベルがチェコ・フィルハーモニー管弦楽団との長期プロジェクトを発表!第1弾として現在当団の首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフによるマーラーの交響曲全曲録音です!当アルバムは注目のソプラノ、チェン・ライスをソリストに迎えた第4番を収録しております。 ★チェコ・フィルにとってマーラーの交響曲録音は数多くあるものの、全集は1976年から1982年にかけて録音したヴァーツラフ・ノイマン以来となります。 ★オーストリアで活躍したマーラーですが生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。 この企画はチェコ・フィルにとっても最も重要かつ力をいれたプロジェクトとなっております。 ★「マーラーの交響曲は人生の“ポリフォニー”を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです。 」と語るビシュコフ。 2018年10月より当団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたビシュコフが全身全霊で臨むマーラーはこのオーケストラがもつ温かく優しい音色を全面に出した好演。 今後の録音にもご期待ください!!なお、今後チェコ・フィルはスークの交響曲全集、ドヴォルザークの作品の録音も計画されているのとのこと。 こちらも期待が高まります。 収録情報 曲目・内容 マーラー:交響曲第4番ト長調 (i. 17'10 + ii. 9'23 + iii. 21'23 + iv. 8'51 = 56'49) アーティスト(演奏・出演) チェン・ライス(ソプラノ) セミヨン・ビシュコフ(指揮) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 レコーディング 録音:2020年8月21-26日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ) マーラー:交響曲第4番 ト長調 3,300 円
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チェコを代表する作曲家カラベーチとスメタナのピアノ作品を 名手ヤン・バルトシュが演奏!! ★スプラフォン・レーベルが力を注いで録音している20世紀を代表するチェコ人作曲家ミロスラフ・カベラーチ (1908-1979) の作品。 当アルバムにはピアノ作品を収録。 演奏はヤン・バルトシュです。 ★プラハ工科大学で学びその後にプラハ音楽院で作曲、指揮を学んだカベラーチ。 1932年にチェコ放送の指揮者兼音楽制作のディレクターに就任して以来、長きに渡り同放送の仕事に携わってきました。 カラベーチはその生涯と作品において「悪に屈しない、人間的な理想を追求する」というテーマを前面に押し出し活躍。 ナチス占領下と共産主義独裁下のチェコスロバキアでその両方を表現した音楽家です。 ここに収録したピアノのための8つの前奏曲 Op.30は、カベラーチの代表作「時の神秘」Op.31と同時期の意欲的な作品。 併録された「異国からのモティーフ」Op.38 とともにポストモダニズムやミニマリズムの到来を予感させるものがあります。 ★カップリングはスメタナです。 「作品1」である性格的な6つの小品は「森の中で」「めざめた情熱」「羊飼の娘」「あこがれ」「戦士」「絶望」からなるピアノ小品集。 スメタナらしいあたたかい音楽をお楽しみいただけます。 ★ヤン・バルトシュはブレンデルも激賞するチェコを代表する実力派ピアニスト。 14歳のときにビエロフラーヴェクの指揮でコンサート・デビューを成功させ、以後数々の国際コンクールの受賞歴を誇ります。 スプラフォン・レーベルからリリースしているヤナーチェクのピアノ作品集 (SU-4266) 、モーツァルトのピアノ協奏曲集 (KKC-6155/SU-4234) 、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集 (SU-4252) 、ノヴァークのピアノ協奏曲 (SU-4284) ではきめ細かく丁寧な音楽づくりで高い評価を得ております。 収録情報 曲目・内容 1. カベラーチ:ピアノための8つの前奏曲 Op.30 2. スメタナ:性格的な6つの小品 Op.1 3. カベラーチ:ピアノのための異国からのモティーフ Op.38 アーティスト(演奏・出演) ヤン・バルトシュ (ピアノ) レコーディング セッション録音:(1) 2019年11月21日、 (2,3) 2019年1月26日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム (プラハ) カベラーチ:8つの前奏曲&異国からのモティーフ、スメタナ:性格的な6つの小品 3,542 円
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チェコを代表する作曲家カラベーチとスメタナのピアノ作品を 名手ヤン・バルトシュが演奏!! ★スプラフォン・レーベルが力を注いで録音している20世紀を代表するチェコ人作曲家ミロスラフ・カベラーチ (1908-1979) の作品。 当アルバムにはピアノ作品を収録。 演奏はヤン・バルトシュです。 ★プラハ工科大学で学びその後にプラハ音楽院で作曲、指揮を学んだカベラーチ。 1932年にチェコ放送の指揮者兼音楽制作のディレクターに就任して以来、長きに渡り同放送の仕事に携わってきました。 カラベーチはその生涯と作品において「悪に屈しない、人間的な理想を追求する」というテーマを前面に押し出し活躍。 ナチス占領下と共産主義独裁下のチェコスロバキアでその両方を表現した音楽家です。 ここに収録したピアノのための8つの前奏曲 Op.30は、カベラーチの代表作「時の神秘」Op.31と同時期の意欲的な作品。 併録された「異国からのモティーフ」Op.38 とともにポストモダニズムやミニマリズムの到来を予感させるものがあります。 ★カップリングはスメタナです。 「作品1」である性格的な6つの小品は「森の中で」「めざめた情熱」「羊飼の娘」「あこがれ」「戦士」「絶望」からなるピアノ小品集。 スメタナらしいあたたかい音楽をお楽しみいただけます。 ★ヤン・バルトシュはブレンデルも激賞するチェコを代表する実力派ピアニスト。 14歳のときにビエロフラーヴェクの指揮でコンサート・デビューを成功させ、以後数々の国際コンクールの受賞歴を誇ります。 スプラフォン・レーベルからリリースしているヤナーチェクのピアノ作品集 (SU-4266) 、モーツァルトのピアノ協奏曲集 (KKC-6155/SU-4234) 、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集 (SU-4252) 、ノヴァークのピアノ協奏曲 (SU-4284) ではきめ細かく丁寧な音楽づくりで高い評価を得ております。 収録情報 曲目・内容 1. カベラーチ:ピアノための8つの前奏曲 Op.30 2. スメタナ:性格的な6つの小品 Op.1 3. カベラーチ:ピアノのための異国からのモティーフ Op.38 アーティスト(演奏・出演) ヤン・バルトシュ (ピアノ) レコーディング セッション録音:(1) 2019年11月21日、 (2,3) 2019年1月26日/ドヴォルザーク・ホール、ルドルフィヌム (プラハ) カベラーチ:8つの前奏曲&異国からのモティーフ、スメタナ:性格的な6つの小品 3,542 円
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